赤穂義士の菩提所がある観音寺(加東市家原の赤岸)の境内、本堂から菩提所へと向かう通路の右手に義士を称える歌碑があります。その隣に石塔があり、台石に「戦勝紀念塔」と刻まれていました。日清か、日露かと思いながら建立年を見てみると、明治三十八年十月十六日と刻まれていました。また、上部には千部妙典と刻まれており、日露戦争の戦勝を紀念して建立されたものであることがわかりました。
嘉永年間の歌碑、そして明治時代の戦勝紀念塔と、この狭い空間に時間を超えて歴史がつまっていました。
嘉永年間の歌碑、そして明治時代の戦勝紀念塔と、この狭い空間に時間を超えて歴史がつまっていました。