ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

もうすぐ義士祭

2010年12月08日 04時43分55秒 | Weblog
 社の商店街に「義士祭」と染められた幟が立てられています。加東市では12月14日、赤穂義士討ち入りの日にちなんで、加東市家原赤岸の観音寺(写真)での法要をはじめまざまな義士祭の行事が行われます。
 義士祭のスケジュールを紹介します。

 8:30~ 甘酒の接待(観音寺境内)
       福引き(観音寺境内)
10:30~ 追善法要(観音寺本堂)
13:40~ 加東市中学校駅伝大会(観音寺、加東市民病院前)
14:00~ 少年剣道大会(家原薬師堂境内:観音寺南隣)
15:30~ 佐保亭落語会(明治館:加東市社商店街南端)

 ところで、義士祭を間近にした観音寺にちょっと立ち寄ってみました。人気のない、きれいに掃き清められた境内を歩き、本堂の脇を抜けて奥まで行くと、少し高くなった所に塀で囲まれた墓所があります。階段を上ると、正面真ん中に大きな墓石、その脇に侍るように2つの少し小さな墓石、そして壁にそって周囲を取り囲むように小さな墓石が並んでいます。中央が浅野内匠頭、その脇向かって右が大石内蔵助、左が大石主税。義士墓碑は右手から吉田忠左衛門から始まっています。
 東京高輪の泉岳寺、赤穂の花岳寺は四十七市の墓があることでよく知られていますが、播州加東郡家原の赤岸観音寺に四十七士の墓碑があることはあまり知られていません。学生時代、中央義士会でこのことを話して義士の子孫の方々が初めて知った、と驚いていたことを思い出します。
 この墓碑は赤穂義士の150回忌を期して、浅野家ゆかりの観音寺に建立されたものです。いわゆる墓ではありませんが、義士の忠義を顕彰しようという地域の人の寄付によってつくられたものです。
コメント
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