シーブレ日記

愛艇と綴る釣り日記
最近は登山や自転車へと 遊びの範囲が拡大中

老舗の味

2016年04月21日 00時54分48秒 | 釣り以外のエトセトラ
友人とうなぎを食べに行った。
彼とは、年一回ぐらいの頻度で何か旨いものを食べに行く。
今回は、神田明神下の「神田川」。
まごうことなき、うなぎ料理の老舗です。

待ち合わせの時間まで、僕は御茶ノ水の喫茶店「穂高」でゆっくりと時間を過ごした。
水ばかりお替りする、山男御用達の喫茶店です。
学生時代からこの辺は良くうろついてたし、この店にもずいぶん通ったな。
ここで山行計画を喧々囂々と立てていたかつての山男達かな、今日も何組かのオジイサン達が和やかに話してました。
東京には、こういう店がまだまだ残ってます。



さて、神田明神の坂を下って「神田川」の門を潜ります。
玄関で若い女中さんのお出迎え。「ご案内ー」と元気が良い。
実は、このお店に来るのは僕は20年ぶり。
以前は下足番のオジサンや、気風の良い仲居さんがいました。
隣の部屋では芸者衆を引き連れた御大尽が騒いでたっけ。
文人墨客、通人、道楽者、学者に遊び人、ありとあらゆる粋人御連中が通うお店です。


創業は文化2年。200年以上の歴史のある老舗です。
今の建物は戦後間もなく建てたもので、築60年以上の味わいある建物だ。
大森山王にあった僕の生家も、こんな感じだったな。
なんとも懐かしい。

白焼き、うざく、う巻き、きも焼き、うな重と腹一杯食べました。

食事中は写真は撮りませんでした。(無粋ですものねぇ)
帰り支度中に、お部屋を一枚。


僕自身ちょっと驚いたのは、20年前に食べたこの店の味を舌がちゃんと覚えてたこと。
記憶通りの味でした。
何十年も同じ味を守っているとは恐れ入りました。
これが”老舗”というものなんだなぁと改めて思った次第。
帰りしな、女将さんにその旨を伝えると、「最高の褒め言葉でございます」と喜んでました。

今度は、若い女中さんがどれだけ成長したか、見に来て見ましょうかね。

コメント
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