シーブレ日記

愛艇と綴る釣り日記
最近は登山や自転車へと 遊びの範囲が拡大中

インド アンダマン諸島GT遠征(アジアの純真編)

2016年04月01日 00時56分00秒 | 海外遠征
3月24日

さて、来たからには帰らなければなりません。
来る時と同じルートで、カルカッタ、バンコクでそれぞれ乗り継ぎ日本へ戻ります。
今回の計画段階で、ポートブレアまでの乗り継ぎを色々と検討したが(ニューデリー経由とか)、結果バンコク、カルカッタ経由が一番ロスタイムが少ないとの結論。

朝6時にロッジを出発し、ポートブレアの空港へ。(例によって空港関係の写真はナシ)
空港では特にトラブルも無く、定刻の8時過ぎに飛行機は飛んでくれました。

10時過ぎにカルカッタに到着。
で、、、カルカッタ発は翌日の午前2時、、、14時間もあります。
なので一日カルカッタ観光の予定です。移動には現地手配の中型バスを利用しました。

さーて、ここは僕の第二の祖国みたいなところ。(笑)
35年ぶりのカルカッタはどの様に変ったか、興味はマックスだ。

車窓から眺めていると、年中大渋滞していた街中の道路は結構すいてますな。
ン!? ウシが歩いてない・・・
通りには路上生活者や乞食の群れが、ごく僅かしか居なくなってる・・・
ずいぶん変ってますね。まあ35年経ってんだもんな。


バスはニューマーケット近くに止まった。
ここは、僕がカルカッタで沈殿生活してた安宿街の近くです。毎日来てた場所だ。。。


いいねぇ。




この皮サンダル、ズタボロになるまで履いてたな。


皆さん、軽いカルチャーショックで、微妙に顔がこわばってます。しかし、旅なれた連中ゆえすぐに慣れ、絞りたてジュースなどを飲み、その後はシルク屋などがひしめいている魔窟、ニューマーケットに突入してゆきました。


速攻で日本語しゃべる客引きの嵐。このシステムも全然変わってないわ。
ここは基本的に危険は無いです。スリぐらいでしょう。物の値段は全て交渉。言い値の10分の1ぐらいが適正価格かと。


観光手配してくれたラムさんからは、最後にショッピングセンター行くので、インド土産はそこで買えると聞いていたので、皆さんニューマッケットではインドの雰囲気を味わう程度でした。





次はすぐ近くのインド博物館で自由行動。


インダス文明の石像など圧巻だが、昔勉強した事をほとんど忘れててよく分からんかった・・・
たぶんいい物がいっぱいあるんだろう。




集合時間までまだ間があったので、昔し僕が滞在してた安宿を探しに行ってみた。
サダルストリートを入っていきます。


石造りの建物ばかりなので(みな築300年ぐらい)、数十年程度ではボロさも含め街並みは殆ど変ってない。


路上生活者はずいぶん減った。
昔は歩いてると足首掴んできて、バクシーシの嵐だったよな。


消防署の手前のチョーリンギストリートを右へ曲がる。
見覚えあるわー。ここは両手足の無い乞食が器用に台車に乗ってよく追いかけてきた。


えーと、この辺だったよなぁ・・・

あった!
モダンロッジ




35年の時空を越えて、舞い戻ってまいりましたわ!

ちょと部屋の中も覗かせてもらった。






しらみだらけのベッド。
毎朝屋上で食べる粗末な朝食。
沈殿した日々。

つい昨日の出来事のような不思議な感覚。

斜向かいのパラゴンホテルも以前のまま。なーんも変ってない。
露店のチャイ屋でチャイを飲む。使い捨ての素焼きのカップ。


犬の目つきも昔のままだな。
君は何回目の生れ変りかい?


ここは、もう一度ゆっくり来てみたいと思う。

バスに戻って、マザーテレサハウスへ。
僕が来た頃は、彼女はまだここで活動してたはず。当時ぜんぜん知らなかったよ。


最後にここでお土産買ってくださいと連れて来られたのは、なんとまあ近代的で巨大なショッピングモール。
ビックリだよ!カジュアルショップ、化粧品、携帯ショップ、フードコート・・・
日本のショッピングモールとなんら変わりません。
ここで何を買えとな? 

ショッピングモールの隣にはこんなマンションも出来てる。
たぶん100年ももたないだろうが・・・


インドの経済発展は凄いんですね。
ここが僕にとって一番のカルチャーショックでした。



空港ではひと悶着、ふた悶着あったが、インドでは良くあること。
後で知ったが、ベルギーの爆破テロの翌日と言うことも影響してたように思う。
深夜2時にインド・カルカッタを飛び立ち、我々は次の乗り継ぎ地バンコクへ向った。

ナマステー また来るね~


機中で眠りに着いたと思う間もなく、朝食サービスで起こされ、早朝6時にバンコクに到着。
羽田行きの乗り継ぎに16時間ぐらいあるので、一旦入国し、バンコク市内観光という流れへ。

僕にとってのバンコクって、インドと日本の行き帰りの際、数日間立ち寄って両国のカルチャーギャップを薄める緩衝地帯の役目を担ってきた。
そういう意味でも、帰りにちょっとバンコクで息抜きするのはアリですね。
殆どのメンバーはバンコクマスターなので、案内はお任せです。

先ずはメコン大ナマズ釣りで有名な、ブンサンランへ行った。




巨大な釣堀で、岸にはオープンデッキのロッジがあり、そのデッキからノンビリ釣るのです。
こんな感じね↓


しかしナマズと言っても、20~30kgと超巨大で、その引きは半端無い。
釣堀なので気分的には緩いんですが、ファイト自体はカジキやGT、マグロと遜色ないっす。
さらに、足元に寄せてからはデッキの下に潜り込もうとするので、えらい手こずります。
コンニャロ、そっち行くな! ギンバル欲しいっす!


これは小さいほうかな。
4、5匹も釣ればもう満腹。


寝不足状態での、昼寝とファイトの波状攻撃。 体と心が遊離してました。
僕は突然、怒涛の鼻水垂れ流し状態に。いったい何が起こったのだ!?
風邪? それとも何か妙な病気? まさかこの後、とてつもない高熱とか出ないよな・・・(恐)

鼻栓をしたまま、次はダイレクトリーというショッピングセンターへ。
ここは巨大ドンキホーテみたいな物で、世界のバッタモンが所狭しと売ってます。
Tシャツとか買うなら良いかもね。

電車でスクンビットに移動。


ワットポーでタイマッサージを受けに行きました。僕はタイ式は苦手(思わず腹筋で耐えてしまう)なので、フットマッサージを頼む。
これがなかなか気持ちよくて、途中で寝ちゃいました。

次は屋台で軽い食事。
カルカッタに較べると、遥かに清潔感を感じます。


電車でナナへ移動。
鼻水垂れ流しのまま、夕マヅメのバンコクの街をそぞろ歩く。


開店前のナナプラザでビール飲みながら、出勤してくるオカマちゃん達を眺めてた。
夕暮れから徐々に盛り上がってくるバンコクの街。アジアだなぁ。


カルカッタ、バンコク。
これらの場所は僕自身始めてではないのでリラックスしてましたが、それでも場面展開やギャップが激しくて、どこで一日が終わってるのか、遠い昔のことなのか、ついさっきの事なのか、、、あらゆる事の理解が追いつかなくなって来ました。
アンダマンでGTフィッシングしてたのは、前回の遠征のような気分。(笑)


19時過ぎには空港に向わなければならないので、我々はトゥクトゥクに乗って宵の口のバンコク市街を後にする。



23:15バンコク発 羽田行きTG0682便は、ほぼ定刻に飛び立ったようだ。
乗機前に手当たり次第に薬飲んだら、鼻水垂れ流しは収まったが、微熱があるようだ。
あとは野となれ山となれ、日本に着いたら荏原病院でもどこでも連れてゆけー!


ロッジでみんなで聞いたパフィーのアジアの純真と、QueenのWe will rock youが頭の中を巡り続ける。
僕は離陸までの間に眠りに落ちていた。


朝7時、羽田に到着。
アンダマン諸島を出てから3日たってるはず。
高速バスの窓から見える東京は、どんよりと曇って寒い。サクラはまだ咲いてないようだ。


時空を越えたアジアントリップ。
なかなか濃厚な、海外遠征釣行でした。

こんなフィッシングトリップにご興味のある方は、毎度おなじみのフィールドゲートさんへどうぞ。

(完)








コメント (2)
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