シーブレ日記

愛艇と綴る釣り日記
最近は登山や自転車へと 遊びの範囲が拡大中

雪の丹沢

2014年01月13日 00時03分23秒 | 山遊び
1月12日(日)
シーブレイン修理中に付き沖に出られない週末が続いています。その反動か最近山歩きが再燃中。
だんだん昔の感覚が蘇ってきて、雪山もやりたくなってきた。古い装備を引っ張り出して、いきなり冬の八ヶ岳や南北アルプスに入る訳にはいかないので、使えそうな装備で手近な山の雪歩きをやってみようと考えた。

先週の木曜日に湘南一帯に雨が降った。そうなると丹沢は雪となり、超手近な所に雪山が出現するんです。
そんな訳で、丹沢の主峰群の一つ、塔ノ岳へ行くことにした。
1500m足らずの山だが、雪が有ると無いとじゃ大違い。

今回は悪名高い大倉尾根の往復ルートを選択した。片道7km、標高差1200mを延々登りっぱなしという修行系プチハードなルートだ。
現在の僕の脚力や体力、故障箇所をチェックする意味で格好のルートと考えた。

6時、大倉の駐車場に到着。登山客がいっぱい居ます。ヘッドライトを点けて暗闇の中を出発するグループも居る。僕は薄明るくなるのを待って6時半に出発。気温-1℃と意外と暖かい朝だ。


僕は過去に、塔ノ岳から大倉尾根を下ったことはあるが、登りで使うのは今回始めて。
メジャールートなので登山道は整備されていて迷いようが無いだろう。

最初は雪無しの道をズンズン登る。尾根筋に出ると先日の雪が残りカチカチに凍ってる。


高度を増すに従い積雪が増えてゆく。
見晴茶屋の先で軽アイゼン(6本爪)を装着。雪が硬くて歯が完全に刺さらず歩きにくい。


中間点辺りから本当に一本調子の急登が続きペースが落ちる。階段も多い・・・
リュックの重量は10kg前後なので、ずいぶん体力落ちたなぁと実感。心肺機能より筋力の方が弱いのがよく分かった。
辛い登りながらも周囲に目を向ければ、雪山独特の美しさが癒してくれる。



視界が開けると、周囲の山や谷を眺めて一服します。
右手には三の塔から塔ノ岳に続く表尾根が見える。数十年前に歩いたな。奥は大山。


左の谷を覗けば、鍋割り山稜から勘七沢も雪に覆われている。


登り後半は樹林帯も切れ、岩と雪のミックス。6本爪は登り難いの何の・・・


塔ノ岳の山頂部が見えてきた。あともう少し。


10時15分。塔ノ岳山頂に到着。
やったねー!
これほど単純明快な達成感って他にあまり無いんだよね。


3時間45分掛かりました。
標高300m/時間ぐらいなので、特別速くも無く遅くも無くといったところでしょう。
積雪期と言うことを考えれば上出来かも。

頂上は東側半分がガスってしまったが、西側は視界が開け富士の頭が見えました。


頂上の気温は0℃とやはり高めだが、風があって結構寒いです。ダウンを着込んで昼食。
30分ほど頂上で大休止。
あとは、今登ってきたルートを延々下るだけです。
登りより下りの方が足腰に負担が大きく故障が出やすい。僕の足はどんな感じだろうかとチェックしながら下る。
大分降りた辺りで膝と腰の外側に軽い痛みが出てきた。大腿四頭筋だね。要調整箇所発見です。
装備のチェックや課題も見えてきました。

大倉の駐車場に13時過ぎに帰着。下りは2時間半ぐらい。
往復14km、7時間の行程+雪と、調整トレーニング登山としては手応えも充分でした。
本日のミッション無事完了です。

これは山頂付近で見られた樹氷です。
この美しさに誘われて、また行きたくなるのが冬山というものなんだろうな。



コメント
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