2月11日(土)
落語鑑賞会へ行ってきた。
自宅から徒歩3分の小ホールで開かれたもの。
なんたって、小三治が出演する。
3ヶ月前からとても楽しみにしてました。
風車、円太郎、小満ん、正楽と4人の噺家の話芸を楽しんだ後、いよいよ小三治登場。
長めの枕噺しは洒脱そのもの。談志なき今、この味を出せるのは小三治をおいて他には居ないです。
会場が小三治のテンポに巻き込まれてゆく。
本題「百川」が奇跡的な”間”で始まった。会場は一瞬にして江戸の下町にワープする。
僕の目は舞台の小三治を見ているが、頭の中には江戸の町並みや料理屋の二階の部屋、そこに射し込む光の具合までもが映像となって現れ、その中で百兵衛や初五郎が活躍する。
文句なしに上手いです。僕は完全にのめり込んでしまった。
こんなに涙を流して笑ったのは記憶に無いな。
TVに溢れるている「お笑い」とは、まったく次元が違うことが嫌でも分ってしまう。
本当の芸を見せ付けてくれました。
柳家小三治は子供の頃から好きな落語家さんでしたが、生の高座を見るのは始めてです。
いやー、素晴らしかった!