シーブレ日記

愛艇と綴る釣り日記
最近は登山や自転車へと 遊びの範囲が拡大中

カジキチャレンジ 番外編その2(セイルフィッシュ) 

2006年10月11日 22時23分14秒 | 海外遠征
10月7日(釣り2日目)

昨日のベタ凪ぎうす曇とは違い、この日は一日中どんよりと曇り、風も6~7m/s吹いて白波がチラホラといった、やや荒れたコンディション。
我が一行は、昨日の好調に気を良くし、今日からはエサ釣なし、ルアーオンリーで行こうと強気で臨むことにした。

今日は船割りはそのままで、ボートを1、2号艇入れ替える。私は2号艇に乗船。
走波性は結構高く、巡航20ノットで波を蹴散らして走っていく。反面、静止安定性は犠牲になっておりチョッと荒れるとクリンクリンする。
ポイント海域に到着。といっても、5分も走れば陸岸は全く見えず、何所に居るのか、どっちが陸なのか、昨日と同じ場所なのか、全く分からない。(多分同じ様な場所なんだろう)

釣り開始。
昨日と変わりチェイスが極端に少ない。鳥を探すのも苦労する。沈黙の時間が続く。
Lam曰く、今日は魚が深いようだとのこと。
ルアーを色々変えていると、私のドラドスライダーのピンクにチェイスが連発するようになる。他の二人には全く無い。 試しに尺ペン1/2のピンクでもチェイスがあり、同じ尺ペン1/2イワシカラーに換えると、チェイス無し。
明らかにピンクにのみ反応している。 かくして、2号艇はピンク1色となった。

午後になってバイトもポツポツ出始めるが、どうしてもフッキングしない。
Lamは私のフックを見て、軸も針先も太過ぎると言っている。私自身も、昨日の傾向からフックの選択が釣果に大きく影響することを感じていた。
私は出発直前に、トローリング用のベイキングの6/0を仕入れてきた。しかし考えてみりゃ当然だが、トローリングは船の力でフッキングするわけで、キャスティングとはセットフックの考え方が違う。昨日絶好調の2号艇のメンバーは細軸の針をダブルフックに改造して、さらに2フックで使っているとのこと。
私は太軸のシングルフックのテール1フック。
バイト数は同じ様なものだろうから、フッキング率が全く違うのだ。

午後になると食いが立ち始め、チェイスは昨日のペースになってきた。
私は依然フックアップに苦労している。
船べり4、5mぐらいでバイトすることも多いので、ルアーが口に入るのを確認し、渾身の力でフッキングしたり、スウィープに合わせたりと色々やるが、どうしてもセットフック出来ない。
唯一フッキングできた魚も、ラインが魚体に巻かれラインブレイクしてしまった。
この日私はノーキャッチに終わる。
昨日好調の2号艇メンバーは、今日は1号艇に乗り込み、なんと昨日を上回る8本をキャッチし、昨日記録したレコードを、翌日にはアッサリと塗り替えてしまった。
この日、もう一つロンピン記録を叩き出した。 横山さんがキャッチしたセイルのミニマム記録です。7kgぐらいかな。 すっごく可愛かったで~す。

    
      ミニマム記録も達成!(by Yokoyama)

帰港後、夕食は昨日同様近くのチャイニーズレストランへ。
セイル狙いのアメリカンチームなども来ていた。我々のレコード樹立の噂は伝わっているらしく、色々話しかけてくる。なにしろ我々はチャンピオンチームなのだ。
本場の英語なのでLamが対応しているが、言葉が早すぎて私には殆ど理解できない。世界のフィッシャーマンともっとコミュニケーションできたらさぞ楽しいだろうと思う。 毎度ながら、英語をもっと勉強しようと、この瞬間だけは心に誓うのだが・・・

1号艇の小金澤さんがフックを分けてくれた。2号艇メンバーで分け合う。
フックがこんなにも輝いて見えたことは、今だかつて無かったなぁ。
この夜は、フックの改造をしたり、ラインシステムを作り替えたりと、夜遅くまで作業は続いた。


(続く・・・)


コメント (2)
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