晴走雨読

晴耕雨読ではないが、晴れたらランニング、雨が降れば読書、きままな毎日

哲学の道

2006-11-03 09:46:51 | Weblog
 ただの歩行者専用道路と言ってしまえばそれまでですが。

 銀閣寺から南禅寺まで約1.6km、琵琶湖疎水の支流(水路)に沿って、両側に木々が生い茂る、季節ごとに色々な顔を持つ、今回は少し紅葉には早かったですが、「哲学の道」を歩きました。

 哲学者の西田幾太郎や経済学者の河上肇が、思索するときに歩いたと言われている「道」です。

 今は、観光地になり、商業化され、沿道には、観光客目当ての喫茶店、和菓子屋、小物店、豆腐屋・・そして人も途切れることなく、決して静かに思索などに耽るような環境ではありません。

 さて、「貧乏物語」を書いた京都帝国大学教授の河上肇が、この爛熟した現在の資本主義社会を見て、この道を歩いたら何を思うでしょうか。この社会の本質をどう捉えるのでしょうか。

 「人はパンのみにて生きるにあらず、されどパン無くして人は生きるものにあらず。」20数年前の、私の結婚式で、当時の会社の社長が贈ってくれた言葉です。

 こんな時代だからこそ、この言葉の意味を噛みしめたいと思います。



 次は、京都大学に向かいます。

 前回、鮒寿司に、麹を入れてと書きましたが、あの酸味からは、麹菌は入っていないと推測されます。飯寿司の甘みは、麹から来ているのではないでしょうか。
 醗酵菌に違いがあると思います。



 

 
コメント (1)
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