晴走雨読

晴耕雨読ではないが、晴れたらランニング、雨が降れば読書、きままな毎日

ジョルジュ・ルオー展

2009-10-31 19:18:36 | Weblog
 出光美術館所蔵「ジョルジュ・ルオー展」(北海道立近代美術館)を観てきました。

 ルオー(1871~1958)は、パリ・コミューンの年に生まれ、キリストの受難と虐げられた人々をモチーフに描いたフランスの画家です。

 20世紀前半を描くとこんなに暗い時代になるのかと思うほど、苦しみを背負った絵ばかりでした。

 中でも、多くの作品に描かれているキリストの顔は、面長で、両頬に髭を蓄えた、まるで現在のイラク人のようでした。知識が無いのでよくわからないのですが、キリストは何人(人種)なのだろうか。ヨーロッパでキリスト教が拡大したのであろうが、少なくてもヨーロッパ人ではないだろう。

 一本の線を引いてもその人の個性が出ると言われるが、ルオーは黒い太い線で輪郭を取る特徴を持っており、明るい原色を避けた色使いとともに、それが絵の暗さをさらに暗いものとしている。

 急に気温が下がって、芸術の秋も本日でオシマイ!


 

 

 
コメント
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