晴走雨読

晴耕雨読ではないが、晴れたらランニング、雨が降れば読書、きままな毎日

中川昭一の死

2009-10-05 19:45:18 | Weblog
 中川昭一氏死亡の報を聞いて、最初に思ったのは「自殺?」。おそらく多くの人が氏の置かれている現在の情況から想像したに違いない。次に、キーパーソンは、「ムネオ?」と考えた人も多かったのではないかと思う。

 この2人の政治家のスタートは、父昭一の中川一郎の死を起点としている。当時から、死因については憶測を含めてあれこれ言われ、他殺説が何回も浮上しているが真実は未だ闇の中である。

 政界に大きな衝撃をもたらした事件であり、様々な政治家がコメントしているが、その中でひとりだけ異様で白々しく聞かれてもいない事まで自己弁護に終始していたのが鈴木宗男であった。

 ムネオ日記から拾っても、「二人当選することが天国の中川一郎先生に報いる事だ」「お仕えした人の息子さんという思いで接してきた」「国替えをし、中川さんに譲ったものだった」「こんなにも早くお別れするのなら一度ゆっくりいろんな話をしたかった」・・これらは、今の時点で全く語る必要のないコメントであり、相手の思いを全く省みないただの自己正当化である。

 私は、今回の中川の死が鈴木宗男の抱えているやましさ、最大の弱点に響いたからこそ、時と場を計算できない精神状態に陥り、鈴木氏の地金の部分が出てしまったと思った。氏の狼狽振りから、今後昭一関係者の間から中川一郎の死について新たな事実が判明する可能性もあると感じた。

 私は、塀の中から復活したニュームネオを「変わった」と評価してきたが、遂に鈴木宗男の馬脚を露わしてしまった。氏は、再び転落のターニングポイントを超えたと見る。

 なお、私は、中川昭一氏の死に対しては何の悲しみも感慨も持たない。中川氏も安倍晋三を代表とする2世3世政治家にありがちなひ弱な内面とアンバランスな強がりの言動を繰り返していたからだ。

 
コメント (2)
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