資本論ノオト第4回
『資本論』冒頭の有名なフレーズは、訳により味わいが随分と変わる。
私が学生の頃読んだのは、赤いブックカバーの国民文庫(大月書店)、岡崎次郎訳でした。
咲木氏の長谷部文雄訳では、
「資本主義的生産様式が支配的に行なわれる諸社会の富は一つの膨大な『商品収聚』(しゅうしゅう)として現象し、個々の商品はかかる富の原其形態として現象する。だからわれわれの研究は商品の分析をもって始まる。」となる。
それが、今村氏他訳による「コレクション」では、
「資本制生産様式が君臨する社会では、社会の富は『巨大な商品の集合体』の姿をとって現われ、ひとつひとつの商品はその富の要素形態として現われる。したがってわれわれの研究は商品の分析からはじまる。」となる。
第2節 商品に表示される労働の二重性格(メモ追加)
マルクスは、「商品のなかに含まれる労働の二面的性格」、ここが自分によってはじめて批判的に証明されたことであり、経済学を理解するキーポイントであるという。
英語のworkとlabour、使用価値を創造し、質的に規定される労働はwork、価値を創造し量的にのみ規定される労働は、labourと呼ばれる。
『資本論』冒頭の有名なフレーズは、訳により味わいが随分と変わる。
私が学生の頃読んだのは、赤いブックカバーの国民文庫(大月書店)、岡崎次郎訳でした。
咲木氏の長谷部文雄訳では、
「資本主義的生産様式が支配的に行なわれる諸社会の富は一つの膨大な『商品収聚』(しゅうしゅう)として現象し、個々の商品はかかる富の原其形態として現象する。だからわれわれの研究は商品の分析をもって始まる。」となる。
それが、今村氏他訳による「コレクション」では、
「資本制生産様式が君臨する社会では、社会の富は『巨大な商品の集合体』の姿をとって現われ、ひとつひとつの商品はその富の要素形態として現われる。したがってわれわれの研究は商品の分析からはじまる。」となる。
第2節 商品に表示される労働の二重性格(メモ追加)
マルクスは、「商品のなかに含まれる労働の二面的性格」、ここが自分によってはじめて批判的に証明されたことであり、経済学を理解するキーポイントであるという。
英語のworkとlabour、使用価値を創造し、質的に規定される労働はwork、価値を創造し量的にのみ規定される労働は、labourと呼ばれる。