晴走雨読

晴耕雨読ではないが、晴れたらランニング、雨が降れば読書、きままな毎日

追悼 筑紫哲也

2008-11-07 20:17:29 | Weblog
 筑紫哲也さんが亡くなられましたが、少し若すぎます。

 10年ほど前に筑紫さんと直接話をしたことがあります。とは言っても、2人だけでの会話ではありません。北海道内で活動している市民大学の関係者が倶知安に集まった際に、筑紫さんがゲストで参加してくれた際のことです。

 深夜まで至った「夜なべ談義」では、参加者がそれぞれの思いを語ったのですが、さすがジャーナリスト、聞き上手で、どんどん人の話を引き出します。また、自らも本当に情報を吸収しようとする姿勢が伝わってきました。

 お酒も強くて、結構ガンガン飲んでいたと思いますが、全く変わりませんでした。煙草もスパスパやっていたと記憶しています。

 筑紫さんは、ニュース23を月曜日から金曜日までこなした後、毎週ほとんど地方から呼ばれるとの事でした。倶知安の時も、翌日(日曜日)は、ニセコで逢坂町長(当時)に会うとの事でした。全く、底なしの体力の持ち主のように見えたものです。

 当時は、久米宏のおちゃらけ突っ込みコメントと、筑紫さんの真面目コメントの闘いでしたが、筑紫さんの「多事争論」の方が批評としては鋭いものを持っていたような気がします。

 マスメディアでの発言も大きな制約を持つ中で、筑紫さんの何とか自分の思いを伝えようとしている姿勢が伝わってきたものです。

 先日の上田耕一郎、今日の筑紫哲也と、比較的ファンだった方が居なくなるというのは何とも寂しい気持ちになります。なお、上田耕一郎の死亡について、「赤旗日曜版」に、全く記述が無いのですが、何か意図でもあるのでしょうか。

 
コメント (2)
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