晴走雨読

晴耕雨読ではないが、晴れたらランニング、雨が降れば読書、きままな毎日

金融サミット

2008-11-15 20:16:31 | Weblog
 9時前に週末ランに出かけました。今朝は、深夜の気温が高く、早朝にかけて急に気温が低下したためでしょうか、濃い霞がかかっていました。春先にある現象だと思いますが、晩秋には珍しいような気がします。

 気温2℃、キリッと寒かったのですが、営業も兼ねながら午前中に走れました。




 金融サミット             

 世界20カ国から首脳がワシントンに集まり、現在の世界的な金融危機への対応策を検討する金融サミットが開催されている。

 2007年夏から始まったサブプライムローンの破綻、そして2008.9.15リーマン・ブラザーズショック、その原因について85歳のエコノミストの宮崎勇氏が言及している。(「必要なのは内需拡大とセーフティネット」SEKAI2008.12)

 米国発の金融危機の原因は、経常収支の不均衡にある。日本、中国、ロシア、産油国の黒字が、金利の高い赤字国米国に流入した。その過剰な資金が融資先を求め、最後に低所得者に対する住宅融資だった。それが破綻したのだ。

 この構造を是正するためこの国がすべきことは、国際協調と内需拡大策である。海外からの投資の受け入れ、外国人労働力の受け入れを進める。そして、消費を拡大するため、減税を実施すべき。というものである。


 この議論、ずっと前にも聞いたことがありませんか。1980年代、中曽根首相の時代に出された「前川レポート」です。日米の貿易不均衡を是正するため、日本は規制緩和(民活)と内需拡大を求められました。その時とそっくりです。

 そうなると、歴史は繰り返しているということになります。景気循環という言葉があります。19世紀の終わりには、10年周期で顕著な景気循環がありました。振り返れば、1987.10.19ブラックマンデー、2000年ITバブル崩壊、2007年サブプライムローンの破綻とおよそ10年周期で米国発の危機があります。

 1987年のブラックマンデーの後、東欧革命がありソ連型社会主義が崩壊、2000年のITバブル崩壊の翌年に、2001.9.11があり、イスラム原理主義の台頭がありました。これらのことから類推すると、今回の金融危機と連動した、予想外の大きな政治的変動が起こるのではないでしょうか。




 
コメント
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