『ヨーロッパ的普遍主義 近代世界システムにおける構造的暴力と権力の修辞学』(イマニュエル・ウォーラーステイン著 山下範久訳 明石書店 2008年刊)
この著書は、2004年11月ブリティッシュ・コロンビア大学セント・ジョンズ・カレッジにおける「世界のパースペクティヴ」というタイトルの3回連続の講義を基にしている。
読者は、はじめに「今日における普遍主義の政治学」で、著者からいきなり挑発される。
私たちが自明の事として受け入れている、人権、民主主義、市場原理、科学的実証性などは、「ヨーロッパ的普遍主義」という暴力に支えられているのではないか。
本当の普遍主義、著者はそれを「普遍的普遍主義」と呼ぶが、「既存の世界システムに対する真のオルタナティブの構築を目指すならば、普遍的普遍主義の内容を系統立て、制度化していく道を見出さなければならない。」と主張する。
導入部から中々の構えだが、さて、本書は私が求めている「血湧き肉踊る」内容になっているだろうか。
この著書は、2004年11月ブリティッシュ・コロンビア大学セント・ジョンズ・カレッジにおける「世界のパースペクティヴ」というタイトルの3回連続の講義を基にしている。
読者は、はじめに「今日における普遍主義の政治学」で、著者からいきなり挑発される。
私たちが自明の事として受け入れている、人権、民主主義、市場原理、科学的実証性などは、「ヨーロッパ的普遍主義」という暴力に支えられているのではないか。
本当の普遍主義、著者はそれを「普遍的普遍主義」と呼ぶが、「既存の世界システムに対する真のオルタナティブの構築を目指すならば、普遍的普遍主義の内容を系統立て、制度化していく道を見出さなければならない。」と主張する。
導入部から中々の構えだが、さて、本書は私が求めている「血湧き肉踊る」内容になっているだろうか。