晴走雨読

晴耕雨読ではないが、晴れたらランニング、雨が降れば読書、きままな毎日

社会情勢の不安に伴い・・

2007-12-16 15:11:03 | Weblog
 金曜日の夜は、忘年会、しかしJRのトラブルに巻き込まれ随分と難儀して帰宅。
 昨日は、朝から1日中営業、しかし成果が見えず、トホホ・・ 



 あるショッピングセンターの壁にあった掲示です。数秒間立ち止まってしまいました。読み返すうちに、色々なことが頭に浮かびました。

 「社会情勢の不安に伴い・・・」
この切り出しで、来店者へ訴えかける社会とは何なのでしょうか。

 BOOK MARKにありますRetriever Legend’s blogに時々コメントしています。
 http://pub.ne.jp/dogyamat/?entry_id=1087491

 晴走雨読のコメント(2007.12.13)
 自分の非を絶対認めない人、自分の考えが絶対正しいと主張する人、他人の考えに耳を貸さない人・・には、そのことに対する多少の自覚症状を持っているのだなと感じる時があります。

 しかし、私は、「交通安全」のように、誰も否定しようの無いスローガンを掲げて、運動をしている輩、こちらの方に怖さを感じます。ましてや、交通安全運動で事故減少の効果はあるのでしょうか。

 「健康」「平和」「まちの美化」「環境保護」「人権擁護」「活性化」・・誰も反対できません。



 「社会情勢の不安に伴い・・・」から、いくつか感じたことがあります。
人々の不安に乗じる輩、不安を煽動し事を進めようとする怖さです。

 誰しも「健康」であることを希望していますが、病気やハンディとともに生きることはそれ程ネガティブなことでしょうか。健康不安に乗じて、どれほどの商品が売り込まれているのでしょうか。この社会(資本主義的生産様式)は、個人の健康までも商品化しています。

 健康ブームの逆説は大変怖い世の中になります。「健全な肉体には健全な精神が宿る」の逆説を浮かべて下さい。ここから、差別や排除の論理が生まれます。
現在は無意味な健康志向と言ってもいいでしょう。

 犯罪も怖いものです。例えば、あなたの子どもが学校への生き帰りに犯罪に遭うかも知れませんと言われれば、誰しも、我が子の「安全」のため、見守りや送迎、監視や取締りを求めます。そこには人間不信の増幅と個性をもつ人に対する排除、監視国家への道が待っています。

 最近の犯罪報道のパターンは、メディアが捜査のお先棒を担ぎ、先入観で犯人と決め付けるようなこともあります。先日の隣家で祖母と孫が殺された事件では、父がその風貌ゆえ疑われるような報道でした。

 国際社会の中で、隣国と協調が出来ないため、今にもミサイルが飛んで来るような危機を煽り、「平和」を守るため防衛費を増額してきたが、その裏は、接待付けと利権が蠢く社会であったことが次々明らかになってきました。

 この国の地底深くで何かが進んでいます。私のこのコメントは、不安を煽る意図ではなく、変革への希望です。
コメント (3)
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