晴走雨読

晴耕雨読ではないが、晴れたらランニング、雨が降れば読書、きままな毎日

『絶対に「自分の非」を認めない人たち』

2007-07-06 20:02:40 | Weblog
 今週は、夜の営業や町内会の会合が続きました。町内会組織のどうしようもなさはいずれ分析したいと思います。民生委員・児童委員や青少年健全育成委員など世の中の「いわゆる良い人たち」も切りたいと思っています。



 『絶対に「自分の非」を認めない人たち』(斎藤茂太著 祥伝社 2001年刊)

 図書館でたまたま見つけました。

 「そんなこと、聞いていません」と言い訳、「私のせいじゃない」と責任転嫁、「この場合は仕方がなかった」と開き直り…。あなたの身近にいませんか? 「すみません」が言えない人との付き合いかたを教えます。というコピーに魅かれました。

 斎藤茂太氏は精神科医で歌人斎藤茂吉の長男、氏の文章から、「自分の非」を認めない人の特徴としては、

 ふんぞり返って、威張っている人、「人は皆同じである」という平等思想が欠落している人、「肩書き」にすがりながら「自分は偉い」と思い込んでいる人、自分を飾りたい人、心の要求水準が高い人、自惚れが強く、自慢話が好き。

 いつも周囲から、自分の存在を認めてもらっていないと我慢できない人、その気になりやすく、他人を妬みやすい、相手の話をあまり熱心に聞かない、相手と一緒に考えてあげようという姿勢に欠けている人などです。
 自己顕示欲が強い人とまとめることができます。

 私が、心配なのは、過保護に育ち、罰を受けることも無く、甘やかされ、自立心が希薄で、依存型、劣等感が強く、そのため自己防衛として、裏返しの表現をする人です。彼らは、「すみません」と言えません。

 「自分の非」を認めない人へに対する氏の対処法は、
 相手に対する要求水準を下げる、おだてる、かわいそうな人と思うなどしかなく、少々頼りないものです。



 私たちは、自信と不安の間をさまよいながら生きていると思いますが、一般的には他人から見た自分に対する評価より、自己評価は3割増し位高いものです。そうでなくては生きてゆけませんから。

 この本を読んで、そうそういるいるこんな人と他人事のように思うか、一部自分の中にもこういう所があるなと思うか、その辺りが、「すみません」と言える人か、否かの分かれ道なのでしょう。

 しかし、私には、どうもこの手の人が増えているという実感があり、また、手を焼いている現状があります。

 
コメント (4)
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