晴走雨読

晴耕雨読ではないが、晴れたらランニング、雨が降れば読書、きままな毎日

情況ノート第3回

2007-05-08 19:38:40 | Weblog
 日本農業が崖っぷちに立たされている。ここでは、2つの課題について述べる。

 農業生産の担い手については、従来の家族経営が限界に達している。例えば、酪農経営の規模拡大は、「家族労働の過酷な完全燃焼によって実現している」という現実にかろうじて支えられている。労働力、資本力ともに限界である。

 これに対して、法人経営、集落営農、コントラクターなどの新しい担い手の概念が登場しているが、従来の家族経営との関係性が課題である。

 大手乳業メーカーの食中毒事件、牛肉原産国・原産地の偽装事件、人畜共通感染症であるBSE、鳥インフルエンザの発生など、食の安全・安心が脅かされている。

 トレーサビリティ・システムの導入、生産者と消費者の「顔の見える関係」など、信頼性を担保する新たな関係性の構築が課題である。

 また、自治体の合併により、今まで独自の農政を実施してきた市町村の現場で混乱が生じている。

 (農業、農政問題はずっといつまでも同じことを議論し続けている。一握りの農業者に対して、それを種にして、行政(国、道、市町村)、農協、メーカー(農業機械、農薬、肥料、種子)、研究者、流通、食品加工業・・、に従事する人たちが生計を営んでいる。)

 「模索する日本の農政と農業」矢坂雅充による



 営業終了後、今季初めてのランニング。
 学習塾の教師をしていた時、生徒にいつも言っていました。
 「努力すれば必ず報われる」と。

コメント
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