現役競走馬の腕節の剥離骨折の関節鏡手術と並行して、
種子骨骨折のワイヤー固定。
(右図;AO principles of Equine Osteosynthesis より)
近位指骨間関節の3孔DCPとスクリュー2本による関節固定術。も練習してもらった。
(左図;Equine Surgery より)
何事も、本や文献を読んだだけではできるようにならない。観たことがあるだけでもずいぶん違うし、やってみたことがあれば、また本や文献を読み直すときも深く読める。
そして、練習を重ねなければうまくできるようにならない。
その実際にやってみる部分を経験できるところが公獣協の研修の一番の価値だろうと思う。
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私は20年以上前、鍼灸の学会に所属していたことがあるが、あまりにも非科学的なのに呆れてやめた。
しかし、鍼灸に取り組む獣医師も、きちんと記録を付け、どうして効くか客観的に考えながら、エヴィデンスと呼べるものを出せるようになりつつあるようだ。
20年前にくらべれば、私の筋肉や骨についての知識や、馬の体についての触感や、いろいろな病気や治療についての一般的な理解も増えたと思うので、以前よりは取り組みやすいかもしれない。
また新たに鍼治療にも興味を持ってやってみようかと思っている。
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寒さもあまり感じなかった。
(北海道から行っている私だからかもしれないが)
最終日も良い天気だった。
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2002年から始まったこの研修。
今回でちょうど10年目になる。
10年。
駐車場の車に残していたペットボトルのお茶は凍っていた。
行ってきたよ。
帰ってきました。
厳寒の北海道からありがとうございます!!
(車内のペットボトルが凍っているなんて・・・ショックToT!)
私が学生や駆け出しの頃はそのような研修はなかったですもの・・・探し出せなかっただけでしょうか、、やはりなかったのですよね、
すばらしいをとおりこしています・・・
こちらの方ではこの冬、サーモスTHERMOSというホット用直のみボトルがホームセンターでよく売れているのですが、hig先生のところでは流行っていますでしょうか?
(漠然と北国の方が普及していそうに思っているのですが…)
hig先生どうかお身体は大切になさってくださいね(お仕事お忙しい時期なのでしょうけれども)
飛行機さえ飛べば、早起きも、寒いのも、路面状況も平気なんですが、毎年ひやひやします;笑。(今年は風邪をひいてしまいました;涙)
この研修は10年前に物江会長が始められました。こんな実技研修はどこでもやっていなかったでしょう。信じられないことです。
物江先生が表彰されるわけです;喜。
THERMOS。知っていますよ。私達登山者はテルモスと呼んでいました。吹雪の中で飲む紅茶やコーヒーはうまかったですが、大きさの割りにちょっとしか入らないんですよね。
2011/02/07 晴れ時々吹雪、15:31疝痛かも入電あり。
2011/02/03 疝痛発症 02/05 給餌再開
本日 排便あり(3箇所) 引き運動30分(排便1回) 食欲あるがおかしい。
15:35 初診 サラ・牡・4歳・新冠産
沈うつ 排尿姿勢 腹囲膨満(季肋領域) 搬送音+・攪拌音不明 ???
とりあえずバナミン3MLと検温(38.7℃)、
マイシリンも追加 (汗)。
15:50 岩手動物鍼灸センターの鍼を打つ(お願いしまーす)。
百会穴鍼感不明(不アンダー)、大腸兪二鍼感あり(よーし)。
15:55 排尿あり(透明な尿)、 よーし通電開始 3Hzと50Hzのミックス攻撃だ。
16:09 再度排尿 攪拌音ありました。沈うつ症離脱(ウマも人も)。
16:15 放屁・放屁 検温38.4℃ (今日は帰れそうだにゃン)。
16:24 腹圧減小、 通電やめ。
16:30 とどめの温水浣腸 排便と放屁、
口籠かけてご飯は抜き。
疝痛は、腹部放散痛。 放散痛は投影痛。 投影痛にはトリガーポイント。 トリガーポイントに岩手動物鍼灸センターの鍼を打つ。
「信ずるものは、救われる」の件でした。
当たり前の事で最善の方法で、第一選択で西洋医学的処置!
しかし、手術が成功したにもかかわらず上手く歩かない場合、リハビリのサポートなどで、犬に施術した場合のデーターでは比較的、結果が良いです!!手術や薬で良くなればそれにこしたことないんですよね。
新たに、治療の幅がまた広がりそうですね☆
うちの犬は、最初、鍼灸の動物病院に行って酷い目にあったので、それからなんか『ヤバイ』イメージがあって何年もやめてたんですけど、現在行っている鍼灸の病院の先生の鍼治療は、おとなしく気持ちよさそうで、即効性がありました。勿論、投薬治療もしてますけど、なんらかのサポートにはなってるのではないでしょうか?
自分でも犬のツボの勉強をし、指圧やマッサージに励んでいますが、頭がパンクしそうです(笑)。でも頑張ります!!
詳細な経過ありがとうございます。
救われて良かったです。
「信じるものはだまされる」にならないように気をつけながら進んでいきたいと思います;笑。
物理療法、代替療法の評価はなかなか難しいですよね。痛くない、気持ち良さそう、もポイントかもしれません。
体力的にも精神的にもキツイ2週間でしたが、このブログの夕日の写真を見て一気に癒されました。
「10年目の夕日」は、どうでしたか?またいつか心情話を聞かせて頂けたらと思っています。
お疲れ様でした。たいへんだったと思います。ありがとうございました。
10年。いろいろ想うところがあります。
那須には行けませんでしたが、昨日大井競馬場での講習には参加できました。
物江先生お忙しい中、お疲れもあるでしょうがお会い出来ました。地道な御努力が認められたのですね。素晴らしい事だと思います。
後にどんどん若い先生方が続いて行って下さるでしょうね。夢と期待が沢山です(^_^)
物江先生が一生懸命やってこられて、いろいろな成果や産物が生まれたと思います。
私も含めて、スキルアップできた獣医師も居ますし、命拾いした馬も居ます。
続ていかなければいけませんね。