馬がさからうからと、ハミでガシャガシャしゃくる人がいる。
そんなことをしても馬はおとなしくはならない。
かえって、おどおど、落ち着きのない馬になるだけだ。
傷ついた明け2歳馬の口腔内。
左右両方の、チフニービットが当たる部分が、糜爛(びらん;ただれること)して腫れている。
これでは、馬はハミを引かれるたびに痛かっただろう。
それで、頭を動かすとまたハミでしゃくられる。
-
こんなことをしていると、たいせつな”ハミ受け”を壊してしまう。
しゃくらない、ハミで懲戒しないことは、狼歯を抜くなんてことより、よほど大切なことだ。
-
チフニービットを着けて若馬を扱うことは、すっかり普及しているが、チフニービットの危険と副作用を知っている人だけが使うべきだ。
ハミでしゃくるような奴にチフニーを使わせてはいけない。
社長やマネージャーの責任だ。
-
騎乗者や馬牧場従業員の研修や教育でもしっかり教えて欲しい。
//////////////
ワンコでもチョークチェーンと呼ばれる首を絞めかねない鎖を使う人も居る。
それも首が絞まって苦しいからしつけになるわけではなく、犬に合図を送るための道具なのだ。
チョークリードの使い方
馬術競技では、ハミによる出血は、競技失権となりますので、
主催者や審判が曳き馬にチフニーを推奨したりしたら、大問題になると思います。
ハミによる出血に罰則がない競馬とは、大きな違いです。
ゆめ先生が指摘された馬事公苑ルールも、もしかしたらですが日本の特殊事情として競馬場感覚が勝っているのでは?東京オリンピックではどうなるだろう、と、興味をもって見ています。
余談でした、失礼しました。
道具は正しく使いましょう、につきると私は思います。
ハミでしゃくってはいけない。とくにチフニーは危険。
舌を切られた馬や、口の中を傷つけられた馬を診たので言うのです。
セリにも速歩があるそうですね?
セリのためにチフニーを薦めた人も、そういう人の安全性を考えてのことなのだろうと思います(hig 先生のご指摘どおり)。
結局は、馬を曳く人の技量と馬と、その状況の兼ね合いで、それぞれ適切な道具を選ぶべきなのでしょう(これもhig 先生のご指摘どおり?)
たしかに、馬術競技でも、ホースインスペクションは頭絡にハミで曳き馬で走らせますね。
そういう場で、水勒ハミをつけていても、牡馬の中には、ワーーと立ち上がるのがたまにいますので、
競馬やセリでは、チフニーが推奨される馬も、やはりいるのだろう、と思います。
でも、G1レースのパドックを見ても、チフニーを使っている馬は大部分ではないように思います。
厩務員さんや、牧場(新馬調教にシリコンゴムバミを使っている?D牧場とか)によって、人馬、そして観客にも危険のないよう、いろいろと工夫を凝らされているのだろう、と思います。
(乗馬のインスペクションでは、審判が、立つ馬にはもっと強いハミをつけろ、ということはないです、ちゃんと曳き馬調教してこい、と言われることはありますが。一般人が多く馬も同時に歩いて混む競馬のパドックとは違う点でしょうね)
申し訳ありません。
何事にも万能で力ずくな馬銜は無いですから、使い方だと思います。
でも、どの馬銜にもシャクルと言う使い方は無いですよね。
そう言えば、ウェスタンのshowmanshipは無口ですが、総合などのインスペクションは水勒ですね。馬事公苑でも水勒つけてないと診療してもらえませんでした。学生の時に無口で連れていって注意されたことを思い出しました。
基本的に、扱う人が全員プロである競走馬では、基準が自ずから違ってくると思います。
(イギリスでは「競馬場の曳き馬では、頭絡(水勒ハミでしょうか)、またはチフニーを付ける
You have to use a bridle or a headcollar fitted with a Chifney when being led on site at a racecourse」というルールがあって、それで問題になったことはない、ということですね、プロは失敗しないということなのでしょう)
(余談ですが、曳き馬のこのルールを、馬術の競技にも適用すること、は、イギリスでもされていないのでは?と思いますし、馬術の国際基準から、反発されるのではないか?と思います……たぶんですが……余談でした)
日本の馬生産や育成がますます発展することを、願っています。
私は自分では使ったことがなく、使っているのを直接見たのも、競技場で一頭だけですので、使い方は分かりません。(しかし効かせたいときは「前上向きに引く」のではないのでしょうね、前上向きではうなじ革しか作用しないですから、嫌がる馬は簡単に反抗するでしょうね)
ですのでチフニーの効果は
・hig先生の「現場でチフニーの効果が感じられているのだろう」というコメント
・馬運車に乗りたがらない馬に使って有効だった、という証言
の2点から、チフニーには、水勒と違う作用として、舌を押さえたまま前に引っ張れるという効果があるのか?と、想像で推理したのですが、
その後、あの記事を見つけ、そこでも
・「The Chifney, also known as an anti-rearing bit, 」
「チフニーは馬の後退を防ぐハミとしても知られている」
という記述があったので、欧米でもやはり、ある程度、水勒とは違うそういう効果が認識されているのだろう、と思います。
しかし、チフニーに反抗するようになった馬は、引っ張るとかえって立ち上がったり、進まなかったり、するだろう、と思います。
そういう馬が曳く人と喧嘩になって馬の舌が切れる現場を目撃した、という馬運車屋の友人の話も聞きましたし、あの記事にも、そういう馬はもはやチフニーの適用例ではない、と書かれていますね。
http://www.horseandhound.co.uk/features/the-chifney-bit-how-to-use-it-527535
hig 先生
乗馬の経験からの感想ですが、ブリティッシュ乗馬の水勒と手綱は、馬が放馬して手綱を踏んだようなときでも、比較的安全にデザインされている、と思います。
(ブリティッシュ乗馬の手綱は強い力がかかると手元の革部分で切れるようになっています、しかし競馬の昔ながらの太い布手綱は丈夫で切れませんね)
日常的に大勒を単独で使うウエスタン(ブリティッシュでは単独ではほとんど使いません)の手綱は、左右がつながっていないことが多いですよね、
それももしかしたら、万一、馬が大勒ハミのまま放馬しても、片方の手綱だけ踏むなら口を大ケガしない、という意図もあるのかな、と想像しました。
馬の頭骨に実際のハミを噛ませて実験してみましたが、
舌の傷害程度は
水勒<大勒(=棒バミ)<チフニービット
で、水勒が最も安全だと思われました。
チフニーは舌の逃げ場がない
http://blog-imgs-91.fc2.com/u/m/a/umanose/20161104105012044.jpg
http://blog-imgs-91.fc2.com/u/m/a/umanose/201611041103124f3.jpg
http://blog-imgs-91.fc2.com/u/m/a/umanose/20161104110405595.jpg
水勒は(両手綱均等に引かれても)下顎骨とハミ身のジョイント部を頂点とした三角形の空間を形成するので、舌は安全
http://blog-imgs-91.fc2.com/u/m/a/umanose/2016110411052903b.jpg
http://blog-imgs-91.fc2.com/u/m/a/umanose/201611041106162a2.jpg
競走馬の生産地の方々は、もしかするとここを大きく誤解されているのではないか?と思うのですが、
水勒のほうが馬の口には安全だということも、重要だと思いますので、知っていてほしいと思います。
(あのHPにも、「曳き馬で反抗する馬にはまずノーマルハミ(水勒)で試して、だめならチフニーに進め」とあったので、納得でした)
使うなとはいいません。
私もチフニーは使ってました。
ただ、誤った使用方法を紹介?されるのは大問題なので割り込みさせていただきました。
失礼いたしました。
犬はチェーンをつけているのは少ないでしょうね。普通に売られていますけど。
車も、年間1万人以上が交通事故で死に続けています。結局、使い方だと思います。
前に引っ張る道具ではありません。
チェーンリードも目に見える事故だけでなく、軟骨が痛むことも多く、失神に繋がる不整脈を起こす原因にもなります。
この場合ほぼ使用者は気づいていません。
いずれも危険な道具です。
よく使っている競馬業界のことも。
舌の裂傷の例を報告している獣医師が居るというのも、私と同様で;笑
そのうちこの文章を訳してどこかに紹介しようかと思います。
ホースマンシップ、馬生理や現場への深い理解は、馬を扱う現場の人だけでなく、
推奨したりルールを決める側にこそ、いっそう重要なものだと、最近、わかってきました。
馬術の方からチフニーについて考えてみましたが、乗馬では大体妥当なところだったと思います
http://www.horseandhound.co.uk/features/the-chifney-bit-how-to-use-it-527535
レース業界では別の見解があると思います、生産地の方々にも、好循環になるよう願っています。
離乳後の当歳、明け1歳、はけっこう曳き馬も危険で、扱う人の事故が少なくありません。そこは乗馬と大きくちがいます。
(乗り手の感触からは、多分シリコンゴムはみの方が、水勒よりもキツめだと思います、効かせるとよく効くようです)
『1歳セリに向けての準備』というJRAの生産牧場向けの啓蒙パンフレットに、「引き馬を実施する際には、チフニービットの使用が推奨されます。」と書かれていました。
それで、若馬にはチフニーを使わなければならない、と、牧場の人は思っていられるのでしょうか。
若い馬の将来性や安全性を考えると、競走馬のセリでも、水勒はみ(レーシングブライドル)や無口での曳き馬などが、もっと認められるとよいのでは?
または、チフニーを特に推奨するならば、事故例や外傷例など使用上の注意点(従来の水勒での曳き馬と異なる点、放馬して踏むと大事故に、しゃくると外傷に直結するなど)や使用方法(無口の代わりではない、なぜ後退しないのか作用のメカニズムなど)も、もっと具体的に知らせるべきでは?
と思いました。
その当歳馬に使われているのは、ハミ身そのものが適度に柔らかくたわむシリコンゴム製のハミではないでしょうか。
こちらでそのハミを扱っている業者さんに、北海道のアノ有名外国資本牧場でも、若馬の最初期調教に使っていると聞きました。
お値段一つ2万円からするそうです。しかも耐久性は普通の水勒ハミより劣るでしょう。
こちらでも、障害馬術競技馬に使っている選手が何人かいて、競技パフォーマンスの評判は割りと良いようです。
太い金属でできていて、ビニル?のカバーがついたチフニーを使っている牧場もありました。「また買いたいけど、もう手に入らない」と言っていました。
そういう牧場やホースマンは普通のチフニーを使っても大丈夫なのでしょうけど、懲戒道具として使ってしまう残念な奴も多いのが現状です。
「チョークチェーン」「事故」で検索してみてください。悲惨な事例が出てきます。使い方を誤ると・・・
一方チフニービットでは、馬の舌にプレッシャーをかけている状態は、口の中なので周りの人には気付かれず、
舌や口が傷ついて、血が口の外に流れ出すくらいひどくなって、はじめて気づく、
この違いは大きいと思います。
一方で、チフニーの効果としては、音がしない
(水勒は馬が舌で遊ぶとカチャカチャ音がしてその音を嫌う一部の人がイライラする、
またしゃくったときに水勒のように音がしないので静かにしゃくれる)
というほかに、
「進みたがらない馬を前に引っ張れる」という効果があるのかもしれない、と思います。
舌にプレッシャーをかけて前に引くことで、馬の舌が前に引っ張られて、馬の頚が伸び、結果、踏ん張れなくなり、前に進むのかと。
これはおそらく、水勒バミではない、チフニー独特の使い方だと思います。
(棒バミなら多少あるかも?しかしブリティッシュでは棒バミの一種大勒で曳くことはないです)
馬の意思に反して、人の行きたい方へ曳いてゆくのが、チフニーを使うと容易なのかもしれません。
馬術の感覚からは、馬の舌を引っ張るというのは、あまり良い印象は受けないですが・・
ある馬術部で聞いた話ですが、馬運車にどうしても乗りたがらない神経質な馬に、乗せる時だけ、チフニーをかけて乗せたことがある、と聞きました。(最近は慣れたので、無口で乗れている、もちろん普段の曳き馬は無口だそうです)
(馬運車に乗りたがらない乗馬に鎮静剤、ということのほうが、よくあります、この時は鎮静剤の用意がなかったようです)
やはり、チフニービットは本来、誰もがどの馬もルーチン作業に使うのではなくて、そういう困った非常時にのみ、ハミの扱いに慣れた人が、慎重に使うべき道具じゃないか、と思われます。
ハミは、頑丈で手強い馬体の中でも、弱点(舌と舌骨)を人力で抑えられる道具として、画期的な発明だったのだろうと思います(馬の関節を人力で強制的に動かしたり、さらに馬の骨を人力で折るのは困難だが、舌骨なら簡単、しかも脳神経、耳や眼に近い位置で)
ハミは馬の口の外傷だけでなく、眼や耳を内から傷付ける危険性を察した先人たちが、最初期の棒バミから改良し、馬の安全性に配慮して発明したのが「水勒バミ」だと思います。
チフニービットは、そのホースマンシップの歴史に、完全に逆行するものだと思います。
日本で若馬や競馬の曳き馬でも、バブル期頃までは、水勒バミがほとんどだったと思います、
若馬には、チフニーではなく、水勒バミを使う、という風に、戻せないものでしょうか?
ブリティッシュ乗馬では、ハミへの関心が高いので、チフニーは普及しないだろうと思います(ヨーロッパの乗馬では若馬や競技馬にはけして使わないと聞きます)
が、万一にも流行らないように、願っています。
「犬のチョークリード」に似た、「引き手のチェーンを鼻稜の上に回す」方法は、乗馬でも曳き馬で悪い馬によく使われます、こちらの方が馬に安全な上、外から作用点が見える分、人も力の加減が習得しやすいと思います。
(「ハミのコンタクト」は習得が難しいことは馬術では周知のことなので、チフニービットは水勒より危険な以上、使い方の習得は、曳く人にとっても非常に難しいだろうと思います、それも若馬とは)
ヨーロッパの乗馬でも、悪い種牡馬には、チフニーを使うことがあるそうです、
チフニービットは、「馬がハミをよく知っている(反抗の諦め所を心得ている)」という大前提がまずあって、「馬が人をナメて暴れている」「力が強くて水勒バミなど他の方法で抑えられない」という状況で、初めて使用を検討すべき道具ではないか、と、思われます。
身近にいながら厩務員は今まで気づかなかったのでしょうか。
白くなってる所もあって相当痛かったでしょうね。
でも口の傷は治りやすいとの事で安心しました。
動物を扱いやすくする為に傷みを伴う躾は何の意味もなさないと思います。
チフニービットも相手が気の荒い「競走馬だから」ではなく生き物なんだって事を忘れず正しい使い方をしてほしいです。
そのうち、人でも運転中に眠くなるとビビッと・・・・
相棒は、鼻が濡れすぎたのでしょうね。鼻ペロでした。
相当なショックだそうです。
無駄吠えするような飼い方に問題があるのですからそのような虐待道具は発売禁止にしてほしいです。でもカナダにも売っているので世界中で売られていると思います。発売元は多分、世界の工場と呼ばれるあの国。
この痛々しい状態はハミをしばらくつけないと治るのでしょか?もっと積極的に治療をするのですか? 明け2歳、歯も若い!
オラ君、何してるの?
1、臭いから。
2、鼻水うまいから。
3、舌の裏自慢。
ゴルは早く散歩に行きたいのに