馬がさからうからと、ハミでガシャガシャしゃくる人がいる。
そんなことをしても馬はおとなしくはならない。
かえって、おどおど、落ち着きのない馬になるだけだ。
傷ついた明け2歳馬の口腔内。
左右両方の、チフニービットが当たる部分が、糜爛(びらん;ただれること)して腫れている。
これでは、馬はハミを引かれるたびに痛かっただろう。
それで、頭を動かすとまたハミでしゃくられる。
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こんなことをしていると、たいせつな”ハミ受け”を壊してしまう。
しゃくらない、ハミで懲戒しないことは、狼歯を抜くなんてことより、よほど大切なことだ。
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チフニービットを着けて若馬を扱うことは、すっかり普及しているが、チフニービットの危険と副作用を知っている人だけが使うべきだ。
ハミでしゃくるような奴にチフニーを使わせてはいけない。
社長やマネージャーの責任だ。
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騎乗者や馬牧場従業員の研修や教育でもしっかり教えて欲しい。
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ワンコでもチョークチェーンと呼ばれる首を絞めかねない鎖を使う人も居る。
それも首が絞まって苦しいからしつけになるわけではなく、犬に合図を送るための道具なのだ。
チョークリードの使い方
この痛々しい状態はハミをしばらくつけないと治るのでしょか?もっと積極的に治療をするのですか? 明け2歳、歯も若い!
オラ君、何してるの?
1、臭いから。
2、鼻水うまいから。
3、舌の裏自慢。
ゴルは早く散歩に行きたいのに起きるのが遅くなると、鼻息をかけたり、ため息したり、いろいろ散歩道具を持ってきたり。その中に、一時このチェーンもありました。顔のそばに置かれると起きるしかない。こちらが馴致されてたかも。
相当なショックだそうです。
無駄吠えするような飼い方に問題があるのですからそのような虐待道具は発売禁止にしてほしいです。でもカナダにも売っているので世界中で売られていると思います。発売元は多分、世界の工場と呼ばれるあの国。
相棒は、鼻が濡れすぎたのでしょうね。鼻ペロでした。
そのうち、人でも運転中に眠くなるとビビッと・・・・
身近にいながら厩務員は今まで気づかなかったのでしょうか。
白くなってる所もあって相当痛かったでしょうね。
でも口の傷は治りやすいとの事で安心しました。
動物を扱いやすくする為に傷みを伴う躾は何の意味もなさないと思います。
チフニービットも相手が気の荒い「競走馬だから」ではなく生き物なんだって事を忘れず正しい使い方をしてほしいです。
ハミは、頑丈で手強い馬体の中でも、弱点(舌と舌骨)を人力で抑えられる道具として、画期的な発明だったのだろうと思います(馬の関節を人力で強制的に動かしたり、さらに馬の骨を人力で折るのは困難だが、舌骨なら簡単、しかも脳神経、耳や眼に近い位置で)
ハミは馬の口の外傷だけでなく、眼や耳を内から傷付ける危険性を察した先人たちが、最初期の棒バミから改良し、馬の安全性に配慮して発明したのが「水勒バミ」だと思います。
チフニービットは、そのホースマンシップの歴史に、完全に逆行するものだと思います。
日本で若馬や競馬の曳き馬でも、バブル期頃までは、水勒バミがほとんどだったと思います、
若馬には、チフニーではなく、水勒バミを使う、という風に、戻せないものでしょうか?
ブリティッシュ乗馬では、ハミへの関心が高いので、チフニーは普及しないだろうと思います(ヨーロッパの乗馬では若馬や競技馬にはけして使わないと聞きます)
が、万一にも流行らないように、願っています。
「犬のチョークリード」に似た、「引き手のチェーンを鼻稜の上に回す」方法は、乗馬でも曳き馬で悪い馬によく使われます、こちらの方が馬に安全な上、外から作用点が見える分、人も力の加減が習得しやすいと思います。
(「ハミのコンタクト」は習得が難しいことは馬術では周知のことなので、チフニービットは水勒より危険な以上、使い方の習得は、曳く人にとっても非常に難しいだろうと思います、それも若馬とは)
ヨーロッパの乗馬でも、悪い種牡馬には、チフニーを使うことがあるそうです、
チフニービットは、「馬がハミをよく知っている(反抗の諦め所を心得ている)」という大前提がまずあって、「馬が人をナメて暴れている」「力が強くて水勒バミなど他の方法で抑えられない」という状況で、初めて使用を検討すべき道具ではないか、と、思われます。