内部の実習研修、第二グループ。
内容は前回と同じ。
午前中、疝痛の診断の講義と実習。
直腸検査と超音波画像診断と胃チューブの挿入。
胃チューブを入れて水を飲ませたので、十二指腸の動きが超音波でよく見えた。
直腸検査でも、尿が溜まった膀胱を確認できた。
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午後は跛行の応急処置と診断。
ハーフリムキャストの装着。
馬の獣医さんなら必須の手技なのだけれど、上手に巻くのはなかなか難しい。
あ~やって、こうやって、だから、あれとこれと用意しといて・・・・
と、まずは頭で理解していないと絶対できない。
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写真の肢の持ち方は、私が推奨する方法。
下肢が一直線になりやすく、保定者の体が邪魔にならず、巻く人が巻きやすい。
下肢を持たないので、保定者の手も邪魔にならない。
保定者には背筋力と脚力が必要。
自信がないならデッドリフトで鍛えてくれ。
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X線撮影。
実習していて驚くのは、実習しているとそれなりに上手に撮れるのだ。
症例でうまくできないのは、現場で、一人で、アドバイスなく、日常の中で、という条件のせいか。
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雨降りだったので、跛行診断は入院厩舎の廊下で。
暗かったけど、神経ブロックはしっかり効いたし、後肢の跛行も観察した。
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実践で応用し、現場で一人でできるように身に付けてもらいたい。
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馬息子が驚かせてやろうとしたけど、
鼻で人を認識しているオラには通じませんでした。
実習でしたことは、あいまいなままの迷いがなく自信や確信もって臨める。すると助けられるおんまさんや牛さんが増える。
オラ君、遊んでもらったのか付き合ってあげたのか。まだまだ若いねー。
実習してもなかなか実践できないでしょうね。知ってます。反復・反芻が足らないし、度胸がないし、日常の安寧に流されるからです。
それでも見たことがある、やったことがある、を増やさなければいけないと思っています。
すぐ誰だか分かったみたいでした。