日曜日、若い獣医さんを集めての馬臨床実習。
参加者3名。
基本的なX線撮影
鼻カテーテル
喉頭内視鏡検査
喉嚢内視鏡検査
ハーフリムキャスト
キャスト除去
それで予定時間を過ぎて午後4時だった。
来週は、参加者7名の予定。
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若い獣医さんは覚えること、勉強すること、できるようにならないといけないことが多くてたいへんだ。
仕事時間の中でだけ身につけていくのは無理だ。
自分でスキルアップの時間を作って、それを楽しんで続けないと自分がなりたいような臨床獣医師に成れないと思う。
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T-LCPを買った。
子馬の脛骨近位成長板損傷の内固定に特化して開発されている。
vimeo にAOVetの教育用ヴィデオが公開されている。
プレート1枚とscrew&wireだけでは固定力が足らないときどうするか、
骨端に2本以上screwを入れるためにどんなプレートが必要か、考えて創られている。
3人のオッサンが少し照れながらデモしているのがカワイイ;笑
”馬の整形外科をやっている”と名乗っている。(実はとても著名な教授達です)
好きな道を、30年以上突き詰めてきたオッサンの可愛さとかっこよさだ。
仕事だからとか、収入を得るためにとか、言われるがままにとか、ではこうは成れない。
T-LCPの小さい穴は2mmのキルシュナーワイヤーを刺して仮止めするためのものだそうです。
臨床獣医学も難しく複雑に多様化専門化しているのでしょうね。ひとつずつ身につけていくのはとてもたいへんだと思います。そして、できない者には頼まない風潮にもなっています。新卒獣医師が辞めていく背景になっているように思います。
もちろん牛にも使えますが、費用は負担してもらわなければなりません。
ここの力学を考えるとそれがデフォルトの方が良いのかも知れません。
プレートの小穴は何に使うのでしょう。ワイヤー通すのですか。
メーカーに今時動画でも示さないと売れないよ!と嗾けられたのでしょうか。
勉強している人間はいなくなりませんか。それもまた利己的だったりします。
仕事で勉強と宣うのは得てしてレクリエーションだったりしますから居なくならないですね。
大学で勉強して来たスキルを現場に持ち込んでくれると進歩するんですけどね。
需要も大事ですし、動機付けが興味本位でないことが継続の原動力かも知れません。
若い先生がたも長く続けていけるといいですね。まずはご自身の健康。