土曜日に捻挫して、日曜日までは負重不能。
月曜あたりから肢をつけるようになって、水曜にはもう散歩に行っても痛みも見せないし、大丈夫だなと思っていた。
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しかし、まだ右の足根下腿関節は腫れていたし、熱感もわずかにあった。
今朝、シカを見て追いかけたがるので放してやった。
すごいスピードで走っていった。すぐあきらめて戻ってきたのは本調子ではなかったのかも。
それでも、こんだけ走れるならフリスビーして遊んでもイイナと、遊んでやった。
そしたら、昼には肢を痛がって、少し浮かせていた。
捻挫して靭帯損傷しているのだろうし、まだ関節液が増えているように触るのは関節内に出血もしていたのだろう。
やっぱり安静にしていないとダメだね。
いつも牧場にはそう言ってるのに・・・・・・畜主側の気持ちと、安静の大切さを理解した今日でした。
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今日は、当歳馬の種子骨炎の関節鏡手術。
まだ原因もわかっていない難しい嫌な病気だ。
午後は、当歳馬の創傷性角膜炎の検査と結膜下チューブ留置。
おんまさんに使うなら、ウマ用でないといけないのでしょうね。
たしかにMRIなどは病態の解明に役立ちそうですね。
放射線状陰影を認めるものが”種子骨炎”と呼ばれていますが、炎症なのかと言われるとほとんどの症例がちがうでしょう。
まだよくわかっていない難しい病態だと考えています。血行や骨の代謝と関係しているのかもしれません。種子骨間靭帯への荷重による負担の波及も要因かもしれません。
CTやMRIや血管造影やシンチによる研究に期待します。
重度の跛行と軸側の透過像でしたらosteomyelitisの可能性もありますよね。仔馬と成馬で、intersesamoidean ligament付着部のosteomyelitisを見たことがあります。
種子骨に円形のx線透過像があり、かなりの跛行をします。種子骨間靭帯付着部のaxial osteitis of proximal sesamoid bone だと考えています。前肢です。まだわかっていない難しい病態ですが、病巣は拡大しつつあるようで遅くならないうちにと搔爬しました。
浮腫(むくみ)による腫れなどは運動した方がひくこともあるので、またややこしいですけど・・・・
牧場に1頭ずつオラ君にようなワンコがいたら、馬が襲われることが減らないでしょうか?
治りかけが大事というのはそういうことなのかもしれませんね。
獣医さんはよく怒ってますよね、hig先生も怒られるといいと思います。(笑)
当歳馬はこれからという時期だし、それだけでもさまざまに難しそうですね。
明日も冷えそうですが、いい一日になりますように。オラ君もご自愛なさってネ~。