朝、というか夜中? 3:12 ウトウト起きてはいたが・・・
3ヵ月齢の仔馬が疝痛、との依頼。
前日夕方も転がるくらい痛く、夜も痛く、夜中も痛かったようだ。
来院したら、腹囲膨満、超音波で小腸の完全膨満像が多数見えた。
ひどく膨満している開腹は大きめに開けた方が良い。
小腸を引っ張り出さなければならないし、術創で絞められてしまうからだ。
回腸に乾燥した食物が詰まっていた。
大きな塊ではなかったが、親の糞塊かもしれない。
もみほぐし、液状内容と混ぜ合わせ、盲腸へ送り込んだ。
閉塞していた部分を触ると、薄くなった部分もある。
切除・吻合しなけれならないので、当番者をもう一人呼び出してもらう。
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小腸全体の液状内容も盲腸へ送り込むが、もう盲腸がパンパンになった。
盲腸尖を切開して内容を捨てた。
回腸を4cm切り取って、端々吻合した。
1層目は粘膜と粘膜下織だけを縫合し、2層目は内反させないように漿膜と筋層を縫合した。
回腸は厚いので内反させようとすると、そのことで狭窄してしまう。
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まだ親と一緒にいるので、制限しながら乳だけを飲ますなら大丈夫だろう。
球節にOCDが見つかり放牧していなかったのだそうだ。
親も青草は食べていなかった。
そのせいで糞が固くなったことと、仔馬の疝痛は因果関係があったのかもしれない。
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入院厩舎には結腸便秘の1歳馬が入院している。
前肢の繋の怪我でしばらく放牧していなかったらしい。
青草は与えられていなかった。
それで、敷ワラを食べたのだろう。
疝痛を起こし、絶食し、次の朝も疝痛で、昼に再発して来院した。
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突然、飼料を変えてはいけない。
放牧を中止するなら青草を食べさせた方が良い。
そして、絶食するなら口かごしないと、馬は敷料でも食べてしまう。
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ブッドレアはバタフライ・ブッシュと呼ばれて、芳香が蝶を集める。
青草、岩塩、水、足りなかったのかな?
ミヤマカラスアゲハの夏型♂とアカタテハ
火事で死んじゃったおんまさんがいたそうで。
栗東の火事は驚きました。24時間見張ってやる必要があると思います。
ポータブルのエコーでも診ればああやばいで前日対応できるのでしょうか。
酪農家さんなら朝出てきてひっくり返ってるのを見つけてかけてくる時間ですね。
乾物の給与は結構怖いのだろうと思います。
梗塞して水飲んで破裂とかあまりないのですか。
胃破裂はあまり記事に出てこないですね。
Dr.Greenさんを自分で刈り出す事はないですか。
冬季休業は当てにならないですからね。。
胃破裂もないわけでないですが、健康な馬が思いっきり食べる、胃潰瘍が穿孔する、以外は意外に破裂しないものかもしれません。やはり自分で調節するのではないでしょうか。
この症例は十二指腸までは張っていないのは超音波で確認しました。全身麻酔前に胃カテーテルは入れて、ガスは抜いて減圧しました。
放牧を中止せざるをえなければ、刈った青草をやれば良いのです。突然、乾物ばかりにしてはいけません。