今度は、青いガムテープで、覚醒室の壁に水平線を引いて、麻酔の覚醒起立の質が良くなるか観察している。
なんか前より良い気がするんだけど。
前より悪いということはない。
前よりはるかに良いということもない。
しかし、前より良いような気がする。
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あとは、また斜めの線をひいて、馬を覚醒起立させてみたい。
それで傾いたほうへ倒れることが多くなるなら、麻酔覚醒起立時の馬が壁の線の水平や傾きに影響を受けている確証になるだろう。
しかし、それは実験馬でないうちの患畜ではできない。
実験馬で馬を麻酔することがある方、やってみませんか?
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新装版 殉死 (文春文庫) |
司馬遼太郎 | |
文藝春秋 |
「坂の上の雲」を読み終えてしまった昂奮の中で読んだ。
司馬遼太郎師は、日露戦争後あまりにもてはやされ、軍国主義教育に利用された乃木への疑念があったのだろう。
しかし、批判、糾弾する書になっていないのは、歴史作家としてさすが。
馬の麻酔覚醒時で協力馬が少なければ、いっそのこと高齢犬に協力してもらっても一部はその結果は相互に寄与するあるかも、とも。
馬の視界からすると、線がなくても緑と白の壁ですでに水平は認識していることになる?
薬剤性に可逆的に一時的に位置の認知に問題が生じている可能性など、さまざま過ぎて、まとめるのが大変ですが、麻酔から安全な覚醒に必要なことの一つとして、視覚による補正を補助する、ということが現場に活かされるような気がする。
hig先生のこの仮定について、ヒト医療ではすでに取り入れられているところもあるそうです!
人医療では、水平線がある部屋で目覚めた方がめまいがしない、とされているのですかっ!?
中枢神経、抹消神経、筋など障害部位にもよると思うのですが、リハビリに応用されたり、個々の診断に基づき配慮できるよう、看護師さんたちに周知されたりもしているそうです。
まずはよろけちゃうリスクのある馬は、安全に覚醒、起立できるように注意、補助してほしいなぁ
複数線を引くのは良さそうです。
平衡の目安は定かでないですが、そこに何かがあると言うサインにはなるのでしょう。
何例かビデオで撮って世界中の先生に観て頂いたら如何でしょうか。