実習生が入れ替わり立代わり・・・今、何人いるのかわからなくなる;笑
そんな週末の今日。
朝、尺骨骨折の当歳馬。
尺骨頭のSalter-Harris2型の成長板損傷だったのが、手術しないで順調に治った。
しかし、反対肢が内反してしまった。
来週、肢軸異常の手術をすることにした。
2歳馬の去勢。
昼は、血液検査。
午後、1歳馬の去勢。
ついで、競走あがりの馬の角膜炎。
観ただけで角膜上皮が欠損し、感染を起こしているのがわかる。
抗生物質の眼軟膏と、ステロイドを点眼していたらしい。
角膜炎にステロイドは禁忌だ。
すっかり縮瞳している。
超音波画像診断で、硝子体も気になる。
失明しなければ良いが・・・・
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夕方から、1歳馬の下顎骨折のプレート固定手術。
まったく食べられない、とのこと。
minimally invaseve でやれるか、と考えたが、切り開いた。
X線画像でわかる以外の骨折線があった。
7穴のDCPで内固定した。
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その手術の最中に繁殖雌馬の疝痛の依頼。
さて・・・・・
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ことしは社会人の獣医さんの研修も多い。
われわれの組織の教育機関の獣医さん。1
農水省の牧場の獣医さん。1
中央競馬の獣医さんたち。2+1
地方競馬場の開業の獣医さん。1
これから来るのは、他の地域のNOSAIの獣医さんたち。3
大学の先生。1
地方競馬の団体の獣医さん。1
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大学へ教えに行っても、その中で馬の獣医師になる学生は一人居るか居ないかだ。
学生達の多くは馬に関心も興味もない。
そんな学生たちが眠くならないように、そんな学生たちにも難しすぎないように気を使いながら講義をしてくるより、
馬をもう少しまともに診療できるようになろうとしている、
あるいはもっと向上しようとしているプロを教えるほうがよほど効率が良いし、やりがいがあると思っている。
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長野県、北海道上川、北海道オホーツク、北海道十勝、へは牛の骨折内固定の講習に呼んでいただいている。
獣医師になったとき、30年働いて、最後の5年は仕事のまとめと伝達をして終わりだ。と思っていた。
そういう時季、終わりのはじまりだ。
まだ、内緒ですか?
このお目目はどこかで治療と経過を見たぞ、とブログ内検索したら2009-12-05 のDr.Brooksの症例にもありました。(ゴールドシップ登場回もヒットした!)ほかにもあったように思うのですが。比較的予後良好だったような。
悪者はステロイド点眼でしょか?炎症とか感染のコントロールが効を奏していないことが悪党の本命な気もするのですが。角膜じゃないけど、ふどう膜炎もヒトだとステロイド点眼を使う、となっているようです。
側頭骨舌骨関節症では瞼が閉じなくなって角膜炎を発症するのですか?合併症としては頻度高そうな印象。
明日はの予報、なんだか久しぶりな気がする。
側頭骨舌骨関節症による脳神経障害の馬は、ほとんどが乾燥性角膜炎を起こしています。
5年といわず、業界の方々からひっぱりだこだとは思いますが、体調にはくれぐれもご留意ください!
突然の不本意な終わりにならないように気をつけます。