真夜中のドロップアウトカウボーイズ@別館
ピンク映画は観ただけ全部感想を書く、ひたすらに虚空を撃ち続ける無為。
CALENDAR
2015年9月
日
月
火
水
木
金
土
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
前月
翌月
ENTRY ARCHIVE
2024年09月
2024年08月
2024年07月
2024年06月
2024年05月
2024年04月
2024年03月
2024年02月
2024年01月
2023年12月
2023年11月
2023年10月
2023年09月
2023年08月
2023年07月
2023年06月
2023年05月
2023年04月
2023年03月
2023年02月
2023年01月
2022年12月
2022年11月
2022年10月
2022年09月
2022年08月
2022年07月
2022年06月
2022年05月
2022年04月
2022年03月
2022年02月
2022年01月
2021年12月
2021年11月
2021年10月
2021年09月
2021年08月
2021年07月
2021年06月
2021年05月
2021年04月
2021年03月
2021年02月
2021年01月
2020年12月
2020年11月
2020年10月
2020年09月
2020年08月
2020年07月
2020年06月
2020年05月
2020年04月
2020年03月
2020年02月
2020年01月
2019年12月
2019年11月
2019年10月
2019年09月
2019年08月
2019年07月
2019年06月
2019年05月
2019年04月
2019年03月
2019年02月
2019年01月
2018年12月
2018年11月
2018年10月
2018年09月
2018年08月
2018年07月
2018年06月
2018年05月
2018年04月
2018年03月
2018年02月
2018年01月
2017年12月
2017年11月
2017年10月
2017年09月
2017年08月
2017年07月
2017年06月
2017年05月
2017年04月
2017年03月
2017年02月
2017年01月
2016年12月
2016年11月
2016年10月
2016年09月
2016年08月
2016年07月
2016年06月
2016年05月
2016年04月
2016年03月
2016年02月
2016年01月
2015年12月
2015年11月
2015年10月
2015年09月
2015年08月
2015年07月
2015年06月
2015年05月
2015年04月
2015年03月
2015年02月
2015年01月
2014年12月
2014年11月
2014年10月
2014年09月
2014年08月
2014年07月
2014年06月
2014年05月
2014年04月
2014年03月
2014年02月
2014年01月
2013年12月
2013年11月
2013年10月
2013年09月
2013年08月
2013年07月
2013年06月
2013年05月
2013年04月
2013年03月
2013年02月
2013年01月
2012年12月
2012年11月
2012年10月
2012年09月
2012年08月
2012年07月
2012年06月
2012年05月
2012年04月
2012年03月
2012年02月
2012年01月
2011年12月
2011年11月
2011年10月
2011年09月
2011年08月
2011年07月
2011年06月
2011年05月
2011年04月
2011年03月
2011年02月
2011年01月
2010年12月
2010年11月
2010年10月
2010年09月
2010年08月
2010年07月
2010年06月
2010年05月
2010年04月
2010年03月
2010年02月
2010年01月
2009年12月
2009年11月
2009年10月
2009年09月
2009年08月
2009年07月
2009年06月
2009年05月
2009年04月
2009年03月
2009年02月
2009年01月
2008年12月
2008年11月
2008年10月
2008年09月
2008年08月
2008年07月
2008年06月
2008年05月
2008年04月
2008年03月
2008年02月
2008年01月
2007年12月
2007年11月
2007年10月
2007年09月
2007年08月
RECENT ENTRY
美姉妹肉奴隷
新妻・乱れ姿/楽天TV戦
美乳若妻と巨乳女将 蕩けるお宿
スワップ診察室 蜜しぶき/ex.DMM戦
昼下りの情事 すゝり泣き
痴漢と覗き 奥さんのすけべ汁
誘惑ママさん レッツラ性春!
夜這ひ海女/ex.DMM戦
パーフェクト・キス 濡らしてプレイバック
好色美容師 肉体の報酬/ex.DMM戦
RECENT COMMENT
ドロップアウト@管理人/
本番熟女 急所責め
通りすがり/
本番熟女 急所責め
ドロップアウト@管理人/
い・ん・び/ex.DMM戦
はる/
い・ん・び/ex.DMM戦
ドロップアウト@管理人/
実録ソープ嬢スキャンダル 裂く!
植木等/
実録ソープ嬢スキャンダル 裂く!
ドロップアウト@管理人/
実録ソープ嬢スキャンダル 裂く!
植木等/
実録ソープ嬢スキャンダル 裂く!
ドロップアウト@管理人/
三十路家政婦 いかせ上手
通りすがり/
三十路家政婦 いかせ上手
RECENT TRACKBACK
CATEGORY
あ行
(129)
荒木太郎
(74)
池島ゆたか
(113)
小川欽也
(80)
か行
(310)
加藤義一
(68)
小林悟
(69)
さ行
(303)
関良平
(3)
関根和美
(101)
た行
(113)
竹洞哲也
(77)
友松直之
(23)
な行
(60)
中村和愛
(6)
新田栄
(127)
は行
(103)
浜野佐知(的場ちせ)
(133)
深町章
(129)
ま行
(28)
松岡邦彦
(31)
森山茂雄
(11)
や行
(116)
山﨑邦紀
(62)
主に渡邊元嗣と、わ行
(138)
一般映画、雑記
(89)
索引
(20)
BOOKMARK
m@stervision
説明無用、日本最強のピンクス。但し、もう建物をお出になられた
新約ピソポソ
2007年九月で消滅した旧本館より継続して使用中の掲示板です
エクセスフィルム
全面刷新したエクセス公式サイト
駄楽ひまなときブログ
行きつけのお店のブログ、下戸なのに。しかも閉めたんだけどね
ツイッタ
戯れに呟いてみたりもする
友松直之のブログ
友松直之監督のブログ、激しくエモーショナル
影への隠遁Blog
山﨑邦紀監督のブログ
To Live and Die in Tokyo
歴戦のピンクス、キルゴア二等兵氏のブログ
こびりつき映画記
サイボク氏のブログ、ピンク映画に関するエントリー多し
BATTLE BABES HC
SHIN氏のブログ、ピンク映画啓蒙運動も展開中
横浜のロマンポルノファンのブログ
そのまんまです
MY PROFILE
goo ID
dropoutcowboys
性別
都道府県
自己紹介
福岡市在住のピンクス。ピンクスとは、ピンク映画愛好の士、を意味する造語である。
仮名遣ひは正仮名を使用。
SEARCH
このブログ内で
ウェブ全て
URLをメールで送信する
(for PC & MOBILE)
お天気キャスター 晴れのち濡れて
や行
/
2015年09月05日
「
お天気キャスター 晴れのち濡れて
」(2015/製作:オフィス吉行/提供:オーピー映画/監督・脚本:吉行由実/撮影:田宮健彦/録音:小林徹哉/編集:中野貴雄/整音:西山秀明/選曲:あるでんて/音響効果:矢島悟/美術:菊島稔章/助監督:江尻大/監督助手:小関裕次郎/撮影助手:川口諒太郎/スチール:本田あきら/ポストプロダクション:東映ラボ・テック、スノビッシュプロダクツ/出演:椿かなり・倖田李梨・さとう杏子・北川帯寛・国沢実・さらだたまこ・生方淳一・白石雅彦・藤本友徳・鎌田一利・吉行由実)。それにしても演出部が大勢。
タイトル開巻、OPTV局の朝ワイド「オーピーにゅ~」。人気お天気キャスターの綾瀬花子(椿)は、本番を直前に控へ俄かに緊張。トイレに駆け込み一オナかましてスッキリすると、何事もなかつたかのやうに無事収録を務める。二年前、初陣で派手に玉砕した花子は極度のあがり症に陥り湯川(吉行)のカウンセリングを受診、自慰で精神を落ち着かせる催眠療法を施されてゐた。いやいやツッコむなんて野暮だぜ、ここでは椿かなりのオッパイがジャスティス。キャバ嬢の過去が発覚し失墜した先輩女子アナ・倉田凛子(倖田)の稚拙な嘘密告も功を奏せず、順風満帆な日々を送る花子ではあつたが、ある日例によつての本番直前onanieの音声を盗録したファイルが動画投稿サイト「YumTube」にアップ、騒ぎとなりひとまづの番組降板を強ひられる。
配役残り藤本友徳は、ロン毛の多分ディレクター・横田。男優部メインの北川帯寛は毎朝大好きな花子の行つてらつしやいに送り出され通勤する、サラリーマンの鶴川郁夫。闇雲な突破力を暴発させる国沢実とさらだたまこは、郁夫が住むアパートの大家夫婦・野沢明と直美。親気取りで無闇に世話を焼いたかと思へば、夫婦生活を誇示してみたりもする厄介極まりない飛び道具。生方淳一は、普通の―ヴィジュアルの―プロデューサー・植木。国沢実とさらだたまこの無駄暴れを最終的には霞ませる、さとう杏子が花子の親友・塩野絵里、車椅子生活。鎌田一利は凛子に籠絡されるOPTV局長、白石雅彦も凛子と肉体関係を持ちつつ凛子の対花子決戦兵器、主にネット工作を担当するフリーライター・高木。その他どの人脈で動員したのか、「オーピーにゅ~」番組スタッフと生中継に映りたがるお調子者、醜聞の渦中の花子を追ひ回す野次馬に、出てゐたとしても江尻大が埋もれるほど―声は聞こえる―結構な人数見切れる、AD役は女の子だよね。
「
姉妹どんぶり 抜かずに中で
」(1997/脚本:五代暁子/主演:貴奈子)をセルフリメイクした、「妹の匂ひ よろめきの爆乳」(2014/主演:奥田咲)を追ひ越し着弾した吉行由実2015年第一作は、単に自身が画期的に仕出かしたに止(とど)まらず、デジタル・オーピーが第三弾にして弱点を完全に露呈した問題作。何はともあれ、花子と郁夫がミーツする、即ち二人のロマンスが起動する重要な一幕の底の抜けぷりが凄まじい。秒殺で突きとめられた自宅に居られなくなつた花子は、一旦絵里の下に身を寄せる。とはいへ何時までもさうしてゐる訳にも行かず恐々絵里宅も後にしてみたものの、速攻で野次馬に見つかり追ひ駆けられた花子が、たまたまその場を通りがかつた―綾瀬花子の大ファンである―郁夫に抱きつきキスをして、路チューカップルを偽装し追手を撒くシークエンスは一体全体何だこりや。登校途中に出会ひ頭でぶつかつた―食パン咥へた―美少女と、転校生の形で再会するクリシェの二十一世紀進化形誕生の瞬間を、この時我々は目撃したのであらうか。挙句に花子がそのまゝ郁夫の部屋に転がり込む葱を背負つた鴨が餡子の代りに入つた牡丹餅が、棚からグロスで雪崩を起こして来さうな御都合主義にはクラクラ来る。ところが恐ろしいのが、この映画そんなこんなは全然序の口。何だかんだの末に、花子の復帰が決定。となると喜ばしい反面、郁夫にとつてはアクシデンタルな蜜月の終焉も意味する。郁夫の複雑な表情も噛ませさういふ定石通りの流れを窺はせておいて、驚くなかれ花子はといふと今後も鶴川家に留まることを希望し、二人はラブラブの熱い一発。確かに、椿かなりのハッピーな絡みの要ならば酌めぬでもないにせよ、それでは劇中事態の推移に付随しての葛藤が生じず、一体吉行由実は如何なるドラマを描かうとしたのか、現に成立などしてゐないのだが。ところがところが、それでもまだ今作は止まらない。幾度か匂はされた不審な人物の影を、忘れかけた頃に恵子を超える真の大ボスが飛び込んで来る木にガンダリウム合金を接ぎ損なふ魔展開は、普通の映画監督にはさうさう何度も撮れない鮮やかな支離滅裂。波乱万丈の女子アナ奮闘記、ふんはかしたラブコメ、綺麗な化粧の下に隠した女のドス黒い捻じ曲がつた悪意。描きたいものを手当たり次第にブチ込んだ結果、見事なまでの木端微塵、闇鍋かといふ話である。更にここで露呈するのが、デジタル・オーピーの限界。ヒロインの度肝を抜く、誰かと誰かが寝る、衝撃的―である筈―なショット。デジタル・オーピー
観戦三作目
にして
毎回同じ不平
を垂れるのも工夫がないと自嘲しながらも、同じ有様で三連敗ゆゑ仕方がない。誰かと誰かが寝る花子を激しく動揺させるショットが、相変らず暗くて何が何だか殆ど判らない。殊に男が誰が誰やら判然としないでは、この場合全く意味を成すまい。シネロマンや光音座の状況に関しては存じ上げないと留保した上で、業界の旗艦館たる上野オークラが故天珍シネマと同程度と伝へ聞くに、天珍よりも―本当に―格段に良好な上映を見せる我等が前田有楽で見えないものが、全体何処で満足に見えるといふのか。地元駅前ロマンや熊本の桃天等、プロジェク太への移行自体が早い小屋も、まづ厳しいと考へてさうゐない、実際駅前には無理だと断言出来る。もう一度いふ、現状、デジタル・オーピーは少し暗い画は途端に不可視の領域に突入する。フィルムで普通に映写してゐれば見えたものが、DVDに落としたがために見えなくなるのとは訳が違ふ、恐らくどんなに頑張つても見えないのだ。となると商業映画が、木戸銭を落とした客に見えないものを撮ることに果たして何の意味があるのか。加へて粗いサスペンスが物語を粉砕する返す刀で、三番手の濡れ場をほぼオミットしてしまふとあつては裸映画としてもチェックメイト、何をかいはんやといふ以外に言葉が見当たらない。寧ろ唯一狙ひ通りに機能してゐるのは、純然たる枝葉といふいはば安全圏で爆散する本筋の被弾を免れ得た、大家夫婦の素頓狂な造形くらゐとさへいへるのか。ツッコミ処といふ意味でのとつかゝりには事欠かない、グルッと一周した貧しさが豊かな一作。逆に考へると、久々に喰らつたレベルの破壊力。如何とも形容し難い観後の感興は、何年かに一度級の台風にさんざ酷い目に遭つた末に、振り返つてみると正体不明な清々しさを覚えるやうな心持ちに似てゐるのかも知れない。
コメント (
0
)
|
Trackback ( 0 )
goo ブログ
編集画面にログイン
ブログの作成・編集
gooおすすめリンク
おすすめブログ
【コメント募集中】スタッフの気になったニュース
@goo_blog
【お知らせ】
ブログを読むだけ。毎月の訪問日数に応じてポイント進呈
【コメント募集中】goo blogスタッフの気になったニュース
gooブロガーの今日のひとこと
訪問者数に応じてdポイント最大1,000pt当たる!