増加


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ネット通販の得意先から、毎日発注書が入ってくる。
以前はネットで売れるものは価格勝負で、一番安価な製品に売れ行きが集中する傾向があった。
同じ製品をより安く買おうというのは当然だが、売れる品目も一番安いモデルに偏る。
しかし最近は少し変わってきている。

逆に安いものが、売れない傾向が出ているのだ。
同業大手の社長さんも「安いものがまったく売れなくなった」と言っていたので、恐らく全体的な傾向なのだろう。
以前は安価なモデルばかり売っていた販売店も、現在はその機種の売上がピタリと止まり、売れるのはより上のクラスが中心になってきた。

もちろん高額な製品は数は出ないのだが、利益率は改善されている。
一番安いものは、異常に激しい競争に晒されて、不当なほど価格が下がってしまっている。
しかし上のクラスは、付加価値をつけて、その分販売価格も上げることが出来る。

安価なものが売れなくなった理由は、それらを買う層にお金の余裕が無くなり、必要最低限のものしか買わなくなったからだろう。
一方で販売店側も、もともと安いものはまったく儲からなかったので、そのクラスのものを売るのに積極的ではなくなってきた。
総売上は落ちても、利益が出たほうがいい。
むしろ赤字になる方が問題なので、これを機に安いものを売るのをやめたところもある。

ところで商品の発注書を受け取って、最近気付くことがある。
お客様の名前を見ると、カタカナで書かれた外国の人からの注文が増加しているのだ。
住所は日本国内で、タワーマンションの上層階などが多い。

通販でものを購入するということは、旅行で短期間来ているのではないだろう。
恐らく多くは、実際に日本に居住しているはずだ。
あるいは来日する時専用に、別荘を一軒購入したのかもしれないが・・・

以前より通販の顧客は、外国人の比率がけっこう高めだったのだが、このところ特に目立つようになっている。
どちらかと言うと中国系の名前が多かったが、最近は欧米や東南アジアの人と思われる名前も増えてきた。
当初は、お店で日本人の店員と話すのが面倒で、ネット通販を利用するのかな・・と想像していたのだが、それにしても数が増えている。

ところがここにきて、実際の店舗での販売でも、海外のお客様の名前が増加してきた。
こちらは実際にお店に行って購入していることになる。
どちらも比率が高くなったということは、やはり日本に住む外国人の数が増加したのだろう。

お店の場合、ネット通販と違い、かなり高額な商品も扱っている。
実物を見ずに画像だけで購入するネット販売では、どうしても売れる商品の金額に限界がある。
最高級クラスのものは、今でも店舗まで出向き、ゆっくり見て触って、話を聞いてから購入するのが一般的なのだ。
特に富裕層は平日でもそれが出来るし・・・(笑)

で、特に最高級クラスのもので、外国のお客様の注文が増えているのを感じるのだ。
多くは中国の人と思われる名前である。
金額も一桁違い、一般の日本人には手の出ない額である。
そちらは噂に聞く、本国を脱出して日本に移住した富裕層なのかな・・と想像している。
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