チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

2011アジアAAA野球選手権

2011-09-03 10:31:40 | スポーツ観戦等
9月3日(土)

 一昨日の1日に横浜スタジアムで行われた決勝戦。日本チームが韓国に快勝し4度目の栄冠に輝きました。
 「AAA」というのは18歳以下ということで、別に高校生でなくても構わないのですが、日本では高野連が主管し、甲子園で活躍した選手を中心に編成されます。

  会心の笑顔にあふれる「高校生オールJAPAN」チーム
  


 7月の半ばに、甲子園の予選の神奈川大会を見に行った時に、役員の先生から「今年のアジアAAA選手権、神奈川なんです。メインが横浜スタジアムで、保土ヶ谷球場と横須賀スタジアムがサブ球場で。横須賀は新学期の始まった9月2日まで試合があるので、練習会場の確保とかいろいろと大変で・・・」という声を聞きました。

 春のセンバツ甲子園は東海大相模が優勝しましたが、打撃戦の大量得点のゲームが多く、今年のレベルが特に高いという印象を持っていなかったので、その時は「日本チームを率いる横浜高校の渡辺監督も大変だろうな」という程度の関心でした。

 ところが、夏の甲子園を見ると、好投手が目白押しで、バッターも日大三高の畔上君をはじめ、なかなかの粒ぞろい。98年の松坂世代は別格として、数年前のマー君世代以来のレベルかもしれないと思うようになったのです。


 考えてみると、日本での開催は二回目で、前回の98年に大阪で行われた時は、前日の土曜日に夜行の「銀河」に飛び乗って、決勝戦を甲子園のスタンドで見ていたことを思い出しました。

 エースは松坂。他にも杉内、新垣(ソフトバンク)、久保(タイガース)、村田(ベイスターズ)という錚々たるメンバー。野手も、捕手に巨人の実松、内野手にカープの東出、外野にオリックスの赤田、ライオンズの大島など、今プロ野球で活躍している選手がいっぱいの豪華メンバー。そして監督はPL学園の名将中村順司氏という具合。
 まず負けるはずがないと気楽に観戦していたのですが、相手のチャイニーズ台北のエース張(チャン)投手が素晴らしいデキで苦戦したのを覚えています。チャン投手は何年かライオンズで活躍していたので、野球好きの方なら覚えているかもしれません。たぶん、大島のホームランが出て辛勝のゲームだったような。


 それはともかく、あれ以来の日本での開催。それも神奈川でということになれば、やはり明石から我が家に戻るしかありません。
 折りしも、明石では軟式の全国大会があったので、それが終わったらすぐにと思っていたのですが、あいにく台風が日本列島に近づいて天候不順に。少々迷いながら31日に逗子に戻って来ました。

 今回のAAAの大会、三日間の予選ラウンドの後、1日(木)が準決勝で、2日(金)が決勝。問題は台風。土日は別の予定も入っているので順延は困るのです。そんなことに気を揉みながら我が家で一晩寝て、9月1日の朝になりました。
 「さて、今日の予定を立てん」とインターネットを開いたところ、なんと準決勝の結果が出ているのです。実は、台風を考慮して予備日を潰して日程を消化していたのです。
「えっ、今日が決勝なの?・・・」
 その上、昼前の3位決定戦が横須賀スタジアムに変更になって、午後の予定だった決勝戦が9時開始となっています。その時すでに7時半。天候のことを考えると賢明な措置で、私も結果的にはこの日程変更で助かったのですが、さすがにこの時ばかりは「せっかく帰って来たのに、まったく」と愚痴をこぼして家を飛び出したわけでした。

  試合開始直後に横浜スタジアム到着
  

 試合は日大三高の吉永君と韓国ビヨン君との投手戦の様相でしたが、やはり日本のほうが強かった。東海大甲府の高橋君の先制ホームラン。その後もそつなく追加点が入り・・・

  このままのスコアで6-1の快勝
  

 木のバットで右中間へのホームランを放った高橋君、13年前の大島選手のホームランを彷彿とさせました。その彼、実は一度も甲子園に出場していないのです。もともとプロから注目されていた選手ですが、この日も3安打4打点の活躍で、高校生のドラフトで注目を集めそうです。その他にも、慶応高校の谷田君や東海大相模の俊足の臼田君など、夏の甲子園に登場しなかった選手たちも大活躍で、こういう試合を見るのは甲子園のゲームとは一味違って、実に楽しく夢が広がります。

  締めくくりは監督の胴上げで
  



     宙に舞ふ目に焼き付かむ野分雲   弁人



 予選ラウンドで2インニング投げて4奪三振の東洋大姫路の原君も見たかったのですが、これだけの投手陣の中で、決勝戦は甲子園優勝投手が1安打ピッチングとなると、もちろん出番はありません。この日に限っては、金沢高校の釜田投手や香川英明の松本投手と一緒にベンチでメガホンという図がお似合いだったのかもしれません。



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