チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

来ました・「立山黒部アルペンルート」の旅(その2)

2018-09-30 13:18:05 | 旅行
9月30日(日)

 標高2450m。空気の薄い室堂高原で迎えた朝。

 立山連峰は雲を
  掛け布団にしているようでした
  


   目覚めしや麓の小屋は霧時雨   弁人


 ところで、この地をを「室堂」と言うのは如何に。

 実は、上の写真の左、雄山の麓に室堂山荘の建物がありますが、その右に、二棟続きの木造平屋の屋根が並んでいるのが見えます。これが江戸時代にできた日本最古の山小屋で、その名を「室堂小屋」と称しているのです。
 なにしろ、立山は古くから山岳信仰の対象として崇められてきた霊峰。越中の国では、江戸時代から男子成人になる証に雄山の頂上に立つという風習があったのは周知のとおり。そんな折の拠点としても欠かせない山小屋だったのでしょう。1980年代まで宿泊施設として使われてきたということですが、今は国の重要文化財になっています。

 ということで、
  朝の散歩がてら見学に
  
 右手前の北棟は享保年間1726年、左の南棟は明和年間の1771年に建てられたとか。今は立山登山の資料館になっています。


   秋冷の朝 山小屋の温かみ   弁人


 さあ、ホテルに戻って、雨の中二日目の行程に。室堂から高原バスに乗って、標高差520mほど立山山麓を下ります。

 車窓から雲の下に広がる
  弥陀ヶ原が見えてきました
  

 ちょっと空模様が残念でしたが、気まぐれな秋の天気、ずっと好天気なんて高望みかもしれません。まあ仕方ないでしょう。

 標高2000m弱の
  弥陀ヶ原湿原を散策
  
  

 おっと、足もとに可憐な高山植物。
  何でしょう?
  
 もしかしたら、チングルマの花が終わって実が穂になる前の姿かもしれません。違うかな。


   湧き出づる雲や身に沁む弥陀ヶ原  弁人


 湿原散策の後は、さらにバスに揺られて、標高1000m弱の美女平に下りて来ましたが、

 まさに雲の中という状況で、
  何も見えません
  

 仕方なく少休憩の後、ケーブルで
  立山駅に下りました
  

 がんばれば、称名の滝へ足を伸ばす時間がなきにしもあらずでしたが、如何せんこの天候、滝も濃霧の中に隠れているとの情報もあり、昼食をゆっくりとることにして、

 称名の滝から流れてくる
  称名川を散策
  

 一日一本の、富山地方鉄道(電鉄)の特急アルペン号に乗って、この日の宿、
  宇奈月温泉へ
  

 次に発車する富山行きの特急はなかなか洒落た車体でしたが、宇奈月温泉行きは特急と言っても、車輛は普通のワンマン電車に特急のプレートを付けただけで、あまりパッとしません。
 でも、初めて乗る路線で、途中スイッチバックが二回あるとかで興味津々です。

 一回目のスイッチバックは、
  ホームの形が面白い寺田駅
  
 立山線が富山駅方面へ向かって本線に斜めに合流、その手前に寺田駅のホームがあって、一度右側のドアーが開きますが、そのホームがそのまま本線のホームにもなっていて、合流する方を頂点とする三角形のようになっています。
 電車はドアーを閉じた後いったん富山方面に向かって本線に入り、スイッチバックして再度本線のホームに停車し、上市方面へ向かいます。

 近鉄の橿原神宮駅なんかも斜めに合流していますが、二つの路線のホームは同じ構内に別々になっていて、こういう形はなかなか珍しい。

 スイッチバック二回目の
  上市駅
  
 ここは、頭から入って後ろから出て行く形で、他にもありそう。

 やがて、電鉄の特急は滑川を通って、魚津市に入りますが、車窓左側に、ホタルイカや蜃気楼で有名な海岸が広がり、その向こうに、

 うっすらと
  能登半島が見えました
  


   「ちてつ」といふ電鉄突っ切る秋田中   弁人


 特急なので、ほとんどの駅は通過しましたが、それでも、約1時間40分の鉄道旅を経て、

 二日目の宿泊地、
  宇奈月温泉に到着です
  


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やっと実現・「立山黒部アルペンルート」の旅(その1)

2018-09-28 17:24:31 | 旅行
9月28日(金)

 元気なうちに、なんとしても行っておきたい所といっても、もうそんなにはないのですが、「ここはどうしても」と思っていたのが「立山黒部アルペンルート」。
 一昨年、逗子の家に落ち着いてから、それなりに機会を窺っていたのですが、やっと実現しました。

 ゴールデンウイークや紅葉の季節、それに夏休みの時期は人が押し寄せそう。なにせ時間の自由な老後の旅です。やっぱり人の少ない平日にということで今回の日程を組みましたが、今年の9月も、とにかく好天気が長続きしない状況で、ヤキモキしながら旅支度をしていました。

 24日の朝、新幹線で長野へ向かい、バスで信濃大町を経由して、アルペンルート入口の扇沢へ。
 本当は、新宿から「あずさ」に乗りたかったのですが、今は新幹線のほうが早いのです。

 扇沢からのトロリーバス。前の車輛が間もなく北アルプスを潜る
  トンネルに入ります
  
 運行開始は東京オリンピックのあった1964年。もう54年間走ってきたことになりますが、この無軌条電車も今年が最後で、来年からは電気バスに変わるそうです。おかげで、トロリーラストイヤーの記念すべき車に乗ることができました。

 到着、
  黒四ダム。
  
  
 長い地下階段を上った展望レストハウスの屋上からです。

 思えば、大学4年生の夏。卒論を書こうと白馬山麓の「学生村」なる民家に滞在していましたが、その時、京都から来ていた大学院生とトロリーバスに乗って来たことがあります。
 半袖短パン、予想外の寒さに、うどんをすすって退散したことを思い出します。その頃、もうアルペンルートがあったのかどうか、もちろん、富山へ抜けて白馬山麓まで帰って来る余裕なんぞ、時間的にも金銭的にもあったはずはありませんが。

 ダム見学周遊の後、前方の立山連峰を
  越えて(潜って)行きます
  
 〇印の中にロープウエイが着く大観峰(標高2300m)が見えています。

 ダムの上に下りて振り返ると、
 「あの急な階段を下りてきたとは」
  

 日が差してきた中、ダムの上からの
  景色を堪能しながら、
  

 遊覧船の乗場まで
  歩いて来ました
  

 遊覧船「ガルベ」からダム方向に、北アルプスの
  鹿島槍方面がうっすらと
  


   先人の苦難見しにや ななかまど   弁人


 次は、黒部湖駅(標高1455m)から、トンネル内のケーブルカーで黒部平駅(1828m)へ。

 ここまで登ると、鹿島槍、五竜方面が
  はっきりと見えます
  

 これから景色の良いロープウエイで
  大観峰を目指します
  

 いよいよ大観峰。
 「これまた、絶景かな!!」
  


   過呼吸を気にせぬ秋の大観峰   弁人


 さらに、立山連峰を貫いている
  トロリーバスに
  

 やって来ました、今回の旅の最高地点。標高2450mの室堂ターミナルに到着。

 眼前に、雄大な
  立山連峰
  
 右から、頂上に神社のある主峰の雄(お)山(3003m)、左に大汝山(3015m)、富士の折立(2999m)と連なり、なだらかな稜線の先、左端の山が真砂岳(2861m)という具合。

 秋色濃き
  高原を散策
  

 立山の反対側、西に鎮座するは、左に大日岳(2501m)、
  右に奥大日岳(2611m)
  

 高原がまだらに赤くなっているのは、高山植物
  「チングルマ」の紅葉でした
  
 「チングルマ」は可憐な白い花という印象しかありませんでしたが、実は、花が終わると実が白い穂になり、穂が飛ばされて無くなるころに葉が真っ赤に紅葉するのだそうです。
 赤い葉の上に白い穂がまだたくさん残って風になびいているのが、空気の薄い高原の雰囲気にマッチしてなんとも言えません。

 ひっそりと水をたたえる
  「みくりが池」
  
 湖尻に見えるのが「みくりが池温泉」。その向こうの地獄谷から引き湯しているそうで、その湯けむりも時々上がっていました。ちょっと立ち寄りたい気もしましたが、もう夕方。なにしろ慌ただしく動き回った一日ということもあって、そろそろ宿に戻らなければなりません。

 その宿は、目の前のターミナルに建つ
  ホテル立山
  


   野原も人も雄山の眼下秋の色   弁人


 日本で最も高所にあるホテルということで、星空が見えることを期待していましたが、秋晴れにはならず叶いませんでした。でも、考えてみれば、この夜は「中秋の名月」の日だったので、もともと星の観察には向かない日だったようです。
 9月に入ってから、天気のことばかり気にしていて、カレンダーで月齢を確認するのをすっかり忘れていました。明石にいた頃には考えられないことなのですが、やっぱり、暮らす所が変わると、気がつかないうちに生活習慣も変わってしまうのでしょうか。
 まあ、お月見といっても「この雲行きでは」と、ベッドに横になってしまいましたが、どうも、群雲の中から時々顔を出していたとかいう話でした。


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秋本番~KAZU君4年生の運動会

2018-09-23 11:25:27 | KAZU君
9月23日(休)

 昨日の土曜日はKAZU君の小学校の運動会でした。

 曇り空でも
  熱気十分
  

 スローガンは
  「みんなが主役」
  

 前日の雨でどうなることやらと思いながら大宮に着くと、またもや雨がぱらついてきて心配しましたが、天気予報は「曇のち晴」ということで、空もだんだん明るくなって、お昼前からはお日様も顔を出してくれました。

 早起きしたんですけどね、やっぱり逗子の家を出てから3時間はかかっちゃうんですね。グランドに入るともう始まっていました。まもなく4年生の徒競走です。
 
 やれやれ、
  「どこにいるのやら」
  
 しまった、赤か白かも確認しないままでした。去年はたしか白組だったような。

 「あ、現れた! 今年も白組だったか、
  2位争い、行け!!」
  


   紅白帽の群れより不意に孫の顔   弁人


 KAZU君が気合を入れてきたとかいう
  「ダンス」の演技
  
  

 「大玉送り」も
  盛り上がります
  

 4年生の団体競技「棒引き」が始まりました。KAZU君は青数字の「2」の
  右下辺りにいるんですがね
  

 白組、一回目勝利で
  盛り上がります
  

 一勝一敗の後は全員で勝負。
  特別にアップで
  


   カメラ手に孫の顔追ふ運動会   弁人


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お見事!!高麗「巾着田」の曼珠沙華

2018-09-21 12:10:23 | お出かけ・散策
9月21日(金)

  お彼岸を迎え、いよいよ秋

  

 6月の末に高麗の里を歩いた時から、彼岸花の時期に「巾着田」へ行けるかなと気になっていました。
 ところが、その彼岸花、春の桜よりもせわしなくて、見頃はわずか数日。その名のとおり、お彼岸の頃にパッと開くことが多いようですが、その時期が10月にずれ込む年もあって、一週間ほど前から開花情報をチェックしていました。

 埼玉県日高市。西武池袋線の高麗駅から徒歩10分ほど、八高線の高麗川駅からは4~50分歩くことになりますが、いずれにせよ、逗子からはなかなか大変です。
 となると、やっぱり車でということになります。今は圏央道ができたので、藤沢まで出れば狭山日高インターまでノンストップで行けます。ただ、現地の駐車場のことを考えると、はやり平日の朝方がよさそう。

 ところで、17日にKAZU君と渡良瀬遊水地に出かけた時、埼玉の北のほうはまだ咲き始めで、開花情報でも「一部見頃に」ということだったのですが、19日の朝の情報では「ほぼ見頃」となっていました。
 「それじゃ、三連休の前の雨の降らない日に」と、彼岸入りの昨日、車を走らせました。

 秩父の手前の正丸峠辺りを源流に、都幾川・入間川と合流して荒川へ流れる高麗川。その流れが高麗本郷の辺りで、わずか2~300mの距離を口元にして、南にまるで巾着袋のように迂回していますが、その河原に沿ってお花畑の公園が続きます。
 春は菜の花や桜、秋は酔芙蓉に彼岸花、そしてコスモスが咲き誇りますが、中でもこの時期の彼岸花は壮観で、公園の名も「曼珠沙華公園」となっているほどです。


 さてと、巾着田に到着。駐車したところが東の下流側だったので、まず民俗資料館を覗いてから、

 「あいあい橋」を渡って
  巾着田に入りました
    

  橋の上から
  

 入園料300円。
  公園に入ります
  

 ハンパないいちめんの赤。
  ことばを失います
  


   巾着に入りて赤らむ彼岸花   弁人


 花畑の向こうには
  高麗川の清流が
  

  ほぼ満開でしょう
  

 白い彼岸花も
  少し見えました
  

 まさに真っ赤な絨毯という感。
  壮観です
  


   釈尊も呆然とせむ曼珠沙華   弁人


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大汗拭き拭き、渡良瀬遊水地でサイクリング

2018-09-19 14:35:32 | KAZU君
9月19日(水)

 一昨日の17日の敬老の日は三連休の最終日でしたが、大宮のKAZU君、お母さんの会社が勤務日ということで、私とどこかへお出かけすることになっていました。

 9月に入って猛暑も去り、少し過ごしやすくなってきたこともあって、サイクリングなんかがいいかなと、

 東武日光線の、
  こんな駅に到着
  

 宇都宮線を北上して、栗橋駅で東武線に乗り換えて来たのですが、群馬県の駅とはいえ、一つ手前の柳生駅は埼玉県でしたから、まあ、埼玉の北の端のほうということになります。
 ちなみに、宇都宮線、栗橋の次の古河駅は茨城県で、すぐその先の駅は栃木県という、この辺りは4つの県が入り組んでいる地域です。
 その4県が入り組んでいる所に渡良瀬遊水地があって、サイクリングが楽しめます。ただ、4ヶ所あるレンタサイクルの貸出所のうち、駅から歩いて行けるのは、板倉東洋大前駅近くの「わたらせ自然館」くらいということで、この駅にやって来た次第です。

 さっそく自転車を借りて
  サイクリングスタート
  

 天気予報は、「曇一時雨」でやや蒸し暑い一日ということだったのですが、幸か不幸か、白い雲と青い空。気温も30度を超える残暑、まだ少し咲いている百日紅の花が暑さをさらにそそり、サンスクリーンの用意を怠ったのを後悔しても薬局は見当たらず。

 さて、まずは東へ、埼玉への県境を越えて加須市の柳生駅方面へ向かいました。

 田んぼと野原の間に、
  何人か佇んでいます
  

 実は、この日サイクリングをするのに渡良瀬遊水地を選んだのは、前々からちょっと興味があったこの場所に来てみたかったからでした。

 それが、埼玉、栃木、群馬の
  「三県境」
  
  

 「東経139度39分50秒、北緯36度12分27秒」の
  境界標
  

 県境というのはだいたいが山の稜線か川の中心線です。
 ということで、日本には48ヶ所の三県境がありますが、川の上が10ヶ所くらいで、ほとんどが山の中や山頂にあります。三国山とか三国岳とか「三」の字がつく山頂が十数ヶ所あるのも、いかにも「三県境」らしくて肯けます。
 そんな中、平地にあって、歩いて行けて容易に確認できるのは、なんとここ一ヶ所だけなのです。もっともこの三県境だって、もともとは渡良瀬川の上にあったのですが、足尾銅山の鉱毒除去を目的とした渡良瀬遊水地の整備事業で平地になっただけのことなのですが。
 ちなみに、「四県境」というのは存在しません。都道府県地図を思い浮かべれば、この北関東もそうですが、4つの県が近寄っている所はけっこうあるものの、アフリカの国境のように直線に国境いの線を引くことはないので、四国を例に取っても、惜しいかな、県境が十文字にならず、結果、4つの県が近づく辺りに三県境が二ヶ所できるという具合になります。

 それはともかく、サイクリングを楽しみにしていたKAZU君、最初はキョトンとしていましたが、はたして社会見学になったかどうか。

 「そういうことか」と理解したKAZU君、とりあえず、
  ホップ、ステップ、ジャンプ
  

 わずか二・三秒で、埼玉県、群馬県、栃木県をひと巡り。
 「友だちに自慢できるね」
 「いいよ自慢しなくても。なにかの時に『こんな場所があったよ』ってお話できればいいじゃん」


   三国の境無縁やぎんやんま   弁人


 三県境を後に、「さあ、ひと汗かくぞ」と、咲き始めの彼岸花を眺めながら、
  坂道を上り、
  

 土手の上の県道9号線を越えると遊水地が広がり、サイクリングロードが走っています。

 広くて軽快。ハート形の谷中湖を
  突っ切ります
  

 お昼は、県道に戻って
  「道の駅きたかわべ」へ
  

 この県道9号線は、茨城県の古河市から栃木県の佐野市を結んでいますが、この辺りは県境が入り組んでいて、北西に向かって、茨城、埼玉、栃木、群馬、埼玉、群馬、栃木と通過して行きます。でも、どの地点でも、その県の県道になっていて、県名入りルート「9」の六角形の標識がちゃんと立っているのも面白い。
 そして、その脇の自転車道を走っていると、路面に白色の大きな文字で県境を示す県名表示が次々と現れます。その度に、KAZU君の「おじいちゃん、今度は〇〇県だよ」という大きな声が聞こえてきます。
 やっぱり、最初に「三県境」に行ってよかったようで、KAZU君、次々と現れる県境を楽しみながらペダルを漕いでいました。

 午後も1時間半ほど
  遊水池を周回
  


   渡良瀬の池に白雲秋暑し   弁人


 気がつけば、汗だく、両腕ヒリヒリ。くたくたになって自転車を返却。

 帰りは、時間潰しを兼ねて、東武日光線の下り電車で栃木駅へ。JRのホームから東武の特急を眺めて、両毛線で小山駅に向かい宇都宮線に乗り換えました。

 夕方、大宮駅に着くと、「KAZU君、ここから一人で大丈夫だよ」と言うので、そのことばに甘えて別れたのですが、その後間もなく夕立が降ってきて、傘を持ってないKAZU君を心配してやきもき。でも、少し濡れただけで無事帰宅との報でホッとしました。


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異様な猛暑。その夏もそろそろ退場の気配

2018-09-02 12:35:43 | 身辺雑記
9月2日(日)

 6月末の梅雨明けから二ヶ月余り、今年の夏は本当に異常な暑さでしたが、気がつけば9月です。台風が近づいてはいるものの、秋雨前線が南下して、今朝は久しぶりにエアコンなしで迎えました。

 一昨日の8月31日はまだ暑かった。最高気温32度、最低気温26度。昨日の最低気温が25度に達しなかったので、この8月最後の日が今年最後の真夏日になってほしいところですが、やっぱり甘いでしょうか。

 暑さにうだる相模湾
 (横須賀長井漁港付近から)
  
   


   熱帯魚もいるや三浦の八月尽   弁人


 風に揺れる
  モミジの葉
  

 先のほうの葉が色づいていますが、まさか日焼けしたわけではないでしょう。夏至から二ヶ月半ほど、秋分の日も近いのですから、暑くても日照時間が短くなっていることをちゃんとわきまえているのでしょう。

 イチョウの葉も秋仕度を始めているかのような
  色合い
  


   ゆらゆらとした八月や去りにけり   弁人


 大宮にいるKAZU君、二学期の始業式が28日で、もう元気に学校へ通っています。

 二学期といえば、かつては9月1日からというのが普通でしたが、時代は変わって、学校五日制の中での授業時間確保ということもあって、ほとんどの学校で8月の最終週から授業を始めているのです。
 メディアって、けっこうのんびりしてますね。二学期は9月からという固定観念のまま、9月1日を直前にして、「宿題駆け込み」のエピソードや「新学期憂鬱症候群」の話題なんかが飛び交っているんですから。
 
 実は、今の子どもや生徒たち、暑くてもクーラーなくても、8月下旬の真夏日の中で学校生活を始めているんですけどね。


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