チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

「おじいちゃんは北京に行ってくるね」

2011-04-27 11:41:53 | KAZU君
4月27日(水)

 もうすぐ連休で、端午の節句も間近なのですが。

 その連休に、おじいちゃんは甥っ子の結婚式に出るために北京へ行くことになりました。旅支度もあるので、そろそろ逗子のおうちへ帰らなくてはなりません。
 KAZU君も、あと何回か保育園に通ったあと、熊本のおばあちゃんのところへ遊びに行くことになりました。

 そんなわけで、「しばらく会えないね」と別れを惜しみたいのですが、KAZU君は・・・
   電車遊びに夢中です
     

 お母さんが帰って来た後、飾ってあった「兜飾り」を持ち出して上機嫌。

   ヘルメットじゃないよ
   
      


    笑顔いっぱいお節句前の若葉かな    弁人


 翌日の朝、今度はKAZU君がおじいちゃんの顔を見にやって来ました。ちょうど私の車がエンコしてJAFのお世話になっているところだったので、ゆっくりとは話せませんでしたが、写真を一枚。

  「おじいちゃん、またね」 「カークンも元気でね」
  


 ところで、北京にはKAZU君が大喜びするおみやげってあるのかなぁ?


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「カープ首位!」 なにぃ、春の珍事?

2011-04-22 09:14:46 | つぶやき
4月22日(金)

  今日の朝刊。プロ野球の順位表
  

 プロ野球が開幕してからまだ10日です。多少下馬評通りになっていなくても、あの弱い広島カープが単独首位だと自慢しても、「そんなもんは春の珍事だ」と言われそうですが、カープファンとしては夢が膨らんで大喜び。

 今年は震災の影響で開幕が遅くなった上、オープン戦の中継もほとんどなく、各チームの様子がよくわからなかったのですが、それでもやはり正直なところ、今年もカープはなかなか勝てないだろうと思っていました。

 案の定、開幕でタイガースに2連敗のスタート。でも、二試合とも強いと評判のタイガースに大差をつけられたわけではありませんでした。もしかしたら、今年は去年のようには負け続けないのではという予感がしていました。
 そして、その予感が現実に。タイガースに一矢報いた後、主戦投手不在の中で巨人に連勝したこともあって、連敗の後は「○△○○○○○」の6連勝。なんとまあ、堂々の単独首位です。カープの単独首位は6年振り、05年の4月4日以来ということですが、何年も低迷していたし、その時も開幕直後で、真剣に順位表などを眺める時期ではなく記憶にも残っていませんでした。


 しかし、今年はちょっと違うかもしれません。他のチームの弱点が見えてしょうがないのです。

 巨人は震災後の一件でケチがついたし、ホームランの出る東京ドームが使えません。
 ドラゴンズは投手力はピカ一。でも、レギュラーの年齢が高くエラーも多い。
 タイガースは震災後の件で新井が大声援に押されて活躍しそうですが、故障上がりの金本や城島のベテランに頼っているようではという感じ。心配したとおり、先日フットワークの悪い城島が肝心なところで投球をそらしていました。
 ヤクルトは投手陣こそ充実しているものの、攻撃は青木中心で、彼が前後と寸断されると意外ともろいかもしれない。
 横浜は投手力がカープより劣っているので、打撃戦に持ち込んでも接戦を制するのは難しそう。
            という具合。

 同じ気持ちなのかどうか、キャンプで臨時コーチを務めた野茂英雄氏曰く「優勝するのはカープだと確信している」と、なんとも力強いお言葉が。

 とにもかくにも、昨年は10試合終了時で2勝8敗の最下位スタートだったのです。トータルでは58勝84敗でした。
 今年は3時間30分ルールで引き分けの試合が多そうです。ということは70勝すれば勝率5割を超えそうで、これからも負けが込まなければ、そのくらいは勝てるかもしれません。勝率が5割を超えるとクライマックスシリーズ進出の公算が大きいので、今から楽しみが膨らみます。

 パリーグは「がんばろう東北」の勢いで楽天が優勝するかもしれません。そうすると、「カープ対楽天の日本シリーズになるかもしれない」などと今から夢を見ているのは、全く楽天的で能天気と言われそうですね。
 かまいません、こういう話題をブログに載せられるだけで夢見心地なのですから。


    今年こそ秋まで泳がむ鯉のぼり   弁人


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桜の下で「至福の休日」

2011-04-19 10:37:04 | 明石風物
4月19日(火)

 一昨日、17日の日曜日。桜が満開の明石公園では、日本野鳥の会兵庫県支部の探鳥会が催されていました。
 近くに第二野球場があって、中学生の声が響いていて、ヒヨドリやシジュウカラの声がうまく拾えなかったのですが、木々の間から「ピーヨ、ピーヨ」「スピー、スピー、スピー」という声が聞こえてきました。

  


 日曜日の朝でした。朝食のパンを切らしていたので、お店でサンドウイッチと牛乳を調達し、スポーツ新聞を抱えて明石公園のベンチへ行きました。

 もう4月も17日なのに桜が満開でした。明石の桜の開花が今年はいくら遅かったとはいえ、さすがにもう大部分は散っていて、池が花筏になっていると思い込んでいたのですが。

 それではとばかり、そそくさと新聞に目を通して、カメラを取りに部屋に戻り、出直すことにしました。

 少し風が冷たく感じましたが、その分青空も澄んでいて絶好の日和です。

  坤(ひつじさる)櫓もいちだんと凛々しく
  

  第一球場では、桜の下で高校野球の兵庫県大会の熱戦
  

  こんな時期にこんな世界に身を置けるとは
  


    人々の憂いは空へ春満ちぬ  弁人


 まずは池の周りをゆっくりと歩いてみようと対岸の奥へ行くと、冒頭の動画のとおり、野鳥の会の人たちが熱心に観察していました。
  
 以前、明石公園の野鳥を紹介した番組があった時、カメラに収めた鳥の名前が知りたくて、番組を流した地元のケーブルテレビ局に問い合わせたところ、野鳥の会の兵庫県支部を紹介してもらったことがありました。
 会員にはならなかったのですが、親近感もあって何となく紛れ込んで、「ヒヨドリですか。よく桜の花をつまんでますよね」などと、なけなしの知識で会員の方とお話もしてしまいました。

  さて、池に戻って
  

  池を見下ろすベンチのある、私の指定席へ
  

  ここからは目の高さに満開の桜がみられます
  

 お花見は仲間や家族とワイワイするのがやはり楽しそう。でも、そんな光景を前にしながら、一人で静かに花を眺めるというのも、これまた一興。そういう時に花を見上げるのは首が疲れてしまいます。やっぱりこの位置がいいのです。
 ここにいると、とりとめもなくいろいろな思いが去来して来て、あっという間に時計の針が回って行きます。そして今生きている幸せを感じながら、ふと我に返ると、混乱の中で必死に生きている人がいるのに、こんな至福の時間の中にいる自分が申し訳ないという気分になってしまいます。

  脇に目を遣ると、白いアヤメの花が咲き始めていました
    
 考えてみたら、もうすぐゴールデンウイークなのです。気温は春らしくても、日差しは確実に初夏に近くなっているのでした。

 この日は午後から広島-巨人戦があるので、時計が12時を回っているのに気づいて慌てて立ち上がり、酒の肴を買い込んでテレビの前に戻りました。

 その野球ですが、やりました。
 我がカープは、一昨年のセンバツ優勝投手の今村君がプロ初勝利を飾った前日に続き、この日は今年のドラフト1位の福井投手が初登板で見事に勝利投手になり、ジャイアンツに連勝です。
 今年は開幕戦でタイガースに連敗しましたが、これで3勝2敗1分に。勝ち星先行は昨年の開幕戦に勝った時以来です。去年はその後6連敗してそのまま低迷しましたが、今年はちょっと楽しみになりました。


    たけなわの春に至福のひと日あり  弁人


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桜も戸惑う?水都大阪の春

2011-04-18 10:27:14 | お出かけ・散策
4月18日(月)

  鯉のぼりの泳ぐ季節になりました
   

 ところで、先週の半ばから、大阪の庶民の春の楽しみ「造幣局の桜のくぐり抜け」が始まりました。

 造幣局の桜は、一昨年(2009年4月18日付けの記事)堪能させていただいたし、今年は八重桜の開花も遅くなっているようなので予定を立てていませんでしたが、「春の珍事」と題して、「なんと今年は、大川沿いのソメイヨシノが散る前に造幣局の桜が見られるという、こんなことは初めてのことかもしれません」というニュースが流れました。
 そんな折、ちょうど奈良にいる妻君が大阪へ行く用事があるというので、15日の金曜日にお花見のデートと相成りました。

  大川沿いから大坂城を眺めて
  
 ソメイヨシノの花が堤防の高いところにあるので見えませんが、桜の右側に造幣局があります。

 まだ開花していない種類の花もありましたが、今年は夜間のライトアップの中止ということもあるのか、結構な人出で混み合っていました。

  もちろん、満開に咲き誇っている花も
  
   

 八重桜に包まれたあとは、歴史博物館と大坂城に足を運びました。

  お掘り端の枝垂れ桜
  


    秀吉の目も丸くせむ花の宴   弁人


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「京の桜、どうどす・・」

2011-04-14 10:34:52 | お出かけ・散策
4月14日(木)

 一昨年の春に京都を訪れた時、桜は2、3分咲きでした。そういえば、京都ではまだ満開の桜に出会っていませんでした。

 今度、雨が来たら花散らしになってしまいそうなので、一昨日、麗らかな陽気に誘われて電車に乗りました。

  インクラインの桜並木を眺めながら
  

  まずは平安神宮へ
  
 左近の桜は山桜なので、ほぼ散り加減でした。

  ソメイヨシノの手前は、桜のおみくじで満開に
  

  枝垂れ桜で有名な神苑どすぇ
 
  
   



    平安の漂ふ桜の宴かな   弁人



  次は、平安神宮の北東の黒谷にある金戒光明寺へ
  

  桜は山門の前後がいちばんきれいでした
  
   


  さらに足を延ばして、北野の平野神社へも
  

  参道には花見茶屋が所狭しと
  

  本殿前の枝垂れ桜
  

  ここはとにかく品種の豊富さで有名なのです
  



    隔てなく春も北へと移らなむ  弁人


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「天空の白鷺」とは如何に

2011-04-12 21:44:13 | お出かけ・散策
4月12日(火)

 この地で「白鷺」といえば、もちろん国宝姫路城を指します。

  その白鷺城、今は修理中でこんな姿に
  

 平成の大修理ですっぽりと覆いに隠れています。せっかく見学に来ても純白の漆喰が鮮やかな雄姿が見られないということで、昨年から観光客も少なくなっていました。

 ところが、修理中でも人を集めようとしたのかどうか、そのへんの事情はわかりませんが、春休みに入った3月の末から多くの人が詰めかけているのです。

 実は、覆いの中にエレベーターを設置して、修理中の様子を目の当たりにできるようにしたのです。

 名づけて「天空の白鷺」とか。
 
 春休み中には、全国から「レキッズ」(歴史好きの子どもたち)がたくさんやって来たという話で、新学期が始まった今も、土日は予約をしておかないと入れないという盛況振りなのです。とにかく、今しか見られないものを、ふだんは見られないところから見られるというのですから。

  興味津々。桜の咲き始めた平日に行ってみました
  


    大天守桜の上の壁画かな   弁人


  さっそく、エレベーターで最上階に
  
 ここは屋根の修理を見学するところで、海抜100mの高さだそうです。もちろん、ふだんはこの位置から天守閣を見ることはできません。

  振り向くと、姫路市内周辺の展望スペースになっています
  

  1階下のフロアからは、壁面修理の見学ができます
  


 ところで、「天空の白鷺」に入れなくても、修理前のように上のほうまでは行けず一部だけですが、今までどおり天守閣内部の見学もできます。

  その入り口は、一度外に出た所にある脇の小天守から
  

  内部から見た修理の足場
  
   

 11時半頃の見学だったので、お昼休みになっていたのでしょうか、この日は残念ながら実際に工事をしている場面は見られませんでした。

 もっとも工事は5年間もかかるそうで、屋根瓦の葺き替えや漆喰の塗り替えはまだ先のことなのかもしれません。

 明石から姫路まで新快速で25分。その時々の場面で見学する価値がありそうです。


    巣作りのつばめも驚く大手術  弁人

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めっちゃ楽しい「お花見」

2011-04-10 09:40:32 | KAZU君
4月10日(日)

 やっと桜が咲きました。

 雨上がりの土曜日の昨日、みんなでお花見に。

  まずは、お弁当の調達
   

  明石駅から山陽電車の特急に乗って、到着したのは須磨浦公園
  
 明石公園はまだ5分咲きということで、今回のお花見は数日ほど開花が早かった須磨浦公園にしました。
 
  さっそく遊具へ  
  

  公園の上には山陽電車が通ります
  

  反対側、公園の下には海が広がっています
  

  お滑り台もあって
  

  海の方にはJRの電車が次々と通り過ぎて行きます
  
 電車好きのKAZU君、遊び回りながら、上を見たり下を見たり、少々忙しすぎてお花見どころではありませんでした。

  「お弁当? もっと遊ぶぅ」
  

 ひとしきり思いっきり遊んでから、私の膝に落ち着きました。

  お待ちかねの「新幹線弁当」
   

  「うーん、おいしそーう・・・」
    


    ボクだって花よりもまずお弁当   孫弁人

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やっと春らしい陽気に

2011-04-06 15:26:40 | 身辺雑記
4月6日(水)

 あちらこちらで桜が咲き始めたという便りを耳にします。

  昨日、5日の明石公園
  

 毎日の気温を見ていると、明石は大阪より数度ほど最高気温が低いようで、桜の花もまだほとんどがつぼみのままでした。

 明石公園の中に、
  こんな名前の橋があります
  
 春が来て、たしかに喜ばしいいのですが、桜が満開になっていないので、生彩も今ひととつの感じです。

 桜はまだまだですが、私の住まいのそばに、
  木蓮の花がきれいに咲いています
  
 桜よりひと月くらい早く咲くこの花。今年はお彼岸の頃やっと花が開きました。今週末にKAZU君とお花見の予定なのですが、まだ早すぎるのかもしれませんね。


     木蓮の深呼吸せし朝静か   弁人



 話は変わって、そのKAZU君。最近、保育園からの帰り道に決まったルーティンができました。
 まず、17時57分頃に通過する「特急スーパーはくと」を見送ります。そのあと山陽電車の普通電車が上下から来て、JRの普通電車も上下から来ます。その下り電車が去ってから間もなく、上りの貨物列車がやって来ます。

  電気機関車を見送るKAZU君
  
 このあと、間もなく来る上りの快速電車と下りの山陽電車の特急を見送るまでは線路っ端を離れられません。

 ところで、先日両親の帰りが遅い日があって、私と二人で夕飯をとりました。

  「これ、なぁに? からくない? おいしぃ?」
  

 右を向くとテレビがあります。地元の明石ケーブルテレビの画面に明石海峡大橋が映ったのを見たKAZU君、ふと後ろの窓を覗き込んで、「橋、ないねぇ」と問いかけてきました。

  橋のライトアップは震災以来消えたままです
  

 今年は、寂しさの漂う春の到来となりました。

 実は、昨日の4月5日は明石海峡大橋の開通記念日でした。毎年、この日はライトアップの全パターンが見られるので楽しみにしていたのです。
 明石に来て最初の春だった一昨年は一杯やりながら部屋から眺めていました。昨年は逗子に帰っていて見ることはできませんでした。三年目の今年は明石でこの夜を迎えようと思ってたのですが、どうも記念日の日もライトアップは見られそうにありません。

 「5日もライトアップは節電ですか」と問い合わせたところ、「はい、犠牲になられた方へ哀悼の意を表していますので、5日の日を含めて、当分の間ライトアップは行いません」」という答えが返ってきました。

 灯りを消しているのは「節電」のためだけではありませんでした。


     復興を祈りて眺むる春の闇   弁人


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今ありて未来も扉を開く

2011-04-03 20:33:49 | スポーツ観戦等
4月3日(日)

  センバツ甲子園の大会歌の一節です。

  
 
    今ありて 未来も 扉を開く
    今ありて 時代も 連なり始める


 決勝戦を迎えた甲子園球場に、やっと春が訪れた感じです。

  1日(金)の準決勝第一日目。桜が開花
  

  決勝戦の今日。二日経つとこんなに咲いていました
  



     春近し今ありてこそ明日もあれ  弁人


 さて、予定どおりの甲子園の開催について、ちょっとばかり引っかかるものがあったのですが、始まった以上、野球好きはじっとしてはいられません。

 それにしても、戦慄と寒けに襲われた今年の春。甲子園も寒かった。そのせいか、序盤の数日は観客が少なく、土日でもゆっくり観戦できる状態でした。
 少し暖かくなってきて4月になりましたが、金曜の準決勝の日も空席が目立ちました。どうも、気温のせいだけではありませんね。やはり、日本人全体に精神的な落ち込みが漂っている感じで、そんな空気が被災地ではない関西にも確実に広がっているようです。胸を張って野球観戦という気分になれない人が多いのかもしれません。

 そんな時に「自分は元気を出して」というのは不謹慎かどうか。でも、入場料の一部は義援金に回りますし、球場で募金もすればいいかなと思って、何回も球場に通いました。

 終盤の試合は土日ということもあって、テレビでと決めていたのですが、今年はたしかに観客が押し寄せていない。それに、今日は九州勢と関東勢との決勝戦ということで、もしかしたら、いつものような超満員にはならないかもしれないと思って球場に向かってみました。
 果たして、推測のとおりチケット売り場で並ぶこともなく、すんなりといい席に座れました。

 決勝戦といえば、30年以上前の夏に一回だけ観戦したことがあります。横浜高校と早稲田実業という首都圏のチーム同士の対戦。横浜の愛甲投手と早実の荒木大輔投手の投げ合いと思いきや、二人とも打たれて降板、最後は横浜が逃げ切ったというゲームです。
 前日の夜に、急に見に行きたくなって作戦を立てました。仮に一番の新幹線に乗ると、甲子園には10時頃に着きます。その新幹線に応援の乗客がどのくらい乗るのかわかりませんが、とにかくその前に着くべく、早朝の飛行機で向かいました。
 伊丹空港に8時着。タクシー乗り場で「一緒にどうぞ」と、西宮に帰るとかいう人が声を掛けてくれて相乗りもでき、おかげさまで楽々入れたのですが、試合前には超満員になり、通路も少なく窮屈だった観客席の中に埋もれていたのを思い出します。


 それはさておき、今年のセンバツ。

 私は、基本的には投手戦が好きなのです。長打で簡単に得点するのではなく、好投手からいかに1点をもぎ取るかというところが面白くてたまりません。

 ということで、今大会は、報徳学園の田村君、岡山関西の堅田君、日大三高の吉永君に期待していたのですが、前の二人は一回戦であっけなく打ち込まれて姿を消し、日大三高の吉永君も初戦の明徳義塾に苦戦、最後は準決勝で九州国際大の打線の前に屈してしまいました。
 マークしていなかったのにびっくりしたのは金沢高校の釜田君。150キロのストレートは威力十分でしたが、彼もあえなく一回戦で敗退しました。今大会の敢闘賞は、この投手を見事に攻略した加古川北かもしれません。

 好投手が次々と消えていく中で、勝ち進んで行くチームは、とにかく打ちまくるという感じで、点差の開く一方的な打撃戦がやけに目立っていました。
 優勝候補だった大垣日大は東海相模に13失点、簡単に負けない智弁和歌山も履正社に10失点、その履正社が東海に16失点という具合。そして、私が勝手に優勝を予想していた日大三高は加古川北からは13得点で大勝したものの、九州国際に9失点を献上して敗退しました。

 そんな流れの中での今日の決勝戦、両チームとも打力抜群のチームなので、壮絶な打撃戦も予想されていましたが、私は内心、投手力から見て九州国際が序盤で大差をつけてしまうのではないかと心配していました。でも、まったく勝負はわからないものです。東海が本当に良く守って、試合の流れを相手に渡しませんでした。

  インニングスコア
  
 両方ともよく打ちましたが、東海は、そのうえ走って守って、まさに、走攻守三拍子とも完璧で全くスキがありませんでした。

  見応えのあるゲーム、ありがとう
  

  アッパレー!「がんばろう、ニッポン」
  


      思ひ深く締めの舞台に桜咲き  弁人


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