チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

「みちのくの桜やいかに」-角館編

2024-04-19 10:58:31 | 旅行

4月19日(金)

 淡い色の枝垂れ桜が迎える
  趣のある角館駅

  

 角館の桜、情報では「枝垂れ桜は散り始め・ソメイヨシノは咲き始め」と聞いていましたが、両方とも見ごたえたっぷりの、ちょうど良い日だったようです。

 枝垂れ桜に彩られる
  武家屋敷の家並

  

  

 

   漆黒の屋敷桜が浮き出させ  弁人

 


 町全体が枝垂れ桜に
  飾られている感じ

  

  

 

  お洒落な洋館も

  

 

 いっぽう、ソメイヨシノはというと、

 武家屋敷のすぐ西側に流れる
  桧木内川の土手が圧巻

  

  

  まさに「千本桜」

  

  

 

   滔々たる流れに惹かれ咲く桜  弁人

 


 お花見を堪能した後は
  比内地鶏の親子丼

  

 

 天気回復。再び枝垂れ桜咲き誇る
  町を散策

  

  

 

  桜の園に紛れ込む

  

  

 


   みちのくの空より垂るる糸桜  弁人

 

 

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「みちのくの桜やいかに」-平泉・盛岡編

2024-04-18 17:08:47 | 旅行

4月18日(木)

 

 桜ちらりと、平泉駅

  

 まずは、毛越寺へ。

 表門手前に広がる

  観自在王院跡

  

  本堂前

  

  毛越寺のお庭

   「浄土式庭園」

  

  池のほとりに

  「ハナカイドウ」

  

 

   往にし世の香りも添へて古寺の池  弁人

 

 毛越寺から桜の道をバスで抜けて、中尊寺に。

  参道「月見坂」からの眺め

  

 「本堂」

  釈迦如来にお参り

  

 そして、お目当ての

  「金色堂」

  

 見学参拝の後、月見坂から一本南の車道から帰ろうかと、蓮池のあるほうへ下って行くと、

  前方に「ソメイヨシノ」

  

  道に出ると、桜並木

  

  「ハナモモ」も負けじと

  

 

 次は、夕刻の盛岡

  裁判所前の「石割桜」

  

 

   みちのくの巨岩の上の夕桜  弁人

 

  県庁前のお堀端

  

  城址公園の「櫻山神社」

  

 

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家族総出の「浜名湖の旅」~その2

2024-03-31 09:50:31 | 旅行

3月31日(日)

 春休み「浜名湖の旅」の二日目です。

 一日目は雨にたたられましたが、夕方にいきなり晴れ渡って、そのまま二日目の朝を迎えました。

 KAZU君のお父さんは仕事があって、朝食後すぐに明石へ戻ったので8人に。

 まずは写真を一枚。

  「さあ、遊園地だね」

  

 移動はみんなで乗れる大きめのレンタカーなので、同一行動が基本です。

 もちろん、下の孫の二人は「今日は遊園地だぁ!」とはしゃいでいますが、実は、前日に雨で行けなかった「花博のフラワーパーク」のチケット、実は、事前に買ってあって無駄にするのももったいない。

 そこで、二手に分かれることになりまして、先に私たち夫婦と母親二人をフラワーパークに送ってもらって、KANA君パパと孫三人が遊園地へということになりました。

 したがって、遊園地の様子は残念ながら割愛。

 

 そこで、私たち大人4人は、広大な敷地の

  フラワーパークに

  

 花博は23日の土曜日に開幕したのですが、4日間雨続きで、27日のこの日に初めて青空がやって来たということです。

  少々照れくさい「記念写真」

  

 

   老夫婦長閑に辿る半世紀   弁人

 

 温室の中を歩いた後、

  チューリップのお花畑に

  

 両サイドは全部ソメイヨシノの並木になっています。そうなんですよ、予定では満開の桜の中を歩くことになっていたのですがね、今年は3月の低温のせいで、開花宣言もまだ出ていません。

 

 お目当ての桜は

  つぼみのまま

  

 「2月は暖かくて、初夏のような日もあったのに」とぼやきながら歩いていると、

  「あっ、二・三輪開いている」

  

 まあ、ほんのちょっとでも咲いているとうれしいものですが、「向こうに早咲きの桜が見えるね」という声に誘われて近くまで行くと、

 

 なかなかいい風情

  池の畔に「枝垂れ桜」

  

 

   我がプランおかまいなしの桜かな  弁人

 

 さて、そろそろ戻らないと迎えの車を待たせたら大変です。なにしろ今日のお昼は、「浜名湖至高の味」保証のうなぎ屋さんを予約してあるのですから。

 その鰻、食べるのに夢中でカメラに納めるのも忘れて、お腹の中に納まってしまいました。

 というわけで、写真は

  食後のひととき

  

 

   春の旅うなぎ頬張る孫三人  弁人

 

 

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我が一族みんなで「春休みの旅」~その1

2024-03-29 14:07:42 | 旅行
3月29日(金)

 大宮のKAZU君の高校受験が無事に終わりまして、彼、卒業式で「答辞」を読み上げたとか。
 一方、東京の孫のKANA君は4月から6年生のお兄ちゃんになり、妹のCHUMUちゃんは終業式で1年生代表のスピーチを見事にこなしまして、三人の孫たち、それぞれ希望に満ちた春休みを迎えました。

 私ども夫婦は、今年ともに後期高齢者となり、誕生日が4月の私には、すでに新しい保険証なるものが送られて来ています。
 まあ、名実ともに老夫婦ということですが、実は、昨年の6月に結婚50周年を迎えておりまして、そんなことも理由に、「一度私どもの一族?、娘一家と息子一家揃って温泉でも行こうか」という話が持ち上がりまして、年明けからプランを立ててきました。

 総勢9人、部屋は三家族三室、会食は単独の別室でとか、条件をいろいろ設けると、ネットの予約サイトからではなかなか難しく、今回はJTBの窓口のお世話になりました。

 箱根?伊豆?日光鬼怒川?那須?・・・といろいろ考えたのですが、コロナが収まってきてインバウンドが回復、誰もが思い当たるような観光地は、どこも混雑しそうなのと、KAZU君のお父さんが明石からやって来るということも考慮して、宿泊する温泉は浜名湖の舘山寺温泉ということになりました。

 3月26日の朝。東京駅に集合し、新幹線「ひかり」で
  雨模様の浜松に
    

 まずは腹ごしらえ。浜松餃子の専門店は予約が取れず、
  チェーン店の「五味八珍」
  

  浜松餃子に
  

  炒飯やラーメン
  


 一日目は、三日前から始まった「浜名湖花博」の会場のフラワーパークで満開の桜の下でお花見のプランでしたが、あいにくの空模様。それに今年の桜、まだ咲く気配まったくなく、仕方なく室内で楽しめる水族館へ。

 浜名湖の南のほう、弁天島近くの
  「ウォット」です
  

  パンダウナギや熱帯魚
  
   

  ひとまず休憩
  

 早めに宿に着いて外を眺めると、目の前に遊園地「パオパオ」
  「明日、楽しみ!!」
  

  「あれ、晴れて来たよ」
  

「今日のうちにロープウエイ乗っちゃおうか」ということになり、急いでお出かけ。


   雨雲の俄かに消えて春の夕  弁人


  楽しい会食を終えて
  


   春休み旅寝の夢に観覧車  孫弁人

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「おいでなして しもすわ」に誘われて(二日目)

2023-11-19 11:52:27 | 旅行
11月19日(日)

 一日目、ほぼ下諏訪を歩き回った感じでしたが、夕方に落ち着いたお宿は「かめや」さんです。
 この宿は旧本陣の一部を分割した敷地に建っていて、明治維新の少し前、中山道を下って江戸へ向かった皇女和宮降嫁の折に宿泊された宿でもあります。
 つまり、本陣の旧跡はすぐ隣にあるのですが、実は、前日の水曜日は休館日ということで見学できませんでした。

 ということで、二日目のスタートは前日に入れなかった旧本陣の見学からです。

 江戸時代に本陣を務めていた岩波家、今も代々本陣跡を守り続けています。
  その門をくぐります
  

 朝日に眩しい
  ウメノドキの実
  

 下諏訪随一の名庭園ともいわれる
  江戸時代そのままのお庭
  
  

 明治天皇の御座所になったという、庭を前にしたお部屋で、28代当主岩波太佐衛門尚宏さんから、直接本陣やお庭の説明を受けながらお抹茶をいただきました。


   旧本陣 庭の紅葉の寂かなり  弁人


 本陣のお庭の佇まいに癒された後、再び門の前の旧街道へ出て、すぐ先の二街道合流地点を今日は右に折れて、

  朝日に光る旧中山道へ
  


   小春日や旧街道の道しるべ  弁人


  かつての旅籠が並びます
  

 坂の下で
  国道20号線に合流
  


   下諏訪の路地の出で湯の暖かき  弁人


 これでほぼ下諏訪の町を歩き終えたでしょうか、旅の締めくくりに、下諏訪駅から一駅の上諏訪へ向かいました。

 温泉街を抜けて
  湖畔の公園に
  

 方向は西北西かな、アルプスがきれい。
  乗鞍・穂高あたりでしょうか
  

 湖畔近くの温泉街に「片倉館」という風格のある西洋建築の建物があって、
  「千人風呂」があります
  

 階段の窓から見える
  紅葉もロマンチック
  
  

  「さあ、ひとっ風呂」
  


   湯けむりに雪のアルプス浮かびけり  弁人


 「お昼は鰻かな」と思っていたのですが、風呂上がりのビールをいただいているうちに外に出るのがおっくうになり、そのままお蕎麦をいただいて、上諏訪駅から「あずさ」に乗って帰って来ました。


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「おいでなして しもすわ」に誘われて(一日目)

2023-11-18 17:06:31 | 旅行
11月18日(土)

 昨日は雨風、今日は強風と荒れ模様の天候ですが、荒天になる前の15(水)・16(木)の二日間、信州は「諏訪の旅」を楽しんで来ました。

 今回は「その1(一日目)」の記事です。

 新宿から「あずさ」に乗って、
  下諏訪駅に到着
  

 国道20号を西へ少し進んで、斜め左の
  旧中山道に
  

 江戸の昔は湖畔の常夜灯だったという「大石灯籠」を眺めながら、諏訪大社春宮へ真っ直ぐに伸びる「大門通り」をてくてく。

 今は神様が「秋宮」のほうにいらっしゃるという話もありますが、とりあえず「春宮」を参拝。
  神楽殿の後ろにご本殿
  

 ところで、今回、下諏訪へやって来たのは、実は諏訪大社参拝が第一の目的ではなく、以前、春宮の近くにある禅寺「慈雲寺」の、苔むした参道とお庭を紹介した番組を目にして、「そのうち行きたい」と思っていたからなのです。

 「春宮」の大鳥居の前の道を東に進むこと数分。
  長い石段が、「やれやれ」
  

 石段を上ってすぐの所に、杉木立の中の
  苔むした参道
  

 初冬のひんやりとした空気の中の静寂感。なんとも言えません。

 苔の参道を抜けると、石仏が並んでいる境内に。本堂の前庭には「天桂松」という大きな松がご鎮座。本堂に参拝して左の書院のほうへ向かうと、

  枯山水のお庭
  

 奥のほう、本堂の後ろの紅葉もきれいなようなので、行ってみました。
  池泉庭園の紅葉
  


   鳥啼きて諏訪の名刹冬支度  弁人


 再び苔の参道を通って石段を下ると、そこは和田宿から来て下諏訪宿が目の前の「旧中山道」。

 風情溢れる
  旧街道を歩いて行くと
  

 もう一つ由緒ありげなお寺がありました。

 紅葉に彩られた
  浄土宗来迎寺
  
  

 門前からさらに街道を進んで、左に本陣の屋敷を見ながら歩くと、すぐ先に「右旧中山道、直進旧甲州街道」という案内があって、ここは二つの街道の合流地点というか、旧甲州街道の終着点ということになるのでしょうか。

  こんな標識が
   

 右に曲がらず、そのまま真っ直ぐ甲州街道に入ると、すぐに諏訪大社「秋宮」の前に出ます。

  参道の紅葉
  

 「春宮」同様、神楽殿の後ろに本殿があって、神楽殿にはここも出雲大社ふうの
  太いしめ縄が
  

 お諏訪さまですからね、
  「御柱」の写真も
   

 ずいぶん歩きました。この日のお宿は、先ほどの二街道合流地点にある「かめや」さんということで、少し早めの「ひとっ風呂」と思ったのですが、見上げると、空がやけに晴れ渡って、雲がほとんど消えています。
 急遽予定変更、2キロ先の湖畔の公園まで行ってみることにして、あと2㎞ほど歩きました。

 湖畔到着。でも、
  肝心な所に薄雲が
  

 ここは「関東の富士見百景」の一つに指定された場所で、湖のいちばん先の、山と山との間に富士山が見えるはずなのです。

  こんな具合に
  

 湖畔のベンチに小一時間ほど座って、高原の初冬の空気を味わいながら、

 もう一回、望遠レンズを向けると、
  見えますよね。やったぁ!
  


   諏訪湖より眺むる富士の雪仄か  弁人



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白石川を後に、仙台の奥座敷の温泉へ

2023-04-14 10:34:28 | 旅行
4月14日(金)

 「白石川一目千本桜」。満開の桜に間に合わず、少々残念でしたが、これも旅の思い出。まあ、良しとしておきましょう。
 この日は、大河原駅から東北本線で仙台駅に戻り、「奥州三名湯」の一つ、秋保温泉へ。

 泊まるのは「伝承千年の宿」と謳う
  温泉宿「佐勘」
  

 松島や作並温泉は何回か泊まったことがあるので、今回は、少々有名な所へ。
 ここ、秋保(あきう)は、難読地名の一つで、クイズ番組にも時々登場しますが、妻君も「何回聞いてもなかなか読めない。仙台にそういう名前の温泉があるんだ」と言うので、「それじゃ、今度行ってみよう」と話していたことを思い出しまして。

 仙台駅からバスで40分、青葉山の下をトンネルで潜り、市街から離れて峠のような所も通るので、いくぶん気温が低いのかもしれません。バスの車窓に散り始めの桜が目に入ってきました。
 そこで翌日、宿を出て温泉街を歩くと、所々にまだ桜の花が残っていました。

  こんな具合
  
  


   バス停の華やぎ暫し八重桜  弁人


 昔、仙台から電車が走っていたようで、秋保電鉄の
  「磊磊(らいらい)峡駅」跡
  


   走らない電車一輌春麗ら  弁人


 ところで、温泉入口の交差点のそばに、「覗(のぞき)橋」という名取川の清流に架かる橋がありまして、

 上から覗くと、手前の岩に
  ハート形のくぼみが
  

 昨今、観光地に行くと、「恋人の〇〇」なる所がよくありますが、これ、自然にできたくぼみでしょうかね、如何に。

 それはさておき、ここは、秋保温泉の名所の渓谷
  「磊磊峡」でして
  

  上に、先ほどの「覗橋」
  

  ところどころに桜も
  

  清流に断崖
  
  


   岩肌と渓流前に花菫  弁人


 はじめは、温泉の奥の「秋保大滝」のほうへ行こうと思ったのですが、交通の便が悪く、秋保では磊磊峡を歩くにとどめ、お昼に仙台へ向かい、牛タンでお腹を満たして午後の新幹線に乗りました。


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「いざ、お花見-第2弾」~桜前線に追い付けず~

2023-04-13 10:19:52 | 旅行
4月13日(木)

 旅の後始末とフォトの整理に少々手間取り、一日ほど間が空いてしまいましたが、「宮城お花見旅」編です。

 ということで、2023年「お花見」の第2弾。「今年のメインは宮城県の名所にしよう」と、花便りを見ながら意気込んで旅のプランを立てました。

 ここの桜の見頃は、例年4月中旬以降とのことですが、今年は桜前線の北上が想像以上に早い。ということもふまえて、咲き始めになることも覚悟の上で、第二月曜日の10日に宿を押さえておいたのですが、その結果、

 お目当てのソメイヨシノ、残念ながら、もう、
  散っちゃっていました
  

 10日の朝、新幹線で仙台へ向かい、東北本線で南に戻って船岡駅で下車。
 駅の北側すぐのところに流れているのが白石川で、船岡から一つ先の駅の大河原まで4㎞ほどでしょうか、川の土手がずっとソメイヨシノの並木になっています。

 名付けて、「白石川堤一目千本桜」と。

 でも、桜前線は、
  すでに去った後でした
  

 4月3日に「ほぼ満開」という情報がありましたが、東京の桜だって、満開の発表から十日ほどは咲いていましたから、大丈夫だろうと思っていたのですがね、直前の土日が風の強い荒れ模様の天候だったそうで、一気に散ってしまったということでした。

 仕方ないですね。ここは予定どおり、桜並木の堤を歩いて、上の写真の桜の上にある小山を目指しましょう。

 この小高い山は、ここ柴田町の「さくらまつり会場」になっている
  「船岡城址公園」
  

 山本周五郎の「樅の木は残った」の舞台になった所で、歩道橋のすぐ上の展望台にすくっと立っているのがその樅の木です。

 歩道橋を彩る桜も、
  すでに葉桜
  

 樅の木の展望台から望む
  桜並木と蔵王連峰
  

 「満開とは言わずとも、せめて散っていなかったら」と、ここで、一度だけ正直な感慨を述べておいて、あとは禁句といたしましょう。


   散りてなほ瞼に映る桜かな  弁人


 山頂へは、「桜のトンネルをくぐって上る」というのが謳い文句の
  「スロープカー」で
  

 「混んでいて乗れなかったら引き返そう」と思っていましたが、桜の散った後の平日。すんなり乗れました。

 なるほど、ソメイヨシノの下を
  くぐって行きます
  

 山上は花園になっていて、初夏の花、
  シャクナゲ
  

  ヤマツツジ
  

 そして、これは春の花の
  ハクモクレン
  
 ソメイヨシノに先んじて咲く花がですよ、なんとまあ、今まさに咲き始めたところとは。

 やはり、温暖化は不気味ですね。「花暦」がおかしくなっちゃっています。

 とはいえ、山頂からの蔵王連峰の絶景もすばらしい。眼下に、
  白石川に沿って走る東北本線
  


   鉄博のジオラマのごと春景色  弁人


 絶景に心洗われた後、再び白石川の堤に下りると、

 紅、白、源平咲きの桃の花が
  桜並木に彩りを
  

 さらに歩いて行くと、ここも絶景ポイント。
  韮神(にらかみ)堰
  


   風呂絵師の眼に適いそな春景色  弁人


 「桜の花が・・・」でしょうか。おっとそれは禁句でした。

 おや、ここに一本咲いていました。
  これは、遅咲きの桜?
  

 そろそろ大河原の駅に近くです。末広歩道橋から
  下流、船岡方向の眺め
  

 この辺り一帯が大河原町の「さくらまつり会場」になっていて、河原にはお祭りのお店も並んでいましたが、まるで初夏のような日射しの中、人もまばらで、少々寂しげな光景になっていました。

 さて、ひと休みしたら、桜と蔵王連山の光景を胸にしまって、仙台行きの電車に乗ることにしましょうかね。


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伊勢からの帰りに、「豊川稲荷」と「浜名湖の鰻」

2022-11-09 15:42:06 | 旅行
11月9日(水)

 駅伝観戦の後、久しぶりに伊勢神宮に参拝し、夕方名古屋へ戻りましたが、新幹線に乗ってしまえば。その日のうちに家に帰るのは簡単です。
 たしかに、小田原までノンストップの「ひかり」なら乗車時間は1時間ちょっとなのですが、日曜の夕方の新幹線はけっこう混み合っている上に、岐阜ではこの日にキムタク扮する「信長祭り」とかがあって、たいそう人が押し寄せているとか。なにも急いで帰ることもありません。「翌日にゆっくり帰ろう」ということで、

 月曜日の朝、名古屋から名鉄の国府駅へ向かい、
  豊川稲荷行きの電車に
  

 JR飯田線の「豊川駅」に隣接する名鉄の駅名は
  「豊川稲荷駅」
  

  昭和レトロな参道商店街
  

  商店街の先に「総門」が
  


   行く秋や お揚げの香り門前に  弁人


  門をくぐると、立派な鳥居
  

 豊川稲荷はお寺だと聞いていましたが、さすがに、この鳥居をくぐると不思議な感じがしないでもありません。

 そこで、さっそく由緒を記した案内を。
 正式には「円福山豊川閣妙厳寺」と。そして、お寺の鎮守として祀られているのが「吒枳尼真天(だきにしんてん)」と称される仏教の女神で、この女神様、稲束を手に白い狐の背に乗って現われたとか。
 
 その女神様を祀ってあるので、鳥居の先にあるのは
  「本堂」ではなく「本殿」
  

 神仏習合思想によるものなのでしょうが、近代に入ってからの「神仏分離」をうまくくぐり抜けてきたのでしょうね。
 鳥居をくぐって「本殿」で参拝となると、やはり戸惑いますが、女神といっても仏教の神とかですから、静かに手を合わせてお参りしました。

 その本殿の手前の脇に
  鯉の泳ぐ池とお庭
  

 池の縁から宝雲殿という建物の下をくぐって行くと、
  千本幟と「景雲門」
  

 白い幟も赤い提灯も、共に「豊川吒枳尼真天」とあって、「奥の院」と「狐塚」への参道になっていました。

  「奥の院」に参拝
  

 参道商店街が目の前の
  「総門」に戻って
  

 豊川に来たのなら、お昼は「稲荷寿司」となるところですが、まだ10時過ぎ。やはり、「浜名湖の鰻」でしょうか。

 商店街を抜けて、JR「豊川駅」から
  飯田線で豊橋へ
  

 豊橋から東海道線で浜名湖へ向い、鷲津・弁天島・舞阪辺りで下りれば鰻屋くらいはあるだろうと考えていましたが、途中下車はやはりしんどいなと、浜松へ直行。

 新幹線口(南口)を出て
  すぐ目の前の
  

  「丸浜」で鰻重を
  


   浜名湖の鰻も美味し秋の昼  弁人


 駅伝は優勝できませんでしたが、おいしい鰻にありつくことができまして「満足、満足」。

 前日の朝、名古屋へ向かう時と同様、帰りの「こだま」の車窓にも
  爽快な富士の雄姿が
  

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秋の北東北旅 ~その4~「三陸鉄道リアス線」後編

2022-09-18 11:07:26 | 旅行
9月18日(日)

 「北東北の旅」の最終日。三陸リアス線をさらに南下して気仙沼を目指します。

 5時過ぎに目をこすりながらカーテンを開けると、
  鮮やかな日の出
  

 おかげさまで、4日間、最後まで天気が崩れませんでした。

 浪板海岸駅8時55分発。大船渡の盛(さかり)駅行きです。
  二輌編成で来ました
  

  走り出して一つ目の駅
  

 井上ひさしですね。「吉里吉里人」でしたっけ。それに、次の駅の大槌には、港の湾内に「ひょっこりひょうたん島」のモデルになった小島があるということで、カメラを構えましたが、

 大槌の港も高い防潮堤ができていて、よく見えません。 
  こんな具合に
  
  

  あの歌、若い人は知らないでしょうね。
  「丸い地球の水平線に
   何かがきっと待っている
   苦しいこともあるだろさ
   悲しいこともあるだろさ
   だけど僕らはくじけない
   泣くのはいやだ、笑っちゃお
   進め、ひょっこりひょうたん島
   ひょっこりひょうたん島・・・」

 不思議ですね。子どものころ、テレビの前で何気なく口ずさんでいた歌が、現に被災地になっている土地の島が所縁となって、何十年も前にできていたのですから。

 列車が大槌を発車すると、まもなく釜石市に入り、次の駅は鵜住居(うのすまい)駅。
 釜石といえば、ラグビー日本選手権7連覇の偉業を果たした「新日鉄釜石」の記憶が鮮明ですが、3年前のワールドカップを機にでき上がった釜石の「復興スタジアム」。その最寄り駅なのです。

 進行方向左側。
  駅の手前で見えました
  

 なんか、朝、列車に乗ってからここまで、少ししんみりした思いに耽って車窓を眺めていましたが、浪板海岸から30分ほど、やがて列車は釜石の駅に。

 駅の南側、いかにも釜石らしい
  製鉄所の偉容
  

 この辺りというか、大槌辺りから南のほうは典型的なリアス式海岸で、駅は入り江になっている奥にあって、駅と駅の間は山というか半島というか、列車はそれを抜けるトンネルを走り続けます。

 釜石から1時間弱で、完全試合を達成した、あの佐々木明朗君の出身地の大船渡市に入って、

 三陸リアス線の終着駅、
  盛(さかり)駅に到着
  

 到着ホームの反対側は、かつての東北本線、一関駅へ向かう大船渡線のホームなのですが、今は線路が撤去され舗装されています。

 スムーズにバスに乗れるよう、
  一段低くして
  

 線路のあった所にバスを走らせるという新交通システム。称して「BRT(バス・ラビット・トランジット)」とか。
 ということで、盛駅から気仙沼駅まではバスに揺られてということになります。

 「リムジンみたいなバスが来るのかな」と思いきや、
  ちょっとがっかり
  

 降車ボタンもあって、ほぼ普通の路線バスという感じでした。

 途中、「奇跡の一本松」で有名になってしまった陸前高田も通りますが、今回はバスの中で黙礼して先を急ぐことにします。なにしろ、便数が少ないもので。

 その陸前高田市にやって来ました。
  空っぽの集合住宅
  

 屋上まで水に浸かったとかいう
  米沢商会ビル
  

 そして、海のほうに
  奇跡の一本松
  

 訪れる人が多いのでしょう。「奇跡の一本松」のすぐ手前に「東日本大震災津波伝承館」という施設ができていて、辺り一帯は「津波復興祈念公園」としてきれいに整備されていました。
 大きな「道の駅」といった感じで、あまりの立派さに目を見張りましたが、これからは、修学旅行生をはじめとして、犠牲者の慰霊と復興の祈念のために、多くの人が訪れるのでしょうから、それ相当の施設ができることは良いことなのかもしれません。


   運命の悪戯まさか鰯雲  弁人


 さて、陸前高田を過ぎて間もなく、バスは高速道路の三陸自動車道に入りました。そうなんですよ、さっきのシートベルトもない乗合バスがですよ。たしかに、今、三陸自動車道はどこも無料になっているのですがね、さすがにびっくりしました。
 仕方なくじっと身をかがめていると、高速を出て気仙沼の町に入り、最後の2~3㎞でしょうか、再び旧大船渡線の専用道を通って気仙沼駅に着きましたが・・・。
 大船渡からの気仙沼の間、震災の被害はきっと相当なものだったのでしょう。「BRT」と謳っていますが、バスがかつて線路があった専用道を走ったのは、最初の15分くらいと最後の数分だけでしたから。
 途中でバスが一般道を走った区間、陸前高田市内もそうですが、おそらく鉄道のあった所は壊滅的だったのでしょう、その様子が容易に想像されます。

 そして、いま降り立った気仙沼。思えば、ここは津波の被害もさることながら、漁船の火災から広がった大火の被害が甚大だったなと、3.11の夜のテレビ映像が今でも目に焼きついていて蘇ってきます。

 とりあえず港へ向かって、
  お寿司屋さんでお昼ご飯。
  


   島国や秋の旅路は海海海  弁人


 お土産も買って、あとは、今回の旅の最後のローカル線、一関まで1時間20分の「大船渡線」の車窓を楽しんで東京へ帰ります。

 気仙沼発、一関行き
  二輌編成でした
  

 そして、〆の列車の一関からの新幹線、平日なのに、夕方だったからでしょうか、満席でした。
 JR東海のドル箱は東海道新幹線とよく聞きますが、かつて、明石との往復でガラガラの時が何回もありましたがね。
 つい、「JR東日本の新幹線も、けっこう儲かっているんだ」と思いながら東京に帰ってきました。


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