チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

「熱田と伊勢の神宮参拝」と称して、「駅伝の応援」に

2022-11-08 17:27:28 | スポーツ観戦等
11月8日(火)

 6日の日曜日、いいお天気でした。
 
 新横浜6時始発の朝一番の新幹線に小田原から乗りました。

 いい一日になりそうな
  爽快な富士の雄姿
  

 そして、7時50分。全日本大学駅伝のスタート地点の熱田神宮西鳥居前に。

 テレビ中継、始まっているもようで、増田明美さんとスポンサーの長谷川工務店提供の
  大学別スポーツドリンク
  

 コロナ第7波が収まり加減の上、「旅行支援」とかで人出が戻ったところに、依然、感染対策は抜かりなくということで、一般立ち入り禁止の規制が多く、思うようにコース沿いに行けません。
 右往左往して、なんとかスタートから200メートル辺りの所にたどり着いたところでスターターの号砲が鳴り響きましたが、

 すごい人波で
  選手、よく見えず
  

 1区の序盤はどうせ一団なので、選手に声掛けできなければ意味ないのですが、それでもここに来たのは、駅伝の応援に際して、今回は、まず熱田神宮にちゃんとご挨拶しておこうと思ったからです。

  ということで、本殿に
  

 熱田神宮は「草薙神剣」を祀っていますから、ここはひとつ必勝祈願をしたいところですが、スポーツは戦争ではありませんので、心は広く寛容にと、少々いい子ぶって、学生ランナー全ての健闘をお祈りしました。

 お参りを済ませて、イヤホンの中継を聞きながら名鉄の駅へ向かっていると、なんと、「国学院の島崎君、後方に下がり集団からも置いて行かれそうです。15~6位か」という音声が。「願いごと、間違えたかな」と思わず苦笑。
 名古屋駅で近鉄のホームへ向かい、特急券を購入してベンチで待っていると、「2区で青学ブレーキ気味。国学院の山本君、ごぼう抜きでジャンプアップ」とのこと。結局、山本君は17位から10人抜きで7位に、青学の白石君は順位を2位から13位まで落として3区に入ったもよう。
 勝負事はわかりませんね。私の予想では、「優勝争い。駒沢が頭ひとつ抜き出ていて、青学が迫り、国学院もいい勝負ができそう」ということで、もしその類のものがあるとすれば、「この順で三連単、押さえを同三校の三連複にしておけば、まず外しそうにないな」と思っていたのに、この段階で三校のうち先頭争いをしているのは駒沢だけで、そこから青学は2分以上、国学院でも1分以上離されている状況なのですから。

 ところで、駅伝の追っかけといっても、私ももういいトシですから、走り回って何ヶ所もというわけにはいきません。名古屋から乗った特急、鈴鹿市の白子で降りました。

 駅から歩いて数分、5区12.4㎞の5.9㎞地点の沿道に。
  トップ、駒沢篠原君
  

 この場所には5年前にも来ましたが、先頭が来るの、あの時より3~4分早い。少し間を置いて早稲田、順天堂が行った後、トップと2分近くの差で、

  4位、国学院青木君
  

 まだ童顔の一年生ですよ。出雲の1区で好位置につけた選手。マスク越しに「行けるぞ、アオキ!」と声を掛けましたが、聞こえたかどうか。

 まもなく、創価の島津君と青学の岸本君が並んで
  やって来まして、
  

 二人ともそれぞれエース格の選手ですから心配しましたが、青木君、見事に声援に応えて、二人に追い付かれなかったどころか、前の早稲田と順天の二人を抜いて2位でタスキを繋いだもよう。なんと、駒沢の篠原君より10秒上回るタイムで区間賞に輝きました。

 さあ、また特急に乗って伊勢に向かいましょう。
 問題は、選手が内宮宇治橋前のゴールに来るのは13時10分頃なのですが、お昼近くになると周辺の道路は通行止めになってしまうことです。
 さてと、11時34分に着く宇治山田からタクシーでたどり着けるか、五十鈴川まで行って2~3キロ歩くかと迷いながら、より確実な後者をと五十鈴川の駅前に降りると、なんとラッキー、タクシーが1台。おかげさまで、おはらい町でゆっくり「てこね寿司」を味わうことができました。

 お腹を満たして12時45分にゴール地点に行くと、
  たいそうな人垣
  

 ゴールの瞬間を観るのはあきらめて、神宮会館のほうへ少し戻った反対側に陣取り、待つこと10分ほど。

 優勝まであと150m。
  駒沢のアンカー、花尾君
  

 駒沢強すぎ。ここはほぼ直線なのに、2位の国学院の姿が見えません。その差はゆうに1㎞は越えていたようで、

 3分20秒後に、やって来ました。
  国学院伊地知君
  

 昨年もこの最終区を走り区間賞。今年もがんばって、去年よりジャスト1分早く走ったものの、駒沢花尾君に3秒及ばず区間2位とか。仕方ないですね、敵もさるものですから。

 最終中継所、7区近藤君の激走で2位でタスキを渡した青学は、3位の国学院に50秒先行していましたから、普通に走っていれば、私の三連単の予想どおりでした。ところが、アンカーの宮坂君がやや失速気味、伊地知君に抜かれ順天堂にも抜かれそうな状況でしたが、最後は1秒差、かろうじて3位を死守しました。
 ということで、結果的には駒沢の一強という呈ですが、実はですよ、国学院より33秒後にゴールした4位の順天堂までがですね、なんと大会新記録だったのです。
 なんか、優勝候補の一角の青学が今一つ振るわなかったかのような印象もありますが、ちゃんと大会新記録でゴールしているのです。2位の国学院だって4位の順天堂だってみーんな速かったんですがね、駒沢がとてつもなく速く走っちゃったということなのでしょう。なにしろ大会新記録を4分半近く更新しちゃったのですから。
 出雲も然り、伊勢も然り、好選手が揃ったチームが一人も取りこぼしなく好走したら敵いません。「あーあ、いくらがんばっても2位じゃなあ」と思わず溜め息。

 でも、選手たちはそんなに落ち込んではいませんでした。「ベストを尽くしたのだから」「まだ箱根が残っている」ということでしょう。

  屈託なく明るい表情
  

 なんか、孫の笑顔を前にしているようです。7区の平林君がまだ到着していないのが残念。それに、アンカーの伊地知君はというと、

 取材や関係者とのやりとりで忙しいんです。
  左後方に監督、こちらに
   凛々しい伊地知君
  


   駅伝の歓声吸ひし秋の空  弁人


 まあ、駅伝の応援というと、いつも時間に追われたりするので、伊勢神宮も、今までは宇治橋を渡った所で頭を下げて済ませていたのですが、今回は、久しぶりにちゃんとお参りしようと思っていました。

 ということで、秋色濃い
  宇治橋を渡って
  

  10年ぶりの内宮参拝
  

 夕方、宇治山田から名古屋へ戻る特急に乗ると、
  桑名の手前の車窓に
  

 二日後の8日に皆既月食が見られるとか聞いていましたから「十三夜」くらいかなとシャッターを切りましたが、月齢は「12.0」とか。もっとも、「十三夜」は10月ですから、そのひと月後のお月様になりますが。


   木曽三川車窓に秋を惜しみけり  弁人



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