チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

もうすぐ初節句

2009-04-30 08:32:02 | KAZU君
4月30日(木)

 まずは、KAZUのはしゃぐ様子を動画で載せてみました。

  

 
 7月4日生まれのKAZU、あと数日で10カ月ですが、その翌日が初節句です。

    

 つかまり立ちもこんな感じで、近いうちに歩いちゃうのではないかと思うくらいです。

 先日、父親の郷里から名前入りの飾りの幟と鯉幟がやって来てベランダで泳いでいます。私どもも団地サイズの兜飾りをプレゼント。

 

 



     海峡を見下ろす団地の鯉幟   弁人


 さぞかし大喜びかと思いきや、 冒頭の動画のとおり、KAZUはほとんど関心を示さずに遊んでいます。
 

 保育園は、もう1年間「たまご組」でひよこにもなれないのですが、後輩の赤ちゃんの園児も何人かできて、ちょっとはお兄ちゃん気分を味わっているようです。とは言っても、家ではまだまだ赤ちゃんらしく愛嬌をふりまいています。

  



     鎧には見向きもせずに孫笑ふ   弁人


 お節句といえば「柏餅」ですが、どうも関西では「ちまき」が一般的なようです。そのうちお菓子屋へと思っていましたが、残念ながら、明日5月1日に逗子へ帰ることになりました。
 ということで、昨日、明石銀座のお店に立ち寄り、KAZUはまだ食べられませんが、初節句のおみやげにしました。
  


 となりに、あの「ういろ」がありました。昨秋の記事(10月19日付の「小田原ういろう物語-その1」)に載せられなかった写真を今回撮らせてもらいましたので、ここに載せておきます。

  


 あと二つ動画を追加します。


 最初はつかまり立ちに挑戦するKAZU
  


 次は、お気に入りの掃除機に興奮するKAZU
  
  



      猫のごとものに纏はる孫の春   弁人



  
 さて、明日の夕飯は逗子の我が家です。5月10日頃明石に戻る予定です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

兵庫の名匠-姫路明珍火箸

2009-04-28 07:43:02 | 明石風物
4月28日(火)

 鉄製の工芸品、姫路の「明珍(みょうちん)火箸」をご存知ですか。4本の火箸を吊り下げた風鈴が人気です。今日は姫路の話題ですが、明石近郊の風物ということで紹介します。

         


 明珍家は平安時代から伝わる鉄工職人の家で、もともとは甲冑師として鎧や兜を制作してきたという歴史を持っています。また、千利休の注文で火箸を作ったというエピソードも残っています。
 明治に入ると鎧や兜の需要がなくなり、火箸造りで生計を立ててきたのですが、戦後、日本人の暮らしの中から炭と火鉢が消えて行く中で火箸の需要もなくなり、伝統の火も消えるかどうかの瀬戸際に立たされた時、現当主の五十二代明珍宗理(むねみち)氏が風鈴の制作を思いつき世に送り出したところ、その音色に人気が出て高い評価を得るに至ったのです。


 ところで、半世紀ほど前、当時外国製品一辺倒だった放送用マイクの世界にソニーが参入。技術革新とともに小型化が進み、今では「マイクはソニー」と言われる時代なのだそうです。
 実は、そのソニーの技術陣が音質検査に使っているのが明珍の火箸なのです。2本の火箸を糸でつないで鳴らすととても心地よい音が発せられるのです。その優れた音色と余韻を生音源にすることによって、マイクの世界に革命がもたらされたとのことです。
 まさに、日本古来の鉄製品の火箸が、先端の技術の世界の中でよみがえったと言えるのではないでしょうか。

 映画やテレビの音楽担当で有名なシンセサイザー奏者の冨田勲氏は、その昔、たまたま姫路駅で火箸を買ったのがきっかけで、この音色にすっかり魅了され、彼が担当した映画の「武士の一分」や「たそがれ清兵衛」の効果音に使われたり、サッカーW杯日韓大会の時は、決勝戦の前夜祭で奏でられたそうです。また、スピーディワンダーをはじめとして、この音色を愛する音楽家やミュージシャンも数多いとのことです。


 もう10年以上も前になるのでしょうか。娘が明石の会社に就職した時に、明珍火箸のことを話し、「姫路が遠くなかったら風鈴を買ってきてほしいな」と頼んだ覚えがあります。その風鈴は逗子の家にありますが、今はエアコンで涼をとる時代で、吊り下げておいてもなかなか音色を楽しむことができません。


 暖かくなったら一度工房へ足を運びたいと思っていましたが、やっと叶いました。姫路駅からバスで15分ほど、城下町の路地に「明珍火箸本舗」の看板が。
  

 小さい町工場のような工房でした。
   

 玄関を入ると、つつましやかに風鈴が
  


    かねの音や白鷺城より風薫る   弁人


 鉄製の花器なども並んでいます
  

 せっかく来たので私も火箸を購入しました。音源に使うようなものは、ん十万円もするそうで、私はかなり安価なもので我慢です。それでも木箱に入っていて高級感は十分です。
    

 ドアのそばにつり下げておくとドアチャイムになるのですが、私は部屋の中の通り道に設置、軽く触れるように通ります。不思議なもので気分が癒されます。

090511-11.AVI




    入り魂の匠の音色や春暮るる   弁人


 連休明けの5月6日(休)~12日(火)に、横浜高島屋で明珍宗理氏の作品展示会があり、案内状をいただきました。ちょうど逗子に帰っている時なので、出かけようと思っています。皆さまもいかがですか。

  




コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日のつぶやきNo3-「数字に強く」-

2009-04-22 10:20:21 | つぶやき
4月22日(水)

 イチローが張本勲氏の持つヒット数の日本記録(3085本)を塗りかえました。

 「次の目標は世界新記録、ピートローズの4256本ですね」
という質問に、彼は次のように答えました。
 「数学の苦手な人はすぐそういうことを考えますが、私は数学が嫌いではなく、それがどんなに遠くにあるのかということがわかりますので、今は考えられません」

 張本氏は、テレビで「4000本はまず間違いない」と言っていましたし、私も、イチローがケガや病気に見舞われなければ世界記録に届くのではないかと、ひそかに期待している一人ですが、数字の現実を考えると、彼の言うとおり軽々に口に出せる状況ではないのです。
 世界記録まではあと1170本。生涯に1000本打てば名選手の世界で、今からそれ以上のヒットを打たなければならないのですから。
 でもメジャーで年間200本安打を8年連続で打っている彼のことです(このこと自体がすごい記録で、9年連続で世界新記録)。だから大丈夫だろうと思いがちですが、今年からさらに5年連続で200本安打を記録しても、まだ届かないのです。順調に行ってもあと6年かかります。そして年齢の問題。1973年生まれの彼は今年36才になります。6年後は42才になる年です。

 日本の球界で40才を越えてもヒットを打ち続けている選手と言えば、筆頭は今年41才になる金本で、あとは楽天の山崎くらいでしょうか。この二人と同い年の広島の緒方や、1つ下で今年40才になる中日の立浪は代打出場がほとんどで、二人とも昨年のヒット数は15本でした。
 2000本安打を達成している現役選手に広島の前田と石井琢朗がいますが、二人ともまだ30才台にして常時出場ができません。
 競争の激しい世界で、はたしてイチローが何才までレギュラーの座を守れるのか。冷静に数字を見ると、やはり記録達成は至難の業と言わざるを得ません。

 ところで、イチロー選手の通算打率は0.340で群を抜いています。彼を打席に迎える投手は、どこに投げてもヒットにされてしまうのではないかと思ってしまうでしょう。しかし、数字を裏返せば6割以上はアウトになっているのです。ものは考えようですが、われわれはつい数字に踊らされて本質を見失ってしまうこともあるのかもしれません。


 話は変わりますが、先日、娘夫婦のマンションに明石市から「定額給付金」の案内が送付されていました。我が家に電話をしてみたところ逗子市はまだのようでした。誰だって1万円以上の臨時収入があればうれしいですよね。
 でも簡単に言えば、自分が納めた税金がほんの少しだけ戻されるだけなのです。ところが、本来減税で対応するところを選挙対策かどうか、現ナマで配っちゃおうという作戦が功を奏し、多くの人が「貰える」という気分になっているようなのです。まさにバラマキ効果抜群で、内閣支持率も上昇し、総理もまんざらでもなさそうと聞くと、何かおかしいと思わざるを得ません。もう少し賢くならないと、私たちは目先のことで一喜一憂する「朝三暮四」の猿になってしまうのではないでしょうか。
 
 今、消費税は5%ですから、24万円の買い物で12,000円の税金を払っているわけです。そんな高額な買い物は控えていると言っても、日常の生活費を積み重ねていけば、24万円というのはそうびっくりするほどの額ではないと思うのですが如何でしょうか。実はその消費税分が戻ってくるだけのことなんです。だから、12,000円をどう使うかというキャンペーンで踊っている人たちが滑稽に見えるのですが、一方で、こういう人たちがいるからこそ少しは景気対策になるのかもと納得したりして複雑な思いです。

 一人ひとりにとってはそれほど浮かれるお金でもないとは言っても、国民全体に給付すると2兆円を超えるそうで、これは消費税年間1%分に相当します。つまり、今回の給付金というのは消費税の1%分を国民に現ナマで配ったことになるのです。その分はいずれまた消費税でということなのでしょうか。単年度だけ6%にということはありえませんが、仮に6%で考えると、20万円の買い物で給付金分の12,000円が消えてしまいます。日々の生活の中で1%の税率がたいしたことないのか、大きな負担になるのかということも考え方ひとつでしょう。

 最近、政府は景気対策として15兆円規模の補正予算をまとめたようです。赤字国債でまかなうということは、すべて国民の借金ということになります。仮にこの返済を消費税でということになると、税率を今より6%も上乗せしなければなりません。ゆくゆく消費税が10%になるのではという不安がいよいよ現実味を帯びてきます。10%になれば、12万円の支出で今回の給付金分の税金を納めるということになります。やっぱり給付金は撒き餌ではないのかという感が強くなります。そしてそのエサ代は誰が出したのかと考えるとやりきれません。

 もちろん景気対策はぜひ進めてほしいと思いますが、果たしてこういう方法しかないのでしょうか。民主党の対案が見えないのが残念ですが、今回の補正予算に期待する声などを耳にすると、ここでもやはり、自分を含めて庶民全体が「朝三暮四」の猿のように見えてしまいます。数字をきちんと分析して判断する姿勢を持たないととんでもないことになりそうだと思いませんか。


 余談ですが、15兆円を算用数字で表すと0がいくつ並ぶか想像できますか。紙に書いてみるとびっくりします。これが国民一人当たりいくらになるのか、例えば1億で割ってみるとします。筆算で0を消していけば簡単ですが、数字が苦手の人は電卓で試してみましょうか。実は普通の電卓では無理なのです。まず15兆などという数字が入力できないのですから。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今ひとたびの花見かな

2009-04-18 08:48:34 | お出かけ・散策
4月18日(土)

 KAZUとの花見が今年最後の桜と満足していましたが、数日後に大事な花見を忘れていたことに気づきました。

 大阪造幣局の桜のくぐり抜けです。
  

 実は、KAZUは花見の疲れか、月曜と火曜日は発熱で保育園を休みました。二日間一緒にいましたが、乳児はマスクなんてしませんので、不注意な私にも風邪が移ってしまい寝込んでしまいました。

 造幣局のくぐり抜けは7日間限定ということで、布団の中で気が急いて焦っていましたが、昨日ちょっと無理をして行って来ました。

 尼崎でJR東西線に乗り換え、桜宮の大川を渡ったところにある大坂城北詰駅で下車しました。

  造幣局は川の対岸に
  

  造幣局を対岸に望む市の史跡「藤田邸跡庭園」、新緑の中でした
  

  くぐり抜けは一方通行。入口の南門ですが、平日にしてこの混雑
  


    新緑に負けじと意地の八重桜   弁人


 造幣局の川沿いの庭に、100種類以上の桜が何百本も並んでいます。そのほとんどが「関山」という品種をはじめとする八重桜で、右に左に多種多彩の桜が並んでいるさまはまるで展覧会のような雰囲気です。

 以下、その作品?を並べます。

 毎年「今年の桜」が指定されるそうで、
  今年は「平野撫子」
   

  色彩が淡く上品な「九重」
  

  なんと、黄緑色の花弁の「御衣黄(ぎょいこう)」
  

  花がさくらんぼのように垂れ下がる「朱雀(しゅじゃく)」と「鬱金(うこん)」
  
   

  アーモンドの花を八重にしたような「静香」
  

  名前そのまんま「紅手鞠」
  

  一重、五弁の桜がありました。その名は「匂桜」
     


    貴やかに造幣局の桜展   弁人

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

〆(し)めの花見にKAZUもご満悦

2009-04-12 17:01:35 | KAZU君
4月12日(日)

 初夏のような天気が続いています。今年の桜は開花こそ早かったものの、いきなりの低温、おかげさまで慌しい思いを三週間近くにわたって味わうことができました。

 花見と言えば、本当は先週のはずだったのです。でも、明石の桜は満開がずれ込んでいたので、昨日の土曜日(11日)に家族でお花見となりました。

  お出かけ前からウキウキ気分
     

  ほらね、絶好のお花見日和
  

 一週間前に、ちゃんと下見をしておいたので場所はバッチリでしたが、慣れない地べたの上で戸惑い気味?
  

  でも、だんだんとKAZUもお花見気分に
  

  すっかりご満悦
  

  お父さんはウトウトだけど、ボクは元気
  
    

  でも、とうとうボクもおやすみに
  



  健児なり節句の前に花吹雪   弁人


 桜と言えば、10年ほど前に妻君と行った信州の高遠。そこで出会った山頭火の「太鼓たたいて桜散るばかり」という句碑を思い出します。
 孫を抱いてのお花見で、つくづく幼な子の行く末が平和な社会であることを祈った次第です。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

しょしゃざんのしゃそうじょう -姫路散歩-

2009-04-10 19:17:56 | お出かけ・散策
4月10日(金)

 「外郎売」の口上にある早口言葉「書写山の社僧正」。姫路の郊外に書写山があって、その山上の森の中に園教寺という名刹が潜むように佇んでいます。

 西の比叡山と言われる書写山には、そのうちに行ってみたいと思っていましたが、せっかくなら桜の季節にしようかなということでとっておきました。

 今週は毎日好天続きで、遅めだった兵庫の桜も一気に見頃になり、8日(水)の朝、今日は西行きの電車だとウキウキした気分で出かけました。姫路は電車で30分ほどで着きます。駅からバスに乗りましたが、姫路に来て姫路城に行かない手はないと、大手門前でバスを降りました。
 ここも「桜名所百選」の地で、まさに絶好の見頃、ちょうど満開でした。
  大手門を入ると
  

  数分歩いて
  

  西の丸です。ここが一番きれいだったかも
   

  天守閣より西の丸を見下ろす
  


   花の雲浮かぶ国宝天守閣   弁人


 桜を堪能した後、今日の目的の書写山へ。30分ほどバスに揺られてからロープウエイで山上へ。
  

 姫路方面は春霞の中で、瀬戸内海はよく見えませんでした。
  

 山道を15分ほど登っていくと、突然目の前に、本堂の摩尼殿が現れました。
     

 ミニ清水寺と言ったら失礼でしょうか、山肌に立つ舞台造りで、見上げると、東大寺の二月堂とも雰囲気が似ていました。
 寺全体が自然林の中にあり、ロープウエイからは山桜が幾本も見えましたが、染井吉野などの桜は少なく、桜の名所と言う感じではありませんでした。写真はもみじの若葉で、紅葉の時期はすばらしいかもしれません。
  
  

 園教寺は清水寺と同じく西国三十三ヶ所観音霊場の一つで、ここでも、「花山法皇一千年御遠忌」ということで、御本尊の六臂如意輪観音像が御開帳されていました。

 さらに山道を進んで行くと、ハリウッド映画「ラストサムライ」のロケ地となった大講堂や食堂(じきどう)があります。食堂は二階建で、この種の建造物としては非常に珍しいとのことでしした。
  



   書写山に鶯鳴きて風そよぐ   弁人


 明日の土曜日はKAZUも一緒にお花見です。かわいい写真が載せられますかな。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スペシャルサンデー

2009-04-06 13:55:13 | 身辺雑記
4月6日(月)

 競走馬の名前ではありません。昨日の5日(日)はちょっと特別の日曜日だったのです。

 明石海峡大橋の誕生日(開通記念日)でもあったのですが、実は私の誕生日、それも「還暦」を迎えた日だったのです。部分的ですが、少しだけ年金を手にするトシになりました。

 長い間、誕生日なんて歳を取るだけだと、特別の感慨にひたることはありませんでした。それに、夫婦とも学校勤めでしたので、毎年この日は「入学式」か「始業式」でてんてこ舞い。子どもたちだって、学校に通っている頃は自分のことで精一杯の日だったのです。一日二日経ってから「俺、一つトシ取ったんだ」と思うことがよくありました。

 だいたい、この日が日曜日だったという記憶がないのです。それで調べてみたら、11年前の1998年以来でした。松坂擁する横浜高校が選抜で優勝した年です。この年の4月5日の日曜日がどんな日だったかよく覚えていませんが、入学式をサボって甲子園球場へPL学園との準決勝を見に行った年です。第二試合がやはり神奈川の日大藤沢(エースはヤクルトの館山投手)対大阪関大一(ロッテの久保投手)戦でした。翌日に職場で、教頭から嫌みを言われたのを覚えています。まったく不謹慎な話のようですが、神奈川の野球関係の先生方はけっこう甲子園球場に来ていて、「明日の決勝も一緒に見ようよ」と誘われたものです。私の本務は野球ではなかったので、もちろん断りましたが。

 今年のカレンダーを見た時は、「仕事を辞めたら日曜日の誕生日が来た。意味ねーなぁ」と思いました。ところが、昨日はカープが巨人に開幕2連勝して、朝からウキウキ気分。KAZU君は前日に両親の会社の花見があってお疲れ模様だし、「今日は一人で思いっきり遊んじゃおうかな」と。

 でも、ソフトバンクは杉内が、楽天はマー君が投げるかもしれない。夜はカープ戦があるし、開通記念日の橋のイルミネーションも見なくてはということで、「おいしい肴とお酒でテレビ観戦」にまさるものなしという結論になりました。

 「めでたい」からではありませんが、今の時期は旬の明石の桜鯛でしょう。刺身と塩焼きの両方。酒は神鷹の「明石大橋」ラベルでということに。
      
      

 さっそく魚の棚へ行きましたが、明石駅は花見客で賑やか。そこで私もタコとイカの揚げ物を手にまずはお花見。明石の桜はちょっと遅くてまだ二~三分咲きです。


    花便り明石の棚に桜鯛   弁人


  左上が坤(ひつじさる)櫓、右には巽(たつみ)櫓があります。
  

  明石城址公園は「桜名所百選」の一つで、剛ノ池が人気スポットです。
  
    

 「桜名所百選」といえば、去年も一人で名古屋の鶴舞公園に行きました。3月の末だったのですが満開でした。
  去年の鶴舞公園
     

  昨日はこんな場所に陣取りました。
  


    還暦に心傷みて花笑ふ   弁人


  ヒヨドリがさかんに花をついばみに。
  


 一人で花を眺めていると、「逗子の桜はどんな具合だろうか」という感慨が込み上げてきて、たくさんの懐かしい思い出が次々と脳裏に浮かんできます。

 ふと我に帰るともう昼過ぎ、あわてて魚の棚に戻り、買い物をして帰りました。鱈の白子が美味しそうだったので、昆布と豆腐とネギを入れて「白子ちり」も作りました。
   

 テレビのほうは、マー君は投げませんでしたが、パリーグは3試合とも激戦で、ロッテが9回サヨナラ、ソフトバンクは延長10回サヨナラ、楽天も延長で11回に決着という大熱戦。夜のカープも粘って延長12回1-1の引き分け。どの試合もこんなにヤキモキしたテレビ観戦は珍しい。

 窓に目を向ければ、5分ごとに変化する橋のライトアップ。写真は数枚しか撮れませんでしたが、朝から夜まで至福の日曜日を過ごすことができました。

 
  
   
     
    

    海峡を跨ぐ明りや春うれし  弁人



【追記】関大一高出身の久保投手はタイガースに移籍したようで、7
    日のカープ戦に先発していました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日のつぶやきNo2-「プロ野球開幕」-

2009-04-04 07:26:23 | つぶやき
4月4日(金)

 昨夜プロ野球が開幕しました。おかげさまで私の応援する広島カープは、ものの見事にジャイアンツを退けました。
  

  シーズン前の私の予想
○ セリーグ
 ジャイアンツの連覇濃厚。ドラゴンスが不気味。タイガースもそこそこだが中心選手がベテランばかりで1年もつかどうか。青木一人のスワローズと村田のいないベイスタは苦しい。どうも、我がカープのAクラス入りも夢ではなさそう。
○ パリーグ
 総合力でライオンズ。杉内と私の好きな川崎がいるホークスが巻き返しを期して対抗か。ダル一人の感じのハムと投手力にかかるロッテ、外国人パワーに依存のオリックスは期待薄。いちばんの楽しみは人気二枚看板の岩隈とマー君を擁する楽天で台風の目になる可能性も。

 言っておきますが、私の予想はだいたいはずれます。

 選抜の甲子園も思惑違いでがっかりしました。私は、天理とPL学園が強いと確信していました。ところが、両校とも接戦で負けてしまい、この二校に勝った早稲田実業と南陽工業も決勝には進めませんでした。一方、秋の関西大会でPL学園に完封コールド負けした報徳学園がベスト4に進出という、見る目のない私にとってまたもや予想外の結果でした。
 どうも決勝に残った長崎の清峰と岩手の花巻東が強かったようです。両校とも投手力は文句のつけようがなく、決勝戦のスコアも1-0の投手戦でしたし。

 でも、ちょっと気になっているのです。
 決勝戦を例に挙げます。序盤の清峰先制のチャンス、1アウト2塁で1、2塁間のゴロのヒット。投手戦の様相を考えると、当然ホームへ突っ込むところでしたが、3塁で止まりました。これはコーチャーの判断もあるので仕方ないのかもしれませんが、返球がキャッチャーまで来てジャックルしているのに、ヒットの走者が1塁ベース上でガッツポーズでもしていたのでしょうか、2塁へ進んでいなかったのです。その結果、相手が前進守備にならず内野ゴロで無失点。
 一方の花巻東は、1点を追う場面で先頭バッターがキャッチャーフライ。高々と上がった飛球が風に押し返され、投手とファーストとキャッチャーの間のフェアーゾーンに落ちたのですが、バッターはホームベース付近で止まったまま眺めていてキャッチャーゴロでアウト。
 要するに、両軍とも「勝つために全力を尽くす」という集中力が欠けていたのです。

 今年は、関西にいることもあって、甲子園を身近に感じていました。ブログでには書きませんでしたが、準々決勝にも足を運びました。決勝はテレビ観戦でしたが、高校野球の魅力である「はつらつさ」と「勝つことへのひたむきさ」という点で物足りなさを感じました。


 話は戻って、大人のプロ野球。昨日の巨人-広島戦。

 カープ先制、0-1で迎えた1回裏のジャイアンツ。亀山・鈴木の連打で無死1、2塁。3番小笠原のセンター右斜め後方の飛球で亀山がタッチアップせずランナーそのまま。続くラミレスが外野飛球を放つも、結局得点できませんでした。細かい1点にこだわらず長打で圧倒ということなのでしょうか、その後ジャイアンツは小笠原とラミレスの連続ホームランで見事に逆転しました。そんな野球では長丁場は持つはずがないとテレビに向かってぼやいていましたが、一試合も持ちませんでした。結局は足を絡めた攻撃でカープに再逆転され、開幕ゲームを落としました。

 まさに「原巨人に死角あり」なのです。


 WBCで川崎選手が見せた、勝利に向かって前向きな姿勢、新鮮で溌剌としたプレー、そしてフォアザチームの信念。
 ただ「いい選手だな」と思っているだけの高校球児やプロ選手がいるとすれば、野球ファンとしては残念でなりません。

 カープ、優勝しちゃうぞ。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

KAZU生後九箇月而立

2009-04-03 16:48:29 | KAZU君
4月3日(金)

 まずは写真です。
    

 2日の夜、KAZUが突然低いテーブルに「つかまり立ち」をしました。
 ついさっきまでテーブルの下にしか行けなかったのに。

 KAZUと私が保育園から帰って間もなく両親も勤めから帰りました。私はKAZUを横目に世間話をしてから自分の住まいに戻ったのですが、夕飯の仕度を始めた時に「びっくりメール」が写真とともに送られてきました。


   幼子も木蓮のごと立ちにけり   弁人


 年度末に、保育園からアルバムが届きました。やはり、お座りしているかよつんばいで遊んでいました。
 でも、ハイハイのスピードはとても速くなったと思ってはいたのですが。

 
   
   
      


 最近、ズボンをはくようになりました。それで昨日も一昨日も、おむつ替えの時に「早くつかまり立ちができるようになるといいね」と話しかけていたのです。
 
 気持ちが通じて気合いが入ったのでしょう、きっと。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

家族も花も弥生かな

2009-04-02 08:38:42 | 旅行
4月2日(木)

 弥生三月の末の27日金曜日、妻君が休暇を取って明石にやって来ました。
 もちろん目的は約三か月ぶりの孫とのご対面です。

 二日間、おバァちゃんと一緒に遊んで、だっこもしてもらい、ミルクも飲ませてもらって、KAZUはとてもご機嫌でした。

  
  

   弥生尽孫の笑顔にとけ込みて   弁人


 さて、せっかくの関西行、ゆっくりしてもらいたいと、夫婦で南淡路に出かけました。下関と並んで有名な福良港の「ふぐ」、ほとんどの旅館は二月までなのですが、ぎりぎり出してくれる宿を見つけました。
  福良港の朝
  

 気候温暖な南淡路ですが、桜はまだ二~三分咲きでした。
  南淡路の桜の名所、賀集八幡神社
  


 ところで、妻君が「帰りに本尊を御開帳している清水寺に寄りたい」と言うので、「それじゃぁ付き合おう」と、急いでたこフェリーに乗り、明石から京都へ向かいました。

  今日のフェリーは黄色の船体「あさかぜ丸」。
  果たしてがらがらで、トラックも乗用車も数台ほどでした。
  


   春潮や海峡フェリー健気なり  弁人


 ぽかぽか陽気の中、昼過ぎに清水寺に着きました。

  

 開花宣言がとても早かった京都でしたが、染井吉野はまだほとんどがつぼみの状態、早咲きの枝垂れ桜がところどころで見ごろになっていました。
  清水寺参道
  

  円山公園。場所は確保すれども肝心の花はつぼみで
  

  祇園白河沿いの枝垂れ桜
  

 鴨川沿いは五条大橋から南で咲いていました。
  写真は七条付近
  


   早咲きの桜を愛づる観世音   弁人


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする