チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

「出雲駅伝」-母校で声援も、駒沢に完敗

2023-10-10 15:30:54 | スポーツ観戦等
10月10日(火)

 今年も期待が持てそうな国学院の駅伝。

 先月、熊谷で主将の伊地知君の快走を見て、「4年ぶりに出雲へ行っちゃおうかな」とも思ったのですが、なにしろ、駅伝は休日の開催ですから、時すでに遅し、列車も飛行機もホテルも思うように手配できません。
 まあ、優勝候補の一角に挙げられているとはいえ、「青学や中央も手ごわいし、それ以上に駒沢が強そうだし」と自分に言い聞かせて、今回、出雲行きは断念。

 そんな折、母校の教室でパブリックビューイングがあると知り、これはひとつ申し込んでおこうかと。

 そして、昨日のスポーツの日。
 出雲は曇り空とはいえ、気温20度半ばの秋らしい日だったようですが、都心は10月とは思えないような低温で、

 降り続く冷たい雨の中
  懐かしきキャンパス
  

 若いころは何回か研究室に顔を出したことがありましたが、その後は長いことご無沙汰で、明石から戻ってから二回ほど博物館に来たものの、大学キャンパスの中を歩くのは数十年ぶりです。

 今の大学はどこもすごいですね。昔は、ごく普通の学校の少し大きめの建物という感じでしたから、まさに隔世の感。

 博物館に来た時に驚嘆して眺めた
  タワー校舎
  

 この日は、卒業生を迎える「ホームカミングデー」と称する催しの日で、
  キャンパスも賑やか
  

 駅伝のPVもその催しの中の一つで、
  応援グッズも万端
  

 教室に入るのは50年ぶり。
  前後の間隔がややきついか
  

 ゲストは4人の陸上部OBですが、そのうちの一人、4年前の出雲駅伝で優勝テープを切った土方英和氏(現在旭化成)は、6日後15日のマラソンMGCに出場するということで、

  オンラインで登場
  

 まずは、レース前のトークで
  前祝いでしたが、
  

 いざ始まると、1区から駒沢が独走態勢に。国学院の1・2区は若い2年生。1区の上原君はまあまあでしたが、2区の青木君が今一つで、早稲田、青学に抜かれ4位に後退。3区は創価と城西の留学生が区間1、2位の快走でそれぞれ2位・3位に上がり、我が伊地知君、がんばって早稲田をとらえるも5位に。そして、勝負所の4区は、私が1区に予想していた山本君。彼は三本柱の一人なのですが、「どうも、脚の具合が万全ではないらしい」という情報が。それで距離が短めの4区になったのかもしれません。

 そんな中、なんとか順位をキープして
  5区の高山君へ
  

 高山君も5位をキープしたまま
  アンカーの平林君へ。
  

 平林君、青学をとらえ4位に浮上し、
  3位城西を追って激走
  


   神在りの出雲へ大声 お江戸より  弁人


 結局、城西には30秒ほど届かず、
  無念!の4位でゴール
  

 2位の創価、3位の城西は予想できませんでしたが、5~6キロの短い区間が三つある6人のレースだと留学生の占めるウエートが大きいということでしょう。

 いずれにしても、国学院のタイム、2時間11分07秒はもの足りません。4年前の優勝タイムは2時間9分58秒で、あの時以上のメンバーとも言われたのに1分以上遅れていますから。
 昨年、駒沢が記録した大会新記録が2時間8分32秒だったので、国学院は4年前のタイムより1分以上速く走らないと優勝できないと思っていたのですが、相手の駒沢が前回よりさらに41秒上回る2時間7分51秒で走ってしまいましたから、初めから勝てるレースではなかったということですね。

 さてさて、伊勢の全日本は8人、箱根は10人で、人数も増えるし距離も長くなります。そのぶん、選手層の薄いチームのサプライズは少なくなるのですが、はたして、盤石の駒沢に一泡食わせることができるかどうか、今回の結果、心中穏やかではありませんが、それでもひそかに期待することにしましょう。


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タイガースが「アレ」を決めた日、暑き熊谷へ

2023-09-15 20:57:13 | スポーツ観戦等
9月15日(金)

 異例の猛暑の中で、まったくと言っていいほどお出かけしていませんでしたが、ペナントレースが大詰めを迎えていたこともあって、「涼しくなったら新幹線に乗ってマツダスタジアムへ行っちゃおうかな」と、チケットの具合なんかも調べていたものの、一向に暑さが収まらない中で、カープは6連敗。一方、どこかで躓くんじゃないかと思っていたタイガースが9月に入って負けなしの10連勝。ということで、お楽しみのプランはご破算に。

 「なんか、つまんないな」と落ち込みながら、次のお楽しみに目を向けると、そうです、もうすぐ駅伝の季節なのです。ここはひとつ気を取り直し、ご贔屓の選手の動向を調べてみると、目の前にありました、ちょっと楽しみなレースが。

 というわけで、昨日14日の午後、戸塚から上野東京ラインの涼しいグリーン車に乗って小旅行に。

 考えてみると、ちゃんと電車に乗るのは、6月半ばに小田原へ出かけて以来で、多摩川を渡った先(県外?)となると、4月にお花見で仙台へ行って以来ですから、なんと5ヶ月ぶりです。

 「この夏は暑かったからなあ、久しぶりだなあ」とか呟きながら降り立ったのは、

 まだ残暑厳しき中、なんと、
  暑さで有名な熊谷の駅前
  

 熊谷と言えば、写真の銅像の熊谷次郎直実と、

  ラグビーと
  

  お彼岸を前に、この暑さ
  

 名菓「五家宝」も有名ですが、最近はかき氷「雪くま」が話題。この気温ですから今回は逃すわけにはまいりません。ということで、観光案内所で駅近のお店を聞くと、目の前のビルの中の飲食店街にある二店を紹介されました。

 「雪くま」は、雪のようにふわふわとした氷が柔らかに溶ける味わいが特徴で、シロップ等は各店それぞれのオリジナルとか。写真を見ながら「無難なのは、いちごミルクかな」と、「鉄八はっかい」というお店に入ると、

 ラグビージャージが並んでいるレストランでして、かき氷を単品を頼むのは
  少々気が引けましたが、
  

 来ました。この店のオリジナルの
  いちごミルク
  

 さてと、いよいよ今日の目的の場所へ。

 バスに10分ほど揺られて着いたのは
  熊谷陸上競技場
  

  日本インカレ初日です
  

 17時の気温、まだ33℃だそうで、座っていても汗がにじんで来ます。


   今知りぬ二百二十日の暑さかな  弁人


 さて、お目当てのレースは
  18時40分出走の
  

 前の女子のレースが暑さで超スローペースの上、周回遅れの選手も完走したので10分ほど遅れています。
 帰りの時間が心配ですが、18時の気温が32℃でしたから遅くなれば気温も下がるはずと気を落ち着けて、

  さあ、スタート
  

 暑さの中、1周目からかなりのハイペース。2周目も28分そこそこのタイムが出る速さで、

 さすがに、日本人選手は7人のケニアの留学生から離れ
  第二集団を形成
  

 19時現在の気象条件が発表されました。
  気温31度になりました
  

 日本人の8位集団、10人になりました。
  29分台半ばのペースか
  

 国学院大の主将の伊地知君は二番手の9位。二年生の嘉数君は集団のしんがりに。

 優勝は東京国際の一年生エティーリ君。
  速い。28分15秒です
  

 二位は日大のキップケメイ君とかで、留学生7人が先着した後、

 8位に、ラスト一周で第二集団から抜け出した伊地知君。
  猛烈なラストスパート
  

 日本人1位を狙っていたようで、
  ガッツポーズも
  

 タイムは29分30秒。自己記録より1分ほど遅いのですが、30度越えの中で上出来です。特に最後の一周の激走は見応えがありました。


   玉の汗拭ふランナー秋来たり  弁人


 ところで、残念というか、気になったのは、駅伝の強豪の駒沢・青学の選手が出場していなかったこと。駅伝の上位を目指す学校は、この時期そっちの練習に重点を置き、トラックレースを回避しているのか、はたまた、主力選手の状態を見せないようにしているのか、ちょっと不気味です。まあ、国学院も、埼玉出身の伊地知君はこの大会に思い入れがあったようですが、他の主力選手は北海道で合宿中とのこと、注文はつけられないのかもしれませんが。

 もう一つ、東京国際には、昨年まで史上最強の留学生と言われ、数々の区間新記録を出したビンセント君がいまして、彼が卒業してほっとしていたのに、今度はエティーリ君という一年生が入学、彼はすでにトラックでビンセント君の記録を塗りかえていて、かなり脅威です。ただ、駅伝は一人一区間しか走りませんので、問題は、日本人選手の中から1万メートル28分台の選手が何人出てくるかということでしょう。一昨年、ビンセント君を擁して出雲を制覇した時には丹所君といういいランナーがいましたし、その前、箱根で上位に入った時は伊藤達彦君という日本人エースがいましたから。

 それはさておき、帰りは熊谷20時過ぎの新幹線「たにがわ」に飛び乗り、東京駅で横須賀線に乗り換えましたが、横須賀線の車中で「プロ野球情報」を確認すると、「タイガース優勝」の文字が。翌日にマツダスタジアムでカープとタイガースの試合があったので、ちょっとホッとしました。
 虎キチの皆さま、甲子園で胴上げができてよかったですね。おめでとうございます。



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高校野球の夏到来-「今年は初戦勝ちました」

2023-07-11 11:18:25 | スポーツ観戦等
7月11日(火)

 梅雨明け??「いやー、暑い!」 でも、高校野球の熱い季節の到来でもあります。

 ご贔屓の横須賀高校、やりました。初戦突破であります。

 相手は、神奈川の高校野球界で、公立の試合巧者として名を馳せている横浜市立桜ケ丘高校。1999年には準優勝という経歴を有しています。
 実は、横須賀高校だって、昭和26・27年、二年連続でベスト4に進んだことのある伝統校ですが、何しろ、もう70年以上も前のこと、私ですら2~3歳の時ですから、今の部員にとっても歴史上の一出来事に過ぎません。
 さて、この二校。過去にも対戦はありましたが、この春の県大会予選で対戦した時は、桜ケ丘が1点差で勝利。でも、今年の桜ケ丘なら勝機も十分と、8日の土曜日、その昔、夏の初戦の桜ケ丘戦で涙を呑んだOBと一緒に、「39年前の雪辱を晴らさん」とばかり大和スタジアムへ。

 両チームとも投手力にやや難があるところに、南からの強風によるフライの落球もあり、点の取り合いとなりましたが、

 横須賀高校、よう打ちました。
  16安打。11-6
  

 何年ぶりでしょうか、
  感無量。勝利の校歌
  

 2008年に初孫のKAZU君が生まれてから、7月はほとんど明石にいたので、神奈川の夏の大会はあまり記憶にないのですが、明石から戻った2017年以降、横須賀高校が勝ったのは、コロナ禍で中止になった2020年の8月に無観客で行われた代替大会。この時はニ・三回戦と連勝しているのに、残念ながら記録には残っていません。
 実は、その年の4月から、今回同行したOBの一期下の後輩OBが監督になっていて、はじめに知らせを受けた時は、新たなスタートと期待に胸を膨らませたのですが、折からのコロナ騒ぎで、練習見学も追っかけ応援もできなくなり、せめて夏の大会だけはと球場へ出向いていたものの、21年、22年とも勝運に恵まれず、教え子の指揮官との笑顔での握手がお預けになっていたのです。


   甲子園一歩近くに汗拭う  弁人


 抽選番号が若かったので、二回戦は中一日の10日となりました。次は県立とはいえシード校の市ヶ尾高校。

 炎天下、35度越えの等々力球場。
  始まりました
  

 甲子園の予選はふつう梅雨時に始まりますので、2~3回勝たないと炎天下にならないのですが、温暖化による異常気象のせいなのか、去年も今年もはじまったばかりなのに真夏の暑さ。
 一回勝ったチームは、幾分緊張感も和らぎ勢いがある反面、「今日は、いやになるほどあちいなぁ」と、青空へ目を遣る余裕もあったりします。一方はシード校としての重圧を背負っての初戦。「あつい!」と嘆息している以前に、絶対負けられないという責任感とプライドが前面に出てきます。
 そんな中でのスタート。先に点を取ったほうが精神的にどれだけ有利かは自明の理。それがシード校のほうであれば、ますます有利に。

 という流れに乗って、一方的な展開になり、
  7回コールドで敗退
  

 さだまさしの「甲子園」の一節。
 「三千いくつの参加チームの中で
  たったの一度も負けないチームは一つだけ
  でもたぶん君は知ってる
  敗れて消えたチームも
  負けた回数はたったの一度だけだってことをね」

 どっかで負けなかったら甲子園の優勝チームになっちゃうわけで。
 そのチーム以外はすべて一回だけ負けることになっているわけで。

 そんな中で、一回歓喜の輪を作れたのですから、
  いいんです、下向かなくて
  


   汗まみれ歓喜を見遣る涙かな  弁人


 さあ、汗を流して、三年生は明日からの受験勉強、がんばれ!!


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学生野球の香り漂う「神宮球場」にて

2022-11-25 17:07:12 | スポーツ観戦等
11月25日(金)

 10月初めに、ヤクルトの村上選手が右中間スタンドに特大の56号ホームランを打ったのは神宮球場でした。
 そうなんです、今や、神宮といえばスワローズの本拠地というイメージが強くなりましたが、私が子どもの頃、国鉄スワローズのホームゲームは後楽園球場でやっていました。

 その頃の神宮球場といえば、六大学、東都大学、やはり早慶戦でしょうかね。まさに大学野球のメッカでした。最近はスワローズ関係の施設や看板が目に入ってきますが、土色が生々しい外壁の下の空間、売店があるスタンド下の狭い通路、そして、スタンドヘ上がる昔のままの階段。まだまだ大学野球の匂いがしみ込んでいて、郷愁がそそられます。

 その神宮球場で、毎年11月に行なわれるのが「明治神宮野球大会」。大学の部は、その年の大学日本一を決める意味合いが強く、高校の部は、秋からの新チームの各地区優勝校が集い、優勝したチームの地区には、3月のセンバツ出場枠が1枠増えるという仕組みになっています。

 実は、この秋、国学院大学が東都を制しまして、二年連続3回目なのですが、明治神宮大会に出場と相成りました。
 だいたい、この大会は東都大学と六大学の覇者が強くて、優勝回数もこの二つの代表で半分以上を占めています。ところが、昨年は、千葉の中央学院大が準決勝で国学院を敗り、決勝で慶応を退け、東都、六大学の両方に勝って優勝、国学院を応援していた身としては、ちょっとがっかりという結果でした。

 今回の国学院は、秋の東都大学リーグの最優秀選手に選ばれた武内君(3年)、巨人からドラフト3位指名された田中千晴君(4年)、抑えには楠茂君(4年)と、投手陣がしっかりとしているので初優勝のチャンス到来と期待が膨らんでいました。

 ところが、球場へ行きたいと思っていても、高気圧と低気圧、前線が入れ代わり通過するこの季節。曇り空でも気温が低そうだと、出かける気分がそがれる中でしたが、大学の部の準決勝二試合の22日の朝は抜けるような青空が広がっていました。

 電車が混んでいる時間でしたが、がんばって、
  試合開始前に到着
  

 来季はジャイアンツのユニフォームを着る
  田中君の力投
  

 3-0でリードの6回1アウト。「おっと、打たれた」
  ライト前ヒット
  

 四球はありましたが、実は、ここまで
  ノーヒットピッチだったのです
  

 結果、好投手を擁する大阪商大でしたが、6-2で下し、決勝進出となりました。

 準決勝のもう一試合は、明治大と名城大の対戦。
 名城大の試合はテレビで見たのですが、ここも投手力がなかなかなのです。でも、前日の準々決勝から連戦なので、はたして如何に。
 一方の明治も、雨が降らなければ翌日が決勝なので、エースの村田君はベンチに。
 という状況ですが、私はスコアラーでもなんでもないので、気楽に観戦と、眺望の良い二階席に座ってみました。

  見下ろす感じ
  

 景色抜群。外苑の銀杏並木の向こうに
  スカイツリー
  

  序盤で明治リード
  

 このままリードを保って、5-1で明治が勝ちまして、翌日の決勝戦は「東都対六大学」という、順当といえばそれまでですが、楽しみな一戦となりました。
 ただ天気予報が思わしくなく、テレビ観戦でいいかなと思いながら帰途に就きました。

 そして、翌日。
 思わしくない天気予報どおり、雨で一日順延に。

 25日の朝、快晴です。やっぱり行きましょう。

 第一試合は高校の決勝。二年連続、大阪桐蔭と広陵の対戦。
 大阪桐蔭、5点先行されるもひっくり返して6-5の逆転勝ち。

  連覇で歓喜のナイン
  

 でも、ちょっとすっきりしない試合でした。

  スコアーは
  

 桐蔭の先発の南(恒)君、初回3四死球、2回は2四球に2失策が絡んで3失点。
 4回の2点は広陵の主砲真鍋君に特大の2ランホームランを浴び、完全な負けゲームでしたが。
 5回表の5点。記録では2四球に5本の長短打となっていますが、逆光の中、レフトほぼ正面の飛球が3本。それが3本とも球を見失い、結果、三塁打1本とニ塁打2本に。その後タイムリーヒットも出て、まったく、あっという間の同点劇でした。
 例えば、サングラスを換えてみたらどうかとか、守備位置とか打球を見る角度を工夫したらとか、どうして、間をとってベンチから何かことばを掛けてやれなかったのか、腑に落ちませんでした。

 まあ、高校の場合は最後の試合ではなく、両校とも何事もなければ、センバツには欠かせないチームですから、甲子園でまたがんばっていただきましょう。

 そしていよいよ、大学の決勝戦となりましたが、

 明治大の村田投手、140キロ台のストレートは数えるほどなのですが、コントロールが良いのでしょう、ヒットが続きません。
 国学院の武内君もさすがで、僅少差の投手戦となりましたが、

 三回表、無死一、三塁の先制のチャンスがあったんですがね、痛烈な三塁横のライナー、身長分くらいしかベースから離れていなかったのに、三塁ランナー必死に戻るも併殺というのがありまして、あれが痛かった。その裏に虎の子の1点が明治に入りまして。

 どっちみち、1点も取れないんじゃ、勝てません。
  国学院、完封負け
  

 ドイツに逆転勝利した日本のサッカー。
  再現はなりせんでした
  


   善戦とは空しき響き冬の空  弁人


 東都のリーグ戦は制したとはいえ、全国では2位ですか。
 準優勝は偉いんですがね、国学院は、この秋、駅伝も出雲・伊勢ともに2位で、なかなか優勝できません。残るは箱根駅伝ですか。
 年明けの初夢。せめて夢の中だけでも栄冠を手にする姿を見たいものです。


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「熱田と伊勢の神宮参拝」と称して、「駅伝の応援」に

2022-11-08 17:27:28 | スポーツ観戦等
11月8日(火)

 6日の日曜日、いいお天気でした。
 
 新横浜6時始発の朝一番の新幹線に小田原から乗りました。

 いい一日になりそうな
  爽快な富士の雄姿
  

 そして、7時50分。全日本大学駅伝のスタート地点の熱田神宮西鳥居前に。

 テレビ中継、始まっているもようで、増田明美さんとスポンサーの長谷川工務店提供の
  大学別スポーツドリンク
  

 コロナ第7波が収まり加減の上、「旅行支援」とかで人出が戻ったところに、依然、感染対策は抜かりなくということで、一般立ち入り禁止の規制が多く、思うようにコース沿いに行けません。
 右往左往して、なんとかスタートから200メートル辺りの所にたどり着いたところでスターターの号砲が鳴り響きましたが、

 すごい人波で
  選手、よく見えず
  

 1区の序盤はどうせ一団なので、選手に声掛けできなければ意味ないのですが、それでもここに来たのは、駅伝の応援に際して、今回は、まず熱田神宮にちゃんとご挨拶しておこうと思ったからです。

  ということで、本殿に
  

 熱田神宮は「草薙神剣」を祀っていますから、ここはひとつ必勝祈願をしたいところですが、スポーツは戦争ではありませんので、心は広く寛容にと、少々いい子ぶって、学生ランナー全ての健闘をお祈りしました。

 お参りを済ませて、イヤホンの中継を聞きながら名鉄の駅へ向かっていると、なんと、「国学院の島崎君、後方に下がり集団からも置いて行かれそうです。15~6位か」という音声が。「願いごと、間違えたかな」と思わず苦笑。
 名古屋駅で近鉄のホームへ向かい、特急券を購入してベンチで待っていると、「2区で青学ブレーキ気味。国学院の山本君、ごぼう抜きでジャンプアップ」とのこと。結局、山本君は17位から10人抜きで7位に、青学の白石君は順位を2位から13位まで落として3区に入ったもよう。
 勝負事はわかりませんね。私の予想では、「優勝争い。駒沢が頭ひとつ抜き出ていて、青学が迫り、国学院もいい勝負ができそう」ということで、もしその類のものがあるとすれば、「この順で三連単、押さえを同三校の三連複にしておけば、まず外しそうにないな」と思っていたのに、この段階で三校のうち先頭争いをしているのは駒沢だけで、そこから青学は2分以上、国学院でも1分以上離されている状況なのですから。

 ところで、駅伝の追っかけといっても、私ももういいトシですから、走り回って何ヶ所もというわけにはいきません。名古屋から乗った特急、鈴鹿市の白子で降りました。

 駅から歩いて数分、5区12.4㎞の5.9㎞地点の沿道に。
  トップ、駒沢篠原君
  

 この場所には5年前にも来ましたが、先頭が来るの、あの時より3~4分早い。少し間を置いて早稲田、順天堂が行った後、トップと2分近くの差で、

  4位、国学院青木君
  

 まだ童顔の一年生ですよ。出雲の1区で好位置につけた選手。マスク越しに「行けるぞ、アオキ!」と声を掛けましたが、聞こえたかどうか。

 まもなく、創価の島津君と青学の岸本君が並んで
  やって来まして、
  

 二人ともそれぞれエース格の選手ですから心配しましたが、青木君、見事に声援に応えて、二人に追い付かれなかったどころか、前の早稲田と順天の二人を抜いて2位でタスキを繋いだもよう。なんと、駒沢の篠原君より10秒上回るタイムで区間賞に輝きました。

 さあ、また特急に乗って伊勢に向かいましょう。
 問題は、選手が内宮宇治橋前のゴールに来るのは13時10分頃なのですが、お昼近くになると周辺の道路は通行止めになってしまうことです。
 さてと、11時34分に着く宇治山田からタクシーでたどり着けるか、五十鈴川まで行って2~3キロ歩くかと迷いながら、より確実な後者をと五十鈴川の駅前に降りると、なんとラッキー、タクシーが1台。おかげさまで、おはらい町でゆっくり「てこね寿司」を味わうことができました。

 お腹を満たして12時45分にゴール地点に行くと、
  たいそうな人垣
  

 ゴールの瞬間を観るのはあきらめて、神宮会館のほうへ少し戻った反対側に陣取り、待つこと10分ほど。

 優勝まであと150m。
  駒沢のアンカー、花尾君
  

 駒沢強すぎ。ここはほぼ直線なのに、2位の国学院の姿が見えません。その差はゆうに1㎞は越えていたようで、

 3分20秒後に、やって来ました。
  国学院伊地知君
  

 昨年もこの最終区を走り区間賞。今年もがんばって、去年よりジャスト1分早く走ったものの、駒沢花尾君に3秒及ばず区間2位とか。仕方ないですね、敵もさるものですから。

 最終中継所、7区近藤君の激走で2位でタスキを渡した青学は、3位の国学院に50秒先行していましたから、普通に走っていれば、私の三連単の予想どおりでした。ところが、アンカーの宮坂君がやや失速気味、伊地知君に抜かれ順天堂にも抜かれそうな状況でしたが、最後は1秒差、かろうじて3位を死守しました。
 ということで、結果的には駒沢の一強という呈ですが、実はですよ、国学院より33秒後にゴールした4位の順天堂までがですね、なんと大会新記録だったのです。
 なんか、優勝候補の一角の青学が今一つ振るわなかったかのような印象もありますが、ちゃんと大会新記録でゴールしているのです。2位の国学院だって4位の順天堂だってみーんな速かったんですがね、駒沢がとてつもなく速く走っちゃったということなのでしょう。なにしろ大会新記録を4分半近く更新しちゃったのですから。
 出雲も然り、伊勢も然り、好選手が揃ったチームが一人も取りこぼしなく好走したら敵いません。「あーあ、いくらがんばっても2位じゃなあ」と思わず溜め息。

 でも、選手たちはそんなに落ち込んではいませんでした。「ベストを尽くしたのだから」「まだ箱根が残っている」ということでしょう。

  屈託なく明るい表情
  

 なんか、孫の笑顔を前にしているようです。7区の平林君がまだ到着していないのが残念。それに、アンカーの伊地知君はというと、

 取材や関係者とのやりとりで忙しいんです。
  左後方に監督、こちらに
   凛々しい伊地知君
  


   駅伝の歓声吸ひし秋の空  弁人


 まあ、駅伝の応援というと、いつも時間に追われたりするので、伊勢神宮も、今までは宇治橋を渡った所で頭を下げて済ませていたのですが、今回は、久しぶりにちゃんとお参りしようと思っていました。

 ということで、秋色濃い
  宇治橋を渡って
  

  10年ぶりの内宮参拝
  

 夕方、宇治山田から名古屋へ戻る特急に乗ると、
  桑名の手前の車窓に
  

 二日後の8日に皆既月食が見られるとか聞いていましたから「十三夜」くらいかなとシャッターを切りましたが、月齢は「12.0」とか。もっとも、「十三夜」は10月ですから、そのひと月後のお月様になりますが。


   木曽三川車窓に秋を惜しみけり  弁人


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残念?ひと安堵?「出雲駅伝2位」

2022-10-12 12:23:55 | スポーツ観戦等
10月12日(水)

 レース前、あれだけ「ワクワク・ドキドキ」していたんですからね、もう二日経ちましたけれど、一応、結果を載せておきましょう。

 1位 駒沢大学   2:08'32"(大会新)

 2位 国学院大学  2:09'24"
  1区 青木 瑠郁 1年 22'58" 区間7位
  2区 山本 歩夢 2年 15'46" 区間6位(区間新)
  3区 平林 清澄 2年 24'06" 区間6位
  4区 中西 大翔 4年 17'50" 区間1位
  5区 藤本  竜 4年 19'16" 区間4位
  6区 伊地知賢造 3年 29'28" 区間2位

 3位 中央大学   2:09'48"
 4位 青山学院大学 2:10'18"
 5位 順天堂大学  2:10'50"
 6位 創価大学   2:10'52"
 7位 法政大学   2:11'54"
 8位 東京国際大学 2:11'59"

 大砲のビンセント君が故障で欠場した段階で優勝争いから外れそうな東京国際大と、6人しか走らないレースに、エースの岸本君と準エース格の佐藤一世君の二人をエントリーできなかった青山学院。
 となると、敵は駒沢大くらいかと、正直なところ「二度目の栄冠、もらったかな」と思って、テレビの前に陣取ったのですがね。

 駒沢大、いつもは一人二人ブレーキ気味になったりするのに、今年は6人がほぼ完璧に走って大会新ですからね、敵いません。お見事でした。
 2位3位の国学院と中央大も、一人もブレーキを起こさず、ほぼ実力どおり走っていますから、まさしく完敗です。
 そして、国学院のタイム。3年前に土方・浦野・青木君という強力メンバーを擁して優勝した時より34秒も上回っているんで、「よくやった」としか言いようがないんですがね、勝負事ですから、やっぱり悔しい。

 さて、2人増えて8区間の戦いになる、11月の伊勢の駅伝。

 駒沢大は二連覇していて、伊勢路に強いんですよ。東京国際大にはもう一人の留学生のムセンビ君がいて、今度は二人のうちどちらかは走りますから下位には沈まないでしょう。今回二枚看板を欠いた青山学院も、その二人が復活してくると先頭を争うのは間違いありません。逆に、距離が延びて選手が増えるぶん、中央・順天・創価が優勝争いに加わるのは難しそう。

 そして、6人で準優勝に甘んじた国学院には・・・。
 4年の島崎君・坂本君、1年の嘉数君と10000m28分台の選手がまだ3人控えていますし、持ちタイム29分07秒の2年の鶴君も先日の札幌ハーフで優勝して勢いに乗っていますので、たぶん、出雲の6人にこの4人を加えた10人を念頭にエントリーすることになるでしょう。

 あと三週間ちょっと、また期待と不安を胸にワクワクハラハラなんですが、選手全体をどううまく調整して、誰をどこに配置していくのか、監督も大変ですね、腕の見せどころですから。


   枝豆をつまみ気楽な応援席  弁人


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「今年こそ」の思い叶わず、炎天下に散りしご贔屓チーム

2022-07-11 15:56:37 | スポーツ観戦等
7月11日(月)

 6月中に梅雨が明けてしまうというとんでもない2022年の夏。

 きれいに咲いていた我が家のアガパンサスも
  暑さに辟易気味
  
   

 昔から「梅雨明け三日」とか「梅雨明け十日とか言いますが、その炎天が連日続いているうちに、そのまま高校野球の県予選が始まってしまいました。

 ふつうはですよ、「梅雨が明ける前には敗退したくない」とか思うものなのですが、ご贔屓の横須賀高校、まだ7月10日だというのに、真夏の太陽の下で敗退してしまいました。

 相手は、私学の伝統校、
  鎌倉学園
  

 序盤から押され気味のゲームでしたが、ピンチをなんとか最小失点でこらえていましたから、やはり流れは来ますよね。5回表に追い付きました。
 本当は、追い付いた後にもう一本タイムリーがほしかったのですが、鎌学、ここで噂では140㎞後半のストレートを投げるとかいう、エース松本君をマウンドへ送り、結果、同点止まりで勢いを止められたのが惜しかった。
 しかし、実はその裏の鎌学も詰めが甘く、再び試合の流れが来そうだったのに、その波にはうまく乗れないままで、終盤は完全に相手のペースで終わってしまいました。松本君のストレート、たしかに速くて三振もたくさん取られましたが、ヒットも3~4本打ちましたがね。


   「善戦」と褒めて虚しき夏の空   弁人


 考えてみれば、今年の3年生、入学以来二年余り、ずっとコロナ禍という荒波の中で過ごして来たわけで、そんな中、もがき続けながら目指してきた最後の夏の勝利、結果的には、横須賀ナインに女神は微笑んでくれませんでしたが、鎌倉学園の二人の好投手から9本の長短打。努力が実ったところもあったのです。

 よく頑張りました
  「お疲れさま」
  


   どちらかが悔し涙の雲の峰  弁人


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5月後半のお楽しみは「関東インカレ陸上」

2022-05-24 14:43:15 | スポーツ観戦等
5月24日(火)

 3年前の出雲駅伝で優勝した国学院大学。その冬の2020年の箱根駅伝でも総合3位に入って、かなり注目されるようになったのに、ご多分にもれず、この世界もコロナウイルスの荒波に見舞われ、応援もままならなくなっていました。
 その駅伝、今年の戦力がうかがえるかもしれない5月の関東インカレ。今年は3年ぶりの有観客、それも国立競技場ということで観に行かないわけにはまいりません。

 先週19日の木曜日が初日で、夕方に10000mのレースがありました。

 オリンピックで新装なった国立競技場に
  初めて見参
  

 お目当ての2部10000m。
  いざ、スタート
  

 国学院、4月からユニフォーム変わりまして戸惑いました。濃い紫なのですが(後日、テレビ画面で確認したところ、上下黒地に上半身上のほう、まだらの赤のグラデーションでした)、夕方の競技場ではほぼ黒っぽく見えて、今までのひと目でわかる黒地に赤のユニフォームに比べると全く目立ちません。
 走っているのは、島崎君とキャプテンの中西君。それに立川のハーフで優勝した平林君の3人なんですが、集団がばらけるまでは位置確認が難しく目が疲れます。

 今やエース格にのし上がった2年の平林君、さすがです。ケニアの留学生に臆せず終始先頭争い。先頭を日本薬科大のキブリモ君と入れ代わる展開に。

  レース中盤、ただ今先頭
  

 その平林君、ラスト一周の鐘が鳴ったところでも先頭をキープしていましたが、他の選手も強い。次々と抜かれ、最後はチームメートの中西君にも抜かれ、
  6番目でゴ-ル
  

 結果、中西君が5位、6位に平林君。島崎君は13位でした。それでも、平林君健闘したのです。
  自己ベストでしたから
  

 続く1部のレースは、順天堂大学の伊豫田君が勝ちましたが、タイムは28分42秒85で、2部のタイムに比べるとやや低調でした。


 そして、中二日ほど空けた22日の最終日。早起きをして朝8時前に駆けつけたのは
  絵画館前の周回道路
  

 そう、ハーフマラソンです。8時15分競技場スタート。絵画館前の道路(1000mちょっと)を19周して競技場に戻ります。

 5周目。トップ東京国際ムセンビ君。続くは青山学院勢。国学院は3人とも
  先頭集団にいます
  

 競技場の一般入場口は北側一ヶ所で、チケットはスマホ内蔵で操作が難しく、メインスタンドまで行くのに時間がけっこうかかりそう。
 ということで、10周ちょっとのところで競技場へ。

 中に入ると、スクリーンにトップを快走する国学院の3年生
  伊地知(いぢち)君
  

 伊地知君は昨年の伊勢駅伝最終8区で区間賞に輝いた選手で、箱根駅伝でも花の2区を走っています。

 戻って来ました。2位の駒沢大花尾君に
  30mほどの差をつけて
 

 ガッツポーズでゴール。
  1時間02分50秒
  

 あとの二人、4年の坂本君は10位で、2年の鶴君が8位入賞を果たしました。

 続く1部のレースは、競技場内でのスクリーン観戦となりましたが、

 スタート直後から飛び出したのが
  日体大の藤本君
  

 そのまま先頭を譲らず、トラックに戻って来て、タイム1時間02分20秒の
  大会新記録で優勝
  

 2位は東海大の梅崎君で3位は中央大の山平君。山平君のタイムが02分48秒ということで、ここまでが伊地知君のタイムを上回ったことになりますが、まあ別レースですからね、一緒に走っていたらどうなっていたかはわかりませんので。

 とにもかくにも優勝です。2位駒沢大花尾君と3位青学西久保君の中央に立って、
  あっぱれ!表彰台
  

 お昼を済ませて、午後の注目は5000m。国学院は2年生二人と1年生一人が予選に出場したものの、決勝に進んだのは2年の山本君一人でした。
 結果は残念、惜しくも9位で入賞を逃しましたが、その後に行なわれた1部の決勝が圧巻でした。

 スタートから終始先頭に立っていた順天堂大の
  オリンピアン三浦君
  

 残り800mで法政大の松永君がスパート。一時は40mほど離れましたが、ラスト一周でギアを入れ換えた三浦君、楽々追い抜いて、
  ぶっちぎりで優勝
  

 昨年の東京オリンピック3000m障害で7位入賞。さすがですね。今年まだ3年生ですよ。空席が目立つスタンドでしたが、観る人、皆、思わず「ウオーッ」と割れんばかりのどよめきでしたから。


   薫風を裂きて韋駄天駆け抜けり  弁人


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「春麗ら」の中、立川昭和記念公園へ

2022-03-14 18:04:23 | スポーツ観戦等
3月14日(月)

 いやー、3月に入ってからすっかり春爛漫ですね。2月までの低温がうそのよう。昨日の日曜日、多摩のほうも気温20度まで上がりましたから。

 ところで、逗子から立川へというのは、効率のいいルートがあまりなくて、けっこう厄介なんです。朝6時に家を出て、大船・新宿経由で立川駅に着いたのは8時過ぎでした。
 そう、早起きのお目当てはハーフマラソンの観戦なのです。

 その立川シティーマラソン。本来は市民参加型のイベントですが、一方でハーフマラソンの大学日本一を決める大会も兼ねていて、3位までがユニバーシアードの代表に選ばれます。
 ところがこの大会、実は国学院大学にとってちょっと悔しい因縁のレースでして、

 三年前の2019年、今や実業団のトップランナーとして活躍している土方君と浦野君、当時は3年生でしたが、4位と5位で代表の座に入れなかったのです。その悔しさをバネに満を持していた最終学年の2020年はコロナウイルス蔓延で中止に。
 無観客の中、自衛隊駐屯地の滑走路を周回する形でなんとか行なわれた昨年の大会。島崎君が3位に入って代表の座を射止めたのに、今度は世界大会のほうが中止になってしまったのです。

 さて、観戦は制限するものの、元のコースで開催するとかいう今年は如何に。
 昨年残念な思いをした島崎君、箱根駅伝を欠場した故障がまだ癒えていないのか、エントリーはしていましたが、直前の大学発表の出場メンバーには名前がありませんでした。
 1年生ながら、一ヶ月前の実業団の大会に呼ばれ、いきなり日本人学生歴代2位のタイムで走った山本君も疲れが残っているのか、同様に出場メンバーに名前が見えません。
 とはいえ、三大駅伝で実績を残した1年生の平林君、「同学年の山本には負けない」と気合いが入っているそうですし、この学年には他にも有望な選手がいて目が離せません。
 上級生では、新キャプテンの中西君、伊勢路で好走した坂本君、来年のキャプテン候補の伊地知君等々、中心メンバーの彼らがどんなタイムを出してくれるのか楽しみが尽きません。

 なんですけどね、テレビもラジオも中継がないのです。コロナの第6派、まだ高止まり中とかですが、やっぱり、現地へ行かないと状況がわからないじゃないですか。

 ということで、まずは昭和記念公園正面入り口前の道路へ。最初の5㎞ほどは駐屯地内周回で、5.5㎞くらいで一般道に出てきます。

 出て来ました。「いたいた」、先頭集団後方に坂本君。中ごろの歩道寄りに、
  期待の平林君
  

 公園の南で折り返して先ほどの地点に戻ってきました。8.2㎞くらい。まだ集団で選手の確認が難しい。国学院のユニフォーム5人くらいか。
  先頭のすぐ後ろ、2年の伊地知君が
  

 このあと5㎞ほど一般道を走って、13㎞くらいでほぼ反対側の北口から公園内に入ってきます。

  急ぎ公園に入場して
  

 レンタサイクルに跨がって16㎞地点で待っていると、

 やって来ました。
  平林君がトップ快走
  

 二番手グループは30mほど離され、その中に
  中西君がいました
  

 6位の伊地知君やや離され気味。「がんばれ!、行けぇ!」

 下馬評では青学や駒沢の選手が話題になっていましたが、「青学の岸本君、ちょっと後方だな」と思ったくらいで、この二つの大学の選手、なんか目立っていません。

 「これはチャンスかも」とワクワクしながら、(フィニッシュ地点は混んでいそうなので)急ぎその向こうの日本庭園近くの20㎞地点を目指してペダルを漕いで行くと、途中のフィニッシュ地点近くの所で最悪のひと悶着が。
 「自転車はここに停めてくださーい。こっち、こっち」
 「僕、もうちょっと先に行きたいんだけど」
 「みんな勝手に停めちゃったから、この先はもう停められませんよ。ここにお願いします」
 はじめから「マラソンじゃなくて日本庭園に行きたいんだ」と叫んでいれば良かったのですが、いかにもマラソン目当てに見えちゃったのでしょう、成り行きでとんでもない所で降ろされちゃって、仕方なく走ってフィニッシュ地点へ向かうと、立ち入り禁止と通行禁止が至るところに。
 あっちゃこっちゃ右往左往していると、頭上から「平林選手、国学院、まもなくゴール!」「2位も国学院の中西君!」というアナウンスが。
 「あーあっ、間に合わなかった。あのおっちゃんめが」と独り言を吐きながら、

 やっと、フィニッシュ手前のコース脇に。平林君のゴールから1分36秒後、30位くらいでゴールの
  一年生の鶴君
  


   ゴールして安堵の汗に春の風  弁人


 まあ、ワンツーフィニッシュ直前の表情をみることはできませんでしたが、結果オーライ、良しとしましょう。

 さてと、「伊地知君は何位だったのだろう、どこかに国学院のマネージャーでもいないかな」と選手たちの引き揚げるほうへ歩いて行くと、

  川の手前に控えのスペースが。
  

 やはり伊地知君がチーム三番手で8位入賞。鶴君の前に18位で3年の坂本君がゴールしたもよう。さらに、鶴君のあとに7人が64分台で走ったと確認できました。
 結果上々、「お疲れさまでした」

 「あとは花でも愛でて」と橋のたもとに来ると、このところの陽気、ただものではありませんな。

 サクラのつぼみ
  かなり膨らんでいます
  

 橋を渡って、ちょうど選手が着替えていた所の真向かいは梅園になっているのですが、

 主役の花を隠すように、こちらも早い。もう、
  サンシュユの黄色の花が
  

  梅もまだまだしぶとい
  

 本当にいい陽気で、このまま公園で過ごすのもいいかと思ったのですが、気分良く何か美味しいものでも食べたいなと自転車を返却、駅へ向かっちゃいました。

 さて、お腹も満ちて、あとは逗子に帰るだけになりましたが、新宿までの中央線の快速はいつも混んでいるし、武蔵小杉までの南武線も駅が多くてなんかかったるい。
 どうせかったるいのなら、乗ったことのない路線のほうが気も紛れるかなと、頭上を行き来している

  多摩モノレールの駅に
  

 高幡不動で京王線に乗り換え新宿へ出ようかなと思っていたのですが、このモノレール、初めてで景色も新鮮。終点の多摩センターまで行ってしまいました。

 京王線と小田急線の線路を跨いで
  多摩センター駅へ
  

 ここから京王線に乗ったら遠回り。小田急線に。
  新百合ケ丘行きです
  


   児に譲る先頭席の春景色  弁人


 新百合から小田急で藤沢に下り、大船経由で帰って来たのですが、思ったほど大変な時間はかかりませんでした。朝の湘南新宿ライン中央線快速ル-トと、その差はあまりありませんでしたから。やはり、立川って近そうで遠いんです、逗子からだと。


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「2022年の寅年」を迎えまして

2022-01-03 16:02:45 | スポーツ観戦等
1月3日(月)

 今年もコロナウイルスに翻弄されそうな人間社会。もう三年目ですか。

 人間には卓越した智恵があるので、「まあ、そのうちに元に戻るだろう」と思っていましたが、現実は厳しい。

 我らが地球、
  傾き加減だったりして
  

 早く正常な状態に戻ってほしい。
  お願いします
  

 とか呟いているうちに、我に返ると2022年の正月になっていまして、気分転換とばかり、元日の朝、おせち料理を並べる前でしたが、ふと家を出まして東京駅に行くと、北へ向かう新幹線は大雪の影響でダイヤがかなり乱れていました。

 なかなかドアーが開かない「あさま」。
 「寒いのに」
  

 やっと発車。快晴の空。
  大宮からの初富士
  

 高崎まで行って両毛線で前橋へ。
  前橋大島駅下車
  

 てくてく歩いて行って佇んだのは、上州の空っ風、赤城おろしが吹き下りてくる
  国道50号線
  

 ニューイヤー駅伝です。「密」にならない郊外の片隅でそっと声援を送ってみようかとやって来ました。
 実は、応援したい選手が二人いて、二人とも二年連続最終区アンカーという重責を担います。

 やって来ました、お目当ての選手。それもトップ快走、優勝目前の
  ホンダ、土方英和選手
  
  

 初優勝を目指した昨年、6位でタスキを受けて区間3位で走るもゴールは5位でした。その後、日本歴代5位のタイムで琵琶湖マラソンを走り、今や日本マラソン界のトップランナーです。

 もう一人のお目当てランナーは、12番目でやって来た
  富士通の浦野雄平選手
  

 昨年はこの区間で区間賞に輝き、優勝のゴールテープを切ったのですが。

 二人とも国学院大が出雲で優勝した時の立役者。もしかすると、最後の勝負どころでこの二人のデッドヒートになるかもと期待しましたが、そんなにうまくは行きませんね。
 浦野君の所属する富士通。会社の不手際で優勝旗を紛失したとニュースになりましたが、そんなことが選手の士気に影響したのか、マラソン五輪代表の中村匠吾、マラソン日本記録保持者の鈴木健吾、3000m障害のオリンピアン塩尻和也等々、豪華メンバーを並べたのにもかかわらず、最終区の浦野君にタスキが渡った時はなんと14位でした。やはり勝負事はやってみないとわかりません。


   襟立てて赤城おろしへ拍手かな  弁人


 というわけで、72才の私、元日に遠出をするなんて初めてのことだったのですが、帰宅すると、元日の分厚い新聞の山と年賀状の束。

  でも、お酒をのみながら、
  

 この日の駅伝のビデオも見たいし、翌日の箱根駅伝のシュミュレーションもしたいし、なかなかお忙しい年初めとなってしまいました。

 そして今日。箱根駅伝が終わりました。国学院は期待していたぶん、ちょっと情けない結果になってしまいましたが、その話題は次回の記事に回しましょう。

 もうすぐ、大宮からKAZU君が久しぶりに顔を見せにやって来ることになっていて、おかげさまで、箱根駅伝のやけ酒が回避できそうです。


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