チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

KAZU君と沈む夕日を観察する

2013-09-30 10:34:13 | KAZU君
9月30日(月)

 中秋の名月の頃でした。保育園からの帰り道で、前方のお月様を見ながら、KAZU君が、
「まだ、お日様おるのになぁ」
と、うしろを振り返って、夕日が建物の陰に隠れるのを眺めていました。
「お月様が大きくなって来るとな、お日様が隠れるころにお月様が出てくるんやで。」

 そんなやりとりをした二~三日後、こんな会話をしました。
「おじいちゃん、お日様もう隠れとるのに、お月様おらんなぁ、どこにおるねん?」
「お月様はな、出て来るのが毎日少しずつ遅くなるんや。だから今日はカーくんがご飯食べてるころに出て来るんや」
「変やなぁ、スーパーはくとは来たのになぁ、なんでや」
「そうなっとるんやからしょうがないんや。カーくんが小学生になったら、天文科学館へ行って勉強するんや、そうしたら、どうしてかわかると思うよ」

 保育園に、お月様にうさぎがいてお餅を撞いている絵が表紙になっている絵本が飾ってあったので、そういうお話は知っているようですが、さすがに、太陽と地球と月の関係を説明しても、今はとても理解する段階ではないでしょう。
 それでも、事実を目にしておくことは大切なことかもしれないと、先週のある日、保育園から帰る時に、
「今日はお空に雲がないから、お日様が海の中に沈んで行くところを見に行こうか」
と誘って、

 明石の少し西の、
  景色の良い海岸へ行ってみました
  

 夕日に輝く明石海峡大橋と
  淡路島をバックに
  

  いよいよ日没間近です
  

 「お空、オレンジ色やなぁ」と言いながら
  おどけるKAZU君
  

 沈んで行く太陽を眺めながら、
  いったい何を思っているのか
  

 つい、「お日様が沈んで行くんじゃなくて、地球がおじいちゃんのほうに回っているんだよ」と言いたくなりましたが、地球という概念がまだないので、きっと混乱するだけでしょう、やめておきました。

 左が小豆島、夕日は
  家島諸島の南の端に消えて行きました
  


   海峡に孫と共にす秋夕べ   弁人


 さすがに秋。日が沈むと、急に風が冷たくなってきます。急いで車に戻り、帰りを急ぎましたが、KAZU君に「おもしろかった?」と聞くと、
「もっと遊びたかったからな、おもしろくなかった」
という答えが帰って来てしまいました。

 実はKAZU君、最近、車に乗るとカーナビの地図に興味津々で、
「ここは海やな」と指さしたり、
「天文科学館があるで」とイラストを見て喜んだり、
「これJRの線路? 山陽電車は?」
「西明石はどこや? 鉄人は? ポートライナーは ?大阪は?」
と次々と質問してきます。
「おじいちゃん、今運転しとるから、あとでおうちに帰ったら説明してあげるからな」
としか返答できないのですが、家に帰って地図を広げても、大人の説明は勉強と同じになってしまうようで、見向きもせずプラレールで遊んでしまいます。

 でも、このあいだ淡路島へ行った時も、淡路島の観光案内図をずいぶん眺めて楽しんでいましたから、KAZU君の興味が広がるにつれて、淡路島だけでなく、神戸や大阪や京都の位置、そして、逗子やおばあちゃんのいる熊本の場所もわかってくるに違いありません。

 そして、日本列島の形がつかめれば、アメリカやヨーロッパの存在もわかるかもしれません。
 さらには、地球が丸いという認識に至って、初めて太陽や月との関係も勉強できるということになりそうです。

 まだ先のことかなと気が急く一方で、「月には兎が」という子どもらしい感覚でいることも大切なのかもしれないと、複雑な気持ちで孫と戯れている次第です。

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CS初進出「カープ、苦手の9月に大健闘」

2013-09-28 12:03:30 | つぶやき
9月28日(土)

 リーグ3位以上のチームで争うクライマックスシリーズ(CS)。この制度ができてから7年目にして、やっと広島カープが出場することになりました。
 この6年間、5.4.5.5.5.4位、それ以前の順位を含めれば、15年連続Bクラスと低迷してきただけに、少しだけですが、溜飲が下がった感じです。

 惜しかったのは、私が明石にやって来た5年前の2008年。最後の最後にドラゴンスに抜かれて痛恨の4位でした。
 その後2年間はシーズン途中であきらめましたが、この二年間、いちおう8月までは勝率5割まであと一歩というところでがんばっていたのです。ところが、連続して勝負どころで失速、9月の勝敗は、一昨年6勝16敗、去年は6勝17敗と、散々な結末となりました。

 今年は、オールスター明けに負数が最大14も上回り、全く希望が持てなかったのですが、8月半ばから投打がかみ合いはじめ、月末には借金10になりました。幸い、今シーズンのセリーグは交流戦での負数が多かった上に、二強四弱の状況ということで、かろうじて3位争いの中にいたものの、いよいよ苦手の9月、仮にこんな状況でAクラスに入ったら、CS制度の是非論も起こりかねないと心配すらしていました。

 ところがどっこい、過去の経験が生きたのか、9月に入って予想外の大健闘。

 明石に戻る前に私が見た試合は
  負けてしまいましたが、
  
   

 その後7連勝もあって、9月はあと2試合残して、今のところ14勝7敗と7つ借金を返しました。勝率5割は難しいかもしれませんが、なんとか後ろめたくなくCSに行ける成績になってきました。

 この終盤になっての好調、打線に核ができて繋がるようになったとか、要因はいくらでも挙げられますが、やはり大黒柱マエケンのがんばりが目立ちます。たぶん、大新記録を更新中のマー君に刺激されているのと、新人(ヤクルト小川投手)に最多勝を渡せないという意地があるのだと思います。
 ファンとしては、もちろん彼が投手3冠に輝いてほしいとは思いますが、やはりここは、個人の成績よりもCSに向けて万全の調整をしたほうが良いのではないかと思います。もしかしたら、マー君を向こうに回して投げ勝てるかもしれないのですから。

 もう一つ、実は8月末から絶好調になったカープに、人気絶頂でプリンスとまで言われる堂林選手がいないのです。
 本当のことを言うと、7月ごろから、いくら期待の星とはいえ、三振と失策の多い堂林選手は一度ファームに戻して再調整したほうが良いのではと思っていたのです。その堂林選手が死球で骨折したのが8月20日で、奇しくも今年に関しては、彼が戦列を離れた後、チームがまとまって一丸になったような気がしてなりません。やはり、規定打席に達しているのに5打数1安打で打率が下がらない状態の選手を使い続けていては、控えでがんばっている選手の士気も上がりません。彼には来年からの大活躍を願うしかありません。

 それはともかく、何年も苦汁を味わってきたファンとしては、「こうなりゃ、倍返しだ!!」と言いたいところですが、なにしろ3位チーム、それには、まず敵地甲子園でタイガースを撃破し、さらに東京ドームでのジャイアンツ戦で先に4つ勝たなければなりません。
 いやいや、それでもまだ「倍返し」にはなりません。日本シリーズだって勝ち抜いてこそのことです。

 一昨日、最多勝を狙うマエケンが中4日で登板し負投手になりました。いろいろ欲を出すと、どこかでひずみが生じます。
 そんなことを考えると、どうも、今年は「倍返し」までは行かないかもしれません。まあ、大きな夢は、さらに戦力が充実する来年に回して、今年は、はつらつとしたカープらしい試合をしてくれれば良しとしましょうか。


 「倍返し」にならずとも、

 一見頼りなさそうに見える大竹投手の、気合いにみなぎった表情が見たいなぁ。
 この前の阪神戦でメッセンジャーと投げ合って勝った試合、すごかったなぁ。
 あの顔が戻って来れば、第1ステージ突破は間違いないのになぁ。

 いずれにしても、CSに向けて目の離せない状態。果たして、楽しみが10月下旬まで続くや否や???


   尾びれ振り鯉にも意地が秋の陣   弁人

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秋らしくなった休日に、淡路島で遊ぶ

2013-09-23 23:08:35 | KAZU君
9月23日(休)

 9月二回目の三連休。KAZU君、お父さんの会社のファミリーキャンプに行くことになったので、なかなかお忙しい。
 でも、そんなスケジュールはKAZU君には関係ないのです。

 一日だけ空いている土曜日に、「おじいちゃん、あじゃがしま(淡路島)行くで」という、かわいい声が届きました。

 少し靄ってきた感じもしますが、台風が去って以来、連日の晴天続き、先週に須磨離宮公園へ行った時よりかなり過ごしやすい日和となっています。

 淡路島へ渡ったら、どこで遊ぶのかはもうKAZU君の定番のコースができているのです。

 まずは、県営淡路島公園の
  大滑り台
  
   


   天高く地上に降るる天使かな  弁人


 ほかにも遊具は
  いっぱいあって
  
       

 お昼はいつもの
  カントリーガーデンで
  

 淡路牛いっぱいの
  バーベキュー
  

 つい一~二年前だったら、お腹いっぱいになったあと車に乗れば、お昼寝タイムになって、あとは帰るだけだったのですが、もう一つの明石海峡公園で遊ぶことも絶対に忘れず、元気いっぱいです。

 この遊具は
  ヘルメットをかぶらないといけません
  
   

 「今度はボートに乗らんとな」
  
 スワンボートから鴨と鯉にエサをあげました。

 「次はハッチ号で
  大きな滑り台へ行こうな」
  
   
 コスモスが少し咲き始めていました。

 実は、KAZU君大好きな
  メインの遊具がありまして
  
 遊具は芝生の奥。もう西日がきつい時間になっていましたが、神戸の海と須磨の山も見事に見えて、ついて行く私も少々勇気が出てきます。

 いろいろあるけど、
  やっぱり最初は滑り台
  


   西日浴ぶ子どもの天国光る顔   弁人

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今年の十五夜はすばらしかったですね

2013-09-21 06:10:14 | 身辺雑記
9月21日(土)

 台風が去った週明けから、ずっと雲一つない快晴の日が続いています。

 天気予報でも、今週いっぱいは好天が続くということで、週明けから一昨日19日の中秋の名月を楽しみにしていました。
 なにしろ、この時期はいつも天気が不順で、昨年は二日後の立待月を眺めたことを思い出します。たしか、十五夜の月に出会えなかった記事を載せたこともあったので、明石に来てから5年目ですが、もしかしたら、初めての中秋の名月かもしれません。

 そんなわけで、前日の18日に、どこかにススキが生えていないかと車で出かけたところ、とある空き地の片隅に彼岸花がひっそりと花開いていました。
 秋雨が降って、そろそろお彼岸という頃に、芽を出すやいなや、すくすくっと伸びて、パッと咲く彼岸花。台風の大雨のせいでしょうか、週明けの16日のローカルニュースで、「例年より早く彼岸花が開花しました」というアナウンスが流れていました。

 それはともかく、この花、茎や根に毒を持つことから、土を荒らすモグラやネズミ除けとして、墓地などに植えられたものですから、「死人花」とか「幽霊花」とか、不吉な花のイメージがあって、お花屋さんの切花なんかで見ることはまずありません。
 きっと、一輪挿しに挿すなんてことも嫌われるのでしょうが、個人的には、秋の到来を感じさせてくれる好きな花なので、ここは勇気を出してということで、

 ススキと一緒に切り取って来て、
  飾ってみました
    

 まあ、考えてみれば、別名「曼珠沙華」、「あの世の花」というイメージもあるのかもしれませんが、天上の花と思えば、なんとなく極楽浄土を彩る高貴な姿に見えてきたりします。

 夕方、保育園からの帰り、
  KAZU君、お月さまを見つけました
   
「おじいちゃん、見て、丸いお月さま、白いよ」
「お日さまが隠れて暗くなると黄色くなるんや。明日になると、もっと丸くなって、いちばん大きくなるんやで」
「カーくんなぁ、お月さま、行ってみたくなってん」
「そりゃぁ無理やなぁ、すっごく遠くてな、おじいちゃんだって行ったことがないんやから」
 因みに、満月の前の日の月を「小望月」と言うそうで。

 さて翌日、
  一輪挿しに目を向けると
   

 なんと、花瓶に挿して丸一日も経っていないのに、背の低いつぼみだったほうも見事に花開いていて、咲くまでが早いとは聞いていましたが、少々びっくり。


   月待ちて尾花に負けじと曼珠沙華  弁人


 ところで、一日経つと月の出も数十分遅くなります。小望月を撮ったのは18時前だったのですが、十五夜の満月はなかなか現れません。ゆっくり歩いて駅を過ぎると、ようやく十五夜の満月が顔を見せました。もう18時20分でした。

「おじいちゃん、写真撮らなぁあかんな」
「じゃあ、カーくん、そこに立って」
   

 KAZU君とお別れして玄関を出ると、
  すっかり暗くなっていて
  

  帰り道に丘の上から一枚
  

 「芋名月」、月見酒のお供に
  里芋を蒸かしてみました
  


   衣かつぎつるりと剥けて月見酒   弁人


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台風去って、秋本番の気配

2013-09-19 10:17:36 | 身辺雑記
9月19日(水)

 残暑の厳しかった9月の前半。その最後に台風が襲来、ただ、進行方向が東海方面だったので、中心の左側の関西は大したことがないと、たかを括っていました。しかし、接近前からの大雨が予想以上にひどく、京都や滋賀方面を中心に大きな被害をもたらしました。

 それにしても、嵐山の渡月橋、橋桁の上まで急流を浴びながら、よく持ちこたえたものです。
 今の橋は、80年ほど前の昭和の初めに架け替えられたそうですが、翌日、水位は少し下がったものの、泥流の上を自動車が通行しているのにはびっくりしました。

 聞くところによると、古都の名所の美観に合うように、木造風にしつらえてはあるものの、増水に堪えられるよう、橋桁の間隔を狭め、強度の高いH鋼をふんだんに使ってあるのだとか。
 橋のすぐ上流の所には、流木が激流と一緒に橋を直撃するのを防ぐ目的で、頑丈な柱を何本も立ててあるのだそうです。

 先人の知恵と言うか、当時の橋造りに携わった人の責任感と言うか、言ってみれば、手抜きをしないで丁寧に取り組めば、わが国の建築土木技術の高さというのは、かなりの水準にあるということでしょうか。
 もっとも、ニュースでは現場の状況や被害の模様などが生々しく伝えられて来るだけで、そんなことを自慢気に口に出す人なんかいるはずはありません。

 それに対して、ブエノスアイレスでの五輪招致プレゼンでの、福島原発汚染水問題についてのわが国首相のあの発言。
「港湾内で完全にブロックされている」
「健康問題は今もこれからも全く問題ない」
と、この現状で、自ら堂々と言い切ってしまう感覚。

 背筋が寒くなる思いです。まあ、全世界に向かって約束をした以上は、必ず解決してくれるのだろうと祈るしかありませんが。


 それはさておき、日曜日の昼前から降り出した雨は、夕方から激しさを増し、翌日の朝方まで続きました。そして、雨が強くなると同時に、関西では北寄りの強風が吹き荒れて、そのぶん、気温が上がりませんでした。
 月曜日の昼前には快晴になりましたが、吹き返しの北風がしばらく収まらず、そのぶん、すっかり秋らしい夜となりました。

 翌17日の朝、
  風も収まり快晴の秋空
  


   くっきりと台風一過の時計塔   弁人


 いよいよ、一年でいちばん気持ちの良い、爽やかで過ごしやすい季節の到来です。でも、短い秋、あっという間に夕暮れが早まって、寒い冬になってしまうのでしょうね。
 せっかくなので、カメラ持参で買物に出ました。

 明石の西の海っぺたにある
  住吉神社へ行ってみると
  

 姫路の沖合の家島諸島の左、写真の鳥居の向こうに小豆島の姿も浮かんでいるのですが、残念ながら、この写真では見ることができませんでした。

 もう少し西へ行けば、小豆島がもっとくっきり見えるのではと、二見の海浜緑地へ足を伸ばしてみましたが、やはり姫路辺りまで行かないとだめなようで、

 東の方向、逆光の中に光る
  明石海峡大橋を遠望して帰りました
  


   天高く海行く船も光りたり  弁人


 毎年、この時期は秋雨前線が横たわって時雨れることが多いのですが、今週はずっと晴天が続くようで、今夜の十五夜のお月様が楽しみです。



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アスレチックで遊ぶKAZU君

2013-09-16 19:23:15 | KAZU君
9月16日(月)

 9月最初の三連休の前に明石に戻りました。

 日曜日に、大蔵町にある八幡神社のお祭りがあって、KAZU君も山車を引きたいということになって楽しみにしていたのですが、台風接近でどうも実現しそうにありませんでした。
 そんなわけでもないのですが、とりあえず土曜日は天気が持ちそうなので、どこかへ遊びに行こうということになりました。

 本当は電車で出かけるのが好きなKAZU君、おじいちゃんが戻って来てうれしかったのか、幼心なりに気を遣ってくれたのか、
「おじいちゃんの車がいい」
と言ってくれました。

「それじゃあ、アスレチックのある所に行ってみようか」
ということになって、

 噴水がきれいで海も見える
  須磨離宮公園に到着
  

 生温い南風が吹いて、かなり蒸し暑い休日でしたが、

 「おじいちゃん、早く行こうよぉ」
  

 暑さなんかなんのその、
  元気いっぱいです
  

  

   

   

     


   幼子に吹き飛ばさるる残暑かな  弁人


 アスレチックは丘の斜面にあったので、そばに付いて行くだけで、ひと回りすると汗だくになります。
 でも、そんなことは遊び好きの子どもには関係ありません。
「もう一回行こうな、おじいちゃん」
「おじいちゃん、もう無理や。お父さんとお母さんに聞いてみな」
というやりとりがあって、お父さんと一緒に二回目に向かって行きました。

  お弁当を食べて満足かと思いきや
  

 「もう一回!、もう一回!」と、すっかり夢中になって、お昼の後も、お母さん、お父さんと一回ずつ、KAZU君、なんと一日に斜面の上り下りを四回も回ってきました。

 一回目に「これはカーくんには無理や」と言ってパスした遊具も、全部回れるようになったということで、子どもの成長ぶりには本当に目を見張るものがあります。

 それにしても、トシは取りたくないものです。30度を超える暑さの中とはいえ、一回つき合ってぐったりしてしまう自分が情けなくなりました。


   緑陰と言へど動けば秋暑し   弁人


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初秋の東京漫歩-銀座の画廊と都電荒川線

2013-09-11 12:53:43 | お出かけ・散策
9月11日(水)

 まだ明石から逗子に帰って来る前だったので、先月の20日頃だったでしょうか、テレビで大村雪乃さんという画家の作品が紹介されました。油彩でも水彩でもなく、文具店に置いてある丸くて小さな円形のカラーシールを貼った点描画です。
 都会の夜景がとても印象的に描かれていて、なかなか素敵だなと個展の案内をメモしておきました。

 そのメモに、「9日から一週間、銀座の画廊」と記してあったので、さっそく昨日、新橋から地下鉄銀座線で京橋へ向かいました。

  初めて出会った新型の銀座線
  

 昨年のいつだったか、どんな時だったのか、まったく記憶から飛んでしまっているのですが、上野駅かどこかで「銀座線」のグッズをもらって、紙製の黄色の新型車両の模型か何かをKAZU君にお土産として渡したことがありました。
 それ以来、銀座線に乗るたびに、「黄色い地下鉄が来ないかな」と思っていたのですが、一度も見ることがありませんでした。
 昨日は、そのあとの車内でも一回すれ違いましたので、もしかしたら、台数が増えてきたのかもしれません。

 それはさておき、まずは目的地の画廊へ

  大村雪乃さんの点描画拝見です
  

 絵が大きいので、距離を置いて見ないと夜景の美しさが映ってきません。しかし、なかなか斬新なアイディアだと思いました。
 富士山とか、大きな船とか、簡単な図柄の台紙があれば、材料が手軽な市販品ですから、子どもでも楽しめそうだと、孫を持つ大人はすぐそんなことを考えてしまいます。


   画廊前銀座の柳も秋気配   弁人


 さて、きれいな夜景を目に焼き付けた後、もう一つの目的地へ向かって北へ向かいました。

 そうなんです、もうそろそろ明石へ戻らなければならないのです。どこからか、KAZU君の「また都電もなか、買うて来てや」という声が聞こえてきたような気がして、

  都電荒川線に乗ることにしていたのです
  

  ずいぶん新しい車両が増えたような気がします
 
  
   

 乗り心地も快適、色もカラフル、ワンマンカーなのに、発車の時はちゃんと「チーン」となるところなんか、新しいけれど、路面電車らしくしつらえてあって、今度KAZU君が遊びに来た時のお出かけ先も決まった感じです。

 路面を走る部分もありますが、専用軌道も多くてなかなか快適です、それでも時々交差点に出くわしたりして、

 踏み切りではなく、自動車と同様、
  信号待ちをします
  

 途中にある荒川遊園。
  懐かしくなって下車しましたが
  
 あいにく、火曜日が休園日でした。どうりで、平日とはいえ、駅からの道、人通りが少なく閑散としていました。

 仕方なく、
  荒川車庫を眺めて
  
   

 梶原駅そばの
  「都電もなか」のお店に到着
  


   秋色に和菓子の店のショーケース  弁人


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KANA君と上野動物園で遊ぶ

2013-09-08 13:32:54 | KANA君と妹君
9月8日(日)

 逗子に戻って二週間、スケジュールが合わなくて、なかなかKANA君と顔を合わせることができませんでしたが、昨日の土曜日にその機会がやって来ました。

 ひと月半ぶりのご対面。上野駅で会って、行き先は、もちろん動物園です。

 前にも見た、ひげ面の変なおっちゃんが現れて、
  少々戸惑い気味
  

  「ほら、リーリーやで」
  

  メスのシンシンはお昼寝中でした
  

 やっと少し秋らしくなりましたが、お日さまが出ると、やっぱり30度近くなりまして、パンダの動きもまだ少し鈍いのかもしれません。まあ、日中はいつもこんなものかもしれませんが。


   熊猫伏し眠気誘はる残暑かな   弁人


 いったいどんな気持ちで眺めているのやら
 
  

 模型ですが、
  牙に触って気分も和み
  

 変なおっちゃんの前で、
  屈託のない笑顔になりました
  

 今度はモノレールに乗るよ
 
  

 お昼は木蔭のテーブルで食べました
  

 元気百倍
  

 最後は、遊園地でパパママと一緒に
  


   はつ秋や幼子の目の光りたり   弁人


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九月に入っても、しぶとい暑さ

2013-09-01 21:47:46 | 逗子風物
9月1日(日)

 地蔵盆のあと、こまごまとした用事があって、明石から逗子に戻って来ました。

 我が家に落ち着いて一週間、最初の二~三日は夜に雨も降って、秋の風を感じることができたのですが、八月もあとわずかになった先週の半ばから暑さがぶり返して、まあ、暑いこと、関東地方の猛烈な残暑に少々あきれています。

 金曜日の昼に東京にいる姉と会食することになって、築地のお寿司屋さんへ行きました。
 帰りに隅田川辺りでも散歩して、ブログの記事にしようかなと意気込んで出かけたものの、なんせ東京の最高気温が36.8度、歩道の上は焼けつくような暑さで、帰りに八重洲ブックセンターへ寄るのが精一杯、カメラを手にする気分も失せて、早々と退散してしまいました。

 逗子は東京や横浜よりは少しは過ごしやすいと思っているのですが、

 日陰から出ると、
  じりじりとした暑さです
  

 空は青々として、見た目には澄んだ秋空という感じなのに、毎日サンデーの気楽な身、用事がないと、なかなか外に出る気になりません。

 一昨日も昨日も今日も、九州から関西、山陰や日本海方面では大雨というニュースが入ってきますが、関東の南部では、毎日かんかん照りの日射しにさらされています。

 実は、毎日家に閉じこもりがちなのは、昨年の八月の末、ゴルフ場で熱中症になってダウンしてしまったという、にがい経験をしてしまって、「暑さ御免」の気分もあるからなのです。
 でも、何事も一度経験しておくことは大事なことかもしれません。熱中症になると、どういう状況になるのか、身をもって理解できましたから。

 甲子園で足がつって降板する投手がいますが、おそらく単純な疲労からだけではないと思います。
 熱中症になると筋肉がつったように痙攣します。痙攣といえば、ふくらはぎのこむら返りが一般的ですが、一年前の私の場合、わき腹とか腕とか、痙攣を起こしたのは、ふくらはぎだけではありませんでした。
 それ以上に怖かったのは手と腕の神経の麻痺。一時的に力が伝わらなくなって、まったく思うようにならないのです。脳溢血かなんかでこのまま半身不随になるのかもと、生きた心地がしませんでした。
 翌日、脳外科でCTスキャンの検査を受けて、「異常なし。単なる熱中症でしょう」という診断で胸をなで下ろした次第です。

 ところで、先ほどサッシを開けたら、

 我が家の庭のススキが
  風に揺れていました
  

 今度満月になれば、中秋の名月でではありませんか。ススキも準備万端、もう少し我慢すれば秋らしくなるのでしょうか、日が暮れたあとは、秋らしい虫の音も響いて来ているのですから。


   秋気配あふれてもなほ汗拭ひ  弁人


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