チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

またまた、弱いカープを追っかけて

2010-07-29 10:46:58 | スポーツ観戦等
7月29日(木)

 そろそろ逗子へ、28日にしようかなと切符の手配をしていましたが、「広島カープファンクラブ」から、「27日に神宮球場で会いましょう」というメールが来て、帰省を一日早めることにしました。

 16時30分に地下鉄神宮前駅に到着。暑い!「これぞ大西日かな」と、思わず犬のように顎を突き出しながら球場へ

  ファンクラブ受付け
  

 関東のファンがたくさん押し寄せているのではと思いましたが、今年は弱いし、ここはビジターの球場。幟りを持っているお姉ちゃんと記念品の赤いビニール傘を配っている娘さんが「ようこそ!」と声を掛けてくれるものの、お祭り騒ぎではありません。
  スワローズファンの傘よりちょっと大きい
  

 もう一つのイベントは、外野スタンドの下での広島球場名物「カープうどん」の出張販売。1200食限定ということですが、この暑さの中でアツアツのうどんはちょっとと遠慮しました。
  でも、律義なカープファンは列を作ります。
  

  球場の外に、カープのマスコットのスライリーが登場
  

  田舎者なもんで、都会のヤクルトファンにでれでれ
  

  でも、私の帽子にサインをしてくれたので許しました
  

 マエケンは休養中。借金16。それでもカープファンはいっぱい。「明石からだって来てるんじゃぃ。元気出せ!コラ」
  

  さすがBクラス同士のゲーム。観衆少なく快適な夕涼み観戦
  

  先発の篠田君、今日もノーコン御乱調でKO。
  

 カープ打線粘って2点差にするも、このあと追加点を取られて完敗。借金は17になりました。でも、34勝51敗ということは約分すると2勝3敗のペース?
 セリーグの首位は49勝36敗だそうで、ペナントレースは3勝2敗のペースで行けばダントツのトップなんです。来年に期待しましょう。


    けふの夢泡のごときや生ビール   弁人


  締めはスワローズファン大喜びの打ち上げ花火
  



 「シュルシュルシュルシュル、パッ!  ドーーン」

    煌めきはわずか数秒夏の宵   弁人



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「虎キチ」の中に身を潜めて

2010-07-23 09:34:05 | スポーツ観戦等
7月23日(金)

 戦力の整わないカープ、先週末のナゴヤドームでのドラゴンズ戦では3連続完封負けという不甲斐なさでした。

 でも、19日(休)の甲子園のタイガース戦はマエケンが先発しそう。きっと連敗を阻止してくれるにちがいないと、早めに料理も準備、ビールも冷やして楽しみにして夕方を迎えました。
 ところがテレビのスイッチを入れると、先発は一人飛び越えて外国人のジオでした。そのジオは4回までタイガース打線をパーフェクトに抑えていましたが、5回に先頭打者の新井に四球を与えたところで肩に違和感を覚えて降板。急遽リリーフした岸本が金本にホームランを打たれて、結局この日も0-2の完封負けを喫してしまいました。

 4試合連続完封負けというのはセリーグのワーストタイ記録。そして、この日のジオのように無安打で敗戦投手になるというのも非常に珍しい記録。という散々な結果で寝付きも悪い。



    川上に向かひし鯉も暑気中り   弁人



 翌20日(火)は新聞を買う気にもならず、ちょっとイライラしていましたが、今日こそはマエケンでなんとかなるにちがいない、思い切って球場に行って憂さを晴らそうかということに。
 甲子園での野球観戦は慣れたもんですが、タイガース戦を見るのは初体験です。あの熱狂的な虎キチで埋めつくされたスタンドは想像するだけでおぞましい限り。でも今日はマエケンなので大丈夫、勇気凛々。

  少しはカープファンもいるだろうとレフトスタンドへ
  

  3塁側なのに、内野席もアルプス席も虎キチばかり
  

 そんなことより、メンバー発表を聞いて愕然。カープの先発はなんと斉藤悠葵。
(帰宅した後に調べた情報によると、マエケンは疲労蓄積解消のため、この3連戦は登板を回避とのこと。オールスター第一戦の先発に備えるのだそうで・・・。なんかおかしい、「どっちが大事なんじゃい!!」)

 ハンカチ王子ならぬハンベソになることが多いちょっと頼りない斉藤。2、3点取られたらさっさと帰る算段で、満員の観衆の中でトイレが近くなるのを嫌って遠慮してたビールをさっそく飲み干しました。

 試合は予想通りタイガースが2点先行していつでも帰れる展開に。でも、どっかでカープが点を取るかもしれないと座っていると、連続無得点40インニングを記録した次の回に、相手のエラーとワイルドピッチで記録ストップ。その後ホームランで同点になって予想外の延長戦に。
 サヨナラ負けは見たくないので腰を浮かせていたら、10回表に2点入って4-2。「やったぁ!これで今日は満足」とさっさと阪神電車に乗って帰途に着きました。

 それにしても、予想外のことが起こります。帰ってスポーツニュースを見ると、なんと10回裏に鳥谷のサヨナラホームランが出て4-5で負けていました。
 まあ、球場を出てから1時間余り満足感に浸っていられたのだから良しとしましょうか。マエケン以外の投手ではなかなか勝てないのですから。

 というわけで、ほんとうに今年は弱くて情けない広島カープ。これではオールスター直前6連敗になってしまうと覚悟させられましたが、あにはからんや、翌21日(水)はなんとか勝ちを拾って、ただ今34勝50敗2分。
 年間144試合なので残り58試合。60勝を期待しているのですが、はたして届くや否や。

 そして今夜はマエケンが先発予定のオールスター第一戦。いいピッチングをしてほしいと思いつつ、ちょっとばかり気分は複雑。


  「プロ野球のオールスター戦」と掛けて
        「永田町の混迷ぶり」と解く
    その心は
    「うるさいOBと、とうしゅがたくさんおります」


【追記】 昨夜のオールスター戦

 ご存知のとおり、先発マエケンは打者6人を17球でパーフェクトに抑え、ベストピッチャー賞に輝きました。
 あと1回投げてMVPというところでしたが、最近肩を酷使し続けているので、まあ良しとしておきましょう。
 後半戦は中6日のローテを守って、ぜひとも20勝投手になって沢村賞に輝いてほしい。

   がんばれー! マエケン

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あっぱれ!梅雨明けたり

2010-07-18 23:55:42 | 身辺雑記
7月18日(日)

 土曜日の朝、汽笛の音に目覚めてベランダに出ると、前日までの重苦しい空とはうって変わって快晴でした。真夏がやって来ました。たしかに一昨日あたりから雷鳴がとどろいていましたから。

  青空の中、水色のタンカーが眼前に
  

 ここ数年、梅雨が明けたのかどうかはっきりしないまま、なんとなく真夏に突入という感じでしたが、今年は天気予報どおり、ほぼ全国一斉に夏空がやって来たようです。
 こんなにメリハリがあって、しっかりと梅雨が明けたのは久しぶりのような気がしてなんとも爽快な気分です。たしかに蒸し暑い。日差しも強烈。でもこれが日本の夏なのだから、ここは「梅雨明け三日」と言われるギラギラする夏の世界に身を委ねるしかありません。

  夏の輝きの中の大蔵海岸
  

  人工の砂浜とはいえ、子どもが大はしゃぎの海水浴場
  

 カメラを構えていると、ケイタイに呼び出しが入りました。なんとKAZU君がお父さんと海岸に来ていたのです。水遊びの後、公園で遊んでいたとのこと。

  「おじーちゃんだぁ!」と駆け寄って来たKAZU君
  
 遊歩道とはいえ、灼熱のコンクリートの上を走って来るか、君は。



    夏シャツで走り来る児の赤ら顔   弁人




 梅雨明けが似合う所と言えばやはり高校野球です。KAZU君と別れてからさっそく球場へ向かいました。

  明石球場もご覧のとおりの青空。
  

  地元中の地元の学校、県立明石高校。対するは姫路市立飾磨高校
  



    青空に白球見上げて玉の汗   弁人


 試合は明石高校が快勝。明石高校は県立の普通の学校ですが、実は名門なのです。甲子園には夏6回春は8回の出場、中でもその昔、明石中学の時代、中京商業が夏の甲子園で三連覇の偉業を成し遂げた時の準決勝で、延長25回を戦い抜いて惜しくも敗退した試合は今でも語り継がれています。

 そう、地方大会は何だかんだ言って、梅雨明けまで勝ち残っているのはけっこう大変なんです。そしてさらに、この炎天下での暑さを乗り越える気力を培っておかないと上位進出はなりません。だいたいこの暑さに萎えてしまうようなら甲子園に挑戦する資格はないのです。


 さすが梅雨明け直後。夜になっても雲は少なく、上弦前日の月が明るく輝いていました。
  


    「夏は夜」清少納言も愛でし月   弁人



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

梅雨空でもサイコーの休日

2010-07-14 08:57:04 | KAZU君
7月14日(水)

 電車好きのKAZU君。自動車はバスが大好きでしたが、最近はパトカーや救急車を「ピポピポ」と呼んで大喜び。クレーン車やショベルカーなどの特殊な車にも目を輝かせます。あとは飛行機とヘリコプター。どこからともなく空の中から聞こえてくる音を察知すると「ヒコーキ!」と声を上げて上空を見上げます。
 明石海峡大橋の上に関西三空港を離発着する飛行機がよく行き交いますが、ヘリコプターはなかなか飛んでくれません。
 最近、よく「ヘリコプタいないねぇ」と言っていたのですが、七夕祭りのあった土日に、神戸のメリケンパークで川崎重工のヘリコプターのデモ飛行があるというので出かけました。

  大好きな電車に乗ってお出かけ
  

  雨の中を歩いていくと、「あ、ヘリコプター!」
  
 ヘリコプターは遠くてカメラでは追えませんでしたが、港には大きな船が停泊していました。

  目の前に大型客船「日本丸」
  

  「お出かけは楽しいね」
  

 あいにくの空模様なので、海洋博物館の中にあるカワサキワールドに入りました。ここはKAZU君の大好きなものでいっぱいです。

  「ヒコーキ」
  

  0系新幹線の実物もあって興奮気味
  

  座席にも座ってみました
  


    梅雨湿り吹き飛ぶ夢が目の前に   弁人


 バイクもいっぱい並んでいるし、ヘリコプターの実物だってあって、もちろん乗ってみることもできますが、KAZU君がクギ付けになったのは・・・

  やっぱり鉄道模型
  
   

 おうちで遊んでいるプラレールとは規模が違います。新幹線、快速電車、貨物列車などなど、目をパチクリさせて一心に見つめていました。


    一歩ずつ男の子へと真夏前    弁人

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

梅雨明け前のお楽しみ「七夕祭り」

2010-07-12 14:13:42 | KAZU君
7月12日(月)

 10日の土曜日は保育園の七夕祭りでした。ちょっと風邪気味だったけど、ずっと楽しみにしていたので元気いっぱいでお出かけ。

  保育園到着
  

  「いよいよ始まりだぁ」
  

  ヨーヨーの釣り方がのみ込めない
  

  ボール掬いは網なら簡単そう
  

  ボール投げなのに、直接「ポイッ」
  

  上から落とせば輪投げも簡単
  

  最後はみんなで人形劇
  
 今年もお話の中身はチンプンカンプンだってようで



    きらきらと七夕飾りの願いごと   弁人



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

緩んだまわしはしっかり締め直す

2010-07-08 18:10:26 | つぶやき
7月8日(木)

 相撲界が揺れています。暴行、八百長疑惑、麻薬、暴力団、賭博・・・

 どうやって立ち直るのか、はたまた崩壊してしまうのか、その辺のことは当事者と専門家にお任せするとして、私は、これだけ問題が噴出しているのに本場所の興行に突入するという事態がどうしても理解できません。

 イヤなら見なければいい? とてもとても、そういう問題ではありません。日本相撲協会は文部科学省所管の財団法人で、公益法人として税制面で優遇され、その上、国民が納めたNHK受信料から多額の放映権料を手にしている組織なのですから。
 どう考えても、健全化の方向へ進んで世論からの支持を回復するまでは活動を停止するべきです。
 と、いくら声高に叫ぶ人がいても、相撲をこよなく愛する人がたくさんいる日本の社会、「さすがに本場所中止までは」という声も多く、どうも「暖簾に腕押し」のようです。

 識者らしき人のご意見
○ 不祥事に関わっていない力士、とりわけ薄給にもめげず、懸命に稽古に励んでいる若者の努力を無にするのはかわいそう。生活がかかっているのだから。
○ この興行で商売をしている人も多く、影響は計り知れない。
○ 大相撲を楽しみにしているお年寄りがたくさんいることも忘れてはならない。
 後の二つは論外としても、それにしてもなんともまあ情緒的でお人好しなご意見、事態の本質からずれていること甚だしい限り。

 人生というのは偶然と不公平との交錯の中で営まれています。
 たまたま戦争の時代に生まれたために・・・  たまたま大地震が起きた土地で暮らしていたために・・・  たまたま社会人になる時が不況で就職難の時期だったために・・・ というように。
 悪いことばかりではありません。たまたま富豪の家に生まれたので・・・  たまたま転勤した土地で購入したものが・・・  たまたま叔父が裁判官だったので・・・
 かけがえのない人との出会いや最愛の伴侶との出会いも、そのきっかけをひもとくと、それは偶然の絡み合いの中から生まれてきたということがわかります。私が今、明石という地で孫と一緒に遊び、そこに時々妻君がやって来て楽しい時間が持てるのもすべて同様です。
 
 まったく、人生というものは偶然の織りなす産物で次の展開がなかなか読めません。そして時には、たまたまある状況に身を置いていたために思わぬ展開に巻き込まれたりすることもあります。
 かつて、4年に一度のオリンピックのモスクワ大会に日本が不参加になって、たまたま日本の代表選手だったために泣いた選手がいました。また、大学紛争のあおりを受け、たまたまその時に4年生だったために卒業が半年遅れた東大生もいました。
 つまり、自分の所属している組織がおかしくなって実力を発揮する場が失われ、ちょうどその時期がもっとも充実している時だったとしても、その現実を受け入れざるを得ないということもあるです。いちばん充実している時に、突然病魔に襲われたり災禍に襲われたりすることもあるのですから。
 もちろん、社会全体が人為的な不公平を是正し、個人の不条理な事態を回避する努力をするのは大切なことです。しかし、一方で不条理を受け入れざるを得ない状況もあるということも自覚しておかなければなりません。そして、人生にはそういう状況を受け入れる強さも必要なのです。

 ところで、「楽あれば苦あり」という諺があります。楽をして手を抜いているとまず間違いなくしっぺ返しを味わいます。勝負事では負けるより勝つほうが難しい。負けるのは簡単です。ちょっと気を緩めればいいのです。トップクラスの成績を取るのと赤点に甘んじて成績不振者の仲間入りをするのとはどちらが簡単か、後者に決まっています。これも努力を怠っていればいいのですから。
 逆に「苦は楽の種」ということばもあります。たしかに努力をしなければ良い結果は生まれません。しかし、努力は必ず報われるのかというとそうではないのです。「働けど、働けど、我が暮らし楽にならざり じっと手を見る」と歌った石川啄木。そう、何も悪いことはしていないのに、一生懸命に生きていたのに、不幸の中で人生を終えて行った人はたくさんいるのです。
 当たり前のことかもしれませんが、人生というのは、そういう現実を踏まえて、なお努力を怠らないという姿勢が大切なのです。

 若い力士、たしかに生活がかかっているかもしれない。番付を上げるチャンスの時かもしれない。でも、組織全体が社会的な責任を負わなければならない状況を、その組織の一員としてきちんと認識するのも社会人として当然の責務です。

 戦争はなぜいけないのか。直接的には責任がなくてもかわいそうでも、国民である以上巻き添えにされるしかないからです。
 組織の中枢人物の不祥事がなぜまずいのか。組織の中の人を、不祥事に関わっていなくても巻き添えにするからです。

 そういう現実も含めて、協会幹部はもちろん組織全体できちんと責任を取り、大相撲ファンも国民も納得できる形で再出発すべきです。緩んだまわしがまだしっかりと締め直されていない状況では相撲は取れません。とても本場所どころではないはずなのです。

 多少まわしが緩んでいても、組織の維持?のために興行を続けたいということなら、即刻公益法人の殻を脱ぎ捨てるべきです。いや、文科省のほうから認可を取り消すべきです。自由な団体になって、世間から非難されようが、悪役も大事にして「好きな人が見てくれればよい」と開き直っていればいいじゃないですか。入門する若者は激減するでしょうが。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

KAZU君、2歳です

2010-07-05 08:17:29 | KAZU君
7月5日(月)

  

 昨日の日曜日、KAZU君元気に2歳の誕生日を迎えました。

  ケーキ屋さんの黒板メッセージ
  
  いつも2~3人なのですが、誕生日が同じ子が多いようです。

   そして、おまちかねの
    

 KAZU君が生まれたのは一昨年の7月4日。梅雨明けを思わせるような暑い日でした。予定日から2週間も遅れて、ずいぶんヤキモキしたものです。

 KAZU君は一ヶ月余り逗子で過ごしてから明石の家に。そして、その一ヶ月後に私が明石にやって来たわけで、KAZU君との明石暮らしも一年と十ヶ月近くになりました。ちょこっとしたことがいろいろありましたが、まずは順調に2歳の男の子になりました。感慨無量。

  やんちゃ坊主になってきたかな
  

  稲爪保育園のある神社には大祓いの茅の輪
  

  まだ帰りたくないようで。「次は何をかせむ」
  


 そして、日曜日の夕方。

  プレゼントは何かな
  

  電車大好きのKAZU君、中はプラレールでした
  

 冒頭の動画は初めてのプラレールを前に大興奮のKAZU君。たぶん、保育園の絵本か何かで覚えたのでしょう、動き始めると「しゅっぱちゅ、しんこー」と叫びます。

  新幹線のセットに、毎日見ているJR普通電車も
  
 普通電車が動いている時は「シンカンセン、ジュンバン(後で)」と、電車と自分の両方に言い聞かせます。


    七夕も今はおもちゃで影薄れ   弁人


 最初にプレゼントを開けちゃったので、ケーキがあとになりました。

 KAZU君の好物は、イチゴ・りんご・うどん・かぼちゃ・茶碗蒸し・唐揚げ・きゅうり・玉子ボーロ・・・・

  ということで、ケーキはもちろんイチゴのショートケーキ
  
     

  まさに一心不乱、あっと言う間に平らげました。
  


    健やかに三たびめの夏前にして   弁人


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大和-飛鳥の里にて

2010-07-01 19:26:06 | お出かけ・散策
7月1日(木)

 先日、妻君に誘われて奈良の南の明日香村を歩きました。

  まず歴史館で基礎知識をおさらいして
  

  壁画で有名な高松塚古墳へ
  

 壁画が見つかったのは、私が就職してまもなくのことだったと思います。大学時代、奈良の橿原から出てきた友人がいて、卒業後に会った時に興奮気味に話をしていたのを覚えています。恥ずかしながら、その頃の私は「青龍」とか「白虎」とか言われてもまだピンとこない若者でした。
 壁画は発見当初こそ鮮やかな色彩でしたが、人の目に触れて外気が流入したため、一気に劣化が進み、現在修復中。古墳の脇の壁画館で模写された復元図にお目にかかりました。
 「四神の絵」というと、最近ではキトラ古墳の壁画が一躍脚光を浴びています。こちらのほうは5月から6月にかけて飛鳥の資料館で一部公開されていましたが、大変な人出だったようです。両方の壁画とも、修復後には一般に公開されるのではないかと期待をして高松塚古墳を後にしました。

〈参考までに〉
 
(方角) (季節) (色)  (動物)
 東    春    青    龍
 南    夏    赤(朱) 雀
 西    秋    白    虎
 北    冬    黒(玄) 武(亀と蛇の合体したもの)
のセットを頭に入れておくとわかりやすくなります。

 例えば、皇太子を「とうぐう」と言いますが、その表記は「東宮」「春宮」「青宮」とどれもあります。「青春時代」「北原白秋」「朱雀門」「白虎隊」「玄武洞」など、上の文字の組み合わせの語もたくさんあります。江戸時代の国学者の荷田春満の名前は「あずままろ」と読みます。大相撲の土俵の四隅に垂れている房も上の4色で、ラジオのアナウンサーが「白房下へ押し出しました」などと言います。
 四神の絵が揃っているいるのに「キトラ古墳」と言いますが、初めに発見されたのが北の「亀」と西の「虎」だったからでしょう。


  次は石舞台古墳
  

 のどかな丘陵に置かれた重そうな石。考えてみると、なんともミスマッチな光景なのですが、歴史の重みが伝わってくるいかにも飛鳥らしい光景です。

  近くに行くとなかなかの迫力
  

  石室に入れるようになっています
     

  少しひんやりとした感じ
       

 古墳の埋葬者を特定するのはなかなか難しそうですが、ここは蘇我馬子の墓と言われています。馬子は物部氏との抗争の中で蘇我氏の全盛時代を築いた人物ですが、そういう人の眠っていたお墓の中に入るというのは、あまりいい気持ちではありませんね。


 石舞台の北西にあるのが甘樫の丘。
 ここは馬子の子と孫の蘇我蝦夷・入鹿親子が邸宅を構えていた場所と言われています。標高148mの丘ですが、展望台まではけっこう汗をかかなければなりません。しかし眺望は抜群です。足下に明日香村を一望できるのはもちろん、振り返ると、西に葛城・金剛山系、その右に二上山、遥かに生駒山。そして間近には、大和三山が箱庭のように置かれています。

  畝傍山の後ろ遥かに二上山
  

  左に耳成山、右が天の香具山
  


 麓に下りて飛鳥川沿いを北に歩くと雷丘(いかづちのおか)があります。
  

  -大君は神にしませば天雲の雷の上にいほりせるかも-

 これは、天皇を中心とする中央集権国家を礼賛した、いかにも宮廷歌人柿本人麻呂らしい歌ですが、いったいどんな所なのかと歩を進めていくと、まさかと思うくらい小さい古墳のような緑のかたまりの丘が現れました。

  丘に入る道は倒木の枝が通せんぼ
  

  かき分けて登っても、一面の藪の中に入るだけ
  

 こういう散策になるのも飛鳥散歩の味わいなのかもしれません。と思いながら汗を拭っていると、どこからともなく「トンテントテタカ」の鳴き声が聞こえてきました。


    いにしへの哀しみ知るや不如帰   弁人


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする