チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

待ちわびた春、一気に到来

2014-03-30 07:31:46 | 身辺雑記
3月30日(日)

 KAZU君と万博公園へ行った22日の土曜日、遊び回るKAZU君は上着を脱いで楽しんでいましたが、風はまだ冷たくて、子どもを見ている大人は手袋が欲しくなるような一日でした。

 翌日の日曜日も気温が低めで、「これは、身体が温まっていいね」と、

 みんなで
  明石焼きを作って楽しみました
  
   

 ところが、週明けの月曜日から急に気温が上がって、雨の日もありましたが、連日4月中旬並みの陽気が続いています。

 ちょっと寒そうで足を運ばなかった甲子園も、テレビ画面の中には、いかにも「球春到来」といった雰囲気がありました。

 「やっぱり球場で見なくちゃ」と、
  春麗らの甲子園へ
  

 春休みということで、いろいろな所から高校球児たちが観戦に来ていますが、春の日射しを浴びて、何人かは半袖になって声援を送っていました。

  球場前の桜も開き始めました
    

 「球春到来」といえば、昨日からプロ野球が開幕し、カープも順調なスタートを切り、楽しさも倍増、これがまさに春のウキウキといったところでしょうか。
 もちろん、関西はタイガース中心で回っていまして、どんなにジャイアンツが強くても、順位予想で2位などと言うと、たちまちブーイングの嵐にさらされます。

  ここは、尼崎の商店街のアーケード
   

 開幕前に
  「マジック144」が点灯という具合
   

 そのタイガース、いきなりジャイアンツに大敗。いったい、商店街の数字はどうなっているのでしょうか、残り試合が一つ減ったので「143」でしょうか。でも、負けてマジックが減るのは変ですよね。


   花開くペナントレースに甲子園  弁人


 さて、神戸や西宮より2~3度低い明石ですから、今年もお花見は4月中頃だろうと勝手に予想しているものの、これだけ暖かいとやはり気になって観察に。

 保育園の近くの天神様。
  やっぱり開き始めていました
  

 買物の途中に通る
  小さな神社の桜も
  
   

 予報修正かな。「さぁびぃ!」と首をすくめて閉じ籠もりがちになっていましたが、さすがにお彼岸が過ぎると、ちゃんと春はやって来ていたのでした。

 木蓮だって、今月初めは
  まだ固そうなつぼみだったのに
  
   


   上着脱ぎレンズの中に笑ふ花   弁人


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KAZU君とお彼岸の休日を楽しむ

2014-03-24 11:33:52 | KAZU君
3月24日(月)

 甲子園のセンバツが始まり、テレビからは「桜の開花もそろそろ」と、世の中はすっかり春めいて来たようですが、お彼岸の三連休、明石ではお天気には恵まれたものの、風はまだひんやりとしていました。

 一昨日の22日の土曜日。KAZU君の保育園では卒園式が行われ、4月から最年長児になるKAZU君も列席しました。朝の10時、私も様子を伺いがてらお迎えに行くと、

 満開の河津桜の向こうで
  記念撮影の時間でした
  
 来年は、KAZU君一家もこの晴れ姿の中に入ります。


   照れ笑ひ涙も添へし花の下


 さて、紅白饅頭を手にしたKAZU君、「今日はおじいちゃんの車でドライブやな」と車に乗り込みました。

 到着したのは、
  吹田の万博記念公園
    

 実は、
  こんな催しがあったのです
  

  ミニSLが走り、
  

 広場には
  楽しそうな遊具がしつらえられていて
  

 鉄道グッズ売り場も
  たくさん並んでいました
  

 でも、どこもいっぱいの人で大混雑。ミニSLだって1時間ほど並ばなければなりません。仕方なくKAZU君、鉄道グッズを買ってもらったあと、

  いつもの滑り台で遊びました
  

  次は、ネットの上でぴょんぴょん
  
   

 子どもは夢中になると、ほんとうに楽しそうで、次の楽しそうなことを持ち出さないといつまでも飽きずに遊んでいます。

 ということで、
  お得意の自転車遊びです
  
   


   誇らかさ溢れる顔に風光り   弁人


 残念ながら、鉄道まつりは大混雑で近づけなかったけれど、みんなでお弁当を食べて、大好きな公園で楽しい一日を過ごしました。

 駐車場に戻ると、
  丘のほうの梅がきれい咲いていました
  

 「おじいちゃん、桜が咲いたらな、また来ような」


   春浅し孫の笑顔に温もりぬ   弁人


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ようやく、少しだけ春の気配が

2014-03-17 19:29:15 | 身辺雑記
3月17日(月)

 今年の冬は長かった感じがします。

 1月の末に何日か暖かい日があって、関東の桜、今年も去年と同様に3月半ばには開花しそうな気がしていたのに、2月に入って寒さがぶり返し、二回も大雪に見舞われ、その後ずっと気温が上がらず、ちょっとイライラしながら春の訪れを待っていました。

 雪の重みでカーポートの屋根がゆがんでしまったということで、様子を見がてら、今月の初めに一週間ほど逗子に帰っていましたが、湘南もなかなかしぶとい寒さで、家に閉じこもりがちになってしまいました。
 寒さももう少しの我慢と覚悟して明石に戻って来たものの、先週の一週間はずっと冷え込みが続いて、保育園からの帰りも車で直行という日々になりました。

 でも、暦の上では確実に春なのです。

 東播磨に春を告げるイカナゴ漁、逗子に帰る前日の2月28日が今年の解禁日でした。明石に戻った時には最盛期を迎えていて、魚の棚を時々覗きに行ったのですが、日々大きくなって行くので、急ぎ14日の金曜日に「くぎ煮」を炊きました。
 県の水産センターの調査では、今年は不漁という予測が出ていたのですが、いざ解禁してみると、予想外の豊漁ということで、外の寒気とはうらはらに、魚の棚のアーケードの中は活気に満ちていました。5年前の不漁の時はキロ2000円以上でしたが、今年は例年並みに1000円を割って、私が炊いた14日は6~700円で手に入りました。

 実は、3年前の東北の大震災の時、ちょうど「くぎ煮」を炊いていたので、今年も11日にと思っていたのですが、この日は今年初めてカープが関西にやって来る日と重なり、大阪でオープン戦の観戦となりました。

 寒くてもドームならばと、
  京セラドームへ
  

 オリックス戦。
  黙祷の後始まりました
  

 カープの先発は3年目の野村。まだ調整段階なので、こんなものかなという感じでしたが、打線は好調のようで快勝しました。目立ったのがJR東日本から入った内野手の田中。打撃センスだけでなく守備もなかなかで、3塁の堂林が外野へ回されそうな雰囲気もあります。

 実は、翌12日には甲子園でタイガース戦が組まれていて、注目のルーキー大瀬良投手が先発とのこと、どちらの球場へ出向くか悩んでいたのです。結果的には、12日は暖かい日になったのですが、屋外の寒さと、関西なのでタイガース戦はテレビ中継がありそうと考え、オリックス戦にしたわけでした。

 それはともかく、今年のカープ。公式戦に入ってどうなるかはわかりませんが、田中や大瀬良だけでなく、ドラフト2位の九里投手、4位の西原投手も好投していて、大竹が抜けてしまったものの、代わりにジャイアンツから来た一岡投手も好調ということで、新顔の選手たちが活躍しそうな気配。そして、それに負けじと若手が目の色を変えて頑張っているので、とても楽しみになりました。特に堂林、芯をとらえた打球がほとんどで、今年は三振の数がぐっと減りそうです。

 さて、13日は低気圧が瀬戸内海を東上し、大荒れの天気になり、そのあと冬型の気圧配置になって、金・土の二日間は再び真冬のような寒さになりました。


   春なかば霜注意報とか出でにけり   弁人



 そして、昨日の日曜日。朝方は少し冷え込んでいたのですが、風も穏やかで、陽射しも暖かそう。そういえば保育園のある稲爪神社の河津桜もだいぶ咲いていたなと、買物に出たついでに寄ってみました。

 陽射しも春らしく、
  とてもきれいです
  

 でも、よく見ると、
  まだつぼみがたくさん残っています
  

 梅だって、
  満開の一歩手前なのですから
  

 あと半月で4月なのに、まだ梅の季節なのです。桜はいったいいつになるのかと溜め息をつきたくなりますが、春の明るい陽光を浴びて、少しほっとした気分になりました。

 振り返ってみると、明石の桜、去年は一週間くらい早かったのですが、その前の2011年と12年は4月に入って、やっとつぼみが膨らんだ程度でしたから、この雰囲気だと、今年のお花見はやっぱり4月の中ごろになりそうな気配です。

 すぐそばの大蔵院。門が開いていたので覗いてみました。

 ここも紅梅が
  ほぼ満開になっていました
  


   梅の花赤児のごとく笑ひけり  弁人


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明石の風格ある建造物-中崎公会堂

2014-03-06 16:26:00 | 明石風物
3月6日(木)

 9回前の記事、1月24日の「明石の散歩道-子午線の道」の中で紹介した中崎公会堂。先月の下旬にその中に入る機会がありました。

 記事の中で、「何か催しのある時に・・・」と載せてから半月ほど経った時でした。逗子から10日程留守にしていた明石に戻ると、郵便物の中に「明石かいきょう塾」の案内はがきがあり、なんともタイミング良く、会場が中崎公会堂となっていたのです。

 KAZU君の生活発表会のあった日の
  前日でした
  

 前記事に紹介したとおり、明治44年にできた純和風建築の公会堂で、一度改修工事を経ているということですが、明石市の都市景観形成重要建築物に指定され、今なお風格ある威容を保っています。

 もちろん、
  玄関で靴を脱がないと上がれません
  

 広間は
  モダンな格子のガラス戸の中に
  

 板敷きの大広間で、ちょっとした体育館という感じでしょうか、ふだんは催し物のほか、武道やダンスの練習などに使われているようです。200人収容できるということですが、見た目ではもっと椅子が並びそうな広さに見えました。

 三方を幅一間の
  カーペット敷きの廊下が囲んでいます
  

 中に入って見上げると、
  なかなか凝った作りの立派な天井です
  

 正面も
  和風に徹していて
  

 左右に襖と床の間を配し、その中央にステージとは言えないかもしれませんが、フロアより一段高くなった小さな舞台があります。どうも、その奥に和室が二部屋あって、それを囲むように廊下が走り、その廊下と繋がるように、右の床の間の脇に更衣室があるようです。                               
 照明もしっかりしていて明るさも十分です。ただ難を言えば、空調がないようで、この日は2月下旬の北風が吹く寒い日で、ガスストーブが何台か置かれて暖を取っていましたが、コートを着たままの方が多くいらっしゃいました。
 まあ考えてみれば、昔は講堂とも言いましたが、学校の体育館で空調が入っているところなんぞは今でもほとんどないでしょう。教員時代に味わった3月初めの卒業式の寒かった思い出が蘇ります。
 何はともあれ、103年前に作った建築物です。小型とはいえ、ストーブがあるだけでも、ありがたいというところでしょうか。


   前庭の椿や供なる幾星霜   弁人


 ところで、この日のかいきょう塾のテーマは「明らかになった明石の古代」ということで、市の文化財担当課長さんをお呼びして、最近の遺跡発掘調査からわかる明石の新たな事実を聞くというものでした。

 興味深かったのは、「明石の駅(うまや)」の位置と、それに関連して、諸説ある古代山陽道の位置が、現在も旧街道の面影を残している辺りに近いのではないかという話。また、大輪田の泊(神戸港)への物資輸送に重要であった魚住の泊の遺物らしき古材木の発見後の分析などの話もありました。

 写真は、大量に発掘された
  イイダコの蛸壺です
  

 古代の明石の人も多くは海を生業として生きていたのでしょう。海人(海士・海女)の存在とそのエピソードなども興味深く聞くことができました。


   往にしへを学ぶ館に早春賦   弁人


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春の気配、いまだに浅き播州路

2014-03-01 10:49:52 | お出かけ・散策
3月1日(土)

 湘南の逗子で梅がほころび始めたのが立春の前でしたから、もうひと月近く前のことになります。
 この時期の関西は南関東より気温が低めだといっても、さすがに明石でも、少しずつ梅が咲き始めてきたので、KAZU君に会いに来ていた妻君が逗子へ帰る前に播州の梅の名所へ誘いました。

 兵庫県の梅の見どころの中で、もっとも本数が多く見応えのあるのは、姫路の西、たつの市の海沿いにある綾部山梅林です。
 でも、まだちょっと早いかもしれません。4年前の2月28日に、まだ1才だったKAZU君をベビーカーに乗せて行ったことがあって、あの時もまだ三分咲きくらいだったのです。それでも紅梅を中心にそれなりに梅の香を楽しんだ思い出があります。

 25日の火曜日でした。姫路から車で30分ほど、ちょうどこの日から気温が上がって行楽日和となったのですが、あいにくPM2.5とかいう微粒子が大陸から飛んできて、綾部山に登っても播磨灘に浮かぶ島々がほとんど視界に入らない状況。その上、心配していたとおり、一目2万本と言われる名所なのに、

 今回は、まだ
  ほとんど咲いていませんでした
  

 やはり、播州の春は南関東より2~3週間ほど遅いようで、この日は菅原道真の命日ということで、各地の天神様で梅花祭が行われる日なのに、満開になるのは3月の10日ごろということでした。

 やっと、
  早咲きの紅梅を見つけました
  

 この白梅は一輪だけで、
  あとはつぼみばかり
  

 山の中腹の一角に、
  少しきれいに咲いている所がありました
  
   


 綾部山梅林のすぐ向こう側にも梅のきれいな世界梅公園があるので、山を下りた後、あまり期待せずにちょっと立ち寄ってみると、斜面の向きの関係でしょうか、

 こちらは
  三分咲きほどになっていました
  

 この公園の建物はみんな中国風で、園内には門や楼閣がありますが、楼の上に上ってみると、

 瀬戸内海が目の前で、
  霞んでなければ絶景のようです
  

 蝋梅は早咲きなので
  満開です
  


 さて、この日は播州赤穂に宿を取っていたので、午後は大石神社や赤穂城を散策してから、宿の近くの景色の良い海岸へ下りてみましたが、

 やはり、
  家島諸島や小豆島は霞の中でした
  

 すぐ上に、桜の名所の御崎公園があって、車を停めてみると、

 梅の花も
  きれいに咲き始めていました
  
   


   早咲きの梅を探して靄の中   弁人

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