チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

千葉の植物園と縄文遺跡を巡って来る

2020-07-31 14:15:16 | お出かけ・散策
7月31日(金)

 今日は母の命日。
 8年前に旅立ってから、7月の下旬の墓参と会食がほぼ恒例となっていましたが、お墓は東京の下町の根岸の一角にあって、今年は時節柄無理かなと思っていました。
 その墓参、いつも梅雨明け後の猛暑の中でしたが、今年は梅雨明けが8月にずれ込みそう。昨日の30日も妙に過ごしやすい一日になりました。
 「車ならどこかへ出かけてもいいかな。でも、出かけるとしたら、やっぱりお墓参りだよな」と、急に思い立って家を出ることに。

 ということで、まさに「おそるおそる」というところでしょうか、首都高で羽田から都心の空の下へ向かいました。

 下町のビルの中のお墓
  

 いつもなら、このあと上野か浅草の鰻屋なんかで会食とかになるのですが、今は、とてもそんな状況でもなく、実家にも近くにいる姉にも連絡せずに来たので、「さあ、今日はどこへ寄って帰ろうか」と思案。
 とりあえず東京を脱出するにしても、北は遠くなるだけ、南は我が家、西は山梨まで東京が続くし、ここは東の千葉へ向かってアクアラインで帰るしかなさそうです。

 最初は、市川の「万葉植物園」
 

 武蔵野線「市川大野」駅のすぐ近く。駐車場はなく、駅前のコインパーキングに停めました。
 こじんまりとした庭園ですが、なかなかおもしろい。この時期、花はあまり期待できないと思っていたのですが、

 緑に映える薄紫の「ミソハギ」
 

 秋の花なのにもう、「オミナエシ」
 

 次は、船橋のアンデルセン公園かなと思いつつ、歴史好きの妻君に「加曽利貝塚って行ったことある?」と聞くと、「行ってみたい」と言うので、京葉道路で千葉市へ向かい、

 加曽利貝塚遺跡に
 

 広大な敷地の中に、貝塚展示室や住居跡展示室、遺跡博物館が点在、林を抜ける薫風も気分爽快で、散歩がてら時間をつぶすのには絶好の場所でした。


   梅雨明けを待ちくたびれし蝉の声  弁人


 住居跡の保存展示
 

 復元竪穴式住居
 

 貝塚展示。地層状になっています
 
  

 博物館の縄文式土器
 

 車に戻ると、まだ14時過ぎ。もう一ヶ所寄ってみようかと、貝塚から南へ2~3㎞、京葉道路千葉東インターのそばの「千葉市緑化植物園」に。

 万葉植物園の数倍の広さで、ここも期待以上にいろいろな花が咲いていました。

 「セイヨウフウチョウソウ」(「クレオメ」)
 
 名前が長いので、名札の字が小さく読めませんでした。帰りに事務所で写真を見せたところ、「クレオメ」とのこと。4文字の名前じゃなかったと、帰宅後ネットで調べたら「セイヨウフウチョウソウ」のこととありました。

 「ナツズイセン」
 

 「モナルダ」
 

 「キツネノカミソリ」
 

 温室に咲く「ゲンぺイカズラ」
 


   涼風に より活き活きと夏の花  弁人


 植物園だから当たり前とはいえ、花にも樹木にも、みんなちゃんと名札があるのがうれしい。庭園とかでカメラを向けても名前がわからないことがしょっちゅうですから。
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久しぶりのお出かけ・・・とは言っても近場ですが

2020-07-16 16:04:25 | お出かけ・散策
7月16日(木)

 伊勢佐木町の有隣堂へ行ったのは1月の下旬でしたが、あれ以来、ほぼ半年、三浦半島から出なかったような気がします。そう、3月下旬にKAZU君と出かけたのは横浜市でしたが、金沢の自然公園でしたから、鎌倉同様、まあ三浦半島の付け根みたいなもんです。

 ところで、コロナウイルスの第一波が収まったかに見えたひと月ほど前、マスクして旅に出て楽しいのかなとは思いつつ、妻君と梅雨の中休みに涼しい日があったら温泉にでも行ってみようかと話していました。
 でも甘かった。天気予報を眺めてちょっと躊躇している間に、東京を中心に再び感染者数がウナギ登り、梅雨前線もしぶとく居座り、集中豪雨は九州だけでなく岐阜や静岡でも。近場なら、登山電車が止まっている箱根でもと思っても、大雨続きでは足が向きません。

 まったく、「GoToキャンペーン」とか騒いだって、我々庶民は旅行なんかに出かける状況ではなさそうです。こんな時に、国民へ「さあ、出かけろ」と1兆7千億円支出しますか。布マスクの騒ぎどころじゃないですね。
 ちょっと古くて恐縮ですが、牧伸二の「あーあ、やんなっちゃた、あーあ、驚いた」と口ずさんでみてもすべなくて、気分直しにどこかに出かけてみようかと、朝方、雨の上がっていた昨日の水曜日、車に乗り込みました。
 なにしろ、私の車、明石との往復がなくなってから4年近く、今は年間5000㎞ほどしか走らないのですが、今年は6月までの半年、まだ1000㎞ちょっとしか乗っていないのですから。

 さてと、なんとなく海沿いを走って、
  小田原のフラワーガーデンへ
  

  おいしそう、プラム
  
 鳥が啄んだ様子もありませんので、もしかしたら、実際は酸っぱいのかもしれません。

 「サンフィニティ」という向日葵だそうで
  

 向日葵の向こうにバラ園が見えていましたが、まずは南国ムードの温室へ。

 いろいろな面白い花がありましたが、なぜかこの日は、カメラのレンズが黄色の花にばかり向いてしまったようで、

 これは南米の花「パキスタキス ルテア」とか
  

 沖縄の「アリアケカズラ」
  


   梅雨空や扉の先はトロピカル  弁人


 温室を出てバラ園へ
  
  

 ところでバラ園、今は初夏のバラから秋バラへの過渡期なので、あまり期待していませんでしたが、思ったよりたくさん咲いていました。

 バラ園を抜けると、小川と池を囲むように梅園が広がっていて、さらにその先は、県立の諏訪の原公園にそのまま繋がっています。

 公園へ向かう遊歩道を進むと、
  サルスベリとムクゲが咲き始めていました
  

 小雨がぱらついてきましたが、左側、晴れていればかなりの展望。
  雨雲の下の開成町・酒匂川方面
  


   酒匂川水量いかに梅雨曇  弁人


 管理棟の向こうに芝生の広場
  

 広場を見渡すように諏訪神社が鎮座、そして、かなり大がかりなローラー滑り台。なんともよく整備された気持ちの良い公園でした。


コメント (2)
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