チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

早くも藤の花の季節に。名所は三浦半島にも

2023-04-22 13:56:21 | 湘南・鎌倉・三浦ぶらり
4月22日(土)

 4月もまだ中旬から下旬に入ったところだというのに、昨日は、神奈川でも25度越えの「夏日」になった所が何ヶ所もあったとか。

 散策に出れば、
  すっかり新緑の季節に
  

 ここは、横須賀しょうぶ園の園内なのですが、

 今朝の神奈川新聞の一面に、
  こんな記事が
  

 おやおや、新聞社のカメラマンも来ていたんですね。実は、私も昨日、ここで花散歩に興じていたのです。

 藤の花と言えば、見頃は連休明けから5月中旬頃じゃなかったでしょうか。明石にいる時、宍粟の「千年藤」や丹波の白毫寺へ出かけたのも、連休の後半とか連休が終わった後だったように記憶していますから。
 でも、今年はご近所の藤の花がもうきれいに咲いているので、昨日、しょうぶ園を覗いてみたのです。

 先ほどの、新緑の映える丘の先から
  見下ろす「ふじ苑」
  

 やはり、今年はかなり早い。それに夏のような日射し。

 そうはいっても、間違いなく
  気持ちの良い季節です
  

 その日射しの中、
  花も房も眩しく
  
  

 これは、房がやや豪華に見えますが、
  八重のフジでした
  

 ピンクがかったフジも
  「紅藤」とか
  

  まさに、「藤の苑」
  


   風薫る匂ひ袋の揺らめきて  弁人


 「花暦が早く進んでいるとはいえ、さすがにシャクナゲは咲いているはず」と思っていましたが、ほとんど咲き終わっていて、季節の移ろいの早さを嘆息しながら出入り口に戻ろうと歩いていると、

 咲いていました。
  それも、鮮やかな紅白
  

 白といえば、これも映えます
  大手鞠(オオデマリ)
  


   純白に添へし温もり初夏の花  弁人


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白石川を後に、仙台の奥座敷の温泉へ

2023-04-14 10:34:28 | 旅行
4月14日(金)

 「白石川一目千本桜」。満開の桜に間に合わず、少々残念でしたが、これも旅の思い出。まあ、良しとしておきましょう。
 この日は、大河原駅から東北本線で仙台駅に戻り、「奥州三名湯」の一つ、秋保温泉へ。

 泊まるのは「伝承千年の宿」と謳う
  温泉宿「佐勘」
  

 松島や作並温泉は何回か泊まったことがあるので、今回は、少々有名な所へ。
 ここ、秋保(あきう)は、難読地名の一つで、クイズ番組にも時々登場しますが、妻君も「何回聞いてもなかなか読めない。仙台にそういう名前の温泉があるんだ」と言うので、「それじゃ、今度行ってみよう」と話していたことを思い出しまして。

 仙台駅からバスで40分、青葉山の下をトンネルで潜り、市街から離れて峠のような所も通るので、いくぶん気温が低いのかもしれません。バスの車窓に散り始めの桜が目に入ってきました。
 そこで翌日、宿を出て温泉街を歩くと、所々にまだ桜の花が残っていました。

  こんな具合
  
  


   バス停の華やぎ暫し八重桜  弁人


 昔、仙台から電車が走っていたようで、秋保電鉄の
  「磊磊(らいらい)峡駅」跡
  


   走らない電車一輌春麗ら  弁人


 ところで、温泉入口の交差点のそばに、「覗(のぞき)橋」という名取川の清流に架かる橋がありまして、

 上から覗くと、手前の岩に
  ハート形のくぼみが
  

 昨今、観光地に行くと、「恋人の〇〇」なる所がよくありますが、これ、自然にできたくぼみでしょうかね、如何に。

 それはさておき、ここは、秋保温泉の名所の渓谷
  「磊磊峡」でして
  

  上に、先ほどの「覗橋」
  

  ところどころに桜も
  

  清流に断崖
  
  


   岩肌と渓流前に花菫  弁人


 はじめは、温泉の奥の「秋保大滝」のほうへ行こうと思ったのですが、交通の便が悪く、秋保では磊磊峡を歩くにとどめ、お昼に仙台へ向かい、牛タンでお腹を満たして午後の新幹線に乗りました。


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「いざ、お花見-第2弾」~桜前線に追い付けず~

2023-04-13 10:19:52 | 旅行
4月13日(木)

 旅の後始末とフォトの整理に少々手間取り、一日ほど間が空いてしまいましたが、「宮城お花見旅」編です。

 ということで、2023年「お花見」の第2弾。「今年のメインは宮城県の名所にしよう」と、花便りを見ながら意気込んで旅のプランを立てました。

 ここの桜の見頃は、例年4月中旬以降とのことですが、今年は桜前線の北上が想像以上に早い。ということもふまえて、咲き始めになることも覚悟の上で、第二月曜日の10日に宿を押さえておいたのですが、その結果、

 お目当てのソメイヨシノ、残念ながら、もう、
  散っちゃっていました
  

 10日の朝、新幹線で仙台へ向かい、東北本線で南に戻って船岡駅で下車。
 駅の北側すぐのところに流れているのが白石川で、船岡から一つ先の駅の大河原まで4㎞ほどでしょうか、川の土手がずっとソメイヨシノの並木になっています。

 名付けて、「白石川堤一目千本桜」と。

 でも、桜前線は、
  すでに去った後でした
  

 4月3日に「ほぼ満開」という情報がありましたが、東京の桜だって、満開の発表から十日ほどは咲いていましたから、大丈夫だろうと思っていたのですがね、直前の土日が風の強い荒れ模様の天候だったそうで、一気に散ってしまったということでした。

 仕方ないですね。ここは予定どおり、桜並木の堤を歩いて、上の写真の桜の上にある小山を目指しましょう。

 この小高い山は、ここ柴田町の「さくらまつり会場」になっている
  「船岡城址公園」
  

 山本周五郎の「樅の木は残った」の舞台になった所で、歩道橋のすぐ上の展望台にすくっと立っているのがその樅の木です。

 歩道橋を彩る桜も、
  すでに葉桜
  

 樅の木の展望台から望む
  桜並木と蔵王連峰
  

 「満開とは言わずとも、せめて散っていなかったら」と、ここで、一度だけ正直な感慨を述べておいて、あとは禁句といたしましょう。


   散りてなほ瞼に映る桜かな  弁人


 山頂へは、「桜のトンネルをくぐって上る」というのが謳い文句の
  「スロープカー」で
  

 「混んでいて乗れなかったら引き返そう」と思っていましたが、桜の散った後の平日。すんなり乗れました。

 なるほど、ソメイヨシノの下を
  くぐって行きます
  

 山上は花園になっていて、初夏の花、
  シャクナゲ
  

  ヤマツツジ
  

 そして、これは春の花の
  ハクモクレン
  
 ソメイヨシノに先んじて咲く花がですよ、なんとまあ、今まさに咲き始めたところとは。

 やはり、温暖化は不気味ですね。「花暦」がおかしくなっちゃっています。

 とはいえ、山頂からの蔵王連峰の絶景もすばらしい。眼下に、
  白石川に沿って走る東北本線
  


   鉄博のジオラマのごと春景色  弁人


 絶景に心洗われた後、再び白石川の堤に下りると、

 紅、白、源平咲きの桃の花が
  桜並木に彩りを
  

 さらに歩いて行くと、ここも絶景ポイント。
  韮神(にらかみ)堰
  


   風呂絵師の眼に適いそな春景色  弁人


 「桜の花が・・・」でしょうか。おっとそれは禁句でした。

 おや、ここに一本咲いていました。
  これは、遅咲きの桜?
  

 そろそろ大河原の駅に近くです。末広歩道橋から
  下流、船岡方向の眺め
  

 この辺り一帯が大河原町の「さくらまつり会場」になっていて、河原にはお祭りのお店も並んでいましたが、まるで初夏のような日射しの中、人もまばらで、少々寂しげな光景になっていました。

 さて、ひと休みしたら、桜と蔵王連山の光景を胸にしまって、仙台行きの電車に乗ることにしましょうかね。


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「春爛漫」とはいえ、「花暦」狂っていませんか

2023-04-04 15:29:46 | 逗子風物
4月4日(火)

 スギ花粉症が治まって、あごマスクで気持ち良く散歩に出ると、

 ご近所の生け垣に、色鮮やかな
  ベニバナトキワマンサク
  

 桜山の山裾の公園では、
  八重桜が満開に
  

  ハナズオウもきれいに
  

 公園脇の小道に入ると、
  シャガが群生していました
  

  淡い色合いに品があります
  

 この花たちはみな、ソメイヨシノが散った後に楽しむ花という感じだったので、「桜の花はもう散っちゃったんだろうな」と思いながら延命寺の裏へ行くと、

 逗子の桜、なかなかしぶとい。
  花は見事に残っています
  
  

 田越川沿いに出ると、線路脇の桜も
  きれいに咲いています
  

 ソメイヨシノにも個体差があるのかもしれませんが、逗子市内でも、東逗子の辺りやイトーピアの逗子葉山高校へ上る坂道は、もう桜吹雪も終わろうとしているのに、田越川の桜は今年も少し遅めで、

 入学式が今週中だとすると、もしかしたら、
  持つかもしれません
  

 これも遅咲きなのでしょうか、もう終わっていると思っていた
  紫木蓮もまだ
  

 少々ホッとして歩いていたのに、ふと目を上げると、
  ハナミズキ、咲いちゃってます
  

  そして、シャクナゲも
  

 私の感覚では、4月末から初夏にかけての花なのですがね。「ちょっと急ぎすぎじゃないか」とあきれていたら、我が家の近くに来たところで、なんと、

 これもびっくり。
  「藤の花」ですよ
  


  訂正をせねば令和の花暦み  弁人



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