チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

相模の国.真鶴の「桃源郷」ならぬ「桜源郷」

2022-03-30 15:24:33 | お出かけ・散策
3月30日(水)

 桜が咲くと、なんか気が急いて落ち着きません。

 昨日の29日。朝から厚い雲に覆われた一日でしたが、
「そういえば、コロナに見舞われてから小田原の駅に降りてない。ミナカとかいう施設ができたと聞いているけど、まだ一度も行ってないし、ひとつ今日は小田原城の桜でも眺めに行ってみるかな」と、大船から東海道線に乗りました。

 スマホで「桜開花情報」を見ると、小田原城は「五分咲き」。次に載っているスポットが真鶴の荒井城址で「満開」の表示。
 ちょっと悩みましたが、電車が熱海行きだったこともあって、小田原で降りず、まだ行ったことのない真鶴の桜名所とかへ向かってみることに。

 駅前の路地に入って数分。右手に石段があって上っていくと、人影もまばらで静かな佇まいの城址公園がありました。

  ソメイヨシノ満開です
  

 二本あるように見えますが、奥の一本は花びらが地面に散っていて、実は桜ではなく紫木蓮。

 花はもう開き切っていますが、まだ
  たくさん残っています
  

 ソメイヨシノの下に戻って、さらに進むと、

 石楠花の向こうに白木蓮。そして、
  ピンク色の枝垂れ桜
  

 近くへ行くと、池に垂れ下がるようにして、
  見事な咲き具合です
  

 枝垂れはソメイヨシノより何日か遅いという認識を持っていましたが、とんでもないですね。

  ほぼ満開です
  
  


   池を鏡に真鶴の花の苑  弁人


 行ったことはありませんが、極楽浄土は蓮の花とか。でも、こんな華麗な花の中でもいいような気がしてきます。

 「桃源郷」ならぬ
  まさに「桜源郷」。
  

 写真の右奥に先ほど観てきたソメイヨシノが見えていますが、この枝垂れ桜の前では淡い色あいが白っぽく色褪せて見えてしまいます。

 公園はさらに池の奥のほうにも続いていて、そちらのほうにも
  色鮮やかな枝垂れ桜が
  

 その桜の上のほうから何人か花見客が歩いて来ます。どうも、その先に正門があるようで、桜を愛でながら上っていくと、管理事務所がありまして、

 そこから見下ろすように眺める
  景観も申し分なし
  
  


   潮香る相模の花の華やかに  弁人


 正門を出ると、曇空の下、真鶴の町と
  相模湾の眺め
    

 山側に振り返ると、
  眼下に真鶴駅
  

 坂を下り、駅前のお寿司屋さんで海鮮丼を食し、小田原へ向かいました。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「なんともせっかちな桜」-咲き始めると一気-

2022-03-28 18:45:27 | 逗子風物
3月28日(月)

 私が勝手に「逗子のサクラの開花」を宣言したのが25日の金曜日でした。

 そして今日は月曜日。定期通院の日でクリニックへ向かったところ、逗子延命寺の墓地の脇の「ソメイヨシノ」。

 宣言から三日しか経っていないのに、もう
  満開間近かですよ。
  
  

 この桜、前の記事でちょっと触れましたが、他の桜より開花が二~三日遅いような気がして、私的な標本木に選ばなかったのですが、来年はこの枝を標本木にしましょうかね。


   花愛づも束の間あとは散るばかり  弁人


 クリニックからの帰り道もこの「ソメイヨシノ」の下を通ったのですが、このすぐ近くのお宅の庭に、数日前にはもう満開になっていた桜がありまして、枝ぶりや葉が見えているところが「ヤマザクラ」に見えますが。

  今日はこんな具合でした
  

  花びらが小さくかわいい
  

 どうも「マメザクラ(フジザクラ)」みたいで、中の紅色もなかなかですが、これは今元気に咲いている花で、散り加減の花は清楚な色になっています。「マメザクラ」は「ヤマザクラ」の一種だったのでしょうか。

 ところで、「ヤマザクラ」といえば、開花を宣言した私の標本木のちょっと先、仲町橋の脇の一本もなかなかの風情で、

  25日はこんな感じでした
  


 そして、もう一本。

 東逗子駅手前の線路脇のお宅に咲く「ヤマザクラ」。例年、「ソメイヨシノ」より一週間くらい早く咲き、これもあっと言う間に葉桜になってしまうので気になっていたのですが、今年は開花が遅くて、

 去年満開だった3月20日。
  まるで冬木立
  

 でも、よく見ると、
  つぼみの先は膨らんでいる
  

 三日後の23日。花と一緒に出る葉も茶褐色なので全体的に色が濃くなってきているのですが、
  「まだだなぁ」
  

 翌々日の25日でした。「おっ、咲いている」
  ところどころに白い花が
  
  

 「それにしても、今年は遅かったなぁ」と思いながらもひとまず安堵。
 それもそのはず、去年のアルバムを見ると、24日の写真、もう花びらは全部落ちて、わずかに赤味がかった花芯と茶褐色の葉で秋の紅葉を見ているかのような風情でしたから。

 そして、昨日の27日。
  「これぞ満開」の景
  

 こんなに見事なのに、まもなく散り始め、一週間も経たないうちに茶褐色の普通の木になってしまいます。


   出会うも一時せっかちなる桜かな  弁人


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

勝手に選んだ標本木で、逗子の桜の「開花宣言」

2022-03-25 21:25:26 | 逗子風物
3月25日(金)

 東京の桜の開花宣言、20日の日曜日でしたっけ。逗子は湘南の相模湾沿いで気候温暖ですが、都心のヒートアイランド現象には勝てず、いつも靖国神社の開花より一週間くらい遅い感じがしています。

 今年はひとつ、近隣の桜の中から標本木を決めて、勝手に逗子のソメイヨシノの「開花宣言」をしてみようかということで、まずはその標本木の選定に。
 手っとり早いのは、家にいちばん近い田越川の土手に咲くソメイヨシノなのですが、例年、見頃がイトーピア住宅へ向かう坂道の桜並木より数日ほど遅いような気がします。延命寺の墓地脇の桜もきれいなのですが、同様に遅めだったような。
 とか考えながら、ご近所のつぼみばかりの木の枝を眺めながら、10日ほど前、京急逗子葉山駅の裏の田越川沿いの一本に決めました。

 そのソメイヨシノ、本日25日開花しました。東京より5日遅く、ここに晴れて「開花宣言」。
  どうでしょう、数輪は咲いています
  

 この木に決めたのは3月16日。まだ薄緑のつぼみばかりでしたが、選定した記念に
  さっそく一枚
  

 その後、真冬のような寒い日を経て4日後の20日。ちょうど靖国神社の標本木の開花が発表された日でしたが、

 つぼみの先端が
  少し赤みを帯びてきたか
  

 翌21日の春分の日。たった24時間なのに一気に膨らんで、
  もうすぐ開きそうな感じ
  

 22日は季節外れの超低温で、少しブレーキがかかるのかと思いきや、

 悪天候から回復の23日。まだ肌寒さが残っていましたが、つぼみの先端が
  花びらの白っぽい色に
  

 わずか一~二輪ですが、丸く白くなって
  開き加減の花も
    

 こうなると目が離せません。

 昨日の24日。確かに白く咲き始めているのですが、まだちゃんと
  開いているようには見えない
  

 おっと、こっちに咲いていました。でも二輪。
  宣言は明日にしましょう
  

 そして今日。上の最初の写真同様に、
  数厘以上。もういいでしょう
  


   川面にも春の光の流れたり  弁人


 さてさて、ここにめでたく逗子に桜の「開花宣言」ができまして、それはけっこうなことなのですが、この標本木なるソメイヨシノに気を取られて、この時期、いつもなら気になる所にまだ行ってませんでした。
 そこで、逗子駅からイトーピア行きのバスに乗って逗葉高校前の坂道に向かうと、

 おやまあ、ここは「開花宣言」どころじゃありませんでした。もう全体にピンク色がかって、一見すると、ほとんどのつぼみが
  開いているんじゃないかと
  

 左の木の下に行って、近くから見ると、やはり、
  「咲き始め」の段階でしたが、
  

 いずれにしても、私の標本木より早めです。そして、さらに数十メートル坂を下ると、日当たりが良いのでしょうか、
  一~二分咲きに見えました
  

 「ここの桜を標本木にすればよかったのかな」と、ちょっと複雑な思いを抱えて道路右脇の桜山中央公園に下りて帰って来ました。


   岡の上ついうっかりの春景色  弁人


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

弥生三月の逗子界隈~桜咲く前の花散歩~

2022-03-19 16:22:43 | 逗子風物
3月19日(土)

 連日の20度越えの陽気から昨日18日の金曜日は真冬のような寒さに一変。今日もストーブのランプが点いているという、本当に極端な気温の変化ですが、「いかにも弥生三月らしいじゃないか」と言ってしまえばそれまでですがね、少々面食らいます。

 一時は「一気にサクラ開花か」と思われましたが、これで一息つくのか、はたまた明日・明後日あたりのニュースになるのか、まあ、そんなに慌てなくても、都心とか早い所では、あと10日も経てば、きっと満開になっているんでしょう。

 そんな中、数日前の信じられない陽気の中、ソメイヨシノのつぼみの膨らみ具合はいかにと何回か散歩に出てみましたが、まだブログに載せるほどではなく、その観察録は後日ということにしまして、
 路地を歩いていると、やはり、急かされている花があるのも確かなようで、

 ハクモクレン。開花?いや、
  ちゃんと咲いちゃっています
  
  

 次は横須賀線の線路脇ですが、陽光を浴びて、
  気持ち良さそうなムスカリ
  

 そして、わたくし的には初夏の花なのですがね。
  シャクナゲ
  

 とはいっても、多少の気温の乱高下なんかに惑わされない花たちもいろいろ。梅はさすがに散り加減で見頃を過ぎましたが、早春の花がまだまだ健在です。

 これはこれは立派な大きさ
  キブサスイセンでしょうか
  

 でも、スイセンはやはり
  「白」が清楚で可憐
  

 黄色の花といえば、鮮やかなミモザや、そろそろ咲き始めるレンギョウも好きなのですが、代表はやはり、
  年明けから咲く菜の花か
  

 あまり見たことのなかった紅白まだらのツバキ
  「複色椿」とか
  

  これはギョリュウバイかな
  

 最後に、梅にちょっと似ていて、「ボケ」と読んじゃうのがちょっとかわいそうな木瓜。色は赤というイメージがあるのですが、
  朱色の花はまた格別の趣
  


   路地裏に陽光射して春なかば  弁人


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「春麗ら」の中、立川昭和記念公園へ

2022-03-14 18:04:23 | スポーツ観戦等
3月14日(月)

 いやー、3月に入ってからすっかり春爛漫ですね。2月までの低温がうそのよう。昨日の日曜日、多摩のほうも気温20度まで上がりましたから。

 ところで、逗子から立川へというのは、効率のいいルートがあまりなくて、けっこう厄介なんです。朝6時に家を出て、大船・新宿経由で立川駅に着いたのは8時過ぎでした。
 そう、早起きのお目当てはハーフマラソンの観戦なのです。

 その立川シティーマラソン。本来は市民参加型のイベントですが、一方でハーフマラソンの大学日本一を決める大会も兼ねていて、3位までがユニバーシアードの代表に選ばれます。
 ところがこの大会、実は国学院大学にとってちょっと悔しい因縁のレースでして、

 三年前の2019年、今や実業団のトップランナーとして活躍している土方君と浦野君、当時は3年生でしたが、4位と5位で代表の座に入れなかったのです。その悔しさをバネに満を持していた最終学年の2020年はコロナウイルス蔓延で中止に。
 無観客の中、自衛隊駐屯地の滑走路を周回する形でなんとか行なわれた昨年の大会。島崎君が3位に入って代表の座を射止めたのに、今度は世界大会のほうが中止になってしまったのです。

 さて、観戦は制限するものの、元のコースで開催するとかいう今年は如何に。
 昨年残念な思いをした島崎君、箱根駅伝を欠場した故障がまだ癒えていないのか、エントリーはしていましたが、直前の大学発表の出場メンバーには名前がありませんでした。
 1年生ながら、一ヶ月前の実業団の大会に呼ばれ、いきなり日本人学生歴代2位のタイムで走った山本君も疲れが残っているのか、同様に出場メンバーに名前が見えません。
 とはいえ、三大駅伝で実績を残した1年生の平林君、「同学年の山本には負けない」と気合いが入っているそうですし、この学年には他にも有望な選手がいて目が離せません。
 上級生では、新キャプテンの中西君、伊勢路で好走した坂本君、来年のキャプテン候補の伊地知君等々、中心メンバーの彼らがどんなタイムを出してくれるのか楽しみが尽きません。

 なんですけどね、テレビもラジオも中継がないのです。コロナの第6派、まだ高止まり中とかですが、やっぱり、現地へ行かないと状況がわからないじゃないですか。

 ということで、まずは昭和記念公園正面入り口前の道路へ。最初の5㎞ほどは駐屯地内周回で、5.5㎞くらいで一般道に出てきます。

 出て来ました。「いたいた」、先頭集団後方に坂本君。中ごろの歩道寄りに、
  期待の平林君
  

 公園の南で折り返して先ほどの地点に戻ってきました。8.2㎞くらい。まだ集団で選手の確認が難しい。国学院のユニフォーム5人くらいか。
  先頭のすぐ後ろ、2年の伊地知君が
  

 このあと5㎞ほど一般道を走って、13㎞くらいでほぼ反対側の北口から公園内に入ってきます。

  急ぎ公園に入場して
  

 レンタサイクルに跨がって16㎞地点で待っていると、

 やって来ました。
  平林君がトップ快走
  

 二番手グループは30mほど離され、その中に
  中西君がいました
  

 6位の伊地知君やや離され気味。「がんばれ!、行けぇ!」

 下馬評では青学や駒沢の選手が話題になっていましたが、「青学の岸本君、ちょっと後方だな」と思ったくらいで、この二つの大学の選手、なんか目立っていません。

 「これはチャンスかも」とワクワクしながら、(フィニッシュ地点は混んでいそうなので)急ぎその向こうの日本庭園近くの20㎞地点を目指してペダルを漕いで行くと、途中のフィニッシュ地点近くの所で最悪のひと悶着が。
 「自転車はここに停めてくださーい。こっち、こっち」
 「僕、もうちょっと先に行きたいんだけど」
 「みんな勝手に停めちゃったから、この先はもう停められませんよ。ここにお願いします」
 はじめから「マラソンじゃなくて日本庭園に行きたいんだ」と叫んでいれば良かったのですが、いかにもマラソン目当てに見えちゃったのでしょう、成り行きでとんでもない所で降ろされちゃって、仕方なく走ってフィニッシュ地点へ向かうと、立ち入り禁止と通行禁止が至るところに。
 あっちゃこっちゃ右往左往していると、頭上から「平林選手、国学院、まもなくゴール!」「2位も国学院の中西君!」というアナウンスが。
 「あーあっ、間に合わなかった。あのおっちゃんめが」と独り言を吐きながら、

 やっと、フィニッシュ手前のコース脇に。平林君のゴールから1分36秒後、30位くらいでゴールの
  一年生の鶴君
  


   ゴールして安堵の汗に春の風  弁人


 まあ、ワンツーフィニッシュ直前の表情をみることはできませんでしたが、結果オーライ、良しとしましょう。

 さてと、「伊地知君は何位だったのだろう、どこかに国学院のマネージャーでもいないかな」と選手たちの引き揚げるほうへ歩いて行くと、

  川の手前に控えのスペースが。
  

 やはり伊地知君がチーム三番手で8位入賞。鶴君の前に18位で3年の坂本君がゴールしたもよう。さらに、鶴君のあとに7人が64分台で走ったと確認できました。
 結果上々、「お疲れさまでした」

 「あとは花でも愛でて」と橋のたもとに来ると、このところの陽気、ただものではありませんな。

 サクラのつぼみ
  かなり膨らんでいます
  

 橋を渡って、ちょうど選手が着替えていた所の真向かいは梅園になっているのですが、

 主役の花を隠すように、こちらも早い。もう、
  サンシュユの黄色の花が
  

  梅もまだまだしぶとい
  

 本当にいい陽気で、このまま公園で過ごすのもいいかと思ったのですが、気分良く何か美味しいものでも食べたいなと自転車を返却、駅へ向かっちゃいました。

 さて、お腹も満ちて、あとは逗子に帰るだけになりましたが、新宿までの中央線の快速はいつも混んでいるし、武蔵小杉までの南武線も駅が多くてなんかかったるい。
 どうせかったるいのなら、乗ったことのない路線のほうが気も紛れるかなと、頭上を行き来している

  多摩モノレールの駅に
  

 高幡不動で京王線に乗り換え新宿へ出ようかなと思っていたのですが、このモノレール、初めてで景色も新鮮。終点の多摩センターまで行ってしまいました。

 京王線と小田急線の線路を跨いで
  多摩センター駅へ
  

 ここから京王線に乗ったら遠回り。小田急線に。
  新百合ケ丘行きです
  


   児に譲る先頭席の春景色  弁人


 新百合から小田急で藤沢に下り、大船経由で帰って来たのですが、思ったほど大変な時間はかかりませんでした。朝の湘南新宿ライン中央線快速ル-トと、その差はあまりありませんでしたから。やはり、立川って近そうで遠いんです、逗子からだと。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

にわかに春めいて、まさに「弥生三月」

2022-03-11 14:17:13 | 逗子風物
3月11日(金)

 3月に入って、急に暖かくなった感じですが、そう感じるのも、今年の1、2月が例年以上に寒かったせいかもしれません。
 気象庁のデータを見ると、ここ数年では、2018年の1、2月が気温低めだったものの、今年はそれよりも低くて、年々早まっていた桜の開花が「いつも(?)に近く」に少し戻ってくれそうな気配。

 私、三回目のワクチン摂取が2月の天皇誕生日の頃でしたから、もう二週間以上は経っているのですが、暖かくなったぶん、スギ花粉の飛散も増えて、外へ出る気力が少々萎えていました。でも、「三浦海岸の河津桜が満開」とかいう話題が入ってきたりすると、やはり、気分がそわそわして、いよいよ今年も、いつもの「せわしない春」というのがやって来た感じです。

 その河津桜、逗子にも咲いていまして、

  住宅街のお庭
  

  運動公園の前
  

 もう一つの早咲きのサクラ「玉縄桜」はというと、今週のアタマ、7日の月曜日に買い物で大船へ行ったのですが、

  まだ二~三分咲きでした
  

 例年、「玉縄桜」より「河津桜」のほうが一週間から十日ほど早いので、こんなものでしょうか。来週あたりに満開になるのかもしれません。

 ところで、2月までの気温が低かったぶん、梅の花はまだまだ健在で、

 ご近所のお宅の
  白梅と紅梅
  

  八重の紅梅
  

 新聞には、田浦梅林の梅、この週末にやっと見頃を迎えるとかいう記事がありました。

 梅の花は散り急がず、忙しなくないところが良いのですが、それでもサクラの開花が待ち遠しくなってしまう日本人。やはり、サクラは「春の陽気と明るさ」を象徴しているのでしょう。

 そういえば、東逗子手前の線路脇のお宅にあるヤマザクラ。ソメイヨシノより一週間以上早く、昨年は3月半ばに満開を迎えていました。

 実は昨日、あのヤマザクラは如何なものかと、木がよく見える踏切へ行きましたが、
  咲く気配、全くなし
  

  つぼみも小さいまま
  

 いつ咲くのでしょうか、テレビでは天気予報士の「天達(アマタツ)」さんが靖国神社の標本木のつぼみの写真を毎日映して、「開花はいつか、いつか」と急かすかのように伝えていますが、このヤマザクラ、ソメイヨシノより早く咲くと思いながら目の前に立つと、いったいいつ咲くのか、気になってしまいます。
 「明日以降も何回か見に来なければ」と思いながら、田越川沿いの道に来ると、ここにも固いつぼみのままのソメイヨシノが並んでいますが、

 このソメイヨシノのつぼみ
  先ほどのヤマザクラより大きい
  

 2月までの低温でヤマザクラの開花が遅れている時に、急に気温が上がってソメイヨシノの開花がそんなに遅くならないとすれば、例年と違って同じ頃に咲くかもしれません。
 ここは一つ、逗子のソメイヨシノの標本木、どれか一本自分で勝手に決めて、毎日観察することにしましょうか。


   枝先の蕾明るむ弥生かな  弁人


 さてと、どこの木のどの枝が良いか、これから偵察の散歩に出ることにしましょうか。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする