チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

お花見は、今年も田越川の桜を眺めるくらいで

2021-03-30 11:27:16 | 逗子風物
3月30日(火)

 前回、先週の金曜日に歩いた桜山公園周辺の桜の写真を載せましたが、ソメイヨシノ、満開に近いとはいえ、まだ七~八分咲きでした。
 それにしても、今年の春は急ぎ足。荒天の日曜日をはさんだ昨日は初夏のような陽気になり、甲子園のTV中継に目を遣りつつも気分が落ち着きません。

 ということで、準々決勝第二試合の大勢がついたかに見えた中、近くの田越川の畔へ。

 対岸の桜並木の上に
  ちょうど京急の600形が
  

  いやあ、満開ですな
  

  池子川との合流地点
  
  


   せわしきや川の流れも舞う蝶も  弁人


 桜並木はこの辺までなので、下流のほうに引き返し、もう一度、京急の線路の土手の下の
  桜を眺めながら
  

 京急「逗子葉山駅」近くの下流へ向かい、丹色の映える仲町橋へ。
  なかなか。絵になります
  

 もう少しうまく撮れていれば、FBのカバー写真変えたくなるところだったのですが、今貼ってある明石海峡の写真も気に入っているので、まあいいか。

  橋から下流方向
  

 つぼみもあれば、
  舞う花びらもあり
  

 ソメイヨシノは川の水が好きなのでしょうか、神戸の夙川もそうですが、目黒川にしてもここ田越川にしても、枝の先端が水面に近づきたがっているように見えてしかたありません。枝先というより幹から分かれた太い枝自体が川のほうへ傾いていますから。


   鯉静か水面に映る桜かな  弁人


 まあ、ベンチにでも腰を下ろして、一杯ちびちびやりながらのんびりとしたいところですが、仕方ありません。だいいち、ここは町中ですし。

 「さあ帰ろうか」と、川っぷちを歩いて延命寺裏の京急線の見える所に来ると、

 桜の脇にやって来たのは
  京急1000形
  


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せっかちな春。夏の暑さが心配

2021-03-27 11:52:09 | 逗子風物
3月27日(土)

 東京の桜の開花が昨年と同じ日で史上タイとか聞いていましたが、昨年も、逗子の桜は東京よりも10日以上遅かったのです。でも、今年はちょっと様子が違います。

 私の住まい、地名が「逗子市桜山」というくらいですから、桜はいろいろな所で咲きほこりますが、昨日、岡の上へ行ってみると、まず目に入って来たのは、

 とあるお家にある
  満開の桃の古木
  

 桃の花は、桜が散り始めたころ見頃になると思っていたので、ちょっと早いんじゃないかという気もします。

 急ぎ足で、いつもの桜並木へ向かうと、
  もう、満開間近
  

 バス道から階段を下りると、その名のとおり桜の咲きほこる
  桜山中央公園
  
  

  八重の桜も
  

 ここは桜並木から谷あいに下りた所で、例年は上の道の桜より数日遅いのですが、今年はすでにすっかり見頃になっていました。
 いいのでしょうかね、こんなに早く桜の季節が到来しちゃって。花粉症もスギから私には関係のないヒノキへ代わってうれしいことはうれしいのですが、こんなに早く季節が移ろうと、夏の到来も早くて、昨年以上の猛暑になるんじゃないかと思いやられます。

 公園の下の住宅地へ下りて行くと、
  ここの桜もほぼ満開
  

 ところで、
  この満開の桜
  

 桜にもいろいろな種類があり、さらに個体差もあるのでしょうが、これは東逗子の線路脇のお宅に咲いていた早咲きのヤマザクラで、実は、撮ったのは一週間以上も前の3月18日でした。「早咲きといっても、今年はちょっと早過ぎるなあ」と思いながらお花見をしたのですが、
 「もう散っちゃったかな」とその後の様子が気になって、昨日も帰り道に行ってみたところ、

 わずか一週間で、すっかり散り終わっていて、
  こんな色合いに変貌
  

 まるで秋の色あい。季節を間違えたかの感じですが、実は、芽吹いた葉はちゃんと緑色で、花の落ちた萼と柄が紅く、双方の色が混ざり合って全体的に茶色っぽく見えているのです。


   仕方なく花も追随温暖化  弁人


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期待のカープ、所沢へやって来たものの

2021-03-17 16:32:42 | スポーツ観戦等
3月17日(水)

 西武ライオンズの本拠地、所沢の「メットライフドーム」。シーズンオフに外野の芝生席をなくしたり、観戦しやすいゆったりとしたシートを設けたりと、かなり魅力的な球場に改装したとのこと。

 その球場に、3月16日一番乗りでやって来るのが、オープン戦とはいえ広島カープと聞けば、やっぱり「行ってみようか」ということになります。

 ネットでチケットを押さえたのは3週間ほど前のことでしたが、その後、緊急事態宣言が延長され、どうしたものかと一瞬戸惑ったものの、せっかくの機会、そりゃあ行きますよ。

 この時期の野球観戦といえば、けっこう寒くて防寒対策が必要なのですが、今年はとんでもない陽気になりました。
 電車を降りて、球場ゲートをくぐると、たしかに各地で桜の開花が発表されたのを聞いてはいましたが、ここは秩父に近い所沢ですよ。それもまだ3月中旬なのに、

  桜、開花していました
  

 プロ野球観戦は一昨年の3月、神宮でのヤクルトとのオープン戦以来二年ぶり。せっかくなので試合前の練習風景も見たいと早めに出たのですが、やはり、逗子からだとちょっと遠い。ゲートで検温や荷物検査を済ませ、桜を横目にセンター後方の坂道を上って、左中間スタンドに入ったのは11時30分頃。

  バッティング練習中
  

  「おっ、誠也じゃん」
  

 今回のチケットは、ほぼネット裏。「弁当をゆっくりと食べながら観戦しようか」と、
  カウンター席に
  

 通路のすぐ上の最前列にしたのですが、スタンドの中段ということで、
  ちょっと遠いか
  
 ここだとピッチャーの唸り声は届いて来ないかもしれません。

 とはいえ、球場全体が見渡せ、居心地は十分。
  気分良く観戦できそう
  

 西武球場へは、1986年の日本シリーズ観戦の時が初めてでしたが、当時は屋根のないすり鉢状の球場で、出入りは上部のみ。行き帰りだけでなくトイレに行く時も階段を上らなければならない少々やっかいな球場でした。
 屋根が付いてドームになった後、二回ほど交流戦の時に来ましたが、来るたびに少しずつ改良されているような感じで、今年は、ほんとうに素晴らしい球場になりました。

 シートノックを眺めながらお昼を食べていると、この辺りは狭山茶の産地が近いですからね、茶摘み姿の
  狭山茶の売り子登場
  


 それはさておき、注目のスターティングメンバー。

 先発投手、カープは昨年新人王の森下君。
 開幕投手も注目されますが、ペナントレースは基本的に火曜日からの6連戦の積み重ねですから、開幕4戦目、二カードめの先発投手もかなり重要なのです。
 その4戦目に森下投手を指名という情報がありましたが、昨日はその二週間前。そろそろ臨戦態勢の中、思ったとおり彼が先発です。当初、翌水曜、今日の神宮ヤクルト戦を考えていたのですが、火曜日にして正解だったかもしれません。

 一方のライオンズは明石商業出身の松本航投手。明石商業出身のプロ野球選手は5人だと思いますが、たぶん、彼が先陣を切ったんじゃないでしょうか。
 思えば、明石にいた時、高校野球もずいぶん見たのですが、当時、明石商業はまだ甲子園に出る前で、実は、彼の投球は一度も見たことがなかったのです。日体大を経て3年前のドラフトでライオンズに1位指名された時「そうなんだ」と知ったのです。
 その直後の18年の11月。久しぶりに明石の町を歩いた時、明石駅前に1位指名を祝う横断幕があったことも思い出します。
 そんなこともあって、この2年間応援していた投手なのですが、奇しくもこの日の先発とは。
 敵とはいえ、彼にも頑張ってほしいので、カープ、打てなくても「まあ、いいか」。

 そのカープの打線。鈴木誠也がはずれました。情報によると「疲労蓄積による休養」とか。彼は試合前の練習に参加していましたが、もう一人、今年は打線の軸になってくれるだろうと期待している堂林選手も同じ理由で、この遠征自体に帯同していないのです。
 昨今、新型コロナ感染予防とかで記者の取材が思うようにならないこともあるのか、昨年夏に西川龍馬選手が離脱した時も「体調不良」のひと言で、それ以上の情報は皆無。ファンとしては今一つもどかしい限りでしたが、結局、足首の怪我で手術に至ったとか。
 今回の堂林選手にしても、ちゃんと発表してくれないと、時期が時期だけに、つい「新型コロナかも?」とか、要らぬ憶測を呼んだりしてしまいます。

 それはともかく、「誠也と堂林が出ないんじゃ、なかなか点は取れないかも」という中で試合は進行。堂林の代わりで3塁に入ったクロンの失策で西武1点先行。

 ここは汚名返上、せめてクロンが一発をと思っていると、そのクロン、
  レフトへ特大ファール
  

 「三振前のナントカ」? 結果、
  見事な空振り三振
  

 1-0のまま終盤に入っても、誠也は出場しそうもなく、ライト守備に着く選手と
  キャッチボールの相手
  

 そのまま最終回。ヒットが2本出て二人ランナーが出るも、
  羽月君、最後のバッターに
  

 あえなく、空振り三振でした。

 リリーフ投手も好投の中、勝利投手松本君。敗戦投手森下君。とはいえ、二人とも自責点「0」で、ローテーション入り「合格!」
 おかげで、早く終わりましたよーん。


   咲き始む桜の急かすオープン戦   弁人


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花たちもスタートダッシュの「春」

2021-03-12 14:56:02 | 湘南・鎌倉・三浦ぶらり
3月12日(金)

 インフルエンザも新型コロナウイルスも、冬の乾燥した時期はよりいっそう感染しやすいと聞いてましたから、心の片隅に「早く暖かい季節になってほしい」と思いながらカレンダーを眺めてきましたが、3月に入って、気温が明け方10度以下になっても、昼間は春の陽気という待ち望んでいた時期になりました。

 ところが、現実は、新型コロナの新規感染者数は下げ止まってしまい、「緊急事態宣言」もだらだらと解除されないまま。一方で、ワクチンの供給は滞り、感染力の高い変異種が勢力拡大中ということで、まあ、ある程度予想してたとはいえ、やはり春になってもほっと一息というわけには行きません。

 でもですよ、お上のお達しに従順になったまま、防空壕にじっと閉じこもっているような毎日が続いていれば、いいかげん人間が腐ってしまう感じになってしまうのも事実。

 たまにはと、一昨日、車で買物に出ると、咲きはじめの白木蓮が目に入って来ました。
 ハクモクレンといえば、横須賀のしょうぶ園に大きな木があったなと園内を覗いてみると、

 ちょうど盆地というか、窪地のようになっているせいか、ほとんどつぼみの状態で、ほんのわずか
  開きかげんという程度
  

 ここは咲いていなくても、しょうぶ園の近く、大楠山の南に沿って平作から佐島へ抜ける道に白木蓮の並木があって、「そっちはどうだろうか」と向かうと、

 こちらは陽当たりがいいようで、
  咲いていました
  
  
  


   春の陽に純白の花きらきらと  弁人


 ここでちょっと話を戻して、先程のしょうぶ園。

 白木蓮を見ようと丘へ上っていく所に、早くも「石楠花」が何輪か開いていて、
  その一輪
  

 私の感覚では、「シャクナゲ」と言えば「5月頃に咲き乱れる初夏の花」という印象なのですが、3月初旬なのにもう咲き始めている。

 さすがに、「まだ早いんじゃないの、つんのめってないか」と言いたくなりますが、ここ数年、春の到来自体が早くなって、植物もそんな状況に適応し始めてしまっているのかもしれません。
(と記している今、背後のテレビスピーカーから「福岡でサクラ開花の宣言」という音声が流れて来ました。まだ3月12日ですよ)
 さて、この花がいつまでこの姿でいるのか、どこかで次の花と交代してしまうのか、毎日眺めていられるわけもありませんが、いずれにしても、石楠花は6月に入っても咲いていますから、なんとも花期が長い。そういう点で桜なんかとは全く違う味わいが漂います。


 そこで、これも花期が長そう。もう一つ、今咲いている初夏の花を。

 我が家のデッキに置いてある
  「ルピナス」
   

 藤の花が縦に伸びたような姿から「昇り藤(ノボリフジ)」とも言うようですが、ついひと月ほど前は、両方とも10㎝ちょっとの背丈だったのです。それが、陽当たりが良かったのか、特に左のほうはすくすくと大きくなって、なんとまあ花の部分だけで60㎝にもなりました。
 右の背の低いほうは、花の先端部分が落ちてしまって、これ以上伸びられないのかもしれませんが、それでもそれなりに大きくなっているのです。
 いずれにしても、なかなかたくましい花という印象ですが、同じ鉢、同じ土なのに、やはり人間と同じで、花にも個体差があるのでしょう。

 実はこの花、2月の半ばに行った小田原のフラワーガーデンの売店にも置いてあって、「我が家と同じだね」と眺めながら、すっかり春到来の頃に咲く花だと思い込んでいたのです。ところが、調べてみると、花期は5月ごろとあって、初夏の花ということになります。
 となると、2月半ばのころは咲き始めだったようですし、さらに加えて、中には5~6月頃に180㎝くらいまで大きくなる花もあるとかで、もし左の花がそんな成長株だったりしたらと、我が家の花ながら、ちょっと末恐ろしくワクワクしてきました。


   花伸ぶる成長期の児居るがごと  弁人


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