3月14日(月)
いやー、3月に入ってからすっかり春爛漫ですね。2月までの低温がうそのよう。昨日の日曜日、多摩のほうも気温20度まで上がりましたから。
ところで、逗子から立川へというのは、効率のいいルートがあまりなくて、けっこう厄介なんです。朝6時に家を出て、大船・新宿経由で立川駅に着いたのは8時過ぎでした。
そう、早起きのお目当てはハーフマラソンの観戦なのです。
その立川シティーマラソン。本来は市民参加型のイベントですが、一方でハーフマラソンの大学日本一を決める大会も兼ねていて、3位までがユニバーシアードの代表に選ばれます。
ところがこの大会、実は国学院大学にとってちょっと悔しい因縁のレースでして、
三年前の2019年、今や実業団のトップランナーとして活躍している土方君と浦野君、当時は3年生でしたが、4位と5位で代表の座に入れなかったのです。その悔しさをバネに満を持していた最終学年の2020年はコロナウイルス蔓延で中止に。
無観客の中、自衛隊駐屯地の滑走路を周回する形でなんとか行なわれた昨年の大会。島崎君が3位に入って代表の座を射止めたのに、今度は世界大会のほうが中止になってしまったのです。
さて、観戦は制限するものの、元のコースで開催するとかいう今年は如何に。
昨年残念な思いをした島崎君、箱根駅伝を欠場した故障がまだ癒えていないのか、エントリーはしていましたが、直前の大学発表の出場メンバーには名前がありませんでした。
1年生ながら、一ヶ月前の実業団の大会に呼ばれ、いきなり日本人学生歴代2位のタイムで走った山本君も疲れが残っているのか、同様に出場メンバーに名前が見えません。
とはいえ、三大駅伝で実績を残した1年生の平林君、「同学年の山本には負けない」と気合いが入っているそうですし、この学年には他にも有望な選手がいて目が離せません。
上級生では、新キャプテンの中西君、伊勢路で好走した坂本君、来年のキャプテン候補の伊地知君等々、中心メンバーの彼らがどんなタイムを出してくれるのか楽しみが尽きません。
なんですけどね、テレビもラジオも中継がないのです。コロナの第6派、まだ高止まり中とかですが、やっぱり、現地へ行かないと状況がわからないじゃないですか。
ということで、まずは昭和記念公園正面入り口前の道路へ。最初の5㎞ほどは駐屯地内周回で、5.5㎞くらいで一般道に出てきます。
出て来ました。「いたいた」、先頭集団後方に坂本君。中ごろの歩道寄りに、
期待の平林君
公園の南で折り返して先ほどの地点に戻ってきました。8.2㎞くらい。まだ集団で選手の確認が難しい。国学院のユニフォーム5人くらいか。
先頭のすぐ後ろ、2年の伊地知君が
このあと5㎞ほど一般道を走って、13㎞くらいでほぼ反対側の北口から公園内に入ってきます。
急ぎ公園に入場して
レンタサイクルに跨がって16㎞地点で待っていると、
やって来ました。
平林君がトップ快走
二番手グループは30mほど離され、その中に
中西君がいました
6位の伊地知君やや離され気味。「がんばれ!、行けぇ!」
下馬評では青学や駒沢の選手が話題になっていましたが、「青学の岸本君、ちょっと後方だな」と思ったくらいで、この二つの大学の選手、なんか目立っていません。
「これはチャンスかも」とワクワクしながら、(フィニッシュ地点は混んでいそうなので)急ぎその向こうの日本庭園近くの20㎞地点を目指してペダルを漕いで行くと、途中のフィニッシュ地点近くの所で最悪のひと悶着が。
「自転車はここに停めてくださーい。こっち、こっち」
「僕、もうちょっと先に行きたいんだけど」
「みんな勝手に停めちゃったから、この先はもう停められませんよ。ここにお願いします」
はじめから「マラソンじゃなくて日本庭園に行きたいんだ」と叫んでいれば良かったのですが、いかにもマラソン目当てに見えちゃったのでしょう、成り行きでとんでもない所で降ろされちゃって、仕方なく走ってフィニッシュ地点へ向かうと、立ち入り禁止と通行禁止が至るところに。
あっちゃこっちゃ右往左往していると、頭上から「平林選手、国学院、まもなくゴール!」「2位も国学院の中西君!」というアナウンスが。
「あーあっ、間に合わなかった。あのおっちゃんめが」と独り言を吐きながら、
やっと、フィニッシュ手前のコース脇に。平林君のゴールから1分36秒後、30位くらいでゴールの
一年生の鶴君
ゴールして安堵の汗に春の風 弁人
まあ、ワンツーフィニッシュ直前の表情をみることはできませんでしたが、結果オーライ、良しとしましょう。
さてと、「伊地知君は何位だったのだろう、どこかに国学院のマネージャーでもいないかな」と選手たちの引き揚げるほうへ歩いて行くと、
川の手前に控えのスペースが。
やはり伊地知君がチーム三番手で8位入賞。鶴君の前に18位で3年の坂本君がゴールしたもよう。さらに、鶴君のあとに7人が64分台で走ったと確認できました。
結果上々、「お疲れさまでした」
「あとは花でも愛でて」と橋のたもとに来ると、このところの陽気、ただものではありませんな。
サクラのつぼみ
かなり膨らんでいます
橋を渡って、ちょうど選手が着替えていた所の真向かいは梅園になっているのですが、
主役の花を隠すように、こちらも早い。もう、
サンシュユの黄色の花が
梅もまだまだしぶとい
本当にいい陽気で、このまま公園で過ごすのもいいかと思ったのですが、気分良く何か美味しいものでも食べたいなと自転車を返却、駅へ向かっちゃいました。
さて、お腹も満ちて、あとは逗子に帰るだけになりましたが、新宿までの中央線の快速はいつも混んでいるし、武蔵小杉までの南武線も駅が多くてなんかかったるい。
どうせかったるいのなら、乗ったことのない路線のほうが気も紛れるかなと、頭上を行き来している
多摩モノレールの駅に
高幡不動で京王線に乗り換え新宿へ出ようかなと思っていたのですが、このモノレール、初めてで景色も新鮮。終点の多摩センターまで行ってしまいました。
京王線と小田急線の線路を跨いで
多摩センター駅へ
ここから京王線に乗ったら遠回り。小田急線に。
新百合ケ丘行きです
児に譲る先頭席の春景色 弁人
新百合から小田急で藤沢に下り、大船経由で帰って来たのですが、思ったほど大変な時間はかかりませんでした。朝の湘南新宿ライン中央線快速ル-トと、その差はあまりありませんでしたから。やはり、立川って近そうで遠いんです、逗子からだと。
いやー、3月に入ってからすっかり春爛漫ですね。2月までの低温がうそのよう。昨日の日曜日、多摩のほうも気温20度まで上がりましたから。
ところで、逗子から立川へというのは、効率のいいルートがあまりなくて、けっこう厄介なんです。朝6時に家を出て、大船・新宿経由で立川駅に着いたのは8時過ぎでした。
そう、早起きのお目当てはハーフマラソンの観戦なのです。
その立川シティーマラソン。本来は市民参加型のイベントですが、一方でハーフマラソンの大学日本一を決める大会も兼ねていて、3位までがユニバーシアードの代表に選ばれます。
ところがこの大会、実は国学院大学にとってちょっと悔しい因縁のレースでして、
三年前の2019年、今や実業団のトップランナーとして活躍している土方君と浦野君、当時は3年生でしたが、4位と5位で代表の座に入れなかったのです。その悔しさをバネに満を持していた最終学年の2020年はコロナウイルス蔓延で中止に。
無観客の中、自衛隊駐屯地の滑走路を周回する形でなんとか行なわれた昨年の大会。島崎君が3位に入って代表の座を射止めたのに、今度は世界大会のほうが中止になってしまったのです。
さて、観戦は制限するものの、元のコースで開催するとかいう今年は如何に。
昨年残念な思いをした島崎君、箱根駅伝を欠場した故障がまだ癒えていないのか、エントリーはしていましたが、直前の大学発表の出場メンバーには名前がありませんでした。
1年生ながら、一ヶ月前の実業団の大会に呼ばれ、いきなり日本人学生歴代2位のタイムで走った山本君も疲れが残っているのか、同様に出場メンバーに名前が見えません。
とはいえ、三大駅伝で実績を残した1年生の平林君、「同学年の山本には負けない」と気合いが入っているそうですし、この学年には他にも有望な選手がいて目が離せません。
上級生では、新キャプテンの中西君、伊勢路で好走した坂本君、来年のキャプテン候補の伊地知君等々、中心メンバーの彼らがどんなタイムを出してくれるのか楽しみが尽きません。
なんですけどね、テレビもラジオも中継がないのです。コロナの第6派、まだ高止まり中とかですが、やっぱり、現地へ行かないと状況がわからないじゃないですか。
ということで、まずは昭和記念公園正面入り口前の道路へ。最初の5㎞ほどは駐屯地内周回で、5.5㎞くらいで一般道に出てきます。
出て来ました。「いたいた」、先頭集団後方に坂本君。中ごろの歩道寄りに、
期待の平林君
公園の南で折り返して先ほどの地点に戻ってきました。8.2㎞くらい。まだ集団で選手の確認が難しい。国学院のユニフォーム5人くらいか。
先頭のすぐ後ろ、2年の伊地知君が
このあと5㎞ほど一般道を走って、13㎞くらいでほぼ反対側の北口から公園内に入ってきます。
急ぎ公園に入場して
レンタサイクルに跨がって16㎞地点で待っていると、
やって来ました。
平林君がトップ快走
二番手グループは30mほど離され、その中に
中西君がいました
6位の伊地知君やや離され気味。「がんばれ!、行けぇ!」
下馬評では青学や駒沢の選手が話題になっていましたが、「青学の岸本君、ちょっと後方だな」と思ったくらいで、この二つの大学の選手、なんか目立っていません。
「これはチャンスかも」とワクワクしながら、(フィニッシュ地点は混んでいそうなので)急ぎその向こうの日本庭園近くの20㎞地点を目指してペダルを漕いで行くと、途中のフィニッシュ地点近くの所で最悪のひと悶着が。
「自転車はここに停めてくださーい。こっち、こっち」
「僕、もうちょっと先に行きたいんだけど」
「みんな勝手に停めちゃったから、この先はもう停められませんよ。ここにお願いします」
はじめから「マラソンじゃなくて日本庭園に行きたいんだ」と叫んでいれば良かったのですが、いかにもマラソン目当てに見えちゃったのでしょう、成り行きでとんでもない所で降ろされちゃって、仕方なく走ってフィニッシュ地点へ向かうと、立ち入り禁止と通行禁止が至るところに。
あっちゃこっちゃ右往左往していると、頭上から「平林選手、国学院、まもなくゴール!」「2位も国学院の中西君!」というアナウンスが。
「あーあっ、間に合わなかった。あのおっちゃんめが」と独り言を吐きながら、
やっと、フィニッシュ手前のコース脇に。平林君のゴールから1分36秒後、30位くらいでゴールの
一年生の鶴君
ゴールして安堵の汗に春の風 弁人
まあ、ワンツーフィニッシュ直前の表情をみることはできませんでしたが、結果オーライ、良しとしましょう。
さてと、「伊地知君は何位だったのだろう、どこかに国学院のマネージャーでもいないかな」と選手たちの引き揚げるほうへ歩いて行くと、
川の手前に控えのスペースが。
やはり伊地知君がチーム三番手で8位入賞。鶴君の前に18位で3年の坂本君がゴールしたもよう。さらに、鶴君のあとに7人が64分台で走ったと確認できました。
結果上々、「お疲れさまでした」
「あとは花でも愛でて」と橋のたもとに来ると、このところの陽気、ただものではありませんな。
サクラのつぼみ
かなり膨らんでいます
橋を渡って、ちょうど選手が着替えていた所の真向かいは梅園になっているのですが、
主役の花を隠すように、こちらも早い。もう、
サンシュユの黄色の花が
梅もまだまだしぶとい
本当にいい陽気で、このまま公園で過ごすのもいいかと思ったのですが、気分良く何か美味しいものでも食べたいなと自転車を返却、駅へ向かっちゃいました。
さて、お腹も満ちて、あとは逗子に帰るだけになりましたが、新宿までの中央線の快速はいつも混んでいるし、武蔵小杉までの南武線も駅が多くてなんかかったるい。
どうせかったるいのなら、乗ったことのない路線のほうが気も紛れるかなと、頭上を行き来している
多摩モノレールの駅に
高幡不動で京王線に乗り換え新宿へ出ようかなと思っていたのですが、このモノレール、初めてで景色も新鮮。終点の多摩センターまで行ってしまいました。
京王線と小田急線の線路を跨いで
多摩センター駅へ
ここから京王線に乗ったら遠回り。小田急線に。
新百合ケ丘行きです
児に譲る先頭席の春景色 弁人
新百合から小田急で藤沢に下り、大船経由で帰って来たのですが、思ったほど大変な時間はかかりませんでした。朝の湘南新宿ライン中央線快速ル-トと、その差はあまりありませんでしたから。やはり、立川って近そうで遠いんです、逗子からだと。