11月20日(金)
明石へ行く前の年の2007年秋の明治神宮野球大会。今回とは違って、最終日が高校と大学の決勝戦二試合で、神宮球場のネット裏に座っていました。
あの年、高校の部は静岡の常葉菊川が優勝しましたが、準優勝の横浜高校のクリーンアップにまだ一年生だったベイスターズの筒香選手が名を連ねていたのを思い出します。
大学は早稲田対東洋大。早稲田のマウンドはこれも一年生のハンカチ王子こと斉藤佑樹、東洋大はドラフト1位でソフトバンクへ入団した大場翔太(来季からドラゴンスとか)で、二人の投げ合いになったものの、終盤、斉藤投手が引っ込んだ後、東洋大が点を取って優勝しました。
それはともかく、先日の関東大会で木更津総合高が優勝し、明治神宮大会へ名乗りを上げましたが、その初戦の相手が優勝候補の大阪桐蔭と決まり、「さあ、8年ぶりに神宮大会へ行くぞ」とワクワクしていました。
ところが、大会が始まるころから天候不順となり、なかなか足を運ぶ気にならないうちに三日間が過ぎました。やはり大阪桐蔭は強かったようで、関東代表の木更津総合が先頭打者ホームランで先制したものの、逆転スリーランを浴び、5-2で力負けしたとのことでした。
大会四日目の月曜日になって、ようやく神宮球場へ足を運べる天気になりました。
第一試合が10時半からということで10時前に球場へ行くと、
すでに青森山田対敦賀気比の試合、
4回まで進んでいました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/6d/613205a4c6b1c937ab25fa8cef0e0b25.jpg)
どうも、前日の雨で大学の試合が一つ持ち越されたようで、まだ電車に揺られている時間に始まっていたようです。
その試合、両チームともエースを立てていませんでしたが、敦賀気比の打力が上回っているようで、青森山田が8回裏に追い上げたものの、敦賀気比が198センチの長身のエース山崎君を投入して8-5で勝ちました。
そして第二試合へ。
関東大会の時もそうでした。準決勝は実力のある4チームが見られると思って楽しみにするのですが、勝てば翌日が決勝戦、どのチームもエースを温存する傾向にあって、ちょっと残念。大阪桐蔭・高松商業ともマウンドに上がるのは背番号二桁の投手でした。
ということで、一塁側後方の観客のまばらな席でゆっくりとお昼ごはんを食べながら眺めていたのですが、試合のほうはやや予想外の展開になりました。
高松商の多田投手、サイドから110キロ前後の緩い球しか投げないのですが、強打の大阪桐蔭なのになかなか快音が響かないのです。そうこうしているうちに、二桁背番号の投手を継投して凌いでいる桐蔭から高松商打線が小刻みに得点を重ね、とうとう7点にまでなって、さすがに万事休したかに見えました。
しかし、そこは強力打線。多田君の球が上ずってきたところをとらえて1点差に。試合がわからなくなりました。
そこに現れた救世主。高松商の二塁を守っていた美濃君がマウンドへ。一見投手っぽく見えないものの、140キロ前後のストレートを小気味よく投げ、
そのまま
逃げ切ってしまいました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/bd/07edc4a65c8848fea2b00839a58afa31.jpg)
大阪桐蔭、1点差で9回裏に逆転サヨナラとでも考えていたのでしょうか、9回表にようやくエースの高山君が登板し、150キロの快速球も披露してくれましたが、やはりご登場が遅かったようで、最後の攻撃を高松商の美濃君に抑えられてしまいました。
ということで、翌日の決勝戦は福井の敦賀気比と香川の高松商業の対戦になりました。
決勝戦ですから両エースの投げ合いが楽しみなのですが、準決勝後の情報によると、どうも高松商のエース浦君、ウイルス性腸炎に罹って万全ではないとのこと。対して、敦賀気比の山崎君、長身から投げ下ろすストレートはプロも注目とのこと。さらに、小刻みにつないでいくのが身上の高松商打線と、甲子園経験者が何人か残っていて長打力もある敦賀気比の打線を比べても、雰囲気的には、どうもこの春のセンバツで優勝している敦賀気比が強そうな気配。
ところで、エースを病いで欠いた中で準決勝を勝ち抜いた高松商業ですが、高校野球に関心のある方ならご存知のとおり、かつては甲子園の常連校だったのです。春夏合わせて出場44回、春夏二回ずつ優勝という名門中の名門校です。
昭和55年の決勝戦で、愛甲投手を立てて荒木投手擁する早稲田実業を下し優勝した横浜高校、初戦が高松商業だったのを覚えています。銀傘の下で観戦していました。
ところが、その名門校、ここのところ低迷気味で、さっぱり甲子園で見なくなりました。調べると、1996年に春夏とも出場していますが、それ以来遠ざかっているのです。来春のセンバツは当確ですから、20年ぶりの甲子園ということになります。
実は、高松商業出身の友人がいるのですが、彼と出会ったのはその翌年の1997年でしたから、どうりで野球の話で盛り上がったことがないはずでした。
ということで、決勝戦の翌17日の神宮球場。三塁側高松商業のスタンドはOBの方なのでしょうか、いかにもオールドファンといった人の姿が目立ちます。応援の指揮を執るのも年配のおっちゃんです。さて、敦賀気比の山崎君の球を打ち返すことができるや否や。
4回まで0-0の
投手戦になりました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/ce/6007afdb1c8e4e5e9c42691bbbd8e0a4.jpg)
期待の山崎投手、この日の調子は今ひとつなのか、スピードは130キロ前後。これなら何とかなるかもと思いつつ、やはり長身からの角度のある球はなかなか打てません。
いや、そんなことよりも、びっくりしたのが高松商の多田君のピッチングでした。遅い球ばかりなのですが、丁寧に低めを突き、ベルトの上にはほとんど投げません。前日とは違って近くから見ていると、大阪桐蔭の打者が手こずったのも納得できました。
それに頭も使っている。送りバントの場面では意図的に内角高めを突いてフライにさせたりします。おそらく打者二回りぐらいは行けそう、三回り目に入ったあたりで前日と同様に二塁手の美濃君と交代すればおもしろそうだと見ていたところ、予想どおり、三巡目の一番と三番バッターに二塁打を打たれて2点献上して降板。交代がちょっと遅かった感もありましたが、低めを丁寧に突くピッチングに感心しました。
先制されて腹が据わったのか、高松商はここで病み上がりのエース浦君を登板させました。やはり球威は今ひとつ、なんとかかわしていましたが、7回裏にタイムリーを打たれ3点差に。140キロを投げる二塁手を出しておけばまだわからなかったのにと思ったりしたのですが、その後に「勝負事は下駄を履くまでわからない」という戒めを思い出させるような意外な展開が待っていました。
ライト後方からスカイツリーも
観戦していましたが、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/64/e146976bf6fb1bbfed4282015b598516.jpg)
予想外の逆転劇は直後の8回表に起きました。先頭バッター内野安打の後、敦賀気比の山崎投手疲れたのか、制球を乱しフォアボール。続く送りバントも内野安打になりノーアウト満塁。ここでワイルドピッチがあってまず3-1に。さらに二・三塁からタイムリーで一挙同点になりましたが、この時点でまだノーアウトなのです。すかさず盗塁、バントで1アウト三塁にしたところでスリーベースと短打が続き、なんと一挙5点の大逆転。野球のおもしろさと怖さを目の当たりにした感じです。
さて、すっかり意気消沈した山崎投手、9回にもヒットの後、二打者続けてバント処理ができず、悪送球もありワイルドピッチもあって自滅。最後にとどめのタイムリーも打たれ、結局この回も3点失い、
高松商、エース浦君続投のまま
栄冠を手に
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/57/0107b8d2d835fcc8248fadfae8e61ba8.jpg)
うどんパワースカイツリーも目を見張る 弁人
チーム一丸で戦った高松商業に
優勝旗が
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/d6/c864926b95a682603212ca25be16e3a3.jpg)
秋の暮古豪復活の兆し見ゆ 弁人
ところで、試合前の周囲の観客のやりとり。
「高松商業、ふつうの高校生のチームという感じだな」
「とは言っても、昨日大阪桐蔭に勝ってるんだぜ」
「でも桐蔭、エース出さなかったんだろ」
試合が始まって、
「けっこう振りがいいねえ、つながればおもしろいかも」
「連打は難しいんじゃない」
逆転劇の後
「敦賀気比、悪夢だろうな。こういうことになるなんて」
「ほぼ自滅だからしょうがないんじゃないの」
「引退した平沼投手来てるのかな。山崎君怒られそう」
なにはともあれ、勝ったほうが強いのです。高松商業の長尾監督は「古豪復活? うちより強いチームはたくさんあるので」と謙虚でしたが、いかにも高校野球らしいはつらつとした野球で勝ち取った優勝。力で押し切る強豪相手にどんな戦いを見せてくれるのか、今から来春のセンバツが楽しみになりました。
【追 記】
3点差からの終盤の逆転劇というと、またまたありました。
昨夜の「プレミア12」準決勝、日本3-4韓国の悪夢のような試合。
応援している者はやり切れませんが、これが野球です。
ノーアウト満塁で、コントロールに疑問があって経験の浅い松井投手を投げさせたのは私も腑に落ちませんでしたが、結局は、1・2番が出て中軸が返せなかった7回と、8・9番が出て1・2番が返せなかった8回。この二回のチャンスで追加点が取れなかったのが痛かった。
この場合、韓国側にすれば、まさに「ピンチの後にチャンスあり」。やはり逆転劇には伏線があります。
明石へ行く前の年の2007年秋の明治神宮野球大会。今回とは違って、最終日が高校と大学の決勝戦二試合で、神宮球場のネット裏に座っていました。
あの年、高校の部は静岡の常葉菊川が優勝しましたが、準優勝の横浜高校のクリーンアップにまだ一年生だったベイスターズの筒香選手が名を連ねていたのを思い出します。
大学は早稲田対東洋大。早稲田のマウンドはこれも一年生のハンカチ王子こと斉藤佑樹、東洋大はドラフト1位でソフトバンクへ入団した大場翔太(来季からドラゴンスとか)で、二人の投げ合いになったものの、終盤、斉藤投手が引っ込んだ後、東洋大が点を取って優勝しました。
それはともかく、先日の関東大会で木更津総合高が優勝し、明治神宮大会へ名乗りを上げましたが、その初戦の相手が優勝候補の大阪桐蔭と決まり、「さあ、8年ぶりに神宮大会へ行くぞ」とワクワクしていました。
ところが、大会が始まるころから天候不順となり、なかなか足を運ぶ気にならないうちに三日間が過ぎました。やはり大阪桐蔭は強かったようで、関東代表の木更津総合が先頭打者ホームランで先制したものの、逆転スリーランを浴び、5-2で力負けしたとのことでした。
大会四日目の月曜日になって、ようやく神宮球場へ足を運べる天気になりました。
第一試合が10時半からということで10時前に球場へ行くと、
すでに青森山田対敦賀気比の試合、
4回まで進んでいました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/6d/613205a4c6b1c937ab25fa8cef0e0b25.jpg)
どうも、前日の雨で大学の試合が一つ持ち越されたようで、まだ電車に揺られている時間に始まっていたようです。
その試合、両チームともエースを立てていませんでしたが、敦賀気比の打力が上回っているようで、青森山田が8回裏に追い上げたものの、敦賀気比が198センチの長身のエース山崎君を投入して8-5で勝ちました。
そして第二試合へ。
関東大会の時もそうでした。準決勝は実力のある4チームが見られると思って楽しみにするのですが、勝てば翌日が決勝戦、どのチームもエースを温存する傾向にあって、ちょっと残念。大阪桐蔭・高松商業ともマウンドに上がるのは背番号二桁の投手でした。
ということで、一塁側後方の観客のまばらな席でゆっくりとお昼ごはんを食べながら眺めていたのですが、試合のほうはやや予想外の展開になりました。
高松商の多田投手、サイドから110キロ前後の緩い球しか投げないのですが、強打の大阪桐蔭なのになかなか快音が響かないのです。そうこうしているうちに、二桁背番号の投手を継投して凌いでいる桐蔭から高松商打線が小刻みに得点を重ね、とうとう7点にまでなって、さすがに万事休したかに見えました。
しかし、そこは強力打線。多田君の球が上ずってきたところをとらえて1点差に。試合がわからなくなりました。
そこに現れた救世主。高松商の二塁を守っていた美濃君がマウンドへ。一見投手っぽく見えないものの、140キロ前後のストレートを小気味よく投げ、
そのまま
逃げ切ってしまいました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/bd/07edc4a65c8848fea2b00839a58afa31.jpg)
大阪桐蔭、1点差で9回裏に逆転サヨナラとでも考えていたのでしょうか、9回表にようやくエースの高山君が登板し、150キロの快速球も披露してくれましたが、やはりご登場が遅かったようで、最後の攻撃を高松商の美濃君に抑えられてしまいました。
ということで、翌日の決勝戦は福井の敦賀気比と香川の高松商業の対戦になりました。
決勝戦ですから両エースの投げ合いが楽しみなのですが、準決勝後の情報によると、どうも高松商のエース浦君、ウイルス性腸炎に罹って万全ではないとのこと。対して、敦賀気比の山崎君、長身から投げ下ろすストレートはプロも注目とのこと。さらに、小刻みにつないでいくのが身上の高松商打線と、甲子園経験者が何人か残っていて長打力もある敦賀気比の打線を比べても、雰囲気的には、どうもこの春のセンバツで優勝している敦賀気比が強そうな気配。
ところで、エースを病いで欠いた中で準決勝を勝ち抜いた高松商業ですが、高校野球に関心のある方ならご存知のとおり、かつては甲子園の常連校だったのです。春夏合わせて出場44回、春夏二回ずつ優勝という名門中の名門校です。
昭和55年の決勝戦で、愛甲投手を立てて荒木投手擁する早稲田実業を下し優勝した横浜高校、初戦が高松商業だったのを覚えています。銀傘の下で観戦していました。
ところが、その名門校、ここのところ低迷気味で、さっぱり甲子園で見なくなりました。調べると、1996年に春夏とも出場していますが、それ以来遠ざかっているのです。来春のセンバツは当確ですから、20年ぶりの甲子園ということになります。
実は、高松商業出身の友人がいるのですが、彼と出会ったのはその翌年の1997年でしたから、どうりで野球の話で盛り上がったことがないはずでした。
ということで、決勝戦の翌17日の神宮球場。三塁側高松商業のスタンドはOBの方なのでしょうか、いかにもオールドファンといった人の姿が目立ちます。応援の指揮を執るのも年配のおっちゃんです。さて、敦賀気比の山崎君の球を打ち返すことができるや否や。
4回まで0-0の
投手戦になりました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/ce/6007afdb1c8e4e5e9c42691bbbd8e0a4.jpg)
期待の山崎投手、この日の調子は今ひとつなのか、スピードは130キロ前後。これなら何とかなるかもと思いつつ、やはり長身からの角度のある球はなかなか打てません。
いや、そんなことよりも、びっくりしたのが高松商の多田君のピッチングでした。遅い球ばかりなのですが、丁寧に低めを突き、ベルトの上にはほとんど投げません。前日とは違って近くから見ていると、大阪桐蔭の打者が手こずったのも納得できました。
それに頭も使っている。送りバントの場面では意図的に内角高めを突いてフライにさせたりします。おそらく打者二回りぐらいは行けそう、三回り目に入ったあたりで前日と同様に二塁手の美濃君と交代すればおもしろそうだと見ていたところ、予想どおり、三巡目の一番と三番バッターに二塁打を打たれて2点献上して降板。交代がちょっと遅かった感もありましたが、低めを丁寧に突くピッチングに感心しました。
先制されて腹が据わったのか、高松商はここで病み上がりのエース浦君を登板させました。やはり球威は今ひとつ、なんとかかわしていましたが、7回裏にタイムリーを打たれ3点差に。140キロを投げる二塁手を出しておけばまだわからなかったのにと思ったりしたのですが、その後に「勝負事は下駄を履くまでわからない」という戒めを思い出させるような意外な展開が待っていました。
ライト後方からスカイツリーも
観戦していましたが、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/64/e146976bf6fb1bbfed4282015b598516.jpg)
予想外の逆転劇は直後の8回表に起きました。先頭バッター内野安打の後、敦賀気比の山崎投手疲れたのか、制球を乱しフォアボール。続く送りバントも内野安打になりノーアウト満塁。ここでワイルドピッチがあってまず3-1に。さらに二・三塁からタイムリーで一挙同点になりましたが、この時点でまだノーアウトなのです。すかさず盗塁、バントで1アウト三塁にしたところでスリーベースと短打が続き、なんと一挙5点の大逆転。野球のおもしろさと怖さを目の当たりにした感じです。
さて、すっかり意気消沈した山崎投手、9回にもヒットの後、二打者続けてバント処理ができず、悪送球もありワイルドピッチもあって自滅。最後にとどめのタイムリーも打たれ、結局この回も3点失い、
高松商、エース浦君続投のまま
栄冠を手に
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/57/0107b8d2d835fcc8248fadfae8e61ba8.jpg)
うどんパワースカイツリーも目を見張る 弁人
チーム一丸で戦った高松商業に
優勝旗が
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/d6/c864926b95a682603212ca25be16e3a3.jpg)
秋の暮古豪復活の兆し見ゆ 弁人
ところで、試合前の周囲の観客のやりとり。
「高松商業、ふつうの高校生のチームという感じだな」
「とは言っても、昨日大阪桐蔭に勝ってるんだぜ」
「でも桐蔭、エース出さなかったんだろ」
試合が始まって、
「けっこう振りがいいねえ、つながればおもしろいかも」
「連打は難しいんじゃない」
逆転劇の後
「敦賀気比、悪夢だろうな。こういうことになるなんて」
「ほぼ自滅だからしょうがないんじゃないの」
「引退した平沼投手来てるのかな。山崎君怒られそう」
なにはともあれ、勝ったほうが強いのです。高松商業の長尾監督は「古豪復活? うちより強いチームはたくさんあるので」と謙虚でしたが、いかにも高校野球らしいはつらつとした野球で勝ち取った優勝。力で押し切る強豪相手にどんな戦いを見せてくれるのか、今から来春のセンバツが楽しみになりました。
【追 記】
3点差からの終盤の逆転劇というと、またまたありました。
昨夜の「プレミア12」準決勝、日本3-4韓国の悪夢のような試合。
応援している者はやり切れませんが、これが野球です。
ノーアウト満塁で、コントロールに疑問があって経験の浅い松井投手を投げさせたのは私も腑に落ちませんでしたが、結局は、1・2番が出て中軸が返せなかった7回と、8・9番が出て1・2番が返せなかった8回。この二回のチャンスで追加点が取れなかったのが痛かった。
この場合、韓国側にすれば、まさに「ピンチの後にチャンスあり」。やはり逆転劇には伏線があります。