チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

元気に春を-KAZU君の生活発表会

2013-02-27 11:42:01 | KAZU君
2月27日(水)

 23日の土曜日、今年もKAZU君の保育園の生活発表会がありました。

 「もうすぐ5歳だね」と言いながら、昨年の4月はまだ3歳だったので、今年は3歳児クラスのKAZU君ですが、来年の4月に入る5歳児クラスが最年長クラスなので、保育園もあと二年ちょっとということになります。

 3歳児のクラスからは、
  会場が保育園近くの大蔵町の会館です
  

  KAZU君、まずは右側にスタンバイ
  
 お父さんもお母さんもそんなに大柄ではありませんが、長身の私の遺伝子を少しは受け継いでいるのでしょうか、KAZU君、背の高さはいちばんです。

 絵本の「めっきらもっきら、
  どおんどん」を演じます
  

 みんな、絵本の最初から最後まで一言一句全て覚えています。KAZU君もまだ字は読めませんが、大きな声で全部言えちゃうので、他の子の台詞まで発声しちゃうのではないかと心配するほどでした。

 「おじいちゃん、おばあちゃん
   見とるか」と言わんばかり
  


   鴬も声をひそめる熱気かな   弁人


  拍手喝采、元気よく退場です
  

 ところで、昨年の二月は記録的な寒さの中、ちょうどこの時期インフルエンザが蔓延、KAZU君も病み上がりのぶっつけ本番状態で、お友だちも半分くらいしか参加できませんでした。
 でも、今年は先生方の十分な配慮のおかげもあって、KAZU君も手洗いとうがいを徹底、風邪を引くこともなくこの日を迎えることができました。
 たぶん、どこのお家でも今年は気を遣っていたのでしょう、お休みした子はほとんどいなかったようです。

 発表会はお昼前に終わったので、ご褒美にKAZU君が今いちばんお気に入りの公園に行きました。

 伊丹空港の滑走路の向こう側にある
  「スカイパーク」です
  

 ここは、かっこいい飛行機の離発着を目の前にすることができるだけではありません。

 轟音を聞きながら楽しめる遊具もいっぱい
 
  
   

 お昼から厚い雲が覆ってきて、かなり冷え込んできましたが、もうすぐ弥生三月です。

 公園には、
  早咲きの桜がほころんでいました
  


   春近しやがて飛び立つ子の笑顔  弁人


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春が来る前に「カニを食べなくちゃ」

2013-02-25 15:44:31 | お出かけ・散策
2月25日(月)

 「今年もカニ食べに行きたいね」
 「カーくんも、かにカニ行きたい!」
 「今度は、特急はまかぜにしようかな」
 「うん、カーくん、はまかぜ乗りたい!」
というやりとりを、実はクリスマスの頃にしていたのです。

 そして、
 「早く、かにカニ行きたいなぁ。おばあちゃんも来るんやからな」
と指折り数えていた日がとうとうやって来ました。

 待ちに待った朝、KAZU君、お父ちゃんとお母さん、それに、おばあちゃんとおじいちゃんも引き連れて明石駅に行きました。
 日帰りパックの「かにカニエクスプレス」。昨年は「スーパーはくと」に乗って鳥取へ行きましたが、

 今年は「特急はまかぜ」で、
  兵庫のカニどころ香住を目指します
  

 来た来た、かにカニエクスプレス
  「はまかぜ」
  
 ふだんはこの時間に下りの「はまかぜ」はありませんが、冬季だけ「かにカニ」専用の臨時列車が運行されているのです。
 「はまかぜ」は姫路から向きを変えて播但線を北上、朝来市に入って和田山駅で福知山から来る山陰本線に入ります。

 その和田山辺りに来ると、窓の外も雪景色で
  気分も盛り上がる次第
  

 豊岡、城崎温泉を通って日本海に出るルートで、香住までずっと同じ兵庫県内ですが、「スーパーはくと」で鳥取へ抜けるより小一時間ほど時間がかかります。

 竹野駅でラッセル車を見ながら、
  日本海沿いをさらに西下
  

 香住駅からは民宿の送迎車で
  「とーちゃくぅ!」
  

  「わぁー、カニさん、いっぱいや」
    
 ズワイガニ尽くしです。山陰では松葉ガニと言います。刺身、カニ味噌、茹でガニ、天ぷら、焼きガニと続き、最後はもちろん雑炊です。

  「カーくんがな、お鍋に入れるんやで」
  

  「おいしい?」
  「・・・・、なんとも言われへん」
  


   兵庫にも日本海あり蟹三昧   弁人


 「雪遊びしたいんやけど、
   雪あんまり積もっておらんなぁ」
  

 二月に入っても、「寒い、寒い」と愚痴をこぼしたりしていますが、昨年に比べると、今年は少し暖かいのかもしれません。

 大きな雪だるまを作るほどの雪は
  積もっていませんでした
  

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

電車で九州一周(2)宮崎へ行くのならと

2013-02-21 08:13:21 | 旅行
2月20日(水)

 WBCとカープの試合を見に宮崎へ行くと決めた後、どういう行程にするかいろいろと悩みました。

 いちばん簡単なのは飛行機ですが、短時間とはいえ、長身の私には、とにかく座席が窮屈で考慮外。
 毎日のように眺めている長距離フェリーに乗ってみたいとも思いましたが、難点は、夜行なので、この時期はほとんど景色を楽しむことができないこと。それに瀬戸内海を通るのは、行き先が門司か別府で、宮崎行きやカープのキャンプ地に近い鹿児島県の志布志行きは太平洋航路。夜景すら期待できそうにないし、あと、シングルルームとなるとやはり値が張るのです。

 実は、私64年近く生きてきて、いろいろな所へ旅をしたのですが、狭い日本列島なのに、まだ足を踏み入れていない県が三つあるのです。それが宮崎県と鹿児島県と、あと一つは、いずれ話題にしたいので、ご想像にお任せしますが、どうせなら今回鹿児島にも寄ってみたいという思いがありました。

 志布志行きのフェリーに、往復とも車を積んで、シングルルームで57000円という設定があって、一時はこれしかないと思ったのですが、せっかく車で行くのならキャンプ地も巡りたくなります。しかし、目的の野球の試合が日曜日で、翌日の月曜日はたぶんキャンプの休養日になりそう。その前に行っても、土曜日の午後は自主練習のことも多いので、木曜の朝に着く船くらいにしないと行く意味がありません。

 などと、あれこれ考えているうちに、少々面倒くさくなってきて、目的を野球の一試合の観戦だけに絞って、あとは乗ったことのない特急で鉄道の旅を楽しもうと割り切りました。

 ということで、まずは西明石から新幹線「ひかり」に乗り、岡山で「のぞみ」に乗り換えて小倉へ。

 大分行きの特急「ソニック」です
  
 「あれ、KAZU君の本に載ってた車両じゃないなぁ」と、ちょっと肩すかしの感じでいると

 向こうのホームに、プラレールかるたにあった
  博多行き「ソニック」が
  
 どうも「ソニック」には青と白の二種類の編成があるようです。駅員に聞いたところ、30分後に来る次の「ソニック」も白い車両ということだったので、予定通り、この電車に乗り込みました。

 1時間半で大分へ。
  駅のコンコースにミニSLが動いています
  

 大分からは、
  宮崎行きの特急「にちりん」に
    

 ここからの日豊本線は初めて通る路線です。時刻表を見て想像してましたが、大分と宮崎の間は本当に遠いんですね。鶴橋、津久見、佐伯、延岡、高鍋と、なんか甲子園に出て来る高校の名前が浮かんで来そうな地名の駅を通って、所要時間は3時間以上。特に、佐伯と延岡の間が長く、1時間ほどかかりました。
 海は東側なので左側の座席に陣取りましたが、延岡から先は海岸線近くを走っているのに、防風林でしょうか、緑地が邪魔をして、日向灘の景色は少ししか眺められませんでした。

 青島のホテルに入ると、
  窓からJR日南線が見えました
  
 この列車に乗って行くと、カープのキャンプ地の日南市へ行きます。日南の東光寺球場で二軍が、一つ先の油津駅のそばに一軍の天福球場があります。そんなことを思いながら激励の気持ちだけを馳せて電車を見送りました。

 さて、前回の記事の野球観戦を終えて、夕方に二泊目の鹿児島へ急ぎました。

 二時間ちょっとで、特急「きりしま」は
  鹿児島中央駅に到着
  
 関東に比べると、明石は日の入りが遅いと感じてきましたが、鹿児島となると、その倍も遅くて、霧島から鹿児島湾沿いに来ると、18時を優に過ぎているのに、夕闇の中に桜島の雄姿が浮かび上がっていました。
 海を隔てて、明石から淡路島を眺める距離と同じくらいに見えましたが、山の姿の迫力はさすがで、まさに鹿児島のシンボルという感じです。

 一夜明けると、なんとどしゃぶりの雨。せっかく鹿児島へ来たのだから、なんとかして桜島の姿をカメラに納めたいと思って、いちばん近そうなフェリーの港に行ってみましたが、

  目の前にあるのに、全く見えません
  

  仕方なく、繁華街の天文館へ行ってみました
    

  足もとに大きな星座表もありました
  

  あとは、新幹線「さくら」で帰るだけ
  

  隣りになんと800系の車両が
  
 全席ゆったりとした4列シートで、九州新幹線に乗るならこの列車とあこがれていたのですが、あいにく山陽新幹線には乗り入れておらず、運転区間もほとんど博多-熊本間なので今回はあきらめていました。鹿児島中央駅に入線しているなんて思いもよりませんでした。

 「さくら」だって、
  指定席は4列シートなんです
  
 グリーン車でないのに4列シートなのは、新幹線ではこの二つだけかもしれません。とりあえず今回は「さくら」で良しとして、機会があったら、800系の乗り心地も味わってみたいと思っています。

 こんな感じで、九州を電車で一周。「さくら」号は姫路に停車する列車にして、夕方明石に戻って来ました。


   春求め急ぎ南国一巡り   弁人


 ところで、今回の鉄道の旅のチケット、いったいどういうルートで購入するのがいちばんお得なのか、そんなことを考えるのも旅好きには楽しいのかもしれません。

 あまり考える時間がなかったのですが、因みに、今回は、
 ○ 西明石-小倉をポイントが付くEXカードのIC乗車で。
 ○ 小倉-南小倉の短区間の切符と
 ○ 南小倉-大分-宮崎-鹿児島-熊本-博多-姫路-明石の、「の」の字を描くようなルート
  の切符
の二枚を購入、二枚目は9日間有効で、降りたい所で途中下車しました。

 もし、もっと良い方法があれば、ぜひ知りたいと思っています。お気づきの方ございましたらよろしくお願いいたします。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

電車で九州一周(1)宮崎サンマリン球場

2013-02-19 20:45:43 | スポーツ観戦等
2月19日(火)

 野球の季節が近づいて来ました。わくわくした気分の中で、広島カープの日南キャンプに行ってみたいと思いつつ果たせずにいましたが、WBCの代表チームの最初の試合、その相手がカープと聞いて、それではと急遽思い立って宮崎へ向かいました。

 キャンプの見学であれば、移動手段を考えると車ごとフェリーでということになるのかもしれませんが、大きな球場で一試合見るだけならば、乗ってみたい電車を乗り継いで行けばいいかなということになりました。その電車の話題は、次回の(2)の記事に載せることにして、今回は試合の前日、ホテルに着いたところからです。

 宮崎サンマリンスタジアムは人気のあるジャイアンツのキャンプ地です。そのジャイアンツはWBC日本代表チームの合宿に場所を譲って沖縄へ移動したものの、宮崎には、その他にもソフトバンクや、少し南の日南にはカープとライオンズが来ていて、けっこう野球ファンで賑わっているのです。

 ということで、なかなか宿が押さえられなかったのですが、キャンセルが出たのか、青島パームビーチホテルに空きがありました。

  なかなか高級感のあるリゾートホテルです
  

  ホテル前の海岸
  
 後ろの白い屋根の建物が雨天練習で使われている「木の花ドーム」で、その右にサンマリンスタジアムの照明灯がうっすらと小さく見えています。

 ホテルにはJリーグのペナントや
  サインが飾ってありました
  

 その辺の事情は知らなかったのですが、このホテルにはベガルタ仙台の選手たちが来ていて、それらしき精悍な若者を何人か見かけました。
 実は数日前まで、ここが沖縄へ移る前のジャイアンツの一軍の宿泊ホテルでもあったそうで、それじゃあ、WBCの選手たちもいるのかなとわくわくしましたが、それらしき気配はありませんでした。

 朝がやって来ました。
  部屋の窓からの日の出です
  

 ホテル前から球場まで
  シャトルバスが出ていました
  
 サンマリンスタジアムの最寄り駅はJR日南線の木花駅。ホテルの近くにも日南線の駅があって、二駅ほどで行けそうなのですが、なにしろ本数が少ないのです。それではいったいどうやって球場へ行くのかと、インターネットでバス路線なども調べておいたのですが、その心配はありませんでした。

 試合は13時開始。チケットも前売りで買ってあるので、午前中は青島海岸を歩いてみようと思っていました。でも、シャトルバスの乗り場前に臨時駐車場が設置されていて、ホテルから見ていると、朝からけっこう人が動いているので、さっそく10時過ぎのバスに乗りました。

 やはり暖かいのでしょう、
  河津桜でしょうか
  
 早咲きの桜で、伊豆や神奈川の松田などでも咲いていると思いますが、この時期に桜の花を見ると、やっぱり格別な気分になります。

 球場では
  ジャパンチームのフリーバッティング
  
 まだ10時45分、試合開始まで2時間以上もありますが、早く来て幸いでした。座席はブロック毎の自由席なので、もし予定通り開始直前に来ていたら座れなかったかもしれません。

 いよいよ試合開始。
  ジャパンの先発はエース格のマー君です
  


   南国に球音谺し芝青む   弁人


 マー君、ちょっと期待外れで、初回3連打を浴びて2失点。まだ肩ができ上がっていない感じでした。しかし、それ以上に球が走っていなかったのがカープのマウンドに上がったマエケン。なんとか2回を無得点に抑えたものの、腕の振りも悪く、肩に力が入っていないように見えました。

 試合は、ジャパンの3番手中日の山井の制球が乱れてカープが追加点。隣のカープファンが「こりゃ、勝っちゃうかも」と喜んでいます。
 まあ、中盤以降はカープの二線級の投手が出て、ジャパンの精鋭が打ち崩すのだろうと想像していたのですが、上空に雲が厚く覆って気温も下がり、そのせいもあったのでしょうか、侍ジャパン全くもって鳴かず飛ばず、挙げ句の果てに、最終回の2アウトから松井稼頭央がエラーでランナーを出した後、内海が公式戦経験のほとんどない選手に3ランホームランを浴びるという始末。

 代表チームとしてはなんともお粗末。
  0-7で完敗
  

 まあ、カープファンとしては、若い選手たちの、なんとか一軍に定着したいという必死さが見られて、もちろん申し分ないのですが、なんか、とんでもない試合を見てしまったような気分です。
 この日のカープ、言ってみれば「1、5軍」です。そのレベルを相手にして、7点も取られて3安打しか打てなかった「侍?ジャパン」。実力はこんなものではないのはわかってはいるものの、あまりにも不甲斐ないゲームを目のあたりにして、かなり複雑な心境になってしまいました。

 南国宮崎にしては少々冷たい風が吹いてきた夕方、急いでバスに乗り、特急電車で二泊目の鹿児島へ向かいました。

  夜の鹿児島中央駅
  

 鹿児島の名物は黒豚ということで、とんかつ屋でお腹を満たしてからシティホテルに入りました。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

寒さもあと一息かもしれません

2013-02-15 16:35:18 | KAZU君
2月15日(金)

 立春を過ぎて、日脚も伸びてきました。まだ寒さに首をすくめる日もありますが、今年は去年の寒さに比べると過ごしやすく、夕方の保育園のお迎えも、防寒具で身を固めてということがありません。

 昨日の夕方も、KAZU君のご要望もあり、車では行かず電車で帰って来ました。

  いつもの、山陽電車の「人丸前」駅
  
 いつもより10分余り迎えが遅くなってしまったのですが、まだ明るくて、明石海峡大橋の明かりもついていません。

 「今度はカーくんが。
  おじいちゃんと天文科学館を撮るぅ!」
  

 山陽電車にはKAZU君のおうちの近くに駅がないので、一度JRの最寄り駅を通り越して舞子へ出て、乗り換えて一駅戻って来ることが多いのです。

 実は、踏み切りで
  電車を見るのが楽しみなのです
  

 山陽電車の踏み切りといえば、12日に高砂で大きな事故があってニュースになりましたが、この踏み切りは前後とも双方の駅の階段になっていて、歩行者しか通らないので安心です。
 このあと、急いでJRのホームに行くと、下りの特急「スーパーはくと」の雄姿が見られるという具合、そんなことは、もちろんKAZU君も心得ていて、即刻山陽電車に見切りをつけて階段を上がって行きます。

 ところが、この日はJRの電車が大阪のほうで起きた人身事故と車両点検が重なり、30分以上駅のホームで待たされることとなってしまいました。
 予想通り、やっと来た電車は超満員。KAZU君、ちょっと怖じ気づいてしまい、次々と来る電車をあと二本見送って、やっと座れる電車に乗ることができました。

 電車に乗っても、
  表情の固いKAZU君
  

 二日前の踏み切り事故をテレビニュースで見て興奮気味だったKAZU君、冷え込んできた夕方に長く待たされて、今日はいったい何があったのかと、いろいろと想像するのです。
「そんなことはないよ、変な音がしたから調べてるだけや」
と言っても、
「きっと、こうなんやで」
と、勝手に想像をどんどん膨らましているうちに不安になってしまったようで、駅のベンチではずっと私の膝の上に乗ったままでした。
 そんなわけで、ぎゅうぎゅう詰めの電車を見送って、やっと温もった電車の席に座っても、身じろぎもせず真っ直ぐ前を向いたままだったのです。


   ぎゅうぎゅうに抱きたき児居り寒き春  弁人


 さて、日もとっぷりと暮れたあと、夜道から三日月を眺めながら我が家に戻りましたが、

  10日前には、つぼみばかりだった水仙です
   

 昨年、樋口一葉の「たけくらべ」を思い出しながらも、花屋さんで見かけなかった水仙の切花。
 実は、2月に入って、保育園の近くの街路樹の根元の土にきれいに咲いているのを見つけました。たぶん前の家の方が咲かせたのだろうと思いますが、それ以来、雨の降っていない日に、歩いてKAZU君の保育園に迎えに行くのが楽しくなりました。
 そんな毎日でしたが、先日ホームセンターの花売り場にあるのを偶然見つけて、おかげさまで、今年は部屋に置いて愛でることができました。


   雛の餌を求むるがごと水仙花  弁人


 明日から三日間部屋を留守にするのですが、はたして月曜日の夜に帰って来るまで、しおれないで咲いてくれているかどうか少し心配です。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ポートアイランドにあった子どもの天国

2013-02-12 16:17:06 | KAZU君
2月12日(火)

 2月に入って比較的暖かい日が続いていましたが、そんなに簡単に春がやって来るはずもなく、三連休の前日あたりから寒さがぶり返して、外に出ると、まるで冷蔵庫の中にいるような感じになりました。

 そんな中でKAZU君、今のところインフルエンザにかかることもなく、すこぶる元気に遊んでいるので、休みの日に家の中で過ごすなんてことは考えられません。

 連休二日目の日曜日の朝、冷たい風の吹く中、駅前で待っていると、私を見つけて走ってきたKAZU君、
「おじいちゃん、カーくんなぁ、伊丹空港で飛行機を見たんや。それからな、大阪モノレールにも乗ったんやで」
と、前日の報告をしてくれました。

 この日は、三ノ宮からポートライナーに乗って、

  神戸市の科学館へ行きました
  

  実は、こんな催しがあったのです
  

 目的の会場は4階なのですが、1階からいろいろな展示室があって、

 金属球の軌道観察。
  科学的なことは何もわかりませんが
  

 シーソーだって、
  ただ遊ぶだけのものではないのですが
  

 何が何だか、説明してもチンプンカンプンとはいえ、子どもの好奇心をくすぐる物が次々とあって、なかなか4階にたどり着けません。

  やっと、目的の4階へ
  
   

 鉄道愛好者の4つの団体がそれぞれ自慢の模型を走らせ、順番に説明をしながらのデモンストレーションをします。

 ここはナインスケール。
  神港学園鉄道研究会の高校生の展示です
  

 なにしろ、頭の中に全国の鉄道レールが敷設されているかのような「鉄ちゃん」たちのこと、詳しいこと詳しいこと。思わず説明に聞きほれてしまうのですが、KAZU君の耳にはあまり入っていないようで、デモをしていない空いている所に行って、いつまでも飽きずに模型の列車を目で追いかけていました。


   寒風を避けて楽しき科学館   弁人


 この後、さらにポートライナーに乗って、神戸空港で二日続けて飛行機を見て、空港のレストランでお腹を満たして帰路に就きました。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

冬枯れの山里に佇む「大原の寂光院」

2013-02-09 19:32:57 | お出かけ・散策
2月9日(土)

 三日前の水曜日、ふと思い立って、京都駅からバスに乗りました。行き先は大原の寂光院です。

 実は、前日の天気予報で、関西各地で夜半から朝方にかけて雪に見舞われるとの話を聞き、ちょっと雪景色の京都にでも行ってみようかと思ったのです。
 はじめは南禅寺か銀閣寺あたりをと考えていたのですが、朝起きてみると、どうも雪は予報どおりではなさそうでした。案の定、京都駅に降り立っても小雨が少々ぱらついているだけで、雪景色の気配すらありません。
 でも、立春の直後とはいえ、まだ寒い時期の京都です。北山の奥のほうに向かえば、少しは白い景色に出会えるかもしれないと、淡い期待を抱いてバスに乗ったのです。

 大原へは11月の末の紅葉の季節に出向いたばかりです。でも、あの時は東福寺界隈を歩いた後に向かったこともあって、あまり時間が取れませんでした。
 三千院をお参りした後、一度は寂光院へ向かいかけたのですが、夕暮れが迫って来て、数分歩いたところであきらめて戻って来てしまったのです。

 さて、1時間ほどバスに揺られて大原に到着。たしかに降水量が少なかったこともありますが、今年は1月の下旬から寒さが緩んで、そのまま立春を越した感じがします。この日の大原も、手袋を外してもほとんど苦にならない感じの気温でした。

 もちろん、期待していた雪景色は、
  そのかけらもありません
  

 でも、山里はまだ冬枯れの佇まい。それに、平日ということもあって、訪れる人影もほとんど見えません。そういえば、バスも空いていましたし、バス停の食堂ものれんがしまわれたままでした。

  ナンテンの実でしょうか
  
 うっすらとでも雪がかぶっていれば、いかにも冬の大原の里という風情になるのでしょうが・・・。


   春立ちてなほひっそりと山の里   弁人


  受付から、雨上がりの階段を上ります
  

 途中、苔むした屋根が印象的な
  茶室の前を通ります
  

  階段を上った山門をくぐると
  

  きれいに整備されたお庭と本堂が
  

 本尊の地蔵菩薩は聖徳太子の作と言われています。それに、ここは安徳天皇の母の建礼門院のゆかりのお寺ということで、ずいぶんと歴史を刻んできた名刹なのですが、実は13年前の火災で全焼してしまい、本堂は新しい建物なのです。本尊の地蔵菩薩像も復元されたもので、黒焦げになったお地蔵様は別の所に保管され、年に二回だけしか拝観できないそうです。
 私が寂光院を訪れたのは高校時代以来ですから、当時お参りした本堂と地蔵菩薩像は火災前の古い佇まいであったのだと、感慨深い思いで拝観しました。

  鐘楼と汀の池
  
 右側の無残な姿になっている大木が、平家物語の「大原御幸」で後白河法皇と建礼門院の対面の場に登場する「姫小松」です。この由緒ある樹齢千年を越えるという名木も、火災でこのような傷ましい姿になっているのですが、それがかえって、この清楚で静寂さの漂う庭園に、いっそう哀しい美しさを醸し出しているかのような感じがします。

 本堂の脇にも、
  奥に滝を配したお庭がありました
  

 大原のお寺は、皆ひっそりとした雰囲気ですが、極楽往生へと導く阿弥陀三尊像のある三千院のほうが、いくぶん華やかさがあるのかもしれません。対してこの寂光院は、高貴な女院が隠棲し生涯を閉じた所ですから、何とも言えない哀愁が漂う、本当に「寂光」という名前のとおりの、大原の里にふさわしい佇まいのお寺でした。

 今回は、期待していた雪景色こそ見られませんでしたが、冬枯れの季節で人影のほとんどない時だったので、かえってそれが寂光院の世界に浸るのによかったのかもしれません。


   寒き春寂しき光満つる寺   弁人


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春の兆しの中、自転車で遊ぶKAZU君

2013-02-03 21:49:32 | KAZU君
2月3日(日)

 明日は立春です。今年は年明けから気温の低い日が続いて、いったいどんな寒い冬になるのだろうとうんざりしていましたが、逗子から明石に戻った1月下旬に寒さが緩んで、今年の節分は冬の終りとは思えない、なんとも長閑な日曜日となりました。

 なにしろ、去年の2月初旬の寒さがきつかったので、とてもうれしい気分です。思い返すと、昨年の2月3日は、明石で観測史上二番目の最低気温を記録した日で、その記憶が今でも頭に残ってしまっているのです。

 さて、駅で待っていると、
  KAZU君、自転車で現れました
  

 ところで、ニュースでも取り上げられていますが、中国の北京方面の大気汚染が偏西風に乗って日本にも流れて来ているとか。
 特に、九州をはじめとする西日本がその影響を受けているようで、実は明石に戻ってからの数日の間、晴れているのに靄がかかった感じで、淡路島もぼんやりとしか見えないのです。
 これからは黄砂の季節ということもあって、関西では、関東のすっきりとした青空と空気はここしばらく望めそうにもありません。

 31日も晴れていたのですが、
  夕陽が沈む頃には
  

 インターネットで富士の雄姿をライブ写真で見ながら、「それでも、こっちはスギの花粉が湘南ほど多くないんだから」と、自分を慰めていたのですが、天の神様にKAZU君の「鬼は外!」の声が届いたのでしょうか、

 今朝は汚染物質が消えたかのように、
  青い空が広がりました
  

 せっかくの好天気。さっそくKAZU君、寒さでしばらく冬眠していた自転車に乗って、海岸で遊ぶことになったのです。

 「芝生の上はペダル重たいんじゃない?」
  

 「大丈夫やで。
  おじいちゃん、見ててな、行くで」
  

 もう少し頑張れば、
  補助輪が取れるかもしれません
  
   


   鬼やらひ遊ぶ子に陽のやはらかき  弁人


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする