チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

「たかが予選」とは言え

2011-07-29 08:49:18 | スポーツ観戦等
7月29日(金)

 高校野球の地方大会も大詰めです。甲子園へ名乗りを上げた学校もたくさんありますが、兵庫も神奈川も、今日29日が決勝戦です。

 兵庫大会は昨年まで明石球場がメイン会場でしたが、今年から準決勝以降はオリックスバッファローズの準本拠地の「ホットモットフィールド神戸」(かつてのグリーンスタジアム、去年まではスカイマークスタジアム)になりました。
 我が家から便利で伝統のある明石球場ですが、十分な広さはあるものの、内野の観客席は数千ほどで、いかにも地方球場という雰囲気は否めず、なぜ神戸のスタジアムを使わないのだろうと思ってきたこともあって納得しています。

  明石球場、5回戦
  
 地元明石では、春の県大会を市立の明石商業が制したので、かなり盛り上がっています。この日も明石商業は加古川東に快勝、ベスト8に名乗りを上げました。
 地域性もあるのでしょうが、兵庫県大会ではベスト8の半分が県立校、なんと明石商業を含めて5校が公立校ということになりました。

  26日、準々決勝のホットモットフィールド
  
    
 公立校が多く残ったとは言え、なんとなく優勝するのは報徳学園か東洋大姫路の私学になりそうという予想をしていましたが、報徳学園がこの日神戸国際大付属に敗れました。
 期待の明石商業は残念ながら東洋大姫路の好投手の前に屈し、春準優勝の社(やしろ)高校も同じ県立の川西緑台に敗れました。
 とは言え、春のセンバツでベスト8に入った加古川北が勝ち残り、私学2校と県立2校が相対する準決勝となりました。

  昨日、準決勝
  
    
 内外野天然芝の本格的な球場というのは日本では広島とここだけだと思います。とにかく申し分のない球場で、交通の便も良いのに観客はそんなに多くはありません。とにかく神戸市営地下鉄の改札口が運動公園の中にあって、すぐ目の前にチケット売り場があるのですから。
 考えてみると、神奈川の高校野球熱というのは少し特殊なのかもしれません。大会終盤の横浜スタジアムの熱気は大変なものです。外野席まで満員になるのですから。このくらいの観客だと、いかにも地方大会という感じでのんびり観戦できます。
 ところで、「ホットモット」という名前の球場なのですから、もっとお弁当を売っていてほしいのに、売店が少なくて往生しました。12時前に並んでいたのですが、「焼きそば売り切れました。カレーあと3人分しかありません」という声がむなしく響いて来ました。

 それはともかく、決勝は、県立の加古川北と私学の東洋大姫路の対決となりました。

 加古川の投手井上君がやや疲れ気味の感はありますが、甲子園での実績があるので好勝負になるかもしれません。一方、甲子園のマウンドに立てるかどうかわかりませんが、東洋大姫路のエース原君は群を抜いています。まるでプロ野球を見ているかのような見事なストレートで三振を取ります。下半身を鍛えて大人の身体になったらすごいピッチャーになりそう。ドラフトでカープが引き当てないかなあ。


    駆けめぐる夏の夜の夢快速球   弁人



 ところで、先日逗子に帰っている時に、二度ほど神奈川大会の球場に足を運びました。実は応援したい学校があったからです。

 私が野球部の指導をしていた時の卒業生のH君が横須賀の高校で監督をしています。そのチームが昨年秋の県大会でベスト8に。また横浜の学校で監督をしているT氏はかつての同僚ですが、彼のチームは春の県大会のベスト8です。組み合わせの妙というのでしょうか、図らずもこの二校が3回戦でぶつかってしまったのです。
 試合は延長戦の末、元同僚の学校が勝利し、5回戦では私学を相手に延長15回引き分け再試合で惜しくも敗退という結果でした。

 神奈川はとにかく私学が強く、結局ベスト8に公立校はひとつも入れませんでした。そしてその中に春のセンバツの頂点に立った東海大相模が入っていないのです。甲子園への道のりは本当に遥か彼方の感じです。
 地元の関係者しか知らないことかもしれませんが、実は、全国の人口30万以上の都市で甲子園の出場校を出していないのは横須賀市だけという話があります。もともと三浦半島には野球に力を入れる私立高校がなかったのと、神奈川は交通の便が良く、有望な選手が横浜湘南方面に流れて行ってしまうからなのです。

 H君の率いる学校は地元の中学生を幅広く受け入れられる態勢もあるので期待しているのですが、やはり強豪私学の壁を突破するのは至難の業と言わざるを得ません。仮にベスト16くらいでなんとか一つ壁を突き破っても、あと三枚もの壁が残っているのですから。

 もう一つ、H君の2年先輩のK君。前にも書きましたが、甲子園のアンパイアです。前述のホットモットフィールドでの東洋大姫路と明石商業の試合でも主審をしていました。
  

 ろくな指導はしませんでしたが、自分の手許から巣立って行った人間が活躍しているというのはなんともうれしい限りです。


    思ひ出に冷や汗もあり蝉時雨   弁人


 とにもかくにも、今日はテレビが楽しみな一日になりましたが、残念ながら、こちらでは神奈川県の決勝戦は見られないのでインターネットが頼りです。


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KAZU君と一緒に明石に帰りました

2011-07-23 19:15:26 | KAZU君
7月23日(土)

 おじいちゃんちで過ごした夏休みの第一クール。台風のおかげで、湘南の海で遊べないまま明石に戻る日がやって来ました。


 やはり、子どもは別れの時が気になります。

 「おじいちゃん、おばあちゃん、バイバイする? 新幹線、乗るぅ?」
 「そうだね、バイバイするかもね」
 「バイバイ、いやぁ。おじいちゃん、新幹線乗ろぉ!」
 「カーくんは、おばあちゃんといい子でバイバイできるかな? そしたら、おじいちゃん一緒に帰ろうかなぁ」
 「うん、バイバイする。おじいちゃん、新幹線一緒に乗ろうね」

 こんなやりとりになって、私も、今回の逗子での長逗留にキリをつけることになり、慌てて帰り仕度となりました。


 ということで、一昨日の21日の木曜日、台風がなかなか遠ざからず、北東の冷たい風と小雨まじりの肌寒い日に帰途に着きました。


   ひんやりと七月にやと暦見る  弁人


  まずは、横須賀線で大船へ
  

  「おじいちゃん、京浜東北線おったで」
  

 電車の本が大好きなKAZU君、関西の電車じゃなくてもいろいろ知っています。さすがに関西でも「東海道線・山の手線」くらいだと「すごいね、東京の電車も知っているんだ」ということになりますが、この前、保育園で「常磐線」とか「京成スカイライナー」とか言った時には、「ジョウバン? ケイセイ? 先生知らんよぉ」と言われてしまいました。

  「東海道線、乗るぅ?」「乗らんよ」
  

 私ももう、逗子と明石との往復は20回以上になります。時間的に効率よく、なおかつ必ず座れるすいている列車も心得てきました。

 電車好きとはいえ、半日は優にかかる長旅。KAZU君を飽きさせず、できれば新幹線の中でお昼寝をしてくれればと考えたのが今回のタイムスケジュールです。

  大船から「踊り子号」で小田原へ
  
 小田原までの東海道線ですが、快速アクティーは混んでいるし、各駅停車では40分ちょっとかかります。だから時間が合えば「踊り子号」が便利なのです。なにしろ停車駅なしで20分余り、自由席でも必ず座れて、料金は普通のグリーン車より安上がりの500円なのですから。

 この日は、小田原で1時間後に名古屋までノンストップの新大阪行き「ひかり」がやって来ます。ちょうどお昼ご飯時、待ち時間にお腹を満たせば、2時間20分かかる新幹線の中はきっとおやすみタイムにという算段。

  「白い新幹線だよ。何? 700系?」
  

  案の定、京都あたりまでぐっすり
   

 新大阪からは、KAZU君の大好きな在来線特急「スーパーはくと」に乗るのがいいのですが、この日の「ひかり」は新大阪から先、数分の待ち合わせで「こだま」に接続していて20分ちょっとで西明石に着きます。

  「500系だよ」「うん、カーくんのプラレールと同じ!」
  


   夕凪の海峡間近か超特急   弁人

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KAZU君の夏休み-続編-

2011-07-21 06:11:28 | KAZU君
7月21日(木)

 逗子のおじいちゃんちで過ごす夏休み。実は、お父さんとお母さんの会社は毎年この時期「電力休暇」という節電を先取りしたかのような特別休暇に入っています。その分、秋以降何回か祝日がなくなっちゃうのですが。

 さてKAZU君、叔父ちゃんの結婚式の後、一日休養を取って、「さあ、海水浴だぁ」と意気込んでいましたが、あいにくの台風接近。

 でも、スコールのように襲ってくる雨音を聞いて、ただゴロゴロしているわけにはもちろんいきません。

 仕方なく、車で洋光台の子ども科学館へ行ってみましたが、連休の翌日で休館でした。それではと、横須賀のショッピングセンターで時間をつぶすことに。

  おじいちゃんとお揃いのTシャツで
    

  見てぇ、「0系新幹線」のTシャツですよ
  

  お昼は「お子様ラーメンセット」
  


   いざ夏休み台風近く屋根の下   弁人


 逗子のおうちでは、あと一日しか遊べないのに、意地悪なことに台風の速度が極端に遅く、翌日も雨、雨、雨。
 車で行けて、できれば地下に駐車場があって、傘をささずに遊べる所、「どっかにないかなぁ」と思案の末、江の島の水族館へ向かいました。

  クラゲも見ようによってはかわいい
    

  ペンギン、うみがめ、「いろいろおるで」
  
   


  お目当てはやっぱりイルカショー
  
 この日は学校が最後の日なのか、とってもすいていました。まあ、台風接近の荒天の中では、さすがにこんなところでしょうが。

  ショーの後、イルカさんと間近にご対面
  


   雨の日に水族館でも水しぶき   弁人

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KAZU君の夏休み第一弾

2011-07-19 17:12:58 | KAZU君
7月19日(火)

 16日の土曜日に炎天下の中、明石から逗子にやって来たKAZU君。
  
  

 一回お泊まりしたこの日は、逗子の叔父ちゃんの結婚式で東京へお出かけです。朝から抜けるような夏空。KAZU君は「はやく行こぉ」と元気いっぱい。


  「おじいちゃんと、横須賀線乗っとるでぇ」
   

 結婚式は,東京の下町にあるおじいちゃんの実家の神社です。上野駅から大好きなタクシーに乗って行きました。

  お兄ちゃんなので行儀良く待ってまーす
  

  おめかしした叔父ちゃんとお嫁さんが登場して
  

  はじまり、はじまりぃ
  

  「お父さんとお母さん、お辞儀しとりまーす」
  

  「ボク、自分一人でもできましゅよぉ」
  
 KAZU君の保育園は明石の神社にあって、七五三や節分などなど、園長先生が同じようにしてくれるので、お辞儀とか拍手とかはちゃんとできるのでした。

  「おじいちゃん、それ、からい?からくない?」
  

  「みんなでお写真撮りましゅよぉ」
    


    夏空に眩しさ百倍の門出なり  弁人


 翌日、新婚の二人を迎えて逗子の家で楽しく食事をしました。KAZU君は新しい叔母さまを「おねえしゃん」と呼び、お得意の「だーい好き」を連発して甘えていました。

コメント (2)
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「暑いのは好きくない」と言う人もおり

2011-07-15 11:31:42 | ことば・あれこれ
7月15日(金)

 KAZU君も大きくなって、よくおしゃべりするようになりました。それにしても、子どもの成長はすさまじく、お話をすることばの数がどんどんと増えて行きます。

 ことばの数が増えると、自己主張が強くなって手こずることもある半面、ことばで言い聞かせられる場面も多くなります。


 ところで、KAZU君がどのようにことばを身に付けて行くのかということに興味を持って接していると、「なーるほど」と思ってしまうことがよくあります。

 赤ちゃんが最初に覚える単語はもちろん名詞です。「ママ・パパ」「マンマ」「バイバイ」・・・
 2年くらい前の記事で書いたような記憶がありますが、単語になる前はほとんど母音のみの発声。単語になっても初めは上の名詞のように、子音は両唇音系の「ハ行」「マ行」「バ行」「パ行」で、母音は「ア段音」が主の発音でした。。
 とにかく「カ行」「サ行」「タ行」「ラ行」などの子音の発音を習得するのはとても難しいのです。したがって、「パイパイ」が「ミルク」になるにはかなり時間が必要でした。KAZU君は「パパ・ママ」を「おとうさん・おかあさん」と教えられていたので、それよりも先に「ハンシンデンシャ」と言ったのにはびっくりしましたが、その発音は、実は「ハンチンジェンチャ」くらいだったのです。

 さて、物の名前が言えるようになると、次は「それがどうした」とか「どうなんだ」と伝えたくなります。
 私は、KAZU君が次に覚えることばは「来た」とか「見た」とかの動詞だろうと思っていたところ、その予測は見事に外れました。

 「お茶、あっちい」「おいしい」「からい」「まずい」「ほしい」等々、ほとんどが形容詞だったのです。中学生の時に「形容詞ってやつは活用が覚えにくくて訳わからん」と文法が嫌いになったことがありました。文語文法の「○・く・し・き・けれ・○」に出会って、少しわかったような気になりましたが、実は形容詞というのは大事な品詞だったのです。幼児が名詞の次に身に付けることばだったのですから。

 もちろん、「ジュース、飲みたい」とか「お父さん、帰って来ないねぇ」とか「電車行っちゃった」とか、動詞を使った表現もだんだん言えるようになるのですが、動詞の場合は、単独で用いられることはまずなく、上の例のように、希望や打消や過去や完了の助動詞が付いてきます。助動詞などと言うと、またやっかいな品詞の登場ということになってしまいますが、おそらくそんな事情もあって、単独で使える形容詞が先に出て来るのかもしれません。

 そんなことを考えたりしながらKAZU君とお話していると、次々と新しい発見にめぐり合います。
 その例が何回か前の記事の中にあった会話。
 「カーくん、危ないよ、走っちゃダメよ」
 「ダメくないの!」

 「ダメ」の反対は「イイ」くらいでしょうか。そもそも子どもとやり取りをしていると、まあ、注意、催促、制止の場面のいかに多いことか。そして、そのかなりの場面で大人の気持ちと子供の意識や欲求が対立するので、どうしても反対の表現が必要になるのです。

 そこで、反対の概念のことばとなるのですが、例えば、形容詞なら、「からい」-「あまい」、「おいしい」-「まずい」、「さむい」-「あつい」。動詞でも、「行く」-「帰る・来る」、「立つ」-「座る」、「乗る」-「降りる」というように、ことばにはそれぞれ対立する意味のことばが存在します。
 ところが、実際の日常会話では、逆の気持ちを表す場合にいちいち反対語を持ち出すことは滅多になく、下に「ない」を付けて済ませてしまうことがほとんどです。「からい?」「からくない」とか、「こわい?」「こわくない」とかいうように。動詞の「行く」だって「降りる」だって、いやな時は「行かない」「降りない」と言うのが自然です。それに適当な反対語がなく「ない」を付けざるを得ない時もあります。「食べる」の反対?「する」の反対?となると、「食べない」「しない」ぐらいしか浮かんで来ません。

 ここで、動詞に付く「ない」が助動詞で、形容詞に付く「ない」は形容詞で・・・などと解説しても始まりませんが、とにかく動詞でも形容詞でも「ない」を続けると簡単に反対の概念になるので頻繁に使われることになるのです。「ない」は、動詞には未然形に、形容詞には連用形に続きます。形容詞の場合、連用形は全て「・・(し)く」となるので、反対の概念は「・・・くない」という言い方になります。
 さらに、動詞の表現に出て来た「見たい」「行きたい」「乗りたい」の「たい」も活用は形容詞型なので、逆の気持ちを伝える時は「見たくない」「帰りたくない」のように、同じ「・・・くない」という言い方になってこれも多用されます。

 このように、子どもにとっても、「・・・くない」という表現はとても便利で、使う頻度も自然に多くなります。そうすると「それはちがうよ」と言われた時に、思わず「ちがくないよ」と言ったりしてしまうのです。「違う」は動詞なので「・・・くない」とはならないのです。
 最初の「ダメくない」の「ダメ」は形容動詞の語幹なので、名詞に「ない」を付けるのと同様に「ダメじゃない」と言うのが正しく、例えば「好き」を否定する時に、「好かない」「好きじゃない」と言わずに、この記事のタイトルのごとく「好きくない」と言ったりするのと同じなのです。

 「だから文法なんて大嫌いだ」と思ってしまうか、「ことばの仕組みも少しは知っておいたほうがいいかもしれない」と感じるかどうかは脇に置いといて、そんなことには無関係の子どもにとっても、日本語にはややっこしいところがいっぱいあるので大変です。

 KAZU君と遊んでいて、「あと一回でおしまいだよ」と言うと、今のところ「おしまい、しない」と言いますが、そのうち「おしまくないの!」と言ったりするのではないかと内心期待をしちゃったりする、ちょっと意地悪なおじいちゃんのお話でした。


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真夏の日差しの下、首都圏から

2011-07-12 07:19:52 | 身辺雑記
7月12日(火)

 ただ今、「電力使用制限令」とかいう偉そうな名前のお達しが下されている首都圏で、真夏のアツーい空気を味わっています。

 神奈川では10日に甲子園の予選が開幕しましたが、一回戦の段階で夏空が広がっていたというのは、ほとんど記憶にはありません。

  湘南逗子も、青い空と白い雲
  

  夏の砂浜、カラフルに輝いて眩しいかぎり
  



      パラソルに風鈴提げたき浜辺かな  弁人


 家の窓から、微動だにしない木の葉と真っ青な空を眺めて少々うんざりしてしまっても、海岸に行ってみると海風がかなり吹いて来て、海の家で飲む冷えたビールがおいしそう。

 それにしても「制限令」とは・・・。命令されるのが嫌いな人にとってはムシズが走る響きです。せめて「電力節約法」くらいにしてほしかったところですが、そんなことを言うと、「法律ではなくて法令なんだ」とか言われるのでしょうか。


 それはそうと、今回逗子に帰って来たのは、身内のことではありますが、ちょっとばかりおめでたいことがあるからなのです。
 実は、息子が身を固めることと相成りまして、今週末には明石からKAZU君一家もお祝いにやって来ます。昨年の梅雨明けが7月の半ば過ぎだったので、今年の具合が気になっていたのですが、どうも真夏の暑さの中での式になりそうです。

 そんな事情もあって、暑い中ではありましたが、ひと月半前に卆寿を迎えた私の母親にご報告ということになりました。
 
  若い二人が車椅子を押して
  
 老人ホームの外に出て食事をしました。計画した時は、まさか真夏の日照りに見舞われるとは思ってもいませんで、日陰を求めての散歩となりました。


      緑陰の会話と笑顔三世代   弁人



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梅雨明け前のお楽しみ

2011-07-09 18:16:56 | KAZU君
7月9日(土)

 なんとまあ、一昨日が七夕だったのに梅雨が明けてしまいました。節電の夏と騒いでいる中、先が思いやられます。

 そんな中、KAZU君は元気に保育園に通っています。

 そして保育園では、今年も夏本番を前にして、恒例の「七夕祭り」が先日行われました。

  「おもしろそうだぞぉ」
  

  開始時間なんて待ってられません
  

  いよいよはじまりぃ。まず飲み物とポップコーンをいただいて
  

  じゃんけんは相手がグーでないと勝てません
  

  ひよこすくい「いっぱいとるで」
  

  「あっ、あっちもおもしろそーぅ」
  

  輪っかは落とすんじゃなく投げてください
  

  オリジナルうちわ作り
  
 こんな真剣な表情、そんなに見られません。


    一心に光る眼差し甚兵衛の児   弁人


  最後の紙芝居、オヤツをほおばりながら待ちました
     


      七夕の祈り東北へ向かふかな   弁人

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「しちがつよっか」3才になりました

2011-07-05 01:03:35 | KAZU君
7月5日(火)

 7月4日はKAZU君の誕生日。おかげさまで3才になりました。今年は月曜日だったので、前々日の土曜日に奈良からおばあちゃんも駆けつけてお祝いをしました。

  やっぱり、まずは「ケーキやねん」
   

  今年のプレゼントは三輪車でした
    

  「明日、お外で!」 「・・?」 やはり聞く耳はないもよう
     

  そして翌日の日曜日。さっそく坂道を下って駅前にご登場
   

  そのまま海岸に下りて

  

 暑さなんかものともせずに遊びまくりました。


    三才の夏軽快に潮の風   弁人

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「斑鳩」-三重の塔、三重奏

2011-07-04 14:15:34 | お出かけ・散策
7月4日(月)

 あじさいの矢田寺の南方、矢田の丘陵の南端にあるのが厄除けの霊場として有名な松尾寺です。すぐ南は法隆寺のある斑鳩と接しています。

  山門から、ここも長い石段が続きます
  

 この松尾寺、そして斑鳩の法起寺と法輪寺には、それぞれ三重の塔が大和路の風景にとけ込むように立っています。

 雨も上がり、矢田寺をあとにして三重の塔巡りと相成りました。

  梔子の花が迎えてくれる参道を通って
  

  松尾寺の三重の塔に
                                                                    天気が良ければ絶景かもしれません
  


   雲重し大和平野の半夏かな  弁人


 松尾寺から2、3キロほどでしょうか、斑鳩へ向かうと左手に法起寺が目に入ってきます。
  

  落ち着いた庭園の向こうに佇む国宝の三重の塔
  


 三つめのお寺の法輪寺は、法起寺から西に数百メートル入った所にありました。

  山門と三重の塔
  
    

 法輪寺の三重の塔も国宝になっていましたが、昭和19年に落雷で消失。現在の塔は36年前に再建されたものです。

 斑鳩の地。やはり法隆寺の大伽藍や中宮寺の弥勒菩薩ということになりますが、こういうさりげない塔の風景も大和斑鳩の里の風景によくマッチしています。


      戻り梅雨斑鳩の空に似合ふ塔   弁人

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関西のあじさい寺-大和郡山「矢田寺」

2011-07-03 22:00:17 | お出かけ・散策
7月3日(日)

 金魚で有名な大和郡山市。駅から西へ車で15分ほどの所に矢田の里があります。たぶん生駒山の麓だと思うのですが、通称矢田寺、正式には金剛山寺という真言宗のお寺。この時期は紫陽花で注目されるお寺です。

  車を下りて数分、紫陽花の咲く山門
  

 関西のテレビで「あじさい寺」として紹介されていました。聞くところによると、訪ねてみたいアジサイの名所として、関西では第1位。西日本では第2位。全国では第3位にランクされたそうです。

  長い石段を息を切らして上って行くと
  
   
 紫陽花という名のとおり、もちろん紫が基調なのですが、純白の美しさも格別です。

  地蔵堂に咲く「泰山木」の花。これも純白
  


 実は、奈良にいる妻君の地デジ対応のテレビを私が買ったので、運び込むその行きがけに大和郡山を訪れたのですが、どうも最近、私が奈良へ向かうと、悲しいことになぜか必ず雨になってしまいます。

  この日も傘が離せません
  

  たて長で淡白な色合いの紫陽花も
    

  本堂の手前に「あじさい園」がありました
  
   


   紫陽花も石仏も雨愉しむや  弁人


  山門を出て車に戻る途中の景色のよいカフェでひと休み
    

  カフェの前の路地に「トケイソウ」の花
    
 名前のとおり、時計の針を思わせる雄しべがなんとも愉快な花でした。

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