チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

夏到来-梅雨前の風物詩③「下町の夏祭り」

2017-05-31 21:41:37 | KAZU君&KANA君と妹君
5月31日(水)

 KAZU君と逗子の花火を楽しんだ翌日の土曜日、私は一人で浅草の植木市を歩きましたが、その後近くで遊んでいる二人の孫に会いに行くと、下町はちょうど夏祭りで、二人は山車と御神輿と一緒にいるとのこと。

  この中にいるのかな
  

 日脚の長い時期、まだ日が高いといっても、二人に会ってわいわいしていると、時計の針はもう午後4時を回っていました。KAZU君とKANA君、「また明日もお祭りで遊ぼうね」と約束して、ひとまずお別れをすることに。

 マンションから顔を見せているKANA君に
  「バイバイ!」
  

 明日もKANA君に会いに来るなら、大宮へ帰ったほうが近いのですが、やっぱり逗子に泊まりたいと、

  上野から東海道線に乗って逗子に帰って来ました
  
  

 ということで、日曜日の朝も逗子から東京のKANA君の所へ。

  お宮で御神輿を待つことに
  

 CHUMUちゃんもご登場。
  今日も笑顔です
  

 「ソリャソリャ!」
  「おみこし来たよ」
  

 さまざまな事情から、今は宮神輿が練り歩くのは三年に一度。前回は2014年でした。
 高度成長期の頃から東京の下町では寝食の場所を郊外に求める家庭が増え、夜間人口が減少、地域の青年団組織も成り立たなくなり、お神輿も担ぎ手不足で練り歩くのもままならなくなりました。最近は都心型マンションがニョキニョキと建って、新しい住民も増えているようですが、地元意識を持って地域を盛り上げるには時間がかかります。
 いち早く危機感を抱いた三社の浅草神社や神田明神などは、担ぎ手の確保のためのさまざまな努力が実り、毎年盛大に行われていますが、メディアの話題やニュースにならない多くの町のお祭りを継承して行くのはなかなか難しい時代なのです。

 私の生まれたこの地も、写真の宮神輿のほかに各町内には大人神輿や子ども神輿があるのですが、大人の担ぎ手はこの本社神輿が自分の町内に受け継がれた時に、

 次の町会に渡すまで無事に練り歩くのが
  精一杯の感もあります
  

 町内神輿を練ることも少なくなって、各町内にある御神酒所に鎮座していることが多くなっています。
 そんな中、朝の「宮出し」と「宮入り」の時だけは、各町内から選ばれた指定の半纏をまとった担ぎ手だけしか神輿に近づけないことになっていて、さすがに精鋭だけに気合も充実。

 その「宮入り」。江戸っ子の心意気が感じられる
  ひと時です
  


   担ぎ手を鼓舞して空へ祭り囃子   弁人


 KAZU君とは「御神輿を見たら大宮に帰ろうね」と約束していましたが、KANA君ともう少し遊んでからということで、

 近くの公園で遊んでから
  お別れしました
  


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夏到来-梅雨前の風物詩②「お富士さんの植木市」

2017-05-30 23:55:12 | お出かけ・散策
5月30日(火)

 浅草寺の北、言問通りを越えて数百メートルほど行くと浅草警察署がありますが、

 その斜め向かいにあるのが
  「富士浅間神社」
  

 空襲で消失し、十数年前に
  再建された社殿
  

 敷地も広くなく、けっして大きなお社ではありませんが、江戸時代に盛んだった富士信仰、その下町の遥拝所として庶民の厚い信仰を集めてきた神社で、境内には富士登山が叶わぬ人のためのミニ富士山があります。

 称して「浅草富士」。
  右から登り、左が下山道
  


   夏来たり近くて遠き富士の山   弁人


 富士山の山開きの7月1日がお祭りの日で、その前日の6月晦日からお参りの人で賑わっていたのでしょう、明治に入ってから植木市が立つようになり、いつの頃からか5月の末日と6月1日も賑わうようになったのですが、

 最近は、5・6月の
  最終土日になったようです
  

 祖母が植木好きだったので、下町育ちの私も、子どもの頃何回か人込みに紛れて歩いた思い出があります。

 明石暮らしをしていた時、子どもの頃に目にした「朝顔市」や「植木市」「ほおずき市」などの下町の風物が妙に懐かしくなって、朝顔市は亡き母が臥せっていた2012年に出向いたのですが、長いこと5月の末に逗子に帰っている機会に恵まれず、お富士さんの植木市はご無沙汰したままでした。
 逗子に戻って「今年は行けるな」と思っていた昨年も、降ってわいた家の新築騒ぎでまたまた明石住まい、それどころではありませんでした。

 ところで、花火を見に金曜の夜に逗子にやって来たKAZU君、翌土曜日は東京の下町に住む弟分のKANA君に会いに行くと出かけて行きました。
 「それじゃ、おじいちゃんは午後二人に会いに行くから、それまでいっぱい遊んでいてね」と約束して、別行動で浅草へ向かい植木市を歩いてみることにしました。

 さて、神社にはお参りしましたが、一週間前に三社祭があって大騒ぎだった反動でしょうか、周辺の通りはあまりお祭りの雰囲気が漂っていません。

 鳥居から西に数十メートル、露地二つ分ほど歩いて行くと、露天商のお店がいくつか並んでいましたが、

 人であふれるという
  賑わいではありません。
  

 西へ向かって少し先、バス停のある「千束通り」まで100メートルちょっと露天のお店が並んでいますが、その途中に観音様の裏のほうへ向かう「柳通り」があって、

 その片側に
  植木屋さんが並んでいました
  

 植木市といっても、目に入るのは鉢植えや盆栽が多く、植木屋というよりお花屋さんの感じの露店が続き、いろいろな苗木を見たいという期待に応えてはくれませんでした。
 私の脳裏に残っているセピア色の影像は、苗木を並べている植木屋が次々と現れ、その前にあふれるように人が歩いている光景だったのですが。

 紫陽花やバラを並べるこの店も
  お花屋さんの感じ
  


   如雨露手に自慢話も植木市   弁人


 植木市に付き物の
 「釣り忍」に「江戸風鈴」
  

 江戸下町の情緒を感じますが、これを並べる露店もここだけしかありませんでした。


   ハーモニー奏でる数なき江戸風鈴   弁人


 テレビの影像には神田祭や三社祭の威勢のいい賑わいが流れていましたし、外国人観光客が多くなったこともあるのか、浅草仲見世なんかは、平日でも歩くのが一苦労になっています。
 ところが、その一歩先で行われている伝統行事に昔の面影が消えつつあるようで寂しい限り。子どもの頃の思い出がふくらみ過ぎてしまっているのならいいのですが。


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夏到来-梅雨前の風物詩①「逗子の花火」

2017-05-29 22:35:42 | 逗子風物
5月29日(月)

 先週の金曜日の26日の夜、逗子の花火大会がありました。

 花火大会といえば、真夏の夜の風物詩というイメージがありますが、逗子の花火は警備上の問題や市民重視の趣旨からでしょう、最近は時期をずらして行われます。

 打ち上げ花火は、
  我が家のベランダからよく見えます
  

 以前の家のベランダからも見えましたが、新築の家は、花火好きの妻君の希望もあり、より見やすいように南側に半間ほどずらして建てました。
 実は、反対の北側にずらせば、北の窓から富士山が見えそうだったので、たかが年に一回のためにとも思いましたが、カーポートが南になると、車の出入りが少しやっかいということもあって花火のほうに軍配が上がったのでした。
 そんなこともあって、逗子の花火の日はなんとしても楽しまなければなりません。

 大きな音が苦手なKAZU君は花火もあまり好きではないのですが、妻君が「せっかくだから」と誘っていました。この日は朝からたいそうな雨模様で心配しましたが、夕方には上がりそうな気配。そこで、学校帰りに間に合うよう、私が午後大宮まで往復してKAZU君を迎えて来ました。

 そのKAZU君もベランダへ。
  飲み物もそろって準備万端
  

 「はじまり、はじまりぃ!」
  

 時折の2~3分休憩も、焼鳥を食べながら
  花火を堪能
  
  
  

 耳を塞ぎがちのKAZU君でしたが、さすがにもう3年生、今回は打ち上げ花火の楽しさがわかってきたようで、「お母さんの仕事早く終わって間に合えばよかったのにね」と、仕事を終えて花火の後にやって来る母親のことを残念そうに気遣っていました。

 「そろそろ
  クライマックスかな」
  


   大輪がまぶたに残る夏の夜   弁人


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新緑の下、「日光見参」-その2

2017-05-20 23:58:45 | 旅行
5月19日(金)

 日光の世界遺産を巡礼した翌日、宿のある中禅寺湖畔はすっぽりと雲の中に包まれ、木々の枝から雨の滴が落ちて来る空模様でした。

 いろは坂を下りる前にどこか立ち寄るとすれば、華厳の滝ということになりますが、あいにく見通しがよろしくないのと、10年ほど前にも一度眺めたことがあったので、そのまま市内へ下りることにしました。

 実は、前日宿へ向かうバスに揺られている時に、「植物園前」という停留所を通過したので、ちょっと気になっていたこともありました。

 植物園前のバス停は、いろは坂を下ってまもなく、田母沢旧御用邸の一つ手前でした。

 正式名称は「東京大学大学院理学系研究科附属植物園日光分園」ということで、なんとも長々しい肩書ですが、要するに東大の付属施設で、小石川の植物園の分園ということなのです。

 それはともかく、小雨の散らつく中、入り口に向かうと、「ハンカチの木が見頃です」という案内がありました。
 「ハンカチの木」は大船のフラワーセンターにもあって、何回か眺めたことがありますが、向かって行くと、

 かなり遠くからでも白い花びらが目に入って来る
  大木でした
  

  これならよくわかります
  

 白いハンカチが垂れ下がっているように見えますが、これ、実は花びらではなく、つぼみを包んでいた「苞(ほう)葉」なんだそうで、大きくて風にゆらゆら揺れるので「幽霊の木」とも言われるそうです。
 そして、この木が「ミズキ」科の樹木だと知ると、このたぐいの木の花に少しばかり思いが広がります。

 実は、初夏になると、若葉の上を白い花が飾る樹木をよく見かけます。三浦半島などでよく見るのは、初め「ヤマボウシ」かなと思っていましたが、調べると「ミズキ」でした。
 不惑を越えたころから、毎年連休の頃にミズキの葉に白い花が乗りはじめると、「春が終わったな」と実感してきたのですが。
 ところが、関西のほうでは、この木を見て季節の移り変わりを感じることがありませんでした。ある時、明石公園の「緑の相談所」で質問したところ、「ヤマボウシ」でないとすれば「ハナミズキ」か「ハリエンジュ(ニセアカシア)」のことではないかというご返事。
 「ミズキ」の分布、図鑑では「ほぼ本州全域」とあるのにと、何回か、連休の前後に新幹線に乗った時に窓から観察してみましたが、やはり静岡駅から西のほうでは目に入ってきません。なぜ南関東でしか見られないのかと、大船の「フラワーセンター」でも聞いたことがあるのですが、明瞭な答えは得られませんでした。

 「ハンカチの木はミズキの仲間なんだ」と、そんなことを気にかけながら新緑の中を歩いていると、「もしかしたら、あれミズキじゃない?」と思うような白い花を見つけました。

 でも、名札には
 「ゴマギ」とありました
  


   葉の上に薫風招く白き花   弁人


 さて、この時期、園内のいたるところに咲いているのが
  朱色のツツジ
  
 「ツツジ」にもいろいろな種類がありますが、これは「ヤマツツジ」。紫の花もきれいですが、ここは日光の地、やはり若草色の中に映える鮮やかな朱色が似合います。

 植物園の傍らには、
  清流大谷(だいや)川
  

 これも初夏らしい白い花。
  「ヒメウツギ」
  

 白だけかと思ったら、
  「キバナウツギ」とかも
  


   卯の花の匂ふ小径や鳥の声   弁人


 昔の御用邸の一部も園地になっているようで、園内には大谷川に注ぐ田母沢川が流れていますが、

 その川を渡る
 「通御橋(かよいみはし)」
  

 さすがに日本を代表する大学の植物園、百花咲き乱れる時期ではないにしろ、ふだん目にすることのない花に出合います。

 大きな葉にちょこんと咲く白い花。
 「ハルナユキザサ」
  

 平地では見られない
 「サンショウバラ」
  

 日光市内は、いろは坂の下とはいえ標高はかなりありそう。山地にしか生息しない植物が多いのはまさに然りですが、

 平地でも見る「モクレン」は
  ちょうど開き始めたところ
  

 まだつぼみの多い「カキツバタ」が
  数輪咲いていました
  

 一輪ずつ、けなげにそっと咲く
 「コウホネ」
  

 これも清流に似合う
 「クリンソウ」
  

 輪王寺宝物殿のお庭の池の傍らにもきれいな「クリンソウ」が咲いていましたが、こちらのほうが少し野趣がまさっている感じがします。


   野の花もやや上向きに夏兆す   弁人


 初夏とはいえ、標高も高くどこからともなく漂ってくる冷気。どんよりとした雲の下の森閑とした大気の中を流れる清らかな水。
 そんな世界の片隅でひっそりと咲く花たちの可憐さに心を洗われながら植物園をあとにし、

 前日乗り損ねた新型特急
 「リバティ」で帰って来ました
  
  


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新緑の下、「日光見参」-その1

2017-05-19 22:31:46 | 旅行
5月19日(金)

 若葉色に染まった
  日光の森
  

 東照宮と輪王寺、そして二荒山神社。今や押しも押されぬ日本を代表する世界遺産です。
 小学校の修学旅行の時、陽明門の前で記念撮影をしたことや、いわゆる「三猿」や「眠猫」を眺めた記憶がありますが、大人になってからは、絢爛豪華できらびやかな派手さを嫌ったのか、いろは坂を上ったことは何回かあるものの、いつも通り過ぎていました。

 時間ができたら一度お参りに行きたいとも思っていましたが、仕事をやめて間もなく明石暮らしが始まり、その機会もないままでした。明石を引き上げた後もいろいろなことがあって、なかなか落ち着いた時間がやって来ませんでした。
 それに、日光は平成の大修理中という話があって、あまり関心が向かなかったのも事実。でも、この春、風の噂に「陽明門」の修理や「三猿」や「眠猫」の修復が終わったと聞き、先月の20日過ぎからは東武に新型の特急が登場という話もあって、それなら、暑くなる前に世界遺産の巡礼をしてみようかという気分になりました。

 ということで、16日の火曜日の朝、東武新型特急「リバティ」に乗るべく浅草駅へ向かいました。ところが、この日は春日部の先で人身事故がありダイヤが大混乱。しばらく待っていると、予約した特急は運休に。一時間近く遅れて、

 次の特急スペーシアに乗って
  浅草駅を出発
  
  

 それでも、なんとかお昼には世界遺産の入り口の
  「神橋」に
  

 二荒山神社別宮の脇の道を歩いて行くと、輪王寺の本堂「三仏堂(金堂)」の前に出ました。

 ここも
  平成の大修理中でしたが、
  

 「天空回廊」という展望見学通路ができていて、修理中でしか見ることのできない光景を目にすることができました。

 素屋根が完成した後の
  作業を眺め
  

 そう、姫路城の修理中にも「天空の白鷺」という見学施設ができて二回ほど出向きましたが、あの時はエレベーターがあったので苦労しませんでした。でも、今回はエレベーターがなく、ひたすら階段を上ることになり、この高さまで来るのは少々大変でした。
 とはいえ、

 振り向けば、これだって
  今だけの景色です
  


   風そよと若葉に埋まる神ほとけ   弁人


 下に下りて天空から見下ろした宝物殿に。
  お庭も歩きました
  

 東照宮の参道に出ると、
  馬が闊歩しています
  

 翌日に「流鏑馬」が行われるそうで、その予行練習のようです。本番の時の人混みを考えると、ここでしばらく眺めているのも一興かと思いましたが、時間が押しているので先を急ぐことに。

 一の鳥居をくぐると
  五重塔です
  

 心柱が振り子のように吊り下げられていて、スカイツリーと同じ構造なのだそうです。その心柱が浮いている下の部分を覗くことができました。

 十二支の彫刻も有名。正面の東は
  右から「虎・兎・龍」
  

 家康、秀忠、家光の初めの三代の将軍の干支が「寅、卯、辰」だったという言い伝えがあるそうで、その真偽はともかく、十二支の方角を考えれば、東は「寅・卯・辰」になるのは当然です。

 さて、いよいよ東照宮拝観です。表門をくぐると、左にお厩舎があって、その軒に猿たちの彫刻、そして、

 右前方、石段の上に
  光り輝く「陽明門」
  
  

 唐門の奥に拝殿と、
  ここも修理中の本殿
  

 拝殿で参拝した後、回廊の彫り物や「眠猫」などを眺め、本地堂で「鳴龍」を見学し、

 二荒山神社の
  参道に出ました
  

 二荒山神社をお参りしてから向かったのは、今回最後の巡礼地、三代将軍家光公の廟所の輪王寺「大猷院」。
 仁王門から二天門へかなり段差の高い石段を上ります。さらにそのきつい石段をどのくらい上ったでしょうか、足が棒になりヘトヘトになったところでたどり着くのが、四色の像がにらみを利かす夜叉門。


   石段の下で励ます四十雀   弁人


 夜叉門を抜けると、目の前に
  絢爛な建物が
  

 光り輝く金色にマッチした重厚な黒の配色。きらびやかではありますが、なんとも落ち着いた佇まいです。


   はつ夏の光指したる天の道   弁人


 建物は、拝殿、相の間、本殿と続く権現造りで、どう見てもお社の雰囲気。廟所(墓所)とはいえ、素人目にはお寺の建物とは思えません。
 でも、もともとお寺と神社が一体となって信仰を集めた所は全国の至るところにあり、日光も二社と一寺が一体となって成り立っているので不思議ではありません。「鳴龍」のある本地堂もお話はお坊さんでしたが、鳥居をくぐった先の陽明門の脇にあるのですから。

 なにはともあれ、日光二社一寺の巡礼をなんとか踏破しました。ゆっくり回れば半日はかかるだろうと思っていましたが、やはり予想とおりでした。
 朝の電車運休の余波を受けたこともあって急ぎ足で歩き回り、路線バスに揺られていろは坂を上ると、

 宿のある中禅寺湖畔は
  夕闇が近い時間になっていました
  


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大型連休は逗子のおうちで

2017-05-08 11:53:17 | KAZU君&KANA君と妹君
5月8日(月)

 ゴールデンウイークの後半に入った3日、大宮からKAZU君がやって来ました。

 一晩明けた4日は横須賀の
  交通公園で汗を掻きました
  
  

 連休中はやはり近場がいいようです。順番待ちも覚悟していましたが、春休みの平日に来た時と同じように混雑もまったくなく、好きなだけ自転車に乗ることができました。

 今年の連休はお天気に恵まれ、5日のこどもの日も朝から青空が広がっていました。

 「散歩に行こうか」と米軍住宅前の
  スポーツ広場へ
  

 そのまま奥へ向かい、
  池子自然公園へ
  

 この日は「立夏」で、文字どおり初夏の日射し。夏の到来を感じながら新緑の香りを全身で味わってきました。

 さて、家に帰って来ると、東京からKANA君一家が到着していました。

 即製の兜をかぶってご機嫌の
  CHUMUちゃん
  

 実は、KANA君のパパ、5月5日が誕生日なのです。ということで、

  ケーキがテーブルの上に
  

 でも、CHUMUちゃんは
  こっちがおいしい
  

 KAZU君がお母さんと大宮に帰った後も、引き続きお天気に恵まれ、KANA君一家、海で遊んだりお散歩に出かけたりして逗子の休日を楽しみ、

 東京へ帰る前に
  パスタのレストランでお食事
  
  


   孫たちの笑顔弾けて夏は来ぬ   弁人


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逗子の散歩道「晩春の神武寺」

2017-05-03 13:07:52 | 逗子風物
5月3日(休)

 東逗子の山の中にある「醫王山神武寺」。
 釈迦如来と十一面観音も本尊として客殿に祀られていますが、その奥にある薬師堂が本堂とされていて薬師三尊像が鎮座、俗に「お薬師様の神武寺」として信仰を集めています。

 薬師堂の脇からさらに登って鷹取山へ行くハイキングコースがあって、もう60年くらい前、私は東京の下町の小学生でしたが、たしか5、6年生だったでしょうか、遠足で京急の神武寺駅から登って鷹取山へ抜けるコースを歩いた思い出があります。帰りは追浜駅へ下り、「追浜」を「おいはま」でなく「おっぱま」と読むんだと驚いた記憶もあります。
 そのころは、大人になってこの近辺で暮らすなんてことは想像だにしませんでしたが。

 逗子に居を構えて、たぶんKAZU君のお母さんが小学生で、KANA君のパパはまだ4~5才くらいだったと思います。3人で神武寺に登り湘南鷹取の住宅街からバスで追浜駅に下りたことがあります。

 今回はそれ以来なのですが、東逗子駅脇の踏み切りを渡って、

 久しぶりに
  神武寺の参道を歩きました
  

 歩いたのは上り坂と階段が続く表参道。昔の旧表参道はもっと東の横須賀線の線路脇から北へ登る道で、今は車で上れる舗装道路になっています。舗装されているぶん歩きやすいかと思ってしまいますが、かなり急坂でけっこうきつそうです。そしてもう一本、神武寺駅から逗子中学の脇を通って登ってくる道があって、これを裏参道と言っています。

 さて、参道入口から10分くらい、裏参道と合流したすぐ向こうに、

  最初の門が現れます
  

 一見、簡素な門に見えますが、左甚五郎の作という伝えのある惣門です。
 門の右に紫の幟が立っていて、「三浦薬師如来大開帳」とあります。
 実は、今、三浦半島に二十一ヶ所ある薬師如来霊場で三十三年ぶりのご開帳が行われているのです。今年は十二年に一度の不動尊霊場のご開帳と重なり、「三浦半島二大霊場大開帳」として、地元では、いろいろな所で案内を目にします。
 この二大霊場が同時にお開帳を迎えるのは百三十二年に一度ということです。まあ、ふだんはなかなか入りにくいお寺もお参りできる機会とはいえ、札所は全部で四十四ヶ寺、御朱印帳を用意して回ろうとまでは思いませんが、とりあえず、我が家にいちばん近い神武寺のお薬師様にはお参りしておこうかと、今回の散策ということになったのでした。

 惣門をくぐると
  左に細い道がありました
  
 この切り通しを抜けると、釈迦如来と十一面観音を祀る客殿があります。

 再び参道に戻ると、
  階段の上に鐘楼が見えます
  

 鐘楼の前の岩窟に佇む
  石像の観音様と六地蔵
  

 階段の上の楼門をくぐると
  本堂の薬師堂があります
  

 薬師如来像と結ばれた
  紅白の紐を伝って行きます
  

  趣のある苔むした境内
  

  「かながわ名木百選」の大木
  
 樹齢400年の「なんじゃもんじゃ(ホルトノキ)」とか

 薬師堂の脇を彩る
  シャガの花
  

 花を眺めながら見晴らしのよさそうなほうへ行くと、

 先ほど、切り通しを抜けてお参りした
  客殿が見下ろせました
  


   行く春をお薬師さまも惜しみけり   弁人


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