チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

今度は何時会えるかな 「グッバイ!KAZU君」

2016-01-05 10:37:28 | KAZU君
1月5日(火)

 KAZU君、一昨日の三日に、約二週間の日本滞在を終えて成田空港からアムステルダムへ飛び立って行きました。

 年末の一週間、逗子のおじいちゃんおあばあちゃんと一緒に過ごした後、明石・熊本を経て元日の夕方にまた戻って来ましたが、お正月のひとときは本当にあっという間でした。

 2日は藤沢から
  ロマンスカーに乗って新宿へ
  

 行き先は中野。逗子のおばあちゃんの
  実家の新年会です
  

 今年96才になる、元気いっぱいのひいおばあちゃんにオランダのお話をして、「お兄ちゃんになったね」とほめられました。

 そして、三日の朝はまだ暗いうちに逗子の家を出て、大船7時過ぎの成田エクスプレスで成田空港へ向かいました。

  さすがに眠いけど
     

  「もうすぐ空港に着くよね」
   
    

 「おじいちゃん、元気でね。
  また遊ぼうね」
  

 ガラス越しの搭乗口から出国ロビーへ
  下りて行きました
  

 「あーあ、また行っちゃったか・・・・」
 今度は何時会えるのでしょうか。一歩ずつ夢のある未来へ向かって行く若い命、それに反して一歩ずつ年老いて行く我が身。まだまだ頑張らねばと思いつつも、なんとも複雑な気分のお別れです。

 ところで、今年は1月3日が日曜日。この日か帰国ラッシュで到着ロビーはさぞかし混雑と思いきや、搭乗ロビーもけっこうな人の波。そうなんです、外国へ帰る人もこの日がピークなのでした。

 でも、それだけではありませんでした。KAZU君の乗るKLMオランダ航空機に、どうも二人のスポーツ選手が乗り合わせるようなのです。
 一人は、大晦日に日本での戦いを終えたオランダの総合格闘技のピーター・アーツ?とか。私は知りませんでしたが。
 そして、もう一人、サッカーJ1のFC東京の太田宏介選手です。今回オランダのフィテッセに移籍するそうで、見送りのサポーターが押しかけて大混雑でした。

 そんなわけで、離陸の様子を見に行った展望デッキも人がいっぱい。もしかしたら、そのことも影響したのか、KAZU君を乗せたKLMの機体は予定時刻を過ぎてもなかなか滑走路に出て来ませんでした。

 なにしろ、8月21日には機体トラブルで一度引き返してしまったという苦い思いをしましたから、またトラブルかとあまり気分のいいものではありませんでしたが、

 やっと動き出した青い
  KLMの飛行機
  

 今回も
  重そうな機体でしたが、
  

 北北西の空へ
  消えて行きました
  

 お正月明けといえば、去年までは東京駅で見送っても数日後には会えたのですが、今回はさすがに寂しい。


   覚束なき別離のうちの年始め   弁人


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2016年を迎えて

2016-01-01 03:00:00 | 身辺雑記
  謹賀新年
         


 8年ぶり。正月明けに明石へ戻る予定のない、逗子の我が家に腰を据えた元旦がやって来ました。

 明石海峡の
  初日の出を思い出します
  

 今日の午後、熊本から戻って来るKAZU君とはあと二晩。三日のフライトで再びオランダへ飛び立って行きます。
 
 2016年のスタートはそれからということでしょうが、はたして、どんな時間が待っているのでしょうか。安穏な一年であってほしいと願わずにはいられません。

         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 さてさて、外に目を向けると、世の中、わがままと身勝手が交錯したような、如何ともし難い現状が私たちの不安をかきたてています。
 大国の軍事力に対抗するかのように勃発するテロ。そこから生まれる報復の連鎖。

 万物の霊長ともいわれる人間は、やはり、この程度のものだったのでしょうか、テロを起こすほうも、それを叩きのめそうとするほうも、理性的なもののかけらすら見えません。
 そんな子どもじみた抗争の中で、もともと大人だった人間も、気がつかないうちに他者に対する寛容さを失って行く現実。

 「あなたがたは何を考えているのか」と問いかけることのできる大人の国家がどこかにあってほしい。

 あーあ、他者に対する寛容さにあふれ、「私は手を上げないから」という安心感があり、外交力で勝負できる存在。そんな国家があるとすれば、「集団的自衛権」など認めない日本がいちばん近かったのに、日本の為政者も、やはり大国の指導者と「同じ穴の狢」なのでしょうか。

 ~ご近所の若造が身勝手な振る舞いをする。隣りの悪ガキが悪あがきをする~

 やはり、げんこつを振り上げるしかないのでしょうか。「そんなことでは信用を失い、自滅だよ」と諭してあげるほうが大人だと思うのですが。

 新年早々、こんなことを思っているんですから、まともな「初夢」は見られそうにありませんが、二人の孫を含め、これからの人間社会を担って行く若者たちに申し訳なくて、つい、つぶやいてしまいました。

 皆さま、どうぞよいお年を。


   潜望鏡に荒波のみのお正月   弁人


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