チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

梅雨明け前の熱戦。高校野球神奈川大会

2019-07-22 15:03:54 | スポーツ観戦等
7月22日(月)

 神奈川の高校野球、今日はもうベスト8が出揃う5回戦。
 ということは、今日の夕方には181チーム中173チームが敗退ということになります。

 空を見上げると、今日も朝から小雨模様。そのぶん、熱中症の心配が少なく、選手も観客も試合に集中できるのかもしれませんが、「梅雨明けの夏休みまでは生き残っていたい」とがんばってきた球児も多いはずで、彼らにとって、この長梅雨はちょっとかわいそうでした。

 それはさておき、今年の観戦記。

 「このゲームは観たいな」とトーナメント表に印をすると、その印が同じ日の違う球場になっていたりします。結果、「よーし、こっちだ」と出向いた球場の試合が中止になって、もう一方のゲームを見逃すことになったりします。

 雨にたたられず、やっと試合が観られることになったのは、17日の梅雨の中休みの日でした。

 向かったのは大和引地台球場。球場の公園には、曇り空の下、梅雨明けを待ちきれなかったのか、夏の花ヤマユリが
  大輪を広げていました
  

 この日のお目当ては星槎国際高校。歴史の浅い新興のチームですが、桐蔭学園の名将を迎えて、ここ数年一気に強豪の一角に割り込んできた実力校です。
 実は、知り合いのお子さんがレギュラーに入っていると聞いて、ぜひ見ておきたいと思っていました。この日の相手は、三浦半島では一・二番手の第三シード校の湘南学院。

 結果的に、この日観に来てよかった。さすがシード校のエース。強豪の星槎国際も打ちあぐね、
  完封負け
  

 先発メンバー7人が左バッターの星槎国際でしたが、湘南学院の上背180㎝の左腕、古謝投手の球を最後までとらえられませんでした。

 翌18日は、かつての横浜ドリームランドの跡地にある横浜薬科大グランドへ。
 この日も雨の気配なく、久しぶりにお日様も顔を出す中での試合は、藤沢清流高校と横浜清陵高校の県立校同士の対戦。
 藤沢清流は、去年のタイブレークの熱戦をブログに載せたチームですが、今年もかなりの好チーム。スライダーとストレートのコンビネーションで打者を翻弄するエース渋谷君と140キロ超えのストレートを持つ小田嶋君の二枚看板投手を擁し、春の県大会でベスト8入り。その過程で、昨年、北神奈川代表として甲子園へ出場した慶応高校に完封勝ちの試合もあり、堂々の第二シード校です。
 一方の横浜清陵も、昨年、南神奈川でベスト16。秋・春とも私学の壁に阻まれたものの、公立校相手に星を落とすことの少ない好チーム。

 さてさて、どんな試合になるやら。応援するのは藤沢清流なのですが。

 大熱戦。8-7で
  藤沢清流逃げ切り
  

 5点先行して、これは早く終わるかなと思ったのが大間違い。中盤、清陵打線が渋谷君の球に合ってきた感もありましたが、エース温存ということでしょうか、5回から二年生投手を二人つぎ込んだのが裏目に。やはり勝負事は油断大敵。抑えの小田嶋君をマウンドに上げてもピンチの連続でした。最終的には相手のミスから決勝点が入りましたが、野球は流れを失いかけるとほんとうに危ない。
 昨今、投手の負担軽減が話題になっていますが、やはり勝ちパターンというものがあって、私学でも失敗することがあるのですから、選手層がそんなに厚くない公立校が色気を出して冒険するのは危険なのです。

 次は、二日置いた21日の古豪横浜商業戦。どちらかというと、最近鳴かず飛ばずの横浜商業ですが、「今年のY校は戦力充実、けっこう強い」という話も。
 とはいえ、藤沢清流は第二シードで、春のベスト8なのですから、あと二回は勝ってもらわないと。

 ということで、日曜日の大和引地台球場へ。試合開始前に駐車場は満杯。電車で来てよかった。観客席もいっぱいで、まだ4回戦なのに、試合開始直後から外野席が開放されました。

 試合はシーソーゲームに。
  小田嶋君への継投が難しい
  

 「あーあ、負けちゃった」
  4-5の惜敗
  

 5回表の1点はソロホームランだったので、6回初めからの継投に問題はなかったのですが、8回表のスクイズでの得点が決勝点になってしまいました。
 その裏、1アウト1・3塁になった時は、少なくとも同点と思ったのですが、チャンスをつぶしてしまい万事休すの感、最終回は三者三振でした。後攻なんですから、最後、もうひと踏ん張り粘ってほしかったんですがね。


   敗れ去る球児に無情梅雨の空   弁人


 なんとなく気が抜けちゃったのですが、第二試合にも県立の好チームが登場するので観戦することにしました。
 その学校は「ケンソウ」こと県立相模原高校。いつもけっこう良い成績を残すんです。去年も北神奈川でベスト8だったし、今年も、この記事の最初の、星槎国際に完勝した湘南学院に三回戦でコールド勝ちしているんです。投手起用のアヤもあったのかもしれませんが、今回の相手の日大高校も私学の実力校ですから、もし勝ったりしたら本物です。

 という思いの中、試合が始まると、「強い!県相」。
  一方的な展開に
  

 このままコールドゲームになるのかどうか、それはともかく、試合開始からここまですでに1時間半。まあ、第一試合も少々時間がかかったので仕方ないのですが、もうすぐ16時ということで4回までで帰路に就きました。しかし、どうもこの後、乱戦になったようで、17時半に終わったという試合のスコアは12-9とか。
 ところで、私が球場をあとにした後の6回表、県相のレギュラー中ただ一人の二年生の温品(ぬくしな)君がホームランを打ったそうですが、彼、小柄な内野手なのに、なんと今大会4本目なんです。大会記録が5本なのであと1本。5回戦ともなると、投手のレベルも相応ですが、梅雨が明けての連戦ともなれば好投手といえどもなかなか苦しい。今日の横浜商業戦、もし勝ち抜ければ期待できるかもしれません。

 さて、常々、甲子園でも勝ち上がれるチームに甲子園へ行ってもらいたいと思っているのですが、この春のセンバツに出場した横浜高校と桐蔭学園、ともに初戦敗退でした。桐蔭学園は秋の関東大会で優勝していたのにですよ。
 東海大相模は春の関東大会の覇者です。そうは言ったって、勝負事は、多少強くても結果はどうなるかわからないということなら、甲子園に行くのは、横浜や東海や桐光じゃなくてもいいのかもと思ったりもします。
 ということで、公立校に期待したりするのですが、県相はちょっと試合時間が長すぎるかもしれません。インニングごとのインターバル、投球の間合い等々、甲子園はおそろしくスピーディーで、今のレベルでは、聖地へ行ったとしても、自分たちの野球はできないままで終わりそうです。
 取り越し苦労かもしれませんがね。


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「梅雨」はまだまだ続く? もう一度房総へ

2019-07-03 13:36:41 | お出かけ・散策
7月3日(水)

 昨年は6月中に梅雨が明けてしまい、少々暑さに辟易しましたが、今年は7月に入っても梅雨らしい雨模様の天気が続き、それはそれで、季節感があってよろしいのかもしれません。
 そんな中、九州や四国の南部に降り続いている大雨は心配ではありますが。

 ところで、前々回の記事に「房総の紫陽花」を載せましたが、その中で、「白いカシワバアジサイ、2~3週間後には赤くなるらしいので、もう一回来てみようかな」と記しました。
 ちょっと気になっていたところ、昨日は、なんとか雨のしのげそうな気配だったので、

 再度、茂原の服部農園の
  あじさい園へ
  

 まだ、みずみずしく咲き誇っている花も
  ありましたが、
  

 紫陽花も、ほぼ終わりの時期が近づいているようで、全体的には、
  色褪せた感じになっていました
  

 そして、今回のお目当てのカシワバアジサイ二種。さて、どうなっているかというと、

 こんもりとしたほうは、たしかに色づいてはいるものの、期待していたほど
  赤くはなっていませんでした
  

 ふつうのカシワバアジサイのほうが「なるほど」という感じに
  なっていました
  


   七月の香り仄かに花農家   弁人


 紫陽花の色が変化するということは知っていましたが、同じ花を何度も見ることがなかったこともあって、「カシワバアジサイは白」と、ずっと思い込んでいました。
 ~実は、2015年の6月末の「加古川の平荘湖の湖畔の紫陽花」の記事に、赤味がかったカシワバアジサイを見て、「初めて目にした」と記してありますが、要するに、色が変化しただけだったようです。~

 そんな、花の様子や色の変化を前に、梅雨空とはいえ、紫陽花の季節もそろそろ終わるんだなと感じながら時計に目をやると、時間はまだ午前中ということで、少しドライブでもと、房総半島を南に向かってみました。
 亀山湖畔でお昼を食べて、ほんのちょっと車を走らせると、

 近頃有名になった、
  こんな名所があります。
  

 ここは、鴨川と君津の境の山から、北へ流れて亀山湖にそそぐ笹川という小さな川です。上の看板のある駐車場から二~三分歩くと、

 眼下に
  「濃溝の滝」と称する渓流
  

 川は逆U字形にくねって来ていて、滝の反対側の上流に、穴の向こうの東側から朝陽が差し込んで来ると光の影がハート形に見えるという、
  件の、「亀岩の洞窟」
  

 要するに「インスタ映え」というやつですか。とはいえ、神秘的なハート形が現れるのは、春と秋の朝くらいとか。
 今は梅雨時で、上から見ると、穴は鬱蒼とした木々の緑に埋もれ気味で、単なる清流。下から覗けば穴の向こうもよく見えるかもしれませんが、この時期は足元の状態が悪く、水辺には下りられそうにありません。

 この場所、標高はさほどではないものの、源流に近い森の中ということで、少しひんやり。洞窟から駐車場へは、この時期、暗くなるとホタルが乱舞するという遊歩道を歩きますが、

 その木道の脇に咲く
  ガクアジサイが見事でした
  


   湿り気も良い塩梅の蛍道   弁人


 時折小雨のぱらつく曇り空でしたが、この後、鴨川の海辺に出てしばらく海岸線を走り、そして、これも近頃話題になっている館山の「佐藤バナナ店」に立ち寄って、今度は北上。

 雲に隠れる鋸山をバックに、久しぶり。浜金谷から
  フェリーに乗りました
  

 行き交う船を
  眺めながら
  

  久里浜港へ
  


   航路睨む眼に水無月の重き雲   弁人


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