チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

懐かしい「かっぱ橋商店街」を歩いてみる

2024-03-05 22:17:42 | お出かけ・散策
3月5日(火)

 今週は雨模様の天気が続くようですが、昨日の月曜日は春らしい日射しに恵まれまして、ちょうど、近々上野にある台東区役所へ行きたいと思っていたこともあって、スギ花粉の飛散を恐れながらも出かけることにしました。
 上野で用件を済ませましたが、台東区役所は駅の浅草寄りにあるので、そのまま東へ歩いて「かっぱ橋商店街」へ行ってみました。

 菊屋橋交差点。今や象徴的な
  大手食器問屋のビル
  
    

 この交差点、地下鉄銀座線の「稲荷町駅」と「田原町駅」の中間にあって、今は「菊屋橋」と言ってもピンときませんが、昔は東西南北に走る都電が交差していて、特に南北に走る「31系統(三ノ輪橋~東京駅の都庁前)」の電車は、私が中学時代に通学に乗っていましたので、なんとも懐かしい交差点なのです。
 もっとも、その頃はこんな立派なビルではありませんでしたが。

 ということで、昔は都電通りだった
  商店街へ
  
  

 かつて、叔父が実家近くで飲食店を営んでおりまして、その叔父が自転車にどんぶりの食器を積んでいるのを電車の中から目にしたことがありました。「あれはどこのお店だったのだろう」と懐かしく思ってみても、まったく見当がつきません。
 時代は変わりました。調理器具を調達に来ている飲食店の方もどこかにいるのかもしれませんが、今は、歩いている人の多くが外国人観光客で、中国語やら英語やらの会話がしきりに耳に入ってきます。

 外国人に人気なのが、
  おなじみの「食品サンプル」
  

 塗り物のお店も
  なかなかの人気
  

 「かっぱ橋」、江戸時代に治水事業が難航している時に「河童」が助けてくれたというのが地名の由来とかですが、たしか、都電の停留所は「合羽橋」でした。
 でも、「商店街」のアタマはひらがなになっていて、まあ、そのほうがしっくりするのかもしれません。

 その河童様が商店街の一画に祀られていて、
  称して「かっぱ河太郎」
  

 そして、私が入ったのは、一見目立たない
  ふつうの料理道具店
  
  

 狭いスペースに多種多様なものが所せましと並んでいますが、このお店の便利グッズがよくテレビで紹介されたりして、けっこう有名なお店なのです。

 ありました。テレビで見て気になっていた
  「ほんとうにすべらない箸」
  

 「なんでも落とさずに摘まめる」というのがうたい文句ですが、「すべらない」ということから受験生のお守りとしても人気があるようで、「なぁーんだ、KAZU君の高校受験終わっちゃったなぁ」と悔やみつつ、とりあえず使い勝手を試してからと、今回は自分と妻君のぶんだけにしまして、すぐ横に陳列してあった使いやすそうなピラーも手にしてレジへ。

 さて、この「飯田」というお店、商店街のほぼ中央にあるのですが、この合羽橋の真ん中辺りは、帰ろうとすると、なかなか中途半端な所にあるのです。
 昔、都電が走っていたのだから路線バスでもありそうなのに、どうも、地域巡回型の「めぐりんバス」のバス停しか目に入ってきません。
 「歩いて上野に戻るか、地下鉄の田原町駅へ行くか、商店街の北まで行って日比谷線の入谷駅へ行くか、それだったら鶯谷駅はすぐ先だし」とか迷いながら、しばし佇んでいましたが、一番近い駅はつくばエクスプレスの浅草駅だと判明。「それじゃあ、秋葉原駅に出ようか」と、

 スカイツリーを眺めながら
  東西に走る道を東に
  

 歩いてみれば数分。逗子駅と我が家の距離の半分もありません。「さすが、東京」と言っておきましょう。


   マスク越し春日の中のスカイツリー  弁人


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「東海道てくてく散歩」② 大門~品川

2024-02-04 15:20:55 | お出かけ・散策
2月4日(日)

 数日前の「熱海散歩」の帰途、踊り子号の車内でウトウトしている間に眼鏡を床に落としたらしく、大船駅でそのままホームに降りてしまいました。
 「仕方ない」とあきらめの気分にもなりましたが、安物といっても新調すれば2~3万は覚悟ですから、一応、JRに問い合わせをしたところ、翌日に「東京駅の遺失物取扱所にある」との通知があり、土曜日の昨日、受け取りに行きました。

 せっかく東京に出てとんぼ返りとはいきません。
「土曜日に国会図書館は開いているかな」「上野の博物館は混んでいるかな」とか考えていたのですが、「そういえば、東海道を歩いてみるかと、11月に日本橋から芝の大門まで歩いた(11月9日の記事)後、その先に行ってないな」と思って、

 浜松町から
  芝の「大門」の交差点に
  

 昔の東海道といっても、ここから品川宿までは国道15号(第一京浜)の大通りを歩くことになります。

 数百メートル歩くと、浜崎橋と芝公園の間の首都高都心環状線が覆いかぶさる「金杉橋」に。

 下の川には
  屋形船が係留
  

 「芝四丁目」の交差点で
  斜め右、南西方向へ
  

 そして、正月2日の朝、箱根駅伝のランナーが走って来る日比谷通りが右から合流する
  「三田」の交差点
  

 桜田通りと交差する「札の辻」は歩道橋工事中で真っ直ぐ進めず、JRの線路のほうへ迂回し、
  陸橋の下を潜ることに
    

 地下鉄泉岳寺駅すぐ手前の辺りに、江戸の町の南の入り口だった
  「高輪の大木戸」
  

 その昔、ここから先の街道の左(東)側は海岸線だったようで、品川駅の手前には「高輪海岸の石垣石」の史跡があります。


   広重の海や何処へ冬日向  弁人


 右に曹洞宗の「泉岳寺」の山門。
  覗いてみましょう
  

 山門の先にお土産物屋が並び、
  まさに赤穂義士一色
  

 本堂の手前左手に、線香の煙立ち上る
  赤穂義士の墓所
  

 メインは主君の
  浅野内匠頭の墓
  

 そして、これも別格
  大石内蔵助の墓
  

 泉岳寺から京急線で帰るのも一案ですが、「今日は品川まで」という腹づもりで歩き始めたので、さらに南下すると、

 右に「高輪神社」
  「節分」の日でした
  

 お水舎の脇に咲く花、
  「ミツマタ」でしょう
  

 品川駅に着きました
  今日はここまでにします
  


   節分のお江戸を後にてくてくと  弁人



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ぽかぽか陽気に誘われて、「熱海で春を先取り」

2024-02-01 14:07:51 | お出かけ・散策
2月1日(木)

 「熱海の町で早咲きの桜が満開」と聞き、それではと、まだ立春前の1月の最後の日に大船から「踊り子」号に乗って、

 ほんの少し雲をまとった
  富士を眺めながら
  

 熱海駅に着くと、ちょうど「梅園」行きのバスが待っていて、「やっぱり、この時期、まずは梅の花かな」と、

  来宮の梅園に
  

  すっかり春もよう
  
  

  蝋梅もまだ残っていました
  

  まさに「春来たり」
  


   山あいに梅の香満ちて深呼吸  弁人


 梅の香と彩りを楽しんで、「次は桜」と市街地に下りました。
 ちょうどお昼時。お花見前に海鮮丼に舌つづみを打って、やおら市役所の近く、目的の糸川沿いに。

  見事に満開です
  
  

 沖縄に咲くカンヒザクラとヤマザクラの交配種の早咲き桜で、カワヅザクラより一か月近く早く咲くそうです。

 カワヅザクラ同様、早咲きの桜は
  色が濃くてあでやか
  
  

 桜並木は
  河口まで続いています
  

 駅へ向かう前に、熱海の海を眺めましたが、
  とても冬の海とは思えません
  


   温き冬 夏の暑さを思い遣り  弁人


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暖冬傾向の中、春の気配漂う蒲田近辺を散歩

2024-01-30 15:01:02 | お出かけ・散策
1月30日(火)

 「寒の内」ということで、先週後半に一度寒波がやって来ましたが、全体的にこの冬は暖冬傾向で、逗子の散歩道の梅の花もけっこう咲き始めています。

 ところで、京急蒲田駅の隣に「梅屋敷」という駅があります。名前に惹かれて駅名の由来を調べると、すぐ近くに由緒ある小さな梅園があるとのこと。「まだ早いかな」と思いつつ、昨日、電車に乗ってみました。

 特急で蒲田まで行くつもりでしたが、あまりにも天気が良く空気も澄んでいて、上大岡手前で車窓に富士山も見えました。
 「それじゃあ」と、川崎で各停に乗り換えて六郷土手で降りてみました。

 箱根駅伝1区の勝負所の「六郷橋」。東京側からだと富士山がきれいだろうと期待しましたが、

  京急とJRの鉄橋の中
  

 土手に下りるとすぐ下に小さなお社があり、梅の花がほころんでいる。下りて行くと、

  「北野天神-止め天神」と
  

 きっと、災厄・悪事を止めてくれるのでしょう。

  紅梅が二~三分咲き
  


   冬空や富士を背にして春探し  弁人


 東海道を品川方面へ歩いて行くと、日蓮宗のお寺が見えました。
  観乗寺の白梅
  

 すぐ先に、応神天皇を祭神とする八幡様の
  六郷神社
  
  

 雑色駅から一駅電車に乗って、目的の京急蒲田に来ましたが、周辺の地図を見ると、ここにも「北野神社」なるお社があるようです。

 呑川(のみがわ)沿いに
  鳥居がありました
  

  すっかり春の気配
  
  

  鳥居の前の天神橋を渡って
  

 国道15号の第一京浜に出て数分。
  梅屋敷公園です
  

 京急線の高架と国道に挟まれたこぢんまりとした梅園ですが、
  花はちゃんと咲いていました
  
  

 もう少し歩いてみようかと、再度電車で一駅、大森町駅からてくてく歩いて、
  「ふるさとの浜辺公園」
  

 ここも梅の花があるという情報でしたが、咲いているのは
  一~二本でした
  

 建物のほうへ向かっていくと、東京湾名産の海苔の博物館。
  「海苔のふるさと館」
  
  

 少しばかり見学して、平和島駅から帰途につきました。


   春近し江戸前の海きらきらと  弁人


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寒のうち、富士二景

2024-01-19 16:24:23 | お出かけ・散策
1月19日(金)

 数日前の日曜日、たまには上りを歩かなければと、いつもはバスで上って歩いて下りて来る坂道を上り、上りきるまであと少しの所で振り返ると、

  富士が輝いていました
  

 暦の「小寒」が6日でしたが、寒に入ってから好天気の日が多く、海岸に出なくても富士を目にすることが何回もあり、寒さと悪天候と戦っている能登の人たちがテレビに映し出されると、気候平穏な所にいる自分が申し訳ない気分にもなります。

 そして、一昨日の17日、ちょっとした買い物があって、上大岡の京急デパートへ。目的の売り場のフロアでエレベーターを降りると、

  ガラス越しに富士が
  

 フロア案内図を見た後、脇の館内案内に目を遣ると、屋上に広場があって、どうもエレベーターで行けそう。もう数階分上のほうから、それも外から眺められるかもと、買い物は後にして次のエレベーターに乗ってみました。

  屋上からの富士
  



   富士眺むビルの屋上冬うらら 弁人


 この季節、太平洋側が晴れ渡って日本海側が大雪に見舞われるというのは通例ですが、この冬は、どちらの地域も今のところ比較的穏やかな天候のようで、富士山の雪も少なく、まだ「これぞ富士!」という感じではありません。

 さてさて、被災地の方のご苦労を思うと、もっと穏やかな天気にと願いますが、そうはいっても、まだ寒波襲来による大雪というニュースまでには至っていませんし、太平洋側の関東南部も、クリスマス前に一~二日冷え込んだ日があったものの、最低気温が氷点下になった日はまだ数えるほどで、こちらのほうも少々心配だったのですが。

 明日20日は「大寒」です。天気予報では、現在南岸低気圧が東進中で、この土日は全国的に雨雪模様とか。そして、低気圧が東に抜けた後、強い寒気が居座るという予報もありますので、来週以降は、もっと真っ白な冬らしい富士の姿が見られるかもしれません。


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「立冬」とは思えない日、銀座界隈を歩く

2023-11-09 17:47:35 | お出かけ・散策
11月9日(木)

 「やっと秋が来たな」と思っていましたが、11月に入っても「夏日」連続の日本列島。「こんな地球に誰がした」と嘆いてみても始まりませんか。

 そう、昨日の8日は「立冬」の日だったのです。外に出るにはジャンパーなんぞを着込んでという時期なのに、カッターシャツにベストという軽装で東京行きの電車に乗りました。

 実は、ちょっと手に入れたい本があって、八重洲ブックセンターへ行こうかなと思って家を出たのですが、「そういえば、ブックセンター、再開発かなんかで閉店したとか耳にしたなあ」と思ってみても後の祭り。せっかく東京へ行こうと出かけたのだからと、

  日本橋の「丸善」へ
  

 首都東京、町並みは日々変化し続けていて、東京下町で生まれ育った自分も全くの「お上りさん」気分に浸れます。

 「なんともお洒落なお店」と、前に行くと、
  なんと「はいばら」
  

 20年近く前、総合学習の教材に和紙が必要になって、品定めに来ましたが、その頃はまだ表通りから少し入ったところだったのに。


   天高し二十四節気が詩語と成り  弁人


 さて、天気も良いので、「新橋辺りまで、銀ブラでもしてみようか」と思って辺りを眺めると、すぐ先に高速道路に覆われた「お江戸日本橋」が見えています。
 高速道路を地下化する工事が始まるとも聞いていたので、昭和・平成時代のみじめな姿もそろそろ見納めかもしれません。

 後世の人たちは、きっと呆れるでしょう、
 「こんな時代もあったのか」と
  

 日本の全ての街道、
  「ここに始まる」と
  
  

 コロナ騒動の前、「せめて箱根の手前くらいまで、東海道を歩いてみようか」と思ったことがあったのですが、忘れていました。「現代の東海道、富士山の見えるところがどのくらいあるのか、実際に歩いて確かめたい」とか思っていたのですがね。

 雲ひとつない秋晴れ?、「とりあえず、今日、街道歩きの一歩目を踏み出しておこうか」と、ふと思い立って中央通りを京橋方面へ歩き出しました。

 銀座4丁目。服部時計店の例の時計。
  「えっ、ミッキーマウス」
  

 どうも、ディズニー100周年とコラボした期間限定仕様らしく、スマホカメラを向ける人がたくさんいるので、つい私も振り返ったわけですが、納得です。

 というより、ミッキーの指す時間、12時40分。お昼ご飯ですよ。実は、以前テレビで見たのですが、「今度銀座に行った時には」と思っていたお蕎麦屋さんがありまして、みゆき通りを右に入って西銀座方面へ。

 泰明小学校のそばの「泰明庵」。
  今回は「天ざる」を
  

 再び、銀座通りに戻って、てくてく。

 8丁目を過ぎて高速をくぐったすぐ先に、
  「銀座の柳」の歌碑
  

 歌ったのは四谷文子とか。たぶん、戦前の歌なんでしょう。私にはなじみがありません。藤山一郎の「東京ラプソディー」なら知っていますが。

 さて、昔の東海道。今の道でいうと、新橋で中央通りから第一京浜(国道15号)に入ります。

 頭上に「ゆりかもめ」の新橋駅。
  真下をくぐります
  

 最初の宿場は「品川宿」ですから、その辺まで歩かないといけないのかもしれませんが、お昼のビールが効いたのか、ちょっとかったるくなってきました。

 ということで、今日はここまで。
  浜松町近くの「大門」
    

 今日は4㎞くらいでしたが、日本橋から
  京都までは
  

 「五〇三粁」とありますから、とりあえず「500㎞」を切りました。まあ、京都までは行きませんがね、「ういらう」の小田原までくらいを目標にしましょうか。


   何気なく踏み出す一歩 秋うらら  弁人



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相模路にて、「紫陽花」& 格別の「うな重」

2023-06-18 21:30:21 | お出かけ・散策
6月18日(日)

 梅雨空が一段落したかのような感じになった16日の金曜日、大船から東海道線に乗ると、にわかに空が暗くなって雨模様に。
 でも、小田原から小田急線に乗り換え、開成駅に着くころには雨も上がってくれました。

 開成駅からシャトルバスに乗って、
  今年も「あじさいの里」に
  

 昨年は「あじさいまつり」の終わった後に来ましたが、
  今年は、おまつり期間中
  

 会場には、名産品の販売もある
  お休み所も
  

 昼前に降ったにわか雨のおかげ?
  小川の水に勢いが
  

 ホンアジサイ、ガクアジサイとも色とりどりですが、白い花となると、この花の里ではカシワバアジサイはほとんど見かけず、そのかわりと言わんばかりに、

  アナベルが至る所に
  


   田の里や耳にせせらぎ目に四葩  弁人


 ところで、私と妻君にとって、今年の6月16日というのはちょっぴり特別な日でもあったのです。
 今から50年前の、1973年6月16日、役所への届け出は、そのひと月前に済ませてあったのですが、実は、神前で三々九度の盃を交わして、羽田から飛行機に乗った日なのでした。
 そのうち、子や孫と祝宴でもと思っているのですが、この日は梅雨時の平日、とりあえず二人で食事をと妻君と相談の結果、「やっぱり、うなぎ」と意見が一致。
 さらに、いちばん自分の舌にかなうのは、国府津の「うな和」とこれも意見が一致。

 ということで、やって来ました。
  老舗の「うな和」さん
  

 トシを取って、食べる量が少なくなったので、最近は、「松・竹・梅」とか段階があれば、せいぜい、中間の「竹」くらいにしますが、この日はそんな気分ではありません。三段階のさらに一つ上の「うな重」にしました。

 「来た、来た」。お酒は、松田町中澤酒造の
  「松みどり」
  


   鰻重の香に映るかの幾星霜  弁人


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「いざ、お花見!」(その1)~江戸川船堀の「新川」にて

2023-03-25 15:20:37 | お出かけ・散策
3月25日(土)

 WBC野球で「侍JAPAN」がチャンピオンに輝いた歓喜の中、東京の桜も満開になったとか。そういえば、花粉もスギからヒノキに変わりつつあるようで、少し楽になったのかもしれません。

 「それじゃ、お花見だ」と意気込んでみても、あいにくの空模様で二の足を踏んでいましたが、昨日の金曜日の朝は柔らかな日も射してきて、夕方までは雨もなさそうな予報。これはとばかり出かけました。

 地下鉄東西線の葛西駅から環7を北へ。
  古川親水公園に
  

 公園を抜けた先に、旧江戸川と中川の間を水門で仕切った新川がありまして、

 その両岸の桜並木を、近年は
  「新川千本桜」とか
    

 南側の対岸のソメイヨシノは咲きほこっていますが、こちら側はまだ
  ちらほらといったところ
  

 靖国神社の標本木の開花が発表されてから10日。その後、ニュースでは「どんどん満開に近づきつつある」と、急かせるかのように伝えていましたが、結局は、早めに色づく桜ばかりを追っかけて映像に流しているだけなんですね。
 全国でいちばん早く開花と満開を迎えたとかいう東京でも、これから見頃を迎えるソメイヨシノはたくさんありそうですよ。

 それはともかく、咲いている桜の下へ向かいましょう。

 東へ500m程歩いて、環7の陸橋をくぐり、もう少し先の宝橋という人道橋の辺りで折り返し、今度は西へ歩きます。

 先ほどの古川との合流を越えた辺り
  ほぼ満開です
  

 「さくら館」という休憩施設の先の橋に来ると、千本桜の先に
  スカイツリーも
  

 お花見といえば「ソメイヨシノ」なのかもしれませんが、この新川の両岸には、まだ咲いていない八重桜も含めて他の桜も並んでいます。
 そこで、きれいに咲いていた桜を。

 高遠城址を思い出させる
  「小彼岸桜」
   

 平安神宮も懐かしい
  「八重紅枝垂」
  

 緑の若葉も上品な
  「大島桜」
  

 けっこう歩きました。ゴールの中川手前の水門まであと数百メートルくらいでしょうか。水門のすぐ向こうを走る高速道路が見えました。そして、その手前には、

 江戸情緒を感じさせる
  漆黒の「火の見櫓」が
  

 その「火の見櫓」、ゴールの西水門の脇にあって、
  なかなかシックな佇まい
  

 櫓が立っている一画は
 「西水門広場」とか
  

 その一画の先に堤防の上に行ける階段があって、

 上ってみると、
  なんとも心地よい春の川風
  

 振り向けば、桜の中に遺跡になっている
  旧水門の柱と火の見櫓
  

 「やぐらには昇れないのかな」と行ってみると、ふだんは土日だけのところ、桜が咲いたお陰?今日は入れるとのこと。ここは少々疲れ気味の足に鞭打っても、せっかくなので上からの眺めをと、らせん階段60段ほど。

  今の「西水門」
  

 そして、東の江戸川方向には、先ほど歩いてきた
  桜並木の「新川」
  


   巴水とか北斎ならと春うらら  弁人



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スギ花粉舞う中、今年も立川で春の息吹を

2023-03-13 15:18:21 | お出かけ・散策
3月13日(月)

 昨日12日の立川昭和記念公園はまさに陽春到来。色とりどりの春の花が楽しめました。

  辛夷(コブシ)
  
  
  梅は終わり加減でしたが、
  
  
  サンシュユが見頃に
  

  早咲きの桜がなんと満開
  

 川津桜の見頃は過ぎているので「陽光桜」だと思います。それにしても、2月半ばから今年は気温が高すぎる気がします。昨年ここに来たのは14日でしたが、この桜の木、まだつぼみが少し膨らんできたくらいの状態でしたから。

 ところで、桜の樹の下に着替えをしている若者がいるのですが、そうなのです、昨日のこの公園は「立川シティマラソン」のコースになっていて、一緒に行なわれる「日本学生ハーフマラソン」の観戦が目的だったのです。

 スタートは10:00。レンタサイクルに跨がって、まずは一般道から公園に入ってくる13㎞地点へ。

  先頭は、まだ一団でした
  

 次は、17.2㎞地点。先頭が一人旅に。
  駒沢大、篠原倖太郎君
  

 昨年優勝の国学院平林君、
  少し離されて、5~6番手
  

 そしてゴール200m手前。
  平林君、7~8番手
  

 時計を気にしていると、昨年の優勝タイムは61分台でしたが、先頭の篠原君、すでにそのタイムを超えていました。やはり気温が高いせいなのかもしれません。速報を耳にすると、篠原君が先頭のままゴールしたもよう。
 
 結果、昨年ワンツーフィニッシュだった国学院は、その時優勝した平林君が9位だったということで、ちょっと残念に思っていましたが、夕方、家に帰って結果を調べると、1年の高山君、青木君、上原君が12、15、20位に入っていて、さらに2年の木村君が23位、3年の松下君が30位と、上位を占めた人数では他の大学を圧倒しています。
 たしかに、駒沢の佐藤圭汰君、鈴木芽吹君や、青学の太田君など、有望な選手が何人か出ていませんが、国学院も関東インカレ優勝の伊地知君と学内最高タイムを持っている山本君が欠場した中での結果ですから今年も楽しみになりました。


   歳忘れ春風切ってペダル漕ぐ   弁人


 さて、帰りは「せっかく立川まで来たのだから」と、多摩モノレールに乗って南下し高幡不動駅で下車。

 ちょうどお昼時に着いたので、 
  門前のうなぎ屋さんに
  

 お腹を満たしてから高幡不動を参拝。
  本堂の不動堂
  

 五重塔が映えていました。昭和55年の建立とか。
  
  早咲きの桜の中に
   

  色を添えるトサミズキ
  


   春爛漫お不動さまのゆるむ御目  弁人


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増上寺の門前にてマラソンも応援

2023-03-06 16:03:35 | お出かけ・散策
3月6日(月)

 スギ花粉が大量に飛散するこの時期、あまり外に出ないようにしているのですが、昨日行なわれた「東京マラソン」に応援したいランナーがいまして、朝、眼鏡とマスクと薬の三点セットも万全に東京へ向かいました。

 浜松町で降りて、まずは
  芝大神宮に参拝
  

 「大神宮」という名称から察するとおり、祭神は伊勢神宮と同じで「関東のお伊勢さま」と言われています。
 鳥居の手前の左に立つ「生姜塚」や、鳥居の右にある「貯金塚」も有名ですが、

 階段の上で迎える狛犬の台座に
  大きく「め組」とあって、
  

 江戸時代からの町火消しの名称で、その昔、「め組」の鳶と勧進相撲の力士との小競り合いが起こって、それを題材にした「め組の喧嘩」が講談や歌舞伎の演目に残っています。

 駅前の大通りに戻ると、すぐ西に、都営地下鉄の駅名になっている
  増上寺の「大門」
  

 「大門」をくぐると、その先に増上寺前の交差点があって、
  「三解脱門」の偉容
  

 はじめは「マラソンを観に行くのなら、レース後半の増上寺の前辺りかな」と思っただけなのですが、この増上寺、この門の前は何回も通ったことがあるのに、実は、まだ一度もお参りしたことがなかったので、この機会にと。
 でも、スポーツ観戦のついでに寺社参りというのも失礼千万。そこで、早めに家を出て、先にお参りをして、そのついでにマラソンの応援をということにして、

 東京タワーを背にした
  本堂にお参り
  

 しばし境内を散歩して三門の前に戻ると、もう道路は渡れなくなっていて、

 マラソンより5分前にスタートした車イスマラソンの
  先頭がゴールへ邁進
  

 すぐ先、北の御成門方向に「39㎞」の表示板が立ち、センターラインを挟んだ向かい側に「36㎞」の表示板が。つまり、ここから南の三田方面約1.5㎞辺りに折り返しがあるということで、あと2~30分後に、マラソンの先頭集団が向こう側車線の左の日比谷方面から右の三田方面へ、その9分後くらいにこちら側の車線を南から北方面へ走って行くことになります。

 道路脇の縁石に腰掛けてラジオ中継に耳を傾けていると、私の応援する旭化成の土方君(日本歴代5位の記録保持者)、30㎞付近で「サシコミ(差し込み?)=脇腹痛」があって先頭集団から後れだしたとか。

 心配していると、やって来ました。8~9人の先頭集団。
  やはりいません、土方君
  

 先頭は日本人。三菱重工のユニフォームの山下君。集団の最後尾に大迫君。

 150mほど後れて、
  ちょっと苦しそうな土方君
  

 期待していた2時間5分台は無理かもしれませんが、脚の故障ではないし粘れる選手なので、最後まで走りきることはできそうです。

 折り返して来ました。先頭集団は6人に。でも、
  山下君も大迫君もいません
  

 さすがに終盤で状況の変化も大きい。日本人2人は2~30m後方に下がり、もう一人の外国人と3人に。
 土方君もかなり失速?。先頭から2分ほど離されていましたが、残りはあと3㎞少し。はたして頑張りきれるかと心配しながらラジオを聞いていると、なんとか2時間9分台でゴールしたもよう。まあ、多少のアクシデントがあっても10分切るんですから大したものです。


   駆け抜ける お江戸東京木の芽道  弁人


 お昼は大門に店を構える老舗お蕎麦屋さんと決めていましたが、この日比谷通り、なにしろ3万人のランナーが午後までずっと走っているわけで、大門側へ渡るには北か南の地下鉄の駅に入るしかないのです。どちらも距離はほぼ同じで、

 なんとなく三田のほうへ向かうと、増上寺の南に
  芝東照宮がありました
  

  隣りの梅園を歩いて
  

 地下鉄芝公園駅の中をくぐり抜けて、大門に戻り、
  更科布屋さんに
  


   梅の香の余韻もありて鴨せいろ  弁人


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